商品説明

EDGE COMIX『卒業生-冬-』『卒業生-春-』同時発売記念小冊子(計44P)

*OPERA読者Wサービス特別付録:ミニポスター(表面:中村明日美子、裏面:nakamura[YMCK])

作品情報

作品名
卒業生 限定小冊子
著者
中村明日美子 
作画
中村明日美子 
媒体
特典
発売日
3.5

(16)

(4)

萌々

(2)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
55
評価数
16
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数12

はつ恋かぁ

コミックス「卒業生」発売記念の小冊子。
書き下ろし、利人と光のショートストーリーは、京都行き新幹線を待っている二人のお話。
光が利人に、はつ恋はいつ?と尋ねると、、、
利人の初恋は、幼い、恋とも言えないような恋。
そして、逆に、利人に問われた光の答えは、、、

光くん、別れ際のそれは、反則過ぎるでしょう。

とぎすまされた画面構成と、伏せた睫毛の1本1本までが、切なく美しいです。


他にキャラクターQ&A(光が答えた妄想を、ノジ声で再生するとめっちゃ萌えます)
ゲスト様方はイラストあり、4コマあり、ショートマンガあり、エッセイありと多彩。
特にnakamura[YMCK]さんの、初期ファミコンのゲーム絵風のドット絵になっている二人がカワイイです。

1

はつ恋の涙

高校卒業して、佐条君が京都へ行く、新幹線待ちの2人。
話のメインはべーやん(草壁君)の突如のフリで【はつ恋】話に。

初恋じゃなく、【はつ恋】と書いている辺りの雰囲気にキュンとしました。
文字の雰囲気って本当に素敵。

佐条君は、はつ恋も男の子。
それが憧れとしての好きなのか恋心としての好きなのかは、6歳と言う年齢的に微妙だけれど、違和感無く恋愛的積極性をいかんなく発揮していた辺り、佐条君はやはり、小悪魔センスありだと思う(笑)
というか、何ですかあのチビ佐条君は。
可愛いにも程があるでしょうに。

一方べーやんはモテ男だったから、初めて彼女出来た年齢もセックス覚えた年齢も、周りより早かったんだろうなーなんて思うんだけれど。

べーやんの心が動かされた【はつ恋】は、「佐条だよ」。

頬の温もりが消えない程、佐条君もべーやんも、お互いの熱におかされてしまったんでしょう。
そんな事を言われたら、いつも気丈な佐条君も、涙しちゃいますよね。
私も佐条君と一緒にジワッと来ました(笑)

薄い小冊子の半分は描き下ろし漫画。
もう半分は色んな作家さんによる寄稿です。
(正直描き下ろし漫画メインで入手した為、後半はあまり見て居ませんすいません)

同級生、卒業生-冬、卒業生-春で2人の話は第一幕を閉じ、現在スピンオフとしてO.B.が(第二幕として?)連載されていますが。
佐条君の天然ダダ漏れ小悪魔ぶりが恐ろしい程レベルアップしているので(笑)、ちょっと色んな意味で怖さを勝手に抱いていました。
けれど、高校生と卒業後を繋ぐお話として、この小冊子を読めて本当に良かった。

きっと2人は、今も強い想いで繋がっていてくれるのかな、と、少しだけ安堵しました。

0

初めて申し込んだ小冊子

自分、自慢じゃないんですが今まで全サ類の小冊子を申し込んだ事は一度も無かったんですよ!(ホント自慢にならない…)
何故なら申し込みがめんどいのと送料だ何だかんだ合わせると小冊子一冊のお金で文庫本一冊買えるじゃん!!と元来の貧乏性で申し込んだ事が無かったんです。
そんな自分がついに動いたーーー!!!
動かしたのは、同級生シリーズの溢れる愛と魅力でした。

そして申し込んで良かったーーー!!!!!
表紙・裏表紙はカラー。

内容は佐条が京都に行く直前、駅の待合室ではつ恋の話をします。
佐条は小1の頃だと答えるのですが、草壁はその場は誤魔化すのですが……別れ間際に耳元でそのはつ恋の相手を言うのです。
あーーーーもう、この2人ってば永遠の胸きゅんカップルだよ!!

次にQ&Aコーナーで草壁・佐条・そしてお気に入りキャラハラケンがー!色んな質問に答えてますぞ。

そして数々のゲストによる可愛い漫画や打ち明け話の数々。
語シスコさんよくぞ押してくれたーー!ありがとう!!
ゲストは天城れのさん、安田弘之さん、ルネッサンス吉田さん、雁須磨子さん、語シスコさん、bassoさん、鈴木志保さんと豪華な面子。
それに加えて裏表紙カラー裏はnakamura(YMCK)さんでファミコン風ドット絵の草壁と佐条がかわゆい、っていうかこのゲームやりたいです!!激しく!どこへ行けば買えますかー!!

小冊子は申し込まない主義(←と書くと何か偉そう)の自分を動かしたこの一冊。
いやーー、堪能しました。面白かったです。

……でそれに味をしめそれ以来ちゃんと小冊子を申し込む様になったかというと、そんな事は無く、申し込んだのは後にも先にもこの一冊のみなのです、はい。

2

可愛過ぎて、もうっ!!

「卒業生」2册の応募用紙と500円の小為替で貰えた全員サービス小冊子。
B6サイズで、本当に小さな可愛らしい冊子。
中身もサイズ同様の可愛らしさ。
これで500円は安いとは言えないが、可愛さに免じて許しちゃえる(笑)

書き下ろしの短編「はつ恋」、「キャラクターQ&A回答集」
「Special Guest at 卒業生」という諸先生方かたの寄稿によるイラストや漫画、
「Special Guest Comment」寄稿した作家陣のコメントと明日美子さんのお返事コメント。

「はつ恋」
卒業後遠距離恋愛中のふたりは、新幹線の待合室で時間を過ごしている。
なんとなく草壁が佐条の初恋はいつなのかを質問して…

子ども時代の佐条が可愛らしくて、もう悶える。
そして、なかなか佐条には語らせておいてなかなか言いたがらない草壁の
こういう男の子らしいシャイさがまた可愛い。 もう〜っ!二人とも可愛い♡

佐条の母親が言ったような彼の「面倒くさい性格」には、
こういう小さい頃からのゲイの自覚が関係あるのだろうか?と、ふと考えてしまった。
きっと賢い彼は、同性に対する淡い感情が社会的に持つ意味に気がつき、
必要以上に自分を律して生きてきたのだとう。
その世界に穴を開け、光を射しいれたのが草壁だったんだね。

1

次の世界へ踏み出す手前の、佐条と草壁

いよいよ佐条が京都へ出発の日。
もちろん見送りについてきた草壁。
「はつ恋っていつ?」と会話しながら、新幹線が来るまでのひとときを待合室で過ごすふたり、というショート漫画です。

佐条の初恋は小学一年生らしいのですが、その回想に登場するちっこい佐条がまた、どえりゃー か わ い い のなんの。
ミニ佐条(三頭身くらい?笑)がホホ染めて、ラジオ体操のハンコを貰おうと見上げる姿は、たった2コマなのに書かずにはいられないほどのキュートさでした。

そして、「じゃあまた」っていうあっさりな言葉がいいですね。
別れ際に、草壁からとびきりの言葉を貰った佐条が、電車の中でひとり零す涙には、寂しさとか愛しさだとかが入り交じっていて、胸がきゅっとなりました。
もちろん(物理的な)お別れだから切なくはあるんですが、この別れを自分と同じだけ惜しんでくれる相手に見送ってもらえた佐条は、とても幸せ者です。

そういえば、佐条と草壁はいつも気持ちを共有し合ってたなあと思い出しました。
どちらかがどきどきすればもう一人もどきどきして、どちらかが悲しんだり辛そうにしているともう一人も辛くなる、笑顔を見せれば嬉しくなって、さみしいと同じだけさみしい……うーん、共有というか気持ちの伝染?
喜びや嬉しさ倍、悲しみや辛さは半分、というような言葉があるけど、大袈裟じゃなくこの子らそれを地でいってるよなあと思います。
そんな姿が、読者の共感と好感を呼ぶんだろうなあ。
こんなに幸せなシンパシーを感じさせてくれるカップルもなかなかいません。

佐条と草壁とハラセンへの「Q&A」もおもしろかったです。
読者からの質問に対する答え方、草壁の相変わらずな乱れ言葉とか、短めにサクッと答える佐条とか、微妙にボケ担当してるハラセンに、にまにまできます。

そして、色んな作家さんから寄せ書き的なゲスト寄稿も収録。
◇須磨子さん
相変わらずのかわゆいほのぼの漫画。佐条はエロいというお話なんですが、ご本人談通り、やっぱり須磨子佐条はエロくないよ。笑
◇ルネッサンスさん
電車で二人がうたた寝という一枚絵を描かれてるんですが、平和でびっくり。いや、叫んでたりするとそれはそれでびびりますが。笑
◇bassoさん
bassoさんの佐条は、中村さんとは違ったベクトルの色気満載で、いっぱい男誑かしてそうです(笑)こんなアダルト佐条だと、草壁は心配が尽きなそう。
◇鈴木さん
やっぱり佐条、音痴なんだ。笑

……とまあ、こんな風に色々つっこめるのも楽しいです。
そして、ちょっとページが少なくてしょんぼり。
でも、最後のコマの佐条の表情を見返すと、そんな気持ちも払拭です。


次の世界へ踏み出す手前の、佐条と草壁。
肩を並べ合った時間を卒業し、これからどんな大人になっていくんでしょうね。←なんかもう親目線
そんな気持ちにさせてくれる番外編でした。

5

この作品が収納されている本棚

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