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表題作狼に捧げたい -眷愛隷属-

弐式耀司,25歳,エリート討魔師・本家の長男
伊勢谷柚,21歳,討魔師

同時収録作品痴話げんかは狸も食わない

弐式有生,22歳,エリート討魔師
山科慶次,19歳,半人前の討魔師

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

討魔師という魔を祓う力を持つ一族の柚は、
神の使者である白鹿を身体に宿している。
そんな柚は子供の頃、助けてもらった本家の次期当主と目される、
強くてかっこいい耀司を崇拝していた。
かわいい容姿とは裏腹に、耀司の信奉者以外には容赦ない乱暴者の柚は、
タスマニアデビルのようだと噂されている。
ある日、2人で仕事をすることになるが、
愛する耀司に尽くすために柚は1人で暴走し、敵に大事なものを奪われ…!?
耀司の弟・有生と半人前討魔師・慶次の狸も食わない喧嘩話も収録!

作品情報

作品名
狼に捧げたい -眷愛隷属-
著者
夜光花 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
眷愛隷属
発売日
ISBN
9784799739693
3.9

(115)

(36)

萌々

(47)

(24)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
446
評価数
115
平均
3.9 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数18

やっぱり私はアッチ派かなぁ

夜光花先生では珍しい、攻め→←←←←受けの作品でした。

また、こちらは「眷愛隷属」のスピンオフです。
後半に収録されている主要カプの話が全体の2割ほどあるので、私は本編を読んでからの方がオススメです。

とにかく受けが攻め大好き、崇拝!という感じ受け。
執着攻めが大好きな私は逆でも楽しめたなぁ~というのが正直な感想です。

紆余曲折ありどうにか両想いになりましたが、最後は好きだけど離ればなれになって終わり…。

え!?再会は!?
ラブラブシーンは!?
攻めが実は受けのことめちゃくちゃ好き!みたいな展開は…!?

と、続きがとても気になります…。
本編の方でチラチラ出てくるのだろうか…。

0

有生の兄編

『眷愛隷属』シリーズ第三弾です。
こちらは弐式家の長男(耀司)のお話なんですね〜!
知らずに購入してました(*´ω`*)
長男は謎に包まれていたので、耀司をより知ることができて良かったです。

とにかく受けの柚がいろんな意味ですごかったです…!
耀司に対する崇拝っぷりがすごすぎて
この子大丈夫かな…?と思っていたら案の定…ですね。

途中どうなっちゃうんだろう?と思ったけど、
有生もなんだかんだ言いつつ、耀司と一緒に動いてくれてよかった…!

そして、今回有生たちのお話は読めないと思っていましたが、
最後らへんに少し入っていました(*´ω`*)
慶次が柚から睡眠薬を渡されたのに
何故それを有生が耀司に言ったんだろう?と思ってたんですけど、その詳細がわかりました。
まさか柚がそんなことまで言ってたなんて…!

兄のお話は兄のお話ですごく面白かったです。
柚との関係がこれからどうなるのか気になるけど、
きっと柚なら大丈夫だろうと、そう思わせてくれる子でした。
次巻も楽しみです。

0

神×信者?

今回の主人公の柚は、ヒステリックなアイドル信者か、家族を溺愛するモンペア…いやモンブラコン弟?みたいでちょっと好きになれなかったです

弍式家の中だけならともかく一般人に口汚くクレーマー行為するのはちょっと…
攻めの前では「尽くすオンナ」なんですけどね
まともな攻めに説教されても日本語が通じないし、盗撮もするし、一服盛って夜這いもする!
ある意味有生よりヤバいやつかも!?

0

耀司を盲愛する柚は「怖い子」

この巻は、コメディでは無かった。
耀司のキャラ設定に沿って、有生が登場する場面以外はシリアス調。
柚子が、眷属から三行半を突き付けらるまでの物語の巻。

萌える文章表現が上手なので、読みながらナルホドと小さな感動。
例えば、柚が1週間ぶりに帰宅した耀司を出迎えた時の内言
「自分が花だったら枯れていた」って、なくてはならない存在の耀司切れした自分を、水を切らした植物に譬えてます。状態が分かりやすくていいです。それくらい耀司に深く依存をしている柚。

自死した母の腐乱死体に縋り付いて離れなかった柚。虐待を母から受けて居た柚は、共依存症。
しかも、憑いた悪霊に乗っ取られていた柚。柚を正気に戻して救ったのは、耀司だった。
柚にとって耀司は、恩人であり、憧れの人であり、最愛の人。

耀司に片思いする乙女な柚だけど、綺麗顔の柚は、耀司が居ない所ではまるで悪魔。
有生は「タスマニアデビル」と柚を呼ぶ。柚の裏の顔はとてもコワイ子。

耀司に褒められたくて柚が起した事件が切っ掛けで、柚は眷属の白鹿から契約破棄され、討魔師の資格を失う。本家から去る引っ越し作業最中も、柚の頭の中は耀司で一杯。

柚の有生への餞別は、慶次曰く「悪の呪具」だった・・爆笑。

有生も、耀司も、弐式家の嫁は子を生んだ後すぐに死んでしまうので、女性を配偶者に選ばない。
息を引き取るまでずっと傍に居てもらえる伴侶は、同性を選ぶしかない呪いを持っている家に生まれたから、仕方無いのか・・と、4巻の粗筋に行きつく理由が分かりました。

---
タスマニアデビル:
オーストラリア南部タスマニア(Tasmania)州に生息する肉食性有袋類。哺乳綱フクロネコ目フクロネコ科タスマニアデビル属に分類される。現生で世界最大の肉食有袋類。別名、フクログマ。絶滅危惧種。
イギリス人入植者が、暗闇で聞くタスマニアデビルの鳴き声が悪魔のようだったり、暗闇で目や耳が赤く光って見えたことから悪魔に取りつかれているのではないかと考えられた
---

0

有生×慶次に萌え

シリーズ3作目ですが、4作目の後に読んでしまいました^^;
スピンオフなので大丈夫でしたが。

本作は、有生の兄・耀司が主人公。
お相手は、耀司を敬愛する討魔師・柚。
このお二人が、本編の主人公・有生と慶次と真逆のタイプ。

真面目でお堅い耀司と、耀司のために討魔師になった柚。
特に、受けの柚は慶次と正反対のタイプで、好きかと言われると……うーん。
読んでいると、熱血おバカの慶次が懐かしくなってきました。
私は、一生懸命努力して討魔師として真っ直ぐ突き進む慶次の方が好きかな。

結局、眷属を大切にしなかった柚は討魔師としての資格を剥奪されてしまったわけですが、人間としては成長のチャンスをもらえたんだと思います。
なんだかんだ耀司とも結ばれたし、柚には今度こそ独り立ちして欲しい。
そして、もしまた討魔師になれた時は、慶次みたいに眷属と対話して大切にしてほしい。

それにしても、瑞人はとんでもないなぁ……
この子のスピンオフも派生するんだろうか?
特にみたいと思わないけど、出来るなら誰か普通の人間に戻してやってくれ〜

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