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BLの新機軸となるか!?
先生の初単行本なんですね。
短編6本内容盛り盛り!
もう…高校生からおじさんまで全員かわいくていじらしい。
ああだこうだ言うキャラも心の声とか自分に素直で結局かわいい。
そんな人たちの会話がうまいおもしろい。
そして…や ら し いw
たまに…かっこいいのがクるわぁ✨
DK好き同士が想いを告げ合う話も…気持ちと言葉と行動がちぐはぐな描写がかわいいしおもしろい。
ちゅうの後恥ずかしくて2人ともぷるぷる震えて笑っちゃったりw
各話オチも何回も笑った。
特に「よく考えよう」ラストのボケツッコミがツボw
表題作は、東大寺と沢田の立場?が逆転していくのが萌え〜。
小柄な沢田に抱っこされ喜ぶ東大寺かわいい(「俺もだっこされてみてー」というデカい友だちもw)
東大寺はかっこよく口悪いのに世話焼きで…それが沢田と接するうちかわいくなっていくのが好き。沢田さん呼びも。
「幸せなら手をつなごう」は涌井課長が天然で独特の口調がツボw
「来たまえ」とか「大変久し振りに滾ってきてしまったよ」
俺が下なんすかっ?という部下に
「当然だろう。年功序列というものだよ君」には笑ったww
他たくさんありすぎて書けない
短編盛り盛りで展開早いのにどれも違和感ないのすごい。
べそべそ泣いちゃったり、心の声がうるさいキャラもみんなおもろかわいい。
◆誤解の先
先輩と後輩の関係性が、学生の頃と社会人になってからで逆転しているのに萌えました。学生時代は後輩の川端のが背もちっちゃくて初心で可愛らしく、先輩の西島は大人びた風貌だったのに、再会後は川端の方が体も大きくなって、西島が川端の挙動に戸惑うことも増えていて。もっと落ち着いてクールなキャラに見えた西島が、本当はいろいろ悩みを抱えていてちょっと面倒臭い性格だったところも、意外なギャップで可愛かったです。
◆よく考えよう
30万を提示されてうかうか部下に体を明け渡してしまう上司、十重田の隙のある感じがすごくタイプでした。仕事はできるのに計画性がないから万年金欠で、絆されがちな性格が危なっかしいけどほっとけないですよね。部下の高橋の眼鏡で硬派な見た目も良かったです。
◆隣りの(表題作)
いろんな男を連れ込んでいるゲイの遊び人・東大寺が、ノンケの沢田の純情に触れて、1人のものになっていく過程が素敵でした。重たくなりたくないけど、東大寺以外に抱かれるのは嫌だと素直に吐露する沢田。彼のように自分の弱みにもなり得ることをありのまま吐き出せる人って、なかなかいないと思うんです。東大寺がそんな人と出会えたことはとても貴重なことなんじゃないかなと思いました。
表題作と表紙のキャラが違うって珍しいですね。
腰乃先生の別の作品のレビューでも書きましたが、初めてみたBLを親と思って着いて行く雛のように、 BL買い始めに読んだ腰乃先生の作品がずっと好きです。
◾︎コンビニ店長と落ちる男
◾︎犬丸(ノンケ コンビニ店長)×桜(ゲイ)
エッチした後にパンツで話す2人ってシチュエーションがとても好き。腰乃先生の作品の会話でストーリーが進んでいく所もいいですよね!日常に寄り添っている。桜も偶然でこんなに懐の深いノンケ攻めを手に入れられるなんて、運が良すぎる!
◾︎誤解の先
◾︎川端×西島
告白シーンの身長差からの、10年後の身長差が萌えでしかない。
◾︎隣の
◾︎東大寺(ゲイ)×沢田(ノンケ)
リバシーンがある記憶だったのにありませんでした。正確には最後まではありませんでした。絶対するでしょこの2人。
体格小が体格大を姫抱っこする描写が大好きなので、東大寺のピースがめちゃくちゃ可愛いし、沢田がカッコいいです。武闘派…良き…
※電子書籍 白抜き
これが腰乃先生の初コミックスらしくて、絵自体は「嘘みたいな話ですが」の方が断然旧く感じるのですが、アレは後からそれ以前のものを扱ってるとかなのかしら。とにかく、最近の腰乃調といいますか、そのスッキリと痩せてカッコいい体躯っていう男の子たちは出来上がっております。素敵。
この何とも言えない、中途半端なタイトル「隣りの」は表題作なのに、中程に収録されており、あらすじも一番最初の物語「コンビニ店長と落ちる男」に触れており、何だか不思議な構成です。
そしてまぁ全てがショートストーリーなんだけど、ごく普通の男の子たちが、ウッカリというか何というか、男の子たちと恋に落ちる。それは間男扱いされて2階から落ちて来た男だったり。急に不良とつるみ出したクラスメイトだったり。「隣りの」世話好きのゲイだったり。
ノンケの方は「そんな簡単に(男同士で)落ちてたまるか⁈」と一瞬、ほんの一瞬、悩んだりもするけれど、やっぱり恋をしてしまう。好きで好きでたまらないのだ。可愛い。
男同士でエチをするのはちょっと怖い、と思ってたりするんだけど、その怖さをも超えてしまう愛おしさ。「隣りの」の「怖いの我慢するほど、俺のこと好きになってくれちゃってんの?」という東大寺くんのセリフにもそれが表れていて。なるほど、さすが表題作だなと。
そんなドギマギやジタジタがきゅっと凝縮されています。それにしても腰乃先生の作品は読むのに疲労を伴うほど濃いのだが、登場人物にセリフが多いからなのか。一生懸命自分の心情を吐露する彼らを愛さずにいられない。
エチの方は濃いめかな。スッキリした体躯の男の象徴のアレが妙にリアルなのも腰乃先生ならでは。アナルを解している際、たぷたぷとたわむアレを描いている先生は他に無いかと思われます!あと、ジャリってする毛とか。押し込まれていく結合部とか。楽しくもエロエロです。描いていて楽しいんだろうな、とも思います。
ところで、あの天然鬼畜メガネの涌井課長の物語はここにあったのですね。この人はちょっと酷いので、小西くんが不憫じゃよ。
しょっぱなは、2階から男が降ってきたコンビニ店長のお話。
なかなかに夢のあるシチュエーションで、間男になったその男の人があんなことやらこんなことまでしてくれる。
相手のことをいとしそうに語るその姿に
「自分のことをこんな風に思ってもらえたらなあ……」
と店長の妄想がスイッチオン。
そしてそのまま、おいしくちょうだいしてしまいました……と。
空から降ってきた男の子に惚れてもらえるような機会なんてそうそうないと思うので、ステキな萌え漫画でした。
他にもお隣さんに仲良くしてもらう話とか。
職場の上司に手を出したら、やられる側になっちゃった話とか。
いろいろ萌える話がたくさんあるので、是非とも読んでもらっていいと思います。
ただ、少し、他の漫画に比べても字が多い&小さい印象があるので、字を読みなれてない人には読みにくい、って感想になったりするのかなあ……と思ったりはします。