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ゆりの先生の作品を読むのは初めて。
笠井先生が絵を担当されているので購入しました。
とはいえ、パブリックスクールが好きなことに気づいてから
パブリックスクールものを読むのは初めてだったので期待大。
試し読みをした時点で、かなり惹かれたので、睡眠時間を削ってしまう
未来しか見えず、読みたいけれど我慢してまとまった時間が取れるタイミングまで
待ちましたが、案の定待って正解。面白すぎて一作目の耽溺、途中で止めることが
できずに一気読み。シリーズ一気買いしておいて本当によかtた。
パブリックスクールの設定にオメガバース設定も加わってくるため、
読んでいる間中、ハラハラしていました。
アシュレイの溺愛っぷりに同情してしまうほどでしたが、
相手を尊重することは決して忘れない強靭な自制心。
外見はもちろん、内面の魅力が凄すぎます。
なかなか素直になれない由葵も、とても優しく魅力的な存在。
言葉が足りず、思い違いをしてしまったり、
相手と比べてしまってコンプレックスを感じたり。
他人から見て、恵まれていたとしても、
当人にしか分からない劣等感もあるのは仕方ない。
由葵のそばに、アシュレイがいてくれて本当によかった。
笠井先生のイラストもとても作品に合っていて
とても素敵でした。
1年前に読んで、この度未読の2~4巻を読むにあたり再読。
はいはいはい、そうでした♡
由葵にぞっこん執着、裏であれこれやっちゃう
アルファのアシュレイ。
早くにアルファとして覚醒していたアシュレイは、
出会ったその時に由葵を運命の番と認識。
一方、未覚醒で、自分がオメガだったらどうしようと不安に過ごす由葵は、アシュレイに惹かれつつも素直になれず...。
アシュレイの『由葵の奴隷にもなれる』発言、
最高♡
どこまで好きやねん♡
奥さんの尻に敷かれるくらいが円満の秘訣♡
最初のほうは、ツンツンすぎる由葵のことが好きになれず。
可愛げがなくて。
完璧なアルファのアシュレイに対するコンプレックスや焦りがかなり強く、感情的な面が隠し切れてなくて、これは寮長やキングを先々狙うには、計算高いばかりではなくてもう少し冷静で理性的でないと…とマイナス面が目につきまして。
取り巻き同士の諍いだとか、ギルとの揉め事を収めきれてない感じとか、バース以前にね、由葵には隙がありすぎるんですよ。
結局、恐れていた通り、由葵はオメガに覚醒してしまい、隠し通すためにアシュレイにマーキングしてもらうことになるのですが…
これはもう、攻めの勝ち!!
アシュレイははじめに由葵に出会った瞬間から
彼を運命の番だと認識していたわけで、そこからすべて、由葵のための策を完璧に張り巡らせるわけです。
取り巻きを対立させて由葵に近づき、ふたりが仲良くせざるをえない状況を作る。
由葵を守るためにファグをスパイにし、常に目を光らせてオメガに覚醒した瞬間に自分が守る。
完璧に策を講じて、由葵を自分のものにしていったアシュレイの用意周到には、運命のオメガに対するものすごい執着を感じさせます。
でもその執着を全く悟らせないほど余裕に振る舞い、さきざき由葵を不安にさせることにもなってしまうのですが。
由葵への好意じたいはダダ漏れにしているので、由葵が鈍感で全然気づいてないだけなんですけどね。
触れ合ううちに、由葵もアシュレイに思いを寄せるようになっていきますが、とげとげしさが抜けて、どんどん可愛くなっていくのがよかったです。
そして、いよいよキング候補の演説へ。
やっぱり、はじめからアシュレイは由葵ファーストでした。どこまでも用意周到で、自分は参謀として彼を支えるのだと、ずっと決めていたんですね。
ぐうの音も出ないかっこよさです。
それでも由葵はまだアシュレイの気持ちには気づいておらず、ようやくアシュレイに深い思いを告げられて、気持ちを通じ合わせて念願の番になります。
由葵はこんなにも愛されているということを、たくさん実感してほしい!
とにかくアシュレイの一人勝ち。
完璧な攻め様でございました。
やー…ものすごく興奮して、朝方4時まで読み耽ってしまいました…睡眠不足でも、悔いなし!
癖に突き刺さる、まさに理想のオメガバースの世界がありました…
あまりにも萌え過ぎて、読後すぐシリーズ全作カートに入れました。
何がいいかって、キャラも世界観も全部全部なんですが、箇条書き(+解説)で書き出してみます。
・オメガバースだけど、受けが不憫過ぎない!オメガも他のバースに負けずにのし上がっていける
・受けが精神的に強く才能もあり、努力できる健気っ子。だけど野心家な一面もあり、”キング”という生徒代表を目指す姿がいい!
→オメガバースものは設定上仕方がないとは思うんですが、受けがあまりに不憫すぎると辛くなっちゃうんですよね…
その点、この作品はオメガは少し差別対象になってはいますが酷い扱いをされるということはなく、実力で周囲に自身の存在を認めさせていく由葵が輝いて見えました✨
野心も持っていて努力家で、性の知識はウブウブで、素直で可愛くて…もう何から何まで応援したくなるよー!…好き!!!ってなりました。
オメガがアルファと対等に渡り合い、時に上に立つこともある、って設定(/ストーリー)、いいですね。
その他最高だな!と思った点は、攻めのアシュレイです。
・これでもか!!!というほどの溺愛(と執着!)
・対等な関係でありたい受けの気持ちを受け以上に理解している。そしてそれを言葉や態度で表す
→もう、アシュレイの言葉が態度が行動が甘くて甘くて、体が蕩けるかと思いました。蜂蜜を全身に浴びましたわ…
一目惚れした時からずっとずっと守ろう決めていて、でも「守る」という言葉が、バース覚醒したばかりの由葵の自尊心を傷つけかけてしまい…
その際のアシュレイの台詞に死ぬほど萌えました。萌え転がりましたよ…深夜に…
「守る?僕は君に守られるような弱者になったということか?」と問いかける由葵に対し、
「違う。すまない、言い方を間違えた。私を共犯者にしてくれ」と即座に謝罪するアシュレイ。
そして、愛する由葵を絡め取り手元から離さないようにするための、ある提案を持ちかけるのです。
この提案部分に、長年ずっとずっと他の輩に手をつけられないようにするため見守り機会を伺ってきた攻めの執着心が現れてまして、最っ高の最っ高でした◎
他にも神ポイントは色々あったはずなんですが、興奮しすぎると却ってうまくまとめられないですね…
とにかく、間違いなくこれから何度も何度も読み返すであろう、自分の中の「神」作品との出会いでした。
作者様の”パブリックスクール”への並々ならぬ愛と調査、知識の深さが感じられる、素晴らしい一冊です・:*+.
ゆりの先生は初読みです。
勝手に笠井先生のイラスト月刊のため、笠井先生挿絵の作品を探していましたが、もともとパブリックスクール物が大好きで早速購入しました。
本編はわりあい軽めのテンションでシリアス風味ですが、可愛らしく進んでいきます。
最初、受けのモノローグにびっくりしましたが、こういう書き方するんだな、とわかれば特に問題なかったです。
モノローグ部分の本音が意外と子供っぽいというか笑
受けちゃんも攻め様も可愛らしかった。
そして、攻め様の頭がおかしい。(褒めてます)
読み進むにつれてそれはもう溺愛加減が伝わってくるんですが、パブリックスクールの切なさや郷愁と言うよりかは、甘々な雰囲気を味わいたい時に向いている本だと思います。
