特典

  • 「極道さんはヤキモチ焼きなパパで愛妻家」電子版特別ショートストーリー

「極道さんはヤキモチ焼きなパパで愛妻家」電子版特別ショートストーリー

gokudousan wa yakimochiyaki de papa de aisaika

  • 電子専門

商品説明

「極道さんはヤキモチ焼きなパパで愛妻家」電子版特別ショートストーリー
うるさいクリスもようやく去り、せいせいする賢吾。
明日は休日だからと史が寝たあと、寝室に佐知を引きずり込んだ賢吾は…。

作品情報

作品名
「極道さんはヤキモチ焼きなパパで愛妻家」電子版特別ショートストーリー
著者
佐倉温 
イラスト
桜城やや 
媒体
特典
電子発売日
付いてきた作品(特典の場合)
極道さんはヤキモチ焼きなパパで愛妻家
4

(1)

(0)

萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

受けを死ぬほど溺愛してる攻め視点でのお話

紙印刷だとどのくらいのページ数なのかな?
PC大画面であとがきを見開き1ページにちょうど収まるサイズにして読んだ場合、電子限定の書き下ろしはそれの6倍くらいの分量なので結構読み応えがあって楽しめます。

内容は賢吾視点でのエッチ。
この「賢吾視点」というのがすっごくいいんです。
佐知視点で書かれてる本編ですら賢吾がどれだけ佐知に惚れてるかというのが伝わってくるけど、それが書き下ろしでは賢吾本人から語られるのだから、たまりません。
超溺愛攻めの思考回路が手に取るようにわかる…というのがマジで素晴らしい。

休日前ということもあって、夜中まで佐知を抱いていた賢吾。
疲れ果てた佐知はセックスの途中で意識を失い、今はすぅすぅと夢の中。
そんな佐知を、そして二人の薬指に嵌められた指輪にくちづけて「…お前を逃してやれねえ俺を許せ」と呟くと「…馬鹿だな 逃げるつもりなんかないよ」と目覚める佐知。

そしてすっかり勃ってしまった賢吾は、いやぁ…と嫌がる佐知を抱いて…と再びエッチへ突入します。
(佐知のお尻が心配。)
ここは賢吾視点での佐知のエロい様子、ぜひ文章で堪能してほしいところです。
一回だけのはずが、後処理をするシャワールームでも一戦を交えて、今度こそ力尽きたように眠り込む佐知。

ここからがいいんです!
どうしてこれほどまでに佐知が好きなのかというのが、賢吾による視点で書かれていてとても好き。

腕の中ですやすや眠る佐知を見て、賢吾自身ですらもうちょっと警戒心を持てと思ってしまうほど。
賢吾に何をされても、どんなに怒っていても、それでも賢吾を警戒しない佐知。
それがどんなに稀有なことか、本人はまったく気づいていない。
極道の息子として生まれた賢吾に対し、こんなふうに無防備に全部を曝け出して平気な顔をするのは佐知だけ。
そういう佐知に対する思いが、綿々と綴られています。

眠る佐知を抱きかかえ史の眠る寝室へと戻る途中、「幸せすぎてやべえな。」と思わず口にしてにやけてしまう賢吾。

………そして、そんな姿を史が夜中目覚めた時に備えて、史の寝室の見張りをしていた組員視点へと変わります。
今、自分の目に映った若頭(賢吾)の表情。
散々、胸焼けがしそうなほど佐知に首ったけな若頭の姿を見てきたはずだけど、あれでも皆の前では随分と自制してたんだ…今の顔はあんなもんじゃなかった…若、あんな顔できたんだ…と。とんでもないものを見てしまった…とあまりの衝撃に固まる組員。
極道の男として畏怖してきた若頭だけど、まるで思春期の少年のようだった…でも嫌いどころか新たな面を知ってますます一生付いていこうと忠誠心を誓う様子などで締めくくられています。

私は溺愛攻めが大好物でして、攻めが受けに心底惚れ込んでることを攻め視点で読めるというこの書き下ろしがすんごく好き。
事件なんか起きなくていいから、書き下ろしのみと言わず、ずっと佐知を心底惚れて愛で尽くしている賢吾の思考回路をまるまる一冊読んでいたいです。

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