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幼馴染で密かに好意を持っていた神からうちの店で働けと言われた一基。
そこにはイケ好かない調理スタッフの長谷ハルカがいた。
長谷は男女共にOKなバイで、それを知ってしまった一基。逆に一基が神を好きなことも握られてしまい…「虫除け」として長谷の恋人役をすることになった。
そこから二人のモダモダ、噛み合わない関係が続くのですが、もう二人とも言ってることとやってることがチグハグだったり、相手の思いを勝手に誤解したりと、なかなかくっつきません!
一基なんかは「ハルカが好きだ!」って言ってるんですが、勝手に嫌われてるし、ハルカの軽いノリの付き合いでは納得できないから諦めるって自己完結しようとするし。
ただ、彼らのやり取りはなかなか面白くて、壁としては楽しめました(笑)
続巻もあるので、付き合い出してからの彼らが読めるのが楽しみです。
シリーズ1作目。
(現段階で3冊+スピン1冊が出版されています)
洋食屋を舞台としたシェフ×フロア担当のお話です。
タイトルに『不器用』と付くだけあって、攻めも受けも不器用。
且つ、とってもメンドくさい!!( ´艸`)
どちらも少しずつ言葉が足りないから、誤解する。拗れる。
グダグダしてるなぁと思いつつ、ジワジワと萌えが広がっていきました。
面白かったー♪
受けはよく言えば硬派。悪く言えば朴念仁。
頭が硬いというか、真面目すぎるというか…。
長年親友に片思いしている可愛い人でもあります。
その片思い相手の親友は洋食屋の店長。
がっつり絡んでくる割に片思いの切なさというのはあまり感じなかったな…。
本当に好きだったのか…?とさえ思えてしまう(;´Д`A
攻めは外面がとても良く、人付き合いは広く極浅。
反対に言えば、気を許せる人はとことん狭く深い人です。
この部分がキーポイントとなっていました。
最初こそ何考えてるかわからない腹黒さがあったものの、
受けに懐きだしたら尻尾ブンブン振ってるワンコにしか見えないw
勘違いなのに思い込みが激しくすぐ暴走する困ったちゃん。
独占欲が強くて、我儘で、とっても可愛いワンコに成長(?)してくれて私得。
萌えたー(∩´///`∩)
頭が硬い受けと意地っ張りな攻めが1度拗れるとまぁ盛大。
メンドくさいやりとりが延々続くのですが、
攻めも受けも傷ついてすれ違って、という部分が楽しめたので満足です(﹡´◡`﹡ )
丸ごと1冊表題作です。
不器用シリーズの1冊目で、この後「不器用な告白」「不器用な恋情」と続いていきます。
一基の目線でストーリーは進んでいきます。
主な登場人物は、一基、一基の親友・神野、長谷遥、遥の親友・久住(タロ)、遥の友人・シン、一基と遥の同僚・牧田の6名です。
この中で、ノンケである神野と久住は、感情も立場もはっきりしているのですが、あとの4名の立ち位置がどうにも難しかったです。
シンは本当に遥を友人としか見ていないのか。
遥に思いを残している(と一基は思っている)牧田は、自分から別れたとはいえ一基に嫉妬しないのか。何だか引っかかりました。
一基も、普通は友情じゃないのかと悩みに悩んでから神野が性的対象として好きなんだ、とか思うものなのに、神野にキスされたときがあっさりし過ぎてました。想像していたのと違う、くらいの表現は欲しかったです。
遥は、一基が好きだけど素直になれない、という気持ちを透かして見せているようで、読んでいるとそうとは取れない場面もあって、戸惑いました。こちらは読解力の問題かもしれませんけれど。あと、本命は作らないようにしてきたくせに、恋人には誠実だとか、どうにもちぐはぐに思えました。なんだか、遥にはあれこれ設定を詰め込んで、うまく表現できなかったような印象を受けました。
遥のは策略だったのか、意地悪を込めた思い付きだったのか、どうにも判断できず、結局自分の中では策略家は神野で落ち着きました。不器用じゃないですけれど(笑)。
イラストは綺麗でした。モテモテな遥の魅力を伝えきっていると思います。
素直じゃないちょっと複雑な攻め、ノンケだけど男前なサブキャラ達がお好きな方にお勧めです。
積み本消化強化月間でございます。
こちらの作品は、なぜ積まれていたか…
ズバリ、イライラしたから!です。
細かいことですが、気になって気になって。
この作品、過去を回想しその時に話した台詞がカッコ書き(こういうカッコ)されています。
しかもそれが、過去の出来事中も会話形式で続きます。
章分けされているのだから、なぜ普通の会話カッコでない?
たびたびで長い!し、読みづらいというか気になってしまい、一度読みかけてやめてしまっておりました。
これって椎崎さんの得意手法なのでしょうか?
だとしたらこれからは買えないなあ…
最初お恥ずかしながら、モノローグと勘違いしてしまいました。
まあ、モノローグだったとしても()の多用は読みづらく感じてしまうのですが。
受けの一基は29歳。
大学卒業後勤めた会社を辞め、友人が店長を務める洋食店で渋々働くことに。
攻めは、一基の一学年下の端整でモデルのような容貌の遥。
洋食店のシェフで、バイ。
一基は遥に弱みを掴まれ、彼の虫除け(モテモテだから)として恋人のふりをすることになります。
とにかく最初っから、遥が一基を好きなことはひじょうにわかりやすいです。
一緒にいると対応が甘いですし。
ただの虫除け男を家までわざわざ送らないし。
わからないのは一基だけじゃないの?という感じです。
こういう攻めキャラは好きなので、本来ならば楽しくキュンキュンして読めるところですが、先に書いたような手法がたびたび出てくるもので、進めるのが苦痛でした(汗
しかも、遥と一基がすれ違いを起こしている時に遥の友人であるバーテンがペラペラと説明してくれて…
厚みのある本なのですから、もう少しふたりのやりとりや行動、イベントで伝えて欲しいです。
こういうのも朝チュンと言うのかは定かでありませんが、普通に描写が長いものばかり読んでいた腐った頭ではかなり肌色シーン消化不良でした(苦笑
ここまでずーーっと面倒な関係を読まされてきたのでよけい。
経験豊富なバイ×仮性ゲイのカップルのわりに妙にその手のことが少ない。
ルチルさんだから?
設定がイケイケ(古い…)の攻めキャラなのにね。
初読みの作家さんです。ウジウ後ろ向きな主人公が多い中、竹を割ったようなすぱーんとした一基が新鮮でした。おかげでお互いの気持ちを確認するのにほぼ一冊費やしても、ハルカが予想以上に面倒臭くて、それは策略としては不器用過ぎるだろってツッコミたくなりつつも、最後まで嫌にならずに読めました。オチへの計算かもしれませんが、長谷のキャラが伝わりにくいので、仕事場での態度とかもう少しエピソードがあれば尚良かったかもです。