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残像スローモーション 3

zanzou slow motion

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表題作残像スローモーション 3

菊地原仁
大学1年生、映画製作部の元部長、義一の恋人
市川義一
高校3年生、映画製作部の部長、仁の恋人

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

あらすじ

TVアニメ化で大好評!『黄昏アウトフォーカス』シリーズの『残像スローモーション』続編が完結!

映画部部長になった義一。部活を引っ張ろうとするほど、前部長の仁の背中の大きさを実感してしまう。こんなとき、つい頼って甘えたくなるけど、恋人とは対等でいたくてーー。
いっぽう大学生になった仁も、学祭の運営に大忙し。ままならなさを投げ捨て、義一を駅まで追いかけると、2人を乗せた特急列車のドアが閉まり…!?
「さらっていい?」「帰りたくない」
束の間の逃避行は、共に歩む道を示して――。

指輪が繋ぐ、仁と義一の不器用な青春恋愛譚!

※本コンテンツには、コミックシーモア限定特典が付与されています

作品情報

作品名
残像スローモーション 3
著者
じゃのめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ハニーミルクコミックス
シリーズ
黄昏アウトフォーカス
発売日
電子発売日
ISBN
9784065417478

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13

4.8

(25)

(20)

萌々

(5)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
120
評価数
25
平均
4.8 / 5
神率
80%

レビュー投稿数6

いくつになっても彼ららしいなあ

「黄昏アウトフォーカス」シリーズ。菊地原仁×市川義一の3冊目、完結巻です。
シリーズだからまた続きがあるかもしれませんが、「おわり」と書いてあったので一応完結巻。
3巻を読み終わった後もう一回1巻から読んでみたのですが、改めて面白いですね、この二人。
出会いは小学生時代、高校生になって再会。片方は鮮烈な印象で胸に刻まれて、もう片方は完全に当時を忘れていたけれど、映画部でバチバチしながら、たまたま一時的に寮の相部屋になったことをきっかけに急速に距離が縮まって。その後高校を卒業していった仁と3年生になった義一は環境も生活も違ってしまったものの、好きな気持ちは変わらないし、不器用だったりもどかしかったり、総じて甘酸っぱくてどこか懐かしくもあるのが良いです。
3巻は義一たちが3年生の新体制になって新入生を勧誘するところから始まります。
思ったように物事が運ばない、自分の力が及ばないことが悔しくて、でもプライドの高さからぎりぎり歯を食いしばりつつ打開策を練ったり気持ちを立て直していく新部長の義一の強さが眩しくもあります。小学生の時に最優秀賞を取ったのに悔し泣きをしていたころと変わらない魂が愛しくもある。仁もきっと同じような気持ちで彼のことを見ているのだろうと思いました。
大学まで来たのに会わずに帰ろうとするから先回りして待っている仁と、ぴゅっと逃げ出す義一。駅での二人の行動がとても彼ららしくて、逃げるのを追いかけて急行に飛び乗るのも良かったです。
それと表紙。あの場面だったのか、と読んで気付く仕掛けが心憎いですね。

高校生が熱中して真剣に好きなものに取り組む姿が輝かしく、ましてや部活の和気藹々とした雰囲気がとても良いこのシリーズ。身に着けている服装や靴、小物も、キャラクターに合っていて、見ているだけでわくわくします。
旧3年生のみんなが再び集まって今後どんな映画を作るのか楽しみだし、披露した際にはきっと義一は罵倒して他の後輩達はにこにこ見守るのだろうと、もう目に浮かぶようです。

1

残像スローモーション 3

シリーズの中でも一番好きなカップルのお話。義一が手紙を書く場面がとても印象的で、二人の関係の不器用さとまっすぐな想いがすごく伝わってきた。
学生の一歳差って当時はとても大きく感じたよな、と少しノスタルジックな気持ちにもなる。
しかも遠距離で切なさがじんわり沁みる。
それでも二人はエネルギッシュでバイタリティに溢れていて、可愛くてかっこいい関係性が素敵だった。
映画のようなコマ割りやストーリー、セリフで作り込まれた世界観も魅力的で、互いに気持ちの伝え方は不器用なのに想いはダダ漏れ。
読後は本当に満たされた気持ちになるお話でした。

0

タイトルまた回収?!みたいな感じになったのスゴい

自分…基本的にくっついた後のBL作品がハマらないことが多いので(もちろん例外はいくつもあります)、本作もちょっと不安でした。
でもやっぱり、さすが じゃのめさんですね~ホンット読みやすい!スラスラと一気に読めました。

「残像」の意味とは違うけど、冒頭でかつての3年生である仁の「残ってる影」を追いかけてる義一。
そして仁も義一の影を追いかけてるという対比が秀逸。

義一は仁が残した映画部を自分の代で終わらせたくないから必死。
一方で仁は、義一にとって自分が映画に負けてるのがイヤ。
「頼ってほしい」んじゃなくて「もっと俺でいっぱいになってほしい」。
二人がすれ違いを乗り越えて、さらに絆を深める様子がしっかりと描かれていました。
劇中劇の「離れていても…」のセリフにリアルの二人が重なる。

そして じゃのめさんらしいコミカルさも存分に発揮されていて:
・寿に出演を頼み込む際の報酬が食券w(okした寿も可愛い)
・仏フェイスの本条くんがまさかの ピー サンバw
・餃子&豚スタンプおるしw
・「巣へ帰れ」w

作画も美しく、泣きついて甘えて励ましてもらいたい妄想のシーンだけで☆5あげそうになりましたよ あたしゃ。
ドリンクの紙カップ部分を両手で潰したら蓋はああなるよなとか、細部に神は宿るのだなと。

<モヤった点>
仲直りの後にいつ誰が入ってくるか分からない電車の連結部で下半身を押し付けるほどのイチャ2はしないでほしかった…
同じ場所での一瞬のキスはすごく良かったのに…

でもこの後に寮で二人がどんな駆け引きしてたのかが知れたのでヨシとする(←何様?
それに「イク顔見せて」→見せた!のが非常に良かった!
「もっかい する?」もイイ!チェックインギリギリまでやるのもイイ!

まさか仁も映画を…となるとは、完結にふさわしい終わり方だなぁってジーンときました。
カバー下に劇中劇の詳細が記されてるんですが、これ短編もしくは新シリーズで見たいんよ!

2

綺羅星の眩しさ。懐かしさは流れ星のように

一連のシリーズの中で一番好きな2人。
…の新作!えっ⁉︎完結ですか…

黄昏〜のシリーズみんな、若くて、熱中できる好きなことがあって、恋に右往左往して、つまりはすごく濃密な青春を過ごしてる。
すっかり大人、青春は遠し…の私には眩しすぎるくらいキラッキラ。
その中でも特にこの2人。
お互い才能と行動力があって、ライバルみたいで、でも1年年の差があって。
学生時代はたとえ1才でも大きな大きな差!
先輩に負けたくない、甘えたくない。
後輩に追い越されたくない、頼ってほしい。
そして仁はひと足先に大学生に。それだけで心の「遠距離」ができる。
「2」のレビューで「ツラい試練は与えないで〜」と書いたけど、大丈夫、本作は甘いです!
本人達には大きな出来事だろうけど、波乱のはにもなってない。可愛らしい小さな仲違い。
とにかく、読み進めていて懐かし〜い言葉を思い出したんです。ヴェッテンベルク・バンカランゲン…そう。「摩利と新吾」。
あの輝かしくも幼い一生懸命さ、友情と恋、まだ見ぬ未来への自信と不安。
絵柄も綺麗だから摩利を思い出しちゃった。
現代のバンカラ達は、まだモラトリアムでいいし、家柄も妾の子も不治の病も戦争もない、だから小綺麗で軽やかで。そんな読みやすさも現代物として良い。
両思いの甘ったるいラブシーンも可愛らしい〜。イイネイイネ。「萌x2」で。

3

2人の関係が素敵すぎる

恋人でライバルで、大好きで尊敬してて…なんて素敵な2人なのだろうと今回読んでて今まで以上に強く感じました。どんな悩みも会って顔見て話せば解決する、それだけではなくさらに何かを与えてくれる。温めあい高めあい、手をつないで一緒に肩を並べて歩いていける。そんな2人がとても輝いて見えました。そして誰よりも、仁本人よりも仁が映画を撮る未来を信じているのが義一なのだと思いました。
市川義一監督、寿&仁出演の「シュレディンガーの旅行」が気になって仕方がないんですけど別冊で出ませんかね…!!

3

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