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表題作初恋のあとさき

美山洸平,高校時代の親友で現カフェオーナー
仁科透,10年ぶりに再会したバツイチ会社員

同時収録作品good morning

美山洸平、カフェオーナー
仁科透、会社員

同時収録作品double line

榊正彦(32)インテリア会社オーナー
岡田一樹(34)大手不動産会社勤務

あらすじ

仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。 10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。確かに存在した“友情以上”の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──? 大幅加筆&描き下ろしを加えた待望の最新刊「嵐のあと」後日談『double line』も収録!

(出版社より)

作品情報

作品名
初恋のあとさき
著者
日高ショーコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
初恋のあとさき
発売日
ISBN
9784832287938
4.4

(434)

(252)

萌々

(119)

(54)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
50
得点
1903
評価数
434
平均
4.4 / 5
神率
58.1%

レビュー投稿数50

冷めていた男を燃やす恋は

「嵐のあと」の榊の前カレ・美山のお話。
とは言え、視点は仁科という会社員。

ある日打ち合わせで偶然入ったコーヒー店。
出会ってしまった美山と仁科は…高校時代の恋人だった…
ずっと忘れていた仁科。
ずっと忘れられなかった美山。
忘れられなかっただけじゃなくて、恨みにも近いナニカ。
美山はずっと「恋愛に冷めた」男で通してきたけど、実際はものすごく情が濃い人間なんだろうなぁと思う。
一方、仁科が捉え所が無いと言うか。
マトモに生きるイコール大きな企業に就職、なんとなく勧められて結婚、このまま行くと思いきやの離婚、心の穴。
そんな時に美山に再会して…なわけだけど。
まだやっぱり美山の情の方が深い気がして、なんだか美山が可哀想?
いや、ここは美山も一皮剥けて「恋愛に熱い」男になってどんどん仁科を巻き込んでいってくれたらいいな、と思う。

「double line」
「嵐のあと」その二年後。
同居してる榊と岡田だけどなんかギクシャクしてて…という展開。
やけにリアルですよね。
結局榊は本気だし、そこを岡田がやっと深く汲み取った、という話なのかな。

巻末は美山と仁科に戻って、2人のリバセックスのシーン。
これは…非常に良い。
溶けて泥みたいになって……
溶け合う愛の形、それがリバだと思う。

1

読むとモヤってしまうのに繰り返し読んでしまう

美山の、仁科を好きだという気持ちははっきり伝わってきます。でも、仁科の美山に対する気持ちが私には感じ取れなくてモヤっとしてしまう。
読めば、仁科もちゃんと美山を好きだというのはわかる。わかるけど。
もう少し美山が報われてほしかったなぁ。甘々が好きな私としては。
モヤっとするのに、読みたくなっちゃう。そんな作品です。

1

どっちでも良いし、どっちも良い

〘時々気持ちよさそうに俺を入れる〙
このモノローグに電撃走りました。

先日別の作品でリバになりそうでならなかったのを「残念」と感じた事がありましたが、この作品で分かりました。その先にリバが有る!見たいな感じ。

とはいうもののリバが嫌な人でも流せる程度です。逆説的に言うと、これ程さらりとリバっちゃうシーンは珍しい(モノローグだけで絵面はありません)。

スピンオフではありますが、他の作品読んで無くても問題無く入り込めます。私もまだこれしか読んでいません。

0

やり直すじゃなくて、初めから

「シグナル」「嵐のあと」「初恋のあとさき」の3部作の最終話。
高校時代の苦い思い出となってしまった恋の救済BL的な物語です。
一度離れてしまって、復縁は絶望的だろうなというところからの再会は運命的。

若かりし日の仁科が美山に言った言葉が結構酷くて、でも高校生の頃の別れなんてものはこんな自分勝手なのがリアルなのかも知れないですね。
美山が人気者で目立つ存在で、そんな美山が自分に夢中なのが気分が良かったから自分から仕掛けたというのも青臭いDKの自己中な部分で、振り返ると黒歴史なんだろうなぁ。

美山は再会の時に気づかないフリをします。
忘れるはずがない初恋の人の顔を。
「俺の初めての男」というモノローグが物凄くグッときました。
高校時代の美山が今と全然違って、天真爛漫な感じだったのにそれを変えてしまったのも仁科なんだろうと思うと切ない。
本当に罪な男やで。

「嵐のあと」の2人の2年後のお話が短編として同録されていました。
一緒に住むようになったけど、あまり上手くいってないらしい。
榊はまだこの関係を間違いだったんじゃないかと思ってるんですね。
岡田が目先の事しか考えないのを知っているから。
岡田の方が年上なのに年上っぽくないんですが
「間違いだったと言われたくない」ってキッパリ言ってくれてスッキリしました。

描き下ろしの仁科と美山のHが非常に良かった。
サラッとリバで、作者さんにしてはエロがエロかった。
「どっちがどっちか分からなくなって 溶けて泥みたいになってー」という仁科のモノローグも良かった。

3部作の中で1番好きでした。

1

十年愛が実る瞬間に萌え

「嵐のあと」の美山が表題作、榊と岡田の話がもう一編。
最初あの美山だとわからなかった(すみません)
十年愛こじらせたけど実るとこ最高ね。
翌朝、仁科が窓のサイズ計ってたの(仕事)笑ったw
デレる美山かわいい。

美山が攻めながら「(攻受)どっちでもイケるよ?」と言うのエロいですね。
後日談、セの時、自然な流れでそのままリバるのえちいですね(そういうのもアリなのかと発見)

「嵐のあと」の時の美山がああいうキャラな理由がよくわかった。
で、報われて本来の彼に戻ってよかったよかった。お相手の仁科も。

榊×岡田の2年後も見られて充実した1冊でした。

0

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