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表題作はだける怪物 下

秀那 歩(リーマン・後輩)
林田(リーマン)

その他の収録作品

  • ほどける怪物番外編
  • きゅうじつの怪物
  • 描き下ろし

あらすじ

大阪に赴任した秀那は、偶然、林田の元恋人・弓と出会う。
林田の振るった暴力の痕を見て秀那は……。
秀那×林田の最後の本気の恋物語、完結!

作品情報

作品名
はだける怪物 下
著者
おげれつたなか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
恋愛ルビの正しいふりかた
発売日
ISBN
9784403667107
4.6

(406)

(318)

萌々

(43)

(25)

中立

(13)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
40
得点
1850
評価数
406
平均
4.6 / 5
神率
78.3%

レビュー投稿数40

ふたりの明るい未来

すごい良かったぁー…!
今までの暗くてどんより気味な気持ちが回復しました。上巻の小冊子読んだときは、とんでもない作品に手を出してしまったと思ったけど、下巻でリセットできました。

過去に囚われている林田と、未来を見据えて先に進みたい秀那の気持ちが噛み合わないままだったけど、そうしたやり切れない想いが、ついに通じ合いました(^ ^)

林田も過去を忘れたくないわけじゃなくて、自分への戒めの気持ちとあの頃のように自分も屈託なく笑いたい(もちろん秀那の傍で)希望的な気持ちから、過去の写真を剥がすことができなかったのかなっと思いました。元カレの弓がどうとかじゃなくて…。

今カレの秀那からしたら確かにモヤるけど、秀那の良いところはモヤッとした気持ちを行動や言葉でちゃんと林田に伝えているところですね。本当に林田のことが好きなんだなーってビシバシ伝わってきました。

林田も秀那を大事にしたいがために、過去の自分のしたことに怯えている様子でしたが、林田のそうした過去があったから秀那とも出会えたし、笑顔も取り戻せたし、また誰かを好きになることもできた。消したい過去も悪いことだけじゃないことを知って、共に未来を歩いていける秀那と心からの笑顔で生きていって欲しいな、と思いました。

私は弓の、自分では林田の笑顔を取り戻せなかった…と涙するシーンがすごく印象的でした。彼もまた林田のことを本気で好きだったんですよね、だから暴力にも耐えていました。結果的に別れて離れてしまったけど、弓にも笑顔でいられる恋人と幸せになって欲しいです。


秀那に抱かれてどんどん可愛くてエロくなる林田が最高です。2人のイチャイチャに全部気持ちもっていかれました。
満足のいく終わり方。読後感も良く楽しめました。

0

名作

読み終えてみると案外盛り上がりがなかったように感じましたたが、はだける怪物は紛れもなく名作だと感じました!

まず、題名でかんちゃんが怪物と例えられている事にうるっとくるし、冷たい人に思われがちなかんちゃんの苦しい過去と秀那と出会ってからの変化に心が温かくなるからです。

ある日、秀那は知り合いの行きつけのバーで偶然弓と出会います。弓に厳つい顔が好みなの?とからかわれ、笑うと印象変わりますと照れながら秀那が答えたあと、弓は自分にはもうどうすることも出来ないが、かんちゃんが笑っているという事実に涙を流しているシーンは印象的でした。登場人物全員がそれぞれ違う形で幸せを感じていて良かったな〜と思いました!

0

ツンデレ林田

ときどき合わない作品もある先生の漫画。この上下巻は結構よかったです。
それぞれのキャラがしっかり描かれていて読み応えありました。

過去に極度のストレスから恋人に暴力をふるってしまった林田。そのカタルシスはあるのか。
恋人の秀那はどこまでも優しい。ワンコキャラながら包容力が高い。

元彼のユミとの出会いから、少しずつ林田の過去があきらかになります。その過去を乗り越えてこそ、はじめて今のパートナーと向き合える。
その解決編という下巻でした。

この作者さんだけに濡れ場はH。割としっかり男性体型なツンデレ林田さん、Hでかわいいです。

0

大勢で語り合いたい作品


こんなに語り合いたい作品は今までにあっただろうか…。

というのも、終わり方で賛否別れるだろうなぁと思ったからです。
私にとっても珍しくて、結構意外でした。
少しモヤモヤッと感が残りますが、もしかしたら何度も読んでいくうちに感想も受け取り方も変わってくるかもしれません。

もうこれは本当にただの感想で、私の理想でしかないのですが、最後は二人が再会して手放しでかんちゃんや弓が幸せになってほしかった…。
すみません、本当にただの理想なだけです…。

それでも、この終わり方で美しいとも思います。
かんちゃんも過去の痛みを抱えながら、それでも秀那に支えてもらって一緒に生きる。
それが、かんちゃんらしいといえば、やはりそうなのでしょう…。

あと、チラッと出てきた真山もとても気になりました。
なんだか険しい表情で…あの後、弓は本当に幸せになれたのか…。
弓にかんちゃんの笑顔をもう一度、生で見て欲しかった…っ!

お互いを思いながら、あの頃を抱えて生きていくんですね…。

もう読んでいて、どっちも心配になりました。
本当、これに尽きます。

あ~~あと、かんちゃん…ずっと秀那呼びだったなぁ…。
甘々が読みたい…特典などで見逃してるだけで、どこかで読めるんでしょうか…?

エロもエロくてまさかここで潮〇き読めるとは…。
紙媒体が修正少なくてオススメです!

それにしても、おげれつたなか先生!!
絵が上手すぎます!!
構成や見せ場、キャラの表情や背景、何をとっても綺麗すぎて細かな部分をじっくり見て読んだので読み終わるまでかなりの時間を要しました。とても幸せです。

0

かんちゃん良かったね

おげれつたなか先生の作品の中で私が一番好きなはだける怪物シリーズ最終巻。
かんちゃんと弓と秀那の関係はギヴンの秋彦と雨月と春樹の関係となんとなく似てるなと思いました(秋彦と雨月が好き同士なのに上手くいかず、秋彦と春樹がくっついて上手くいくっていう)。
私はかんちゃんと弓のカップリングの方が好みだけど、好きと、カップルとして上手くいくかどうかというのとは違う事なのですよね...。もちろん、かんちゃんは秀那のこと好きなんでしょうけど。とにかくかんちゃんに笑顔が戻って良かったです。

0

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