この恋、後悔したくない

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表題作こぼれる、

古川文,高校2年生,クォーターのイケメン転校生
亘理良科,ヤンキーグループに属する高校2年生

同時収録作品青少年流サマーホリデー / 青少年流スポーツフェス / 青少年流アナライズ

終平,高校生,恋人
鳩,高校生,ケンカ大好きなヤンキー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

みえっぱりで卑屈な少年がつづる
ピリ辛なラブストーリー

なじられてもバカにされても、好きだと言いたい


学校のヤンキーグループに属する良科(りょうか)はいつも
リーダー格・数志(かずし)の言うことに従ってばかり。
仲間の顔色をうかがい、群れの中で最下位の地位をなんとか保つ日々。
ある日、ロシアのクォーター・文(ふみ)が東京から転校してきた。 イケメンシティボーイが現れ大騒ぎする女子たち。
派手な見た目とは裏腹に内向的で気弱な文を利用し、グループ内の地位向上を目論む良科。
しかし、純粋で誠実な文にどんどん惹かれるようになってしまい…。

表題作の他、おバカ可愛いヤンキーに癒される『青少年流』シリーズも収録。

作品情報

作品名
こぼれる、
著者
森世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784865892147
4

(205)

(98)

萌々

(55)

(27)

中立

(15)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
24
得点
806
評価数
205
平均
4 / 5
神率
47.8%

レビュー投稿数24

泣き顔ってキますね

森世先生は人の陰湿さ、狡さ、弱さを絶妙に表現されるなーと今作を読んでも感じました。

自分の学生時代は、パシりカツアゲなんかの上下関係意識するような事なかった。けど、確実に一軍、二軍。その中のランクも無意識にあった。
自分がどのポジションと思われているのか、自分の思う立ち位置と周りからの扱いの違いに苛ついたりモヤモヤしたりってある。

今回の主人公良科は学校で目立つ男子グループに居てるけど最下層の扱い。カツアゲする時の見張り役とか、揶揄われる対象。
そんな彼が東京から転校してきたみんなが憧れる長身イケメン文と仲良くなる。
文は、目立つ外見に反して引っ込み思案で大人しい性格。何故か懐かれてパシリのような真似させても喜んで応じてくれる。
今まで下に見られていた自分が、みんなに一目置かれる文に特別視されてる優越感、それを利用して自分の立ち位置よくしようという嫌らしい考え。

どろっどろした部分がしんどいけど面白いのです。
可愛い、好きと言われて友達以上の関係になるも、恋愛感情かと確認するとビックリされたりして、ちょっと私的には文の事は理解できなかったんですが、良科くんについてはとても理解できました。

途中、グループの中心人物数志からめちゃくちゃひどい目に遭わされる。可哀想なのだけど、良科くんの泣き顔めちゃくちゃいいのですよ。
現実にあったら地獄。これからも同じクラスだよ。
良科くん、メンタルつよつよだよ。

ドラマCD化を機に読みました。
ドラマCDには、特典としてその後の初体験話の小冊子と、ミニドラマが収録との事なので、楽しみです。(原作読んでから聴こうと思ってたので買って温めてました)

シーモアで、購入。
白抜き修正。

0

不器用な数志に惹かれる

ドラマCDを購入したので読みました(既読で聴くのが好きなので)。漫画発売から7年経ってのCD化です。

森世先生は「ぴゅあ」「白い朝に」を拝読していて、かなり重めの作品を描かれる印象ですが、本作もなかなか胸の痛む作品でした。

とにかく主役の2人よりも、当て馬ポジの数志の方が気になりました。
最後まで読んで読み返すと、初めから数志の良科への執着や独占欲が見え隠れしています。
でも良科は全く気づかず、文に惹かれて数志から離れようとする。
数志はそれを許せずお仕置きのように、良科を酷い目にあわせ、良科はますます数志から離れていく。
たぶん数志はかなり良科のことが好きだったのに(本人は気づいてないかもですが)、大切にできなくて手放すことになる、そんな数志が哀れで切なかったです。
かなり酷いサイコパス的キャラではあるのですが。

主役の2人には、正直あまり感情移入できなかったんですが、ヘタレでワンコな文が、良科に「かわいい」を連発して発情する場面はなかなかエッチでよかったです。

あと終盤、良科と文がお互いに必要としあっている場面(「文がいい」「亘理くんがいい」)は、キュンとしました。

内容には関係ないですが、3人の名前ちょっと変わってるなって思ってたら、「古文」「理科」「数学」が隠れてたのでクスッとなりました。

こちらの作品は無理矢理な場面が少しあるので、苦手な方はご注意ください。

同時収録の「青少年流」は逆体格差の高校生CPで、エロエロで明るいお話でした。攻めにSっ気があるのがなかなか良きでした。

紙本 修正はかなり甘く、少なめの白短冊

0

カス

スパダリがヤンキーのパシりでしかない奴に恋愛感情持つ時点であり得ない。
あと数志とか言うヤンキーのリーダー的が存在が何故キレたのか意味不明。
BLじゃなければ世に出すレベルの漫画ではない。

0

森世先生~~~

主人公がイキってるのも、調子乗りすぎて仲間にいたぶられるのもキツイ…
森世先生、容赦ないっ!!!!

あんな態度しか取れなかった首謀者・数志もしんどいね…
しんどい、しんどいが際立つ作品だけど、成長や可愛さも見れて救われた。

「みっとない恋」にも収録されている「青少年流~」はアホエロ!!可愛い!可愛い!!だったので、前半のえぐさは解消されました。
しんどい、しんどい、といいながら面白かったんですけどね。
痛いなぁと思いながら楽しめるタイプで、痛さの中にも引き込まれるのがあったので。

0

何かになりたくて、何にもなれなくて

これは良いホン。胸が締め付けられる

いじめっ子グループの底辺(パシリ)なリョウカと、東京から引っ越してきた根暗なイケメン、フミ

学校という閉鎖的な空間の中で、誰もが、もがき苦しんでいる。自分のポジションを確立しようと、何者かであろうと、自分のココロなど捨てて、必死にしがみついている。守りたいもの、大切にしたいもの、それよりも、自分を優先してしまう弱さ。儚さ。そんなものがいっぱい詰まっている作品

なかなか酷いいじめのシーンがあるので、地雷な人もいるかもしれません。ラストも、本当に解決したのかはわからない。皆さんのレビューにもあるように、カズシのその後もすごく気になります

1

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