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表題作共鳴劣情 オメガバース

首藤煌騎(α),23歳,名家出身の刑事
本浄天音(Ω),30歳前後,βと偽る刑事

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

岩本薫先生のオメガバースシリーズ、待望の第2弾!
オメガでありながらベータと偽り刑事をしている天音には、バディがいる。
アルファの名家・首藤家の出身であることを隠して刑事になった煌騎だ。
最初は天音に反発していた煌騎だが、事件に対する真摯な態度に惹かれ、情熱を隠さない煌騎とは対照的に、天音は一定の距離を置いていた。
そんな時、ある事件が起きて!?

作品情報

作品名
共鳴劣情 オメガバース
著者
岩本薫 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
共鳴発情 オメガバース
発売日
ISBN
9784813013259
3.9

(46)

(20)

萌々

(14)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
175
評価数
46
平均
3.9 / 5
神率
43.5%

レビュー投稿数7

オメガで刑事でバディで

続編ですね。なぜ受けがベータとして生きてこられたか、警官を目指した理由や捜査のノウハウを教わった恩師の存在などの前作ではなかった肉付けがされています。

今回の事件もハラハラですね。というかまた正規の捜査じゃないんですね。よく都合がついたというか時間が取れたというか…。

ようやく攻めをバディとして認めてきた受け。
しかし今回の事件の捜査でαの世界に潜入したり、攻めの社会的地位を目の当たりにしたりで改めて住む世界が違うと実感したり。
正装したらものすごい麗人な受けなのや、ハイクラスのパーティの様子や首藤家の豪華さなどさすが岩本さん。

しかし二人がこじれちゃって。
受けは意地になって一人で危ないところへ飛び込んで…。

なんというか刑事バディものの王道なんですかね。読んでてハラハラするけど、きっと攻めが助けにくる!とこちらも信じてしまう。

今回は受けの発情期も重なり、ゴムもなくでさらに何重もハラハラしました。

予想通りの展開でしたが、受けがようやく攻めのことを認められて、時間はかかるけど素直になれる日が来そうですね。

1

ブロマンスを超えたBL感がひしひし!

刑事バディの二作目です。

一作目は二人のプロロークという感じで、
ちょっと物足りなかった感があったのですが、
今回はようやく一歩前進です。
(一歩前進するのに一巻かかりましたが!)

散々オメガという自身の枷に縛り付けられ、
苦しんで来た天音。
彼は自分だけでなく、
他のオメガの苦しみまでその背に背負い、
晴らそうともがいている。
それが生きる意味だと思っている。

そんな天音になにも知らずに、
ただ『好きだから』『運命の番だから』と
後を追いかけていた刈谷も、
自分の世界と天音のいる世界が違うのだと、
アッパーとダウンタウンの違いを肌で感じて
自分の無知さを知っていく。

そんな二人の心情の変化を、
丁寧に書き込んでいく岩本さん、流石です!

オメガバースというと、
どうしてもヒートやフェロモンのアイテムで、
えろえろ重視になりがちてすが、
天音はそこに意地でも屈したくないという
強い意志を持っている!
それでもそこにどうしても屈し、
引きずられてしまうのがオメガで、
その辺の葛藤や悔しさが滲み出ていて、
その辺は読んていて結構辛い!

更にアルファの刈谷がぼんぼんなので、
どうしても天音の居る所まで降りてこられない!
この辺ももどかしい!

けれど、二人がそんな
互いの肉体の、心の葛藤を捻じ伏せるように
繋がっていく過程が、
BL腐女子としてはたまらないのです!

この痛くて泥臭い感じは、
BLじゃないと成り立たないお話だなと。
(それていて、
正装とかテーラーとか
腐女子の好きアッパーアイテムを
散りばめてくる所も流石です)

今回は確かに天音が意地っ張り過ぎて
刈谷に厳しいので、甘々とは程遠い展開で、
更にキツイ過程もあるので読んでいて結構辛い!
しかしその分後半は、
枷が外れたように一気に晴れ晴れとした気分に!

さて、これから二人に更なるどんな事件が、
心情の変化が訪れるのか、
とにかく続きが楽しみであります。

古の腐女子としては流石岩本さんと、
BLを読んだ!という充実感にどっぷり出来たので、
評価は「神」で!

5

共鳴発情の続き

前作読んで「受けが強い!」と嬉しかったので購入。今回は受けがちょっとヤラレテしまって、あまり嬉しくなかったので萌にしました。ワンコ攻めは可愛いんですけどね。本編390Pほど。

国民番号を持たない野良オメガでしたが、幼い頃に知り合ったベータの個人情報を使って刑事になった天音。人との関わりは極少に抑え、ピルでヒートをやり過ごしていましたが、アルファである煌騎とバディを組まされ、気分は最悪。ある日、煌騎がなにやら一人で調べ物をしている様子に気付き・・・と続きます。

今回の新しい登場人物は、事件関係者と前作出てきてなかったと思う攻めの兄の圭騎(気になる・・コミカライズはこの人なのかな)、母、受けの先輩である小田切(故人)。

++攻め受けについて

まだ社会に出て1年目、刑事としての経験値低であるためか、やたら受けに弱く耳しっぽ垂れているワンコ状態の攻めさん。それは1冊目とあまり変わらない感じですが、今回は舞台を攻めのホームグラウンドであるアルファ社会に移したからか、ヘタレわんこ感を残しつつもアルファ感が増したように思いました。

ちょっと残念だったのが、受け。オメガフェロモンを操れるというスーパー能力は健在だったのですが、今回は事件関係者のアルファにやり込められちゃうんです。
そこが悔しかったーーーーーっ
それをきっかけの一つとして、攻めの事が嫌じゃなかったって気付くので、大事なエピソードかもしんないけど、「無敵状態な受けが攻めにだけボロボロ甘える」というのが好きだからかな、他のアルファに力負けしてしまうのが無念だったです。くー。

最後にちょびっとだけ素直になって、年下ワンコのあまりある精力に身を任せて、二人どろどろになるシーンがあり、「そうそうこれが欲しかったの」と嬉しかったですが。天音さん、強いんだからもうちょっと頑張ってくれれば良かったのに・・と個人的には思った一冊でした。バディとしても番としてもまだまだこれから伸び代ある二人なので、また続くと嬉しいな。

3

天音が

ベータと偽って生きる天音とトップアルファの煌騎が魂の番で、発情期に身体が触れると抑制剤も効かずに共鳴発情するという設定のオメガバース第二弾でした。

2人は刑事でバディなんですが、今回もオメガが亡くなった事件を秘密裏に捜査します。

今回はターゲットに近づく為に煌騎の実家のパーティーに天音も入り込むんです。そこでアルファの世界を見て、自分と煌騎の生まれと育ちの違いを痛感するんです。もともと素直じゃないのに、余計に意固地になって行くんです。それが余りにも可愛げ無くて、ちょっと嫌気がさしました。
そして天音は煌騎を避けてしまった事により、自分でピンチを招いてしまうんです。
刑事として成長した煌騎が必死で天音の居場所を探し出して、無事に救い出すことが出来ました。そして煌騎が自分にとって特別な存在だと自覚することが出来て初めて素直に謝るんです。

でもですね番の契約をしようとした煌騎に、自分は野良オメガだから、フェロモンが無くなったら刑事としての武器が無くなるって拒絶するんです。そこがちょっと納得出来なかったです。

1

まあ、普通かな……

なかなかのボリューム
そしてなかなかのお値段

続編ということもあり、買ってみました
前作、そんなに嵌らなかったんだよなぁと思いつつ

で、あらすじと言うか詳しいところは皆さん書かれてるので内容1点これだけは知りたい

天音、結局レイプされたの?

そこんとこの描写がよく分からんのですよねぇ
まぁ、無理矢理口に突っ込まれてましたが、挿入されたような描写はなくていきなりそこで場面転換
攻めターンに入るからまるで挿入されてるかのようだし

うーん

あと、生理的にダメだったのが強制フェラされた天音にキスしたりとか
レイプあったのかないのか分からんまま生で致すのは

衛生的になんだかなぁ、と思ってしまいました

せめてシャワー浴びようぜ

1

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