BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex.

BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex.
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神7
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

20

レビュー数
1
得点
47
評価数
11件
平均
4.4 / 5
神率
63.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥639(税抜)  ¥691(税込)
ISBN
9784048927581

あらすじ

愛を深める柏木と西村の前に再び黒い影が…。
爆破事件で記憶を失くした柏木の前に事件の首謀者が現れ!?

「おまえを奪われたら俺は、復讐の鬼になるしかないだろう……」
警視庁刑事部の鑑識課に勤める柏木は、
「公安の蛇」と呼ばれる管理官・西村と順調に交際中。
そんな幸せ真っ只中の柏木の前に、謎めいた美しい男が現れる。
実は彼は連続爆破事件の首謀者・久米田だった。
西村と過去に繋がりのあった久米田は、
西村の恋人である柏木に狙いを定めてくる。
久米田の手により爆破に巻き込まれた柏木は、
西村の記憶を失ってしまうが!?

表題作BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex.

西村和巳,警視庁公安総務課の管理官,33歳
柏木聡,警視庁刑事部鑑識課の警部補,36歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

完結編です

デンパ男シリーズの3冊目。前作『溺愛オトコと純愛ヤロウ』がなんとも意味深なところで終わっていたので、続編が出て嬉しいです。

という事で内容をざっくりと。ネタバレ含んでいます。ご注意を。





『溺愛オトコ~』で、宗教団体「精神の泉」との決着がつかず、裏で手を引いている久米田を取り逃がしていた公安。
「精神の泉」の壊滅と、久米田との決着。どうなるのかなあ、と思いつつ読み始めましたが、序盤は和巳と聡のバカップルな描写から始まります。

前作で川上に下劣なことをされた聡ですが、その心と身体の傷を癒すかのような和巳の態度と聡の甘えっぷりがなんとも可愛い。危険な目に合わせたくなくてあまり出歩かないようにと指示する和巳に「母ちゃんかよ!」と突っ込んでしまった私ですが、それに素直に従う聡の態度に、二人の信頼関係が確固たるものになったことがうかがえます。

そんな甘々な二人ですが、聡に久米田の魔の手が伸びて…。

あらすじにも書いてあるので書いちゃいますが、久米田の罠に嵌まった聡が記憶喪失に。しかも、和巳との記憶だけ(というか過去1年間の記憶)がすっぽり抜け落ちてし続きまう。けれどそんな聡に対して和巳は臆することなく接するのがとてもかっこよかった。また一から関係を築いていけばいい、と。

記憶がないながらも和巳に対しては気持ちが安らぎ、身体の関係だけは続く二人ですが、その間にも爆破事件は続いて。

久米田がなぜそんなことをしたのか。
という謎を軸に、久米田の過去、そして警察の闇が少しずつ解き明かされていく展開は流石。

けれど、久米田が宗教団体を離脱した経緯とか、久米田の家族の話がいまいち踏み込まれておらずちょっと消化不良な感じだったのが残念。

井上さんの書かれたあとがきによると『デンパ男のシリーズ精神の泉編』はこれで完結だそうな。
けれど、「警察の闇」という部分では全く明らかにされておらず、ストーリーとしてはここから和巳が追い詰めていくところが面白んじゃなかろうかと思うのですがね。

久米田が気の毒で。
出だしで、久米田と和巳の高校時代の過去の回想が描かれていますが、すでに世を疎んでいる感じの久米田の姿が。そんな久米田が、唯一心を開いたのが和巳で。
和巳と過ごす時間が長かったなら、久米田の心も癒されたんじゃないかと思いつつ。

そしてRIKUJIのマダムタカコが…!
いい味出してます。彼視点のスピンオフとかどうでしょうか、井上先生。

マダムタカコ然り、和巳の部下の西村然り、気になる脇役はたくさん出てくるので、続編かスピンオフを出してほしいな。そして、できることなら久米田も幸せにしてあげてほしい。

最後和巳と聡がリバりそうだったのにはちょっと滾った…。
でも結局リバはないので地雷の方もご安心を。

キャラの立った登場人物とテンポよく進むストーリーで、面白い話ではあるのですが、もう少し踏み込んで掘り下げて描いてくれたらもっと良かったのにな、というのが正直な感想です。

そして小山田さんの挿絵は今回も神だった…。
カッコいいし、美しいし、エロいし。
久米田のビジュアルにはKOされました☆

4

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