初めて話したときから、かわいいひとだと思ってた

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表題作ビター・シガー

豊橋 弥(わたる)、26才、ゲーム会社勤務
高槻 和哉、作家

その他の収録作品

  • NO SMOKING
  • あとがきまんが
  • カバー下(Bitter cigar FOOD)

あらすじ

アパートのお隣同士、成り行きで囲んだちいさな食卓
ふたりと2匹、日常に溶けだすあわい恋


仕事と家の往復。それだけが豊橋弥26歳の日常。
ある夜隣室のうめき声にかけつけると、住人の高槻が半泣きでうずくまっていた。
原因は空腹。在宅仕事で集中すると食事も忘れてしまうのだという。
見かねた豊橋はちょうど作りかけだった夕食をふるまうことに。
簡単な手料理に大喜びの高槻に「毎日でも食べたい! 」と言われ、週末ごとのごはん会を約束する。
2匹の猫とふたりで囲むちいさな食卓は、豊橋の毎日を少しずつかえてゆく——

作品情報

作品名
ビター・シガー
著者
熊猫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
シリーズ
バニラ・ショコラ・シガレット
発売日
ISBN
9784773072099
4.1

(120)

(47)

萌々

(50)

(17)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
488
評価数
120
平均
4.1 / 5
神率
39.2%

レビュー投稿数16

可愛いとお味噌汁と煙草

高槻くん(受け)の第一印象は最高に良かったです。
「自分が言われて嬉しい言葉は なるべく言いたい」なんて。
それを「いいね」と言える豊橋(攻め)も素敵なんですが。
そういう根っこの感性が近しい二人は、親友なら死ぬまでその関係は変わらないだろうし、どちらかが その先を望べば 遅かれ早かれって感じです。
ではなぜ萌評価なのか?せっかくの豊橋という男前攻めのかっこいい場面を あまり見ていないなぁーーと感じたから。
高槻くんが作中二度も、理由もなくその場から いなくなったり飛び出したりするから、豊橋が一人で悶々と悩んでいるシーンが多いんですよね。いや、攻めの悩ましい姿は大好物ですが、そういうことじゃない。
そのせいで、後半が駆け足ぎみに思えてしまいました。
豊橋のキャラ設定が文句無しだっただけに勿体ない。

0

魅力があふれていた

豊橋高槻カップルの出会い編。めちゃくちゃ良かった…!
「バニラ〜」でも少し語られていた、高槻が豊橋を好きだと気づいたゴミ出しの朝のエピソードですが
高槻の行動が想像以上に可愛くてメロメロに(笑)
狙って可愛こぶってるわけではなく、そのために努力もしているけれど
好きな人の前では最上級の可愛い自分で居たいと言う高槻に豊橋がオチてしまう理由がわかりすぎました。

ふわ〜んとしているようで、でも芯はしっかりとブレない人だし
何より自分自身のことをよく理解出来ているところがすごく魅力的でした。

最後には吾妻と椿も登場してましたが、彼らのお話の続きもぜひ読んでみたいなと思いました。

0

何でダメって思うの?

なんて優しくていとおしい本
トヨハシとタカツキの出会いへん

お互いに出会って、日々が色づいていく。変わっていく

タカツキの、「女の子になりたいわけじゃ無いけど可愛いものが好き。可愛くありたい」という気持ちを、少しの迷いもなく自然に受け入れていくトヨハシ

終盤に明らかになった「男と付き合うの初めてじゃ無い」。タカツキはそんなかんじかな?とおもったけど、まさかのトヨハシ…そうなってくると、トヨハシの過去が気になるなあ。どんな恋愛してきたのかな?

とにかく優しいお話です

0

豊橋と高槻のなれそめにドキドキ

「バニラ・ショコラ・シガレット」がとても好みだったのでスピンオフのこちらを。

豊橋と高槻のなれそめ。
ふとしたことから惹かれ合う描写にドキドキ。ほぼ2人のやりとりなのにぐいぐい読ませるのが、バニショコと同じく好き。

ニコニコな高槻かわいいし、そんな高槻をかわいいと思う豊橋がかわいい。
豊橋が高槻にちゃんと「かわいいよ」と伝えてあげるのいい男だし、言っておいてちょい照れるのが萌え〜。

絵も背景もお話もやっぱりかわいいですね。
ファッションも凝っていてかわいいけど、柄物が多いので目がチカチカしたw

豊橋か細身で男らしいスタイルの良さが特に萌え〜。

描き下ろしで、椿と我妻が出てきたのも楽しい。
4人が集合する直前を描くのがおしゃれですね。

0

NoTitle

随分深いテーマを扱ってるのだと思いますが、難しい用語とか使わずに軽やかに描いてます。そして相変わらず飯が美味そうで猫が可愛い。

高槻が書いた小説を二人で映画館で観る場面があるのですが「人と関わることで世界が変わっていく」という弁があり、
小説の映画化にしろ必ず当たりでないけど多少の皮肉も込めて『ビター・シガー』というタイトルなのかなと。

そしてストレートでない事を隠して毎週食事に誘ってた豊橋は結構曲者。

0

なんてドラマチックなんだ!

『バニラ・ショコラ・シガレット』ではご飯食べて、仕事して、言い合いして、イチャイチャするというなーんでもない日常をおくっていた豊橋×高槻が、こんなドラマチックな結ばれ方をしているなんて!きゅんきゅんが止まりません!

近づいたと思ったら離れてを繰り返す二人はすれ違いというより、自分の感情についていけなくなると逃げ出す高槻を豊橋が大股で追いかけている印象です。

高槻はこりゃ愛されますわーという言動に(ほんとに可愛い)高得点ですが、いい雰囲気なのに避けられ逃げられても、見捨てず大きな懐で高槻を抱き締めに行った豊橋がMVPです!!


絵に関していうと、豊橋高槻共に洋服が可愛いなぁ凝ってるなぁと思うのですが、一番は最後の夜道のシーンです。
あんなに可愛くて綺麗な夜空があるなんて知りませんでした。最高です。

2

なれそめ編

こちらは、「バニラ・ショコラ・シガレット」からのスピンオフ。スピンオフじゃないか。前作に登場したメインカップルのなれそめ編です。

着ているものや髪型がユニセックスで、かわいい雰囲気の作家。その作家さんのお隣に住む、ゲームプログラマー。お互い最初から気になっている感じ。攻めの方が料理上手で、家事全然出来ない作家の世話をやくっていうのがちょっと新鮮。

個人的には、作家さんの方が子供っぽすぎて、大人なんだからもうちょっとしっかりしよう!と突っ込み入れつつ読んだせいか、前作の我妻×椿の方がよかったなぁ、と思いました。

1

「バニラ・ショコラ・シガレット」の前日譚

「バニラ・ショコラ・シガレット」より後に発売された前日譚ですが、自分はこちらを先に読んでしまいました。違和感はなかったし、むしろこのルートが自分には正解だった。

アパートの部屋に連れ込んでキスする流れめちゃくちゃ好きでして、この展開に滾りました。前半、あまりに自由に振る舞う高槻に少々怯んだのですが、この後ずーっと豊橋がカッコよくて、萌2は豊橋によるところが大きい。さらっと男と付き合ったことある宣言するところも含めて豊橋の株が高止まりです。

「バニラ・ショコラ・シガレット」を読んでから読み返すと、描き下ろし部分がいいですね。豊橋と高槻双方から恋の瞬間を聴ける椿、何という役得。

0

我妻と椿の話もいつか

 豊橋と高槻がどんな風にお互いに惹かれ合っていったのかを知ることができる、『バニラ・ショコラ・シガレット』の前日譚。相手と過ごす日を重ねることで、少しずつ日常が色付いて、華やいでいく。そういう楽しい変化を満喫している2人が可愛かったです。

 熊猫先生の手描き感溢れるタッチは大好きなのですが、萌評価に留まった理由は、ひとえに私がネガティブさや情緒不安定さが目立つ受けがあまり得意ではないから。お祝いの席で相手にドキドキすることを言われたからって逃げ帰るのは、私はさすがに可愛いと思えずちょっとどうかなと思ってしまいました。ただ、そんな不安定な受けでもどんと来い、むしろそんな受けが好きだ!という方は、十分楽しめる作品だと思います。

1

読後、満たされる

「バニラ・ショコラ・シガレット」の豊橋×高槻の出会いの物語。
読んだあとすごく幸せな気持ちになりました。じわじわ来るな~。
豊橋のちょっとしたした一言が、ほんと男前で、これは惚れるな~と。高槻もすごく可愛い!
なんかこの二人ずっと見てたい。素敵なんです。

2

考えさせられました

「バニラ・ショコラ・シガレット」未読ですがこちらだけでも十分楽しめました
ただ、描き下ろしを読むとどうしても関係性がイマイチ掴めなくて、「バニラ・ショコラ・シガレット」も読もう!と思わせられます

メッセージ性のあるお話だと思うのですが、それが前に前に押し付けられる事なく、読み手としては自然と考えさせられたなと感じました
2人の恋がメインで、それはあくまで添えられているだけという感覚です

0

人間としてかわいいって、最強だな

「バニラ・ショコラ・シガレット」の第一話に登場する豊橋×高槻カプが私は、好きで、好きで、好きでたまらなくて、第一話が超絶神!なので、彼らの過去編が読めてほんとうに嬉しい。

「バニラ・ショコラ・シガレット」の単話の第一話のレビューで「とにかく高槻(受け)が可愛い」「おめめパッチリで長髪でリボンのついた帽子なんか被っちゃって(時には化粧すらするらしい)服装もユニセックスで、いかにも女の子に見えるでしょう〜系に描いてるのに、女の子には見えない不思議さ。」「とにかく人間として可愛いんです。」と書いた私。

二年前の登場時は「ジェンダーレス」という言葉を知らなかったので、彼を何と呼べばいいのかわからず、だけど「男だけどかわいい」とか「女の子みたいでかわいい」とか表現するのは違うなと思ったので「人間として可愛い」と書いたんだけど、今回「ジェンダーレス」という言葉が作中で出て、まさにそれだ!!と。

そして、今回の新作。
やっぱり高槻、かわいい。
そして豊橋、かっこいい。

全体通して、ゆるっとふわっとした雰囲気だけど、「大半の人がノンケだからって、目の前の人間もそうだとは限らんでしょうに」という豊橋の言葉にハッとさせられたし、「女の子だから、男の子だからという決めつけはナンセンスだと思わない?」「好きなものは好き」というメッセージ性が感じ取れて良かった。
けっして声高じゃないし、説教臭さとか押し付けがましさは皆無なんだけど。

彼ら二人がただの隣人から恋人になっていく過程は期待通りだったし、高槻が舞台挨拶で喋った際の「誰かと関わることは 目の前が色づいていく」という言葉も良かったです。

5

幸せな気持ちになるれる

幸せなお話でしたー
『バニラ・ショコラ・シガレット』で主人公の隣人たちだった、豊橋と高槻の出会いから恋人になるまでが描かれています。
前作では読み足りなかった2人ですが、今作では一冊丸ごと豊橋&高槻CPのお話です。

アパートの隣人として知り合った豊橋と高槻は、豊橋の作る美味しいご飯をキッカケに仲を深めていきます。
素直な言動が多い高槻を可愛いと思い始める豊橋と、自分を認めて優しく接してくれると豊橋が気になる高槻…

どう見ても両思いなのに、事あるごとに逃げ出す高槻にちょっとイラつきました。
高槻は、恥ずかしくなったり気まずくなると逃げてしまうんですよね…
その点、豊橋は一貫して言動がブレなかったので好印象です。

ただ、映画の試写会で告白した高槻はとてもカッコよかったです。
恋をしたり、人と関わる事で景色が色付き、今までとちがって見えてくると言った高槻。
だけど、それって高槻だけじゃなく豊橋も同じなんだと思います。
2人が関わることで、2人の見えている景色は色付いたのではないでしょうか。
とても自然にくっついた2人だったと思います。

描き下ろしでは、椿と我妻が登場しますが、今作ではこのCPが読み足りなかった…
結局、この4人が好きなので、もっと読んでいたいということです!

4

甘くて可愛い二人のはじまり

【バニラ・ショコラ・シガレット】の続編(前日譚)
前作で既に恋人同士だった豊橋×高槻の馴れ初め♪

高槻が相変わらずの”豊橋スキスキー”なのですが
前作のラブラブを前提とした”好き好き”とはまた違って
相手の気持ちが分からない片想いな”好き好き”が
たまらなく可愛かったです♡

前作の回想シーンで出てきた「髭面で鉢合わせ事件」もありますが
残念ながら高槻の髭は拝めませんでした(笑)

描き下ろしは本当の意味で前作の続編時系列だったので
椿と我妻さんがちょっと登場します♡
我妻さん推しの私としては我妻×椿の続編を熱望中です♡

0

好きな人の前では可愛く

きゅん萌えしました...可愛い...
バニラ・ショコラ・シガレットのわき役として出てきた2人の馴れ初め編。
この2人の距離感が熟年夫婦みがあって好きだったので、読めて嬉しかったです。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

攻めの豊橋は、シフト制の仕事をしている料理男子。
どこまでも相手に寄り添える人なので、思わず逃げてしまう受けを追いかけて追いかけて、包み込むように捕まえてしまいます。

受けの高槻は、可愛いものが好きな可愛い小説家。
1つ1つの仕草が可愛くて、”好きな人の前では可愛くいたい”という考えを言っちゃうくらいに可愛い人。少し臆病で逃げ癖があるのが玉に瑕です。

初っ端から高槻の可愛い仕草に数Hitしていた豊橋が、いっぱいいっぱいになって逃げちゃう高槻を追いかけていく構図で話は進んでいきます。
高槻の小説が映画化されたということで、ストーリーの主軸にもなっています。ところどころに映画のセリフや主題歌の歌詞がモノローグとして使われていて、高槻の心情とリンクしているのが良い味を出していました。

”どうして女の子はピンクで男の子は青なのか”、この疑問を持っていた高槻の思考を理解してくれた豊橋だからこそ、側にいることができるのだと切なくなります。
熟年夫婦感にも納得がいきました。

ちょこっと天然な高槻に振り回されながらも許しちゃう豊橋の構図が、最高に可愛かったです。

1

ビター?NO、スイートsweet…

「バニラ・ショコラ・シガレット」冒頭のvol.1で恋人同士だった豊橋x高槻の、出会いから恋人になるまでのストーリーです。

ゲーム会社勤務の豊橋の毎日は仕事オンリー。
ある日、アパートの隣室から『わーーーっ!しぬ…』という声が聞こえ思わず駆け込むが、お隣さんの高槻さんはただお腹が空いてパニクっていただけだった…
晩ご飯を一緒にとり、一気に元気に明るくなった高槻さんは、男なのに仕草も笑顔もカワイイ!
そんなかわいい顔で、豊橋くんのごはんおいしい毎日食べたい、と言われて、あれよと言う間に週1でごはん会をすることに。
そうして始まった、なぜか張りのある日々。
高槻が映画化された小説の原作者だと分かった後も、ポワンとした高槻は変わらない。
だが彼の書いた恋愛小説は彼の雰囲気とは違ってどこかアンニュイで、豊橋は一般の男性のようでもなくまして女性ではない高槻がどんな恋愛をしてきたんだろうと考えたり。
ここまでは高槻のルックスは、長く綺麗な髪と華奢な体型でかなり女性っぽい外見でしたが、ある日アクシデントで髪を短くし、その後は少年的な雰囲気になって物語が進みます。
髪を切ってしまった日の後から高槻と全く連絡が取れなくなった豊橋は、モヤモヤグルグル。有休取ってたことも忘れて出社してしまったり。
そうして揺れる感情に名前を付けずに、それでも高槻に惹かれる気持ちを自覚していた豊橋だけど。
高槻は正直です。
BLの世界では、いわゆる「天然」?
男の子は青?かわいいのが好き。髪を綺麗にしていたい。好きな人からかわいいって言われたい…
そんな高槻でも、好きな人に好きを知られるのが怖い。
気持ちがバレちゃう。豊橋にいやがられるかも…って。
そうして涙ぐむ高槻に、笑った顔がかわいい、って言う豊橋のキスが降る歩道橋にキラめく星空。
それでもまだ「男なのに」ってためらう高槻に豊橋は言う。「…何でダメって思うの?」
それが2人のはじまり。
一つ一つのエピソードがすごくかわいくて、新鮮で、ときめきに満ちています。

「NO SMOKING」
「バニラ・〜」の時間軸になって、椿くんが高槻に豊橋との馴れ初めを聞く話。
それは椿にも気になる「男性」がいるからで…
自然体で天然ぽい高槻に背中を押された部分もあるんだろうな〜。

1

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