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表題作青の誘惑 Prince of Silva

ヴィクトール・剛・鏑木・シウヴァ家側近
蓮、シウヴァ家総帥、17~18歳

あらすじ

南米の小国エストラニオの影の支配者といわれるシウヴァ家の総帥となって一年九ヶ月。
やがて十八歳になる蓮は、よき理解者で側近でもある
鏑木の献身的な庇護のもと、多忙な日々を送っていた。
けれど、シウヴァという圧倒的な権力と、その中心である存在ゆえに、
蓮は同世代の友人をつくることもできず、まだ恋も知らずにいた。
そんな蓮にとって、鏑木は数少ない心を許せる相手であり、
鏑木と過ごした十六歳のある一夜を忘れられずにいた。
この気持ちがなんであるのかはわからない、
でも、鏑木には自分のそばにいてほしい──
そう願う蓮と、主従としての一線を越えないよう
距離を置こうとする鏑木の間には溝ができてしまう。
そんなとき、ある事件が起きて!? 擦れ違うふたりの想いの行方は……

作品情報

作品名
青の誘惑 Prince of Silva
著者
岩本薫 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
碧の王子 Prince of Silva
発売日
ISBN
9784813012887
3.8

(42)

(11)

萌々

(21)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
159
評価数
42
平均
3.8 / 5
神率
26.2%

レビュー投稿数7

徐々にゆっくりと

前作品「碧の王子」の続きです
前作品が物足りない(絡みがww)感じでしたが・・・
今回は絡みがありますが、これがまた切ない「一度でいいから」と
攻め様に拒絶されながらも、受け様が懇願して

今回でお互いの気持ちが徐々に「好き」「欲しい」という気持ちが
盛り上がりあらわになってきます
その気持ちに気付いていく中で、息苦しいぐらいかなしいです
攻め様受け様お互いの結婚話が出てきて苦しいです

受け様からの攻め様に告白しますが、攻め様から
本当は…なんですが、拒まれ拒否され距離を置かれて受け様散々です

これまた今回もいい所で終わってしまいます
続編がかなり待ち遠し

この息苦しさを紛らわしてくれたのは
「出版社さま特製書き下ろしSSペーパー」
これを読んで救われました・・・これ読まなかったらどうなることやらです

6

お預けの後の、一滴のおいしい水。(あくまでも一滴)

「碧の王子 PRINCE OF SILVA」に続くシリーズ第二弾。
祖父の不慮の死によりシウヴァ家当主となって1年9ヶ月、蓮は18歳になっています。
側近の鏑木とのあの夜の出来事(「碧の王子~」参照)を忘れられず、何度も反芻するうちに、蓮は自分の鏑木への想いが恋であることに気づきます。
しかし、その気持ちを打ち明けた後、鏑木は蓮と距離を置くようになり――
失意の連に容赦なく襲いかかってくるシウヴァ家の非常事態。
シウヴァ家を狙う黒い陰謀の、首謀者は誰なのか? そして、シウヴァ家に近づくサファイアの瞳の謎めいた男・ガブリエルの狙いとは?

国内随一の財閥・シウヴァ家の当主として、その地位にふさわしい女性と結婚し、後継者を生み育てることが求められる蓮と、蓮を一人前の当主に仕立てることが役目の鏑木。
このシチュエーションは、ハードル高いですよね。
といって、純粋な蓮にとって、表向きは結婚して鏑木との関係も続ける・・・という裏ワザはありえない。
あいかわらずじれったーい!キィィ( *>Ω< )ノ
常に側に寄り添っているのに、想いは届かない・・・これぞ主従関係ならではのじれったさ!
この渇きが後々一滴の水をおいしくさせるんだ、と分かってても、じれったいです(泣)

もっとも、今回2人の関係に何の進展もないのかというと意外にも大アリ!
ちゃーんと、行き倒れる寸前においしい一滴が振る舞われますので、そこのところはご安心を。

個人的には、そのテのシーンでさりげなく鏑木の肉体美が強調されているところがツボ。
常に体格差ものを支持してるわけではないんですが、カプに年齢差もあるせいか、この作品の体格差はかなり萌えます。
さらに、鏑木が日系人ということで、アンダーヘアの表現が「黒々」なのも、イイ(*‘ω‘ *)
そうでなくちゃ萌えられないのは私だけ・・・?
こんな下ネタにも、島国根性ってのが表れちゃうんですかね。
とりあえず黒々ヘア、万歳!!

今回のタイトル「青の誘惑」は、青い眼の男・ガブリエル登場を意味しているんでしょうか。
前作でも、登場シーンが短い割に、謎と美貌に縁どられたキラキラオーラをしっかりと振り撒いていった彼ですが、今作には「碧の王子~」冒頭で死んだ蓮の叔父・ニコラスの未亡人の婚約者として再登場。
もはやシウヴァ家の一員も同然となった今回もまた、蓮の周辺に数々の謎めいた言葉を散りばめていく、「歩くサスペンス」的なポジションです。

しかし、ガブリエルってのはあまりにも怪しすぎなだけに、逆に白じゃないかと勘繰りたくなってきますねぇ。
むしろ鏑木はどうなんだろう?
鏑木と蓮の間の障害は、主従関係という縛りだけなんでしょうか?
まだまだ鏑木にも謎が隠されていたりして・・・(そうなるとかなりの長編になってしまいますが)
本作の中で、鏑木の家は庭の植栽に由来して「〇の家」と呼ばれているという一文があるんですが・・・ちょっと引っかかりますね。(カラ振りだったらすみません(-ω-)/)
〇の中には、登場人物の名前が入ります。
作者こそが全知全能の神である小説の世界に、偶然は存在しない――だとすれば、これも何かの伏線かもしれません。
まあニコラスが生きてる可能性は大として、今後まだまだ波乱が予想されますね。
サスペンスとしても面白くなってくる予感。

タイトルに碧・青と色が続きましたが、次は何色が来るんでしょうか?
いよいよシウヴァ家の闇が明らかになり始めそうな次回・・・黒?それとも鏑木の眼の色であるグレイ?
いろいろと想像を楽しみながら、続巻を待つことにします。

6

まだまだ続く~(^^)

岩本先生も蓮川先生もだーい好き!
(めっちゃ失礼なことに先生のお名前間違ってました。。。ごめんなさい 謹んで訂正)
こちらのシリーズも、碧の王子を読んで、ドツボな味わいだったので
凄く好き。(要はきらきらセレブ、忠実右腕系統なんかが大好き)

まだ碧と青しか読めておらず、この後の黒、銀・・・が楽しみ。
(12月に、白が出るんですね~ うきうき)

当作では、アナ、蓮がソファに座っている挿絵が超美麗~ でした!
あと、前作で気になってたクジャク様(ガブリエル)が暗躍開始しました。
何が狙いなんだか、まだわかんないですが、
何時こやつをやっつけるんだろう?とちょっとわくわく。
(悪党と決めつけている私(笑))

蓮はちょっと大人になったか と思ったら、やっぱまだ18才、
まだ自分を抑え切れず、鏑木に感情爆発させてました。未熟者ー。
ま、そでないと小説のネタになれないから、いっか。
頑張れよ、蓮!

2

恋の自覚

シウヴァシリーズ2作目。
成長し、今作から蓮は18歳。
今まで鏑木に対しての気持ちが何なのか分かってなかった蓮が、18歳の誕生パーティーで鏑木とナオミのツーショットを見た事を機に恋情だと自覚する事になります。
鏑木に気持ちを訴える蓮と、あくまでも従としての態度を崩さない二人の様子が苦しくて切なくて。
シウヴァを守るという使命のため蓮への気持ちを抑えこむ鏑木も辛いけど、初めての失恋で心身ボロボロになる蓮が痛々しかったです(;ω;)

そんな中起こったアナの誘拐騒ぎ。
鏑木から大人しくするよう言われても、やはり動いてしまうのは主人公のお約束というものでしょうか(笑)
なんとかアナを救い出し皆無事だったけど、今後また何かありそうでドキドキです。

前巻は蓮が鏑木から一方的にイカされただけでしたが、今回はHがあります。
蓮の「一度だけでいいから…」と鏑木に迫る蓮の狂おしい想いがたまらなかったです。

この巻で蓮が想いを自覚・告白したが、鏑木はまだ蓮に自分の想いは伝えてません。
使命感がある鏑木は素敵なんだけど、早く蓮を安心させてやって…(;ω;)

0

まだ序章的です

シリーズ2作目、大好きな作家さんと大好きなイラスト。
ダブル大好きではありますが、未だに物足りなさを感じてしまう。
どれだけこのシリーズが続くのか、今回はやけにプロローグ的な流れが長いですね。

それでもそこまで前置きが長いと言う事は簡単な主従ラブでは終わらないのだろうと
別の意味で期待もしてしまう。
1作目を読んだ時は、うんうん、これからどんどん物語が進んでいくのだと一人納得、
そして迎えた2作目もかなり後半までは、まだ引っ張りますか?と、単調な流れで
なかなか物語りに引き込まれなかったのが実際のところです。

1作目で気になっていた連が出会った金髪の男性が今回やっと表向きの正体がわかる。
でもそれもやっぱり蓮じゃないけれどまだまだ胡散臭さがあるのも事実ですね。
従姉妹のアナが誘拐されてしまう展開にアナの将来義理の父親となるかも知れない
ガブリエルが蓮と鏑木と共に救出に向かいのラストで、読み手は新たな疑いを抱くか
それともこれをきっかけに家族だと認めるか、またしても次が待ち遠しい。
そして大本の蓮と鏑木の主従関係に一つの大きな転機が訪れるのも読みどころです。
簡単にはいかない主従ラブがどんな結末を迎えるのか、焦らされてる気分ですが
また楽しみでもあります。
そして今回もエルバは可愛かった!蓮川さんのイラストはやはり最高です。

3

この作品が収納されている本棚

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