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さんかく窓の外側は夜 1

sankakumado no sotogawa wa yoru

三角窗外是黑夜

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表題作さんかく窓の外側は夜 1

冷川 理人(除霊士)
三角 康介(書店員・24歳)

その他の収録作品

  • 第二話その後

あらすじ

書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。
冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。
そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。
日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決?
凸凹コンビの霊感エンタメ!

作品情報

作品名
さんかく窓の外側は夜 1
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス【非BL】
シリーズ
さんかく窓の外側は夜
発売日
ISBN
9784799714362
4.3

(262)

(162)

萌々

(54)

(32)

中立

(7)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
32
得点
1129
評価数
262
平均
4.3 / 5
神率
61.8%

レビュー投稿数32

ホラーです

ヤマシタさんて、実はあまり好きな作家さまではないんです。初っ端から失礼なコメントでゴメンナサイ。

でも、これは電子書籍で立ち読みしてみて「続きが読みたい!」と思って購入してみました。いや、ホント、面白いです!買ってよかった。

書店で働く三角くんは霊的なものが見えます。三角くん自身はそれを「霊が見えているのではない。脳の検査に行こう」と認めたくはないのですが、除霊を仕事としている冷川さんにその体質ゆえに見込まれ、半ば強引に助手にされ、いやいやながらも除霊を手伝うことに。

「視える」だけの三角くんと、飄々とはしているけれど何かしらの霊力のある冷川さん。まさに割れ鍋に綴じ蓋の二人でお互いの力をうまく使って除霊していくのですが、明らかに人の悪意から発生したと思われる事件に関わり始めたところから一気にミステリーへと空気が変わります。手伝い始めた当初は、普通の(?)人型をしている霊も、徐々に怖い姿かたちのものになっていきます。生活力が低く、常に飄々としている冷川さんですが、あの人何かあるよね…。と思わせるセリフもあり、また色々な伏せんもあり、今後どのように展開していくのか非常に楽しみです。

非BLではありますが、そこはかとなくBL臭が漂っています。むしろ、身体の関係はないのに除霊するときに三角君の身体を使って除霊するところとか、凄く萌えるんですけど…。これBL展開にならないの?なるでしょ。いや、してください!という希望も持ちつつ次巻を待ちたいと思います。






7

エロいのに非BLってナンデャネェン!!Σヾ(o`д´o)ノ

じょ…除霊がこんなにエロいなんて…!!!
怖がりな三角くん可愛いー(*´д`*)ハァハァ!
冷川さんからチラホラ伺える三角くんへの執着とか、たまーに嬉しそうにニマーってなってるのが三角くん絡みなのがいい。

ただし事件や霊の顔が地味に怖いから夜に1人で見るのは…ちょっと注意。
油断して読んでたら「…!?(ヒィィィィィ)」ってさせられた。
最後に大きな事件の鍵になりそうな“非浦英莉可”が出てきたので続きを読むのが楽しみです。
呪い掛けるシーン…背筋がゾワッとする。
どう関わってくるのかな…?

ってか三角くん…魂ガバガバなのか。
誰でも受け入れちゃう…ビッチですか?!Σ(´□`;)←落ち着け私

7

京極堂+御手洗潔+ホームズ+BL

 なんとも素敵な表紙に、どう転んでも失敗しようがないだろうと思えるほど魅力的な設定と内容紹介。腐女子として、推理小説マニアとして、そしてホラーや怪しいもの好きとしてすぐに食いつかずにはいられませんでした。
のはずが、電子書籍のほうで立ち読みしてみた折に、失礼ながら絵の乱雑さが目につき購入断念。きっと面白いだろうになぁ、とは思っていたのですが・・・。2巻も発売されたこの機会に良い口コミを信じ、両巻そろって購入してみました。
 結論から申しますと、なぜもっと早く読まなかったのだろうと思える良作でした。BL要素は今のところほのめかす程度ですが、しっかり存在しています(これを一般男性向けの商業誌でやると、混乱して男性は敏感に反応すると思います。しかし、ミステリー好きの男性陣からもきっと支持されるはずの文句なし面白さです)。ここまで面白いなぁと思えた作品は近頃なかったので、本当に幸運でした。
 京極夏彦の怪奇趣味に、島田荘司の荒唐無稽な死体と美男、ホームズのパートナーに対する愛着を超えた執着、これが私たち腐女子のために昇華された、唯一無二のBLです。これらの要素に、特にオカルトや怪奇趣味に興味がない方には本当はお勧めすることはできませんが、個人的に怪奇趣味と腐女子は親和性が高いと思っていますので、皆さんに是非読んでいただきたいです。私のように百戦錬磨のホラーファンでも、背筋が寒くなるようなコマが何個かありました。主人公ふたりはもちろん、周りを固めるキャラクターもとても魅力的です。特に、ラスボスとなりそうな人物は非常に魅惑的で、人間の魔力はやはり目にやどるのだなぁと思わせるのです。

7

この本との出会いが「運命の出会い」ですよ

初対面から冷川さんが「これは運命の出会いですよ」とか「気持ちよかったですか?」とか「三角くんを僕にください」とかいきなり飛ばしてますが、安心してください、エロシーンは一個もないです!!
BL抜きで面白かったです。かといって全くBLしてないわけではなく。

主人公の三角は霊的なものが見えてしまう体質。
小さい頃から見えていても霊が怖く、たまに眼鏡を外すのも、他のものがぼやけて見える中で、「霊」だけがはっきりと見えて区別できるから。
冷川は、三角に触れると霊がはっきり見えることがわかり、仕事柄三角に協力を仰ぐわけですが、三角は一度は断ります。
しかし、どうしても三角がほしい冷川がぐいぐいと関わってくるんですが、冷川の見え隠れする三角への並々ならぬ執着に心踊りますw
除霊?するときの「核心」に触れると気持ちいい。という設定。これがなんとも言えないエロさ。見てるこっちがゾクゾクくるというか…w
個人的には、迎くんに三角くんへバンバンちょっかい出してもらって、冷川さんが嫉妬しまくる展開がもっといっぱい増えればいいな!っておもいます。

4

「私といれば怖くなくなりますよ」

オカルト嫌いじゃないのに、見聞きすると夜一人で寝られないわたし。
内容はちゃんとオカルトなのに、三角くんがわたしよりにぎやかに怖がってくれるし、冷川さんが俗説を堂々と肯定してくれたので怖くなくなりました。

性描写はなくとも、エロい除霊の繋がり方で十分お腹いっぱいでした。下手なセックスシーンより余程エロいです。

ふたりの会話もズレてるようでセンスがいいです。冷川さんの独特な言葉選びも好きです。
夫にムカついた時は心の中で「無意味かつ有害」って言っちゃいます。

4

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