あなた以上の人は……この世に存在しない

恋する救命救急医 魔王陥落

maou kanraku

恋する救命救急医 魔王陥落
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
春原いずみ 

作家さんの新作発表
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イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
価格
¥740(税抜)  
ISBN
9784065187517

あらすじ

救命救急センターを舞台に繰り広げられる人気BLシリーズ。

天使の美貌と悪魔の魅力を併せもつ救命救急医・貴志颯真。彼に抱かれることが、整形外科医の森住英輔にとって日常になりつつあった。だが、紆余曲折を経て恋人のポジションに収まった貴志を受け入れておきながら、森住はまだどこかでこの関係を正確に理解できない。自分はただ、貴志の情熱にほだされ、与えられる快楽に溺れているだけなのか、それとも――?

表題作恋する救命救急医 魔王陥落

貴志蒼真,救命救急センターの新任救命救急医32
森住英輔,中央病院の整形外科医30

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

恋救シリーズファイナル

今回は救命救急センターの救命救急医と中央病院の整形外科医のお話です。

攻様に迫られるままに付き合っていた受様が攻様への恋を自覚するまで。

受様は聖生会中央病院勤務の整形外科医です。中央病院には救急救命セン
ターがあり、勤務医は輪番でセンターの当直に当たりますがをしますが、
受様は経験を積むため積極的に引き受けています。

美術館の庭にある桜の木に淡いピンクのつぼみが付き始めた頃、受様は
春からセンター勤務となった美貌の医師とカフェ&バー「le cocon」を
訪れます。この美貌の医師こそが今回の攻様です。

攻様の父はイギリス人、母はアメリカ人ですが、日本でホテル業を営む
祖父の後継者となったことから、攻様は生まれ育ちも国籍も日本で完璧
な日本語を話します。しかし、両親の血を色濃く継いで栗色にオリーブ
グリーンの瞳つ攻様はおよそ日本人には見えず、その美貌も相まって
かなり不思議な存在です。

受様は中学生の時の交流キャンプで攻様と出会っていて、再会した途端
攻様にロックオンされ、熱烈に口説かれ続けていました。メンクイな上に
押しにも弱い受様は、巧みに罠を仕掛ける攻様に組み敷かれて以来、事あ
るごとに仕掛けてくる攻様に抵抗できずに関係を続けています。

2人がドアを開けると元医師であるマスターが魅惑的な声で迎えてくれ
ます。そしてカウンターには彼の恋人である若手救命救急医、センター長
とその相方であもあるバーのオーナー、副センター長と彼の同居人もある
看護師が各々の時間を楽しんでいました。

まずはと受様が「ジン・フィズ」を頼めば、性格のよろしい攻様はほぼ同
じ材料でつくる「トム・コリンズ」を注文します。そんな攻様は少林寺拳
法の使い手で、剣道の有段者である受様と体格的に大きな差はないのに、
天国の扉が垣間見れるようなベットテクとも相まって受様は全敗中です。

ベッド手の睦言もかなり過激で、のんびりと恋愛ができる相手ではない
のですが、受様は攻様を拒絶できずに関係が続いています。

まったりとした時間が流れる中、マスターがオーナーに店のウェイター
兼バリスタでもある青年が一時帰国すると報告します。彼は物憂げな
感じのする美少年もどきで、今はヨーロッパをうろうろしながらあち
こちの店で勉強させてもらっていると言います。

受様は1度だけですが一緒に旅した仲でした。と言っても2人の関係は
軽いキスを交わしただけで、彼が海外に行ってしまってからは、連絡の
1つもないくらいです。

しかし、受様が彼を気に入っていた事は店の常連客には周知の事実で、
マスターも彼が受様に懐いていた爆弾宣言をかまし、受様と同期である
センターの若手医師も「受様は面食いで合コンでも一番ルックスのいい
子をゲットしていた」等と不要な援護射撃をするものですから、攻様が
どう思うだろうとドキマギします。

そして件のバリスタが帰国するのですが、猫のようだと評される彼の
登場は攻様と受様が保っていた微妙な距離感を刺激する事になります。

果たして攻様の想いは受様に届くのか!?

春原先生の救急救命医シリーズ既刊「恋する救命救急医魔王降臨」から続
いたカプの続刊にして完結巻、恋救シリーズとしても最終巻となります♪

本シリーズは救急救命センターで働く医師達の恋を描いたシリーズであり、
今回のカプでは3巻目となりますが、シリーズ最終巻らしく、今まで登場
した医師達が恋人と勢揃いするサービスシーンもあり、既カプがお好きな
方にも楽しいお仕立てです。

受様にとって謎だった攻様のいろいろ等は前巻まででほぼ明かされている
ので、本作では受様以外には本作の終着点は言わずもがなので、受様が
どうやって覚悟を決める、というかどうやって恋心を認めるのかが肝にな
るのかな!? とワクワクと読み始めました。

件のバリスタは人生の辛酸を舐めたが故に人の機微に敏感ですが、受様が
困る事を承知の上で、またまた行き会ったレストランで受様に思わせぶり
な態度をとるのです。ソレが原因で2人は衝突し、冷戦状態に突入するの
です。

そしてその後、攻様が大変な目に遭って受様は自分の気持ちを認めざるを
えなくなると言う展開なのですが、春原先生が医療従事者なだけに攻様
の遭遇した○○(って伏字にするほどではないのですが山なので一応・笑)
の描写がリアルすぎて、受様の焦燥が更に増し、読者もまたハラハラ度
MAXです (>_<)

攻様じゃなきゃ悲惨な恋物語になっちゃったかもな展開は、最後のカプ
であり「魔王」だからこそ仕掛けられた感も無きにしも非ずにですが、
楽しく読めたので、これもまた良きかな。

4組の恋人達の悲喜交々な日常がもう楽しめないのが少し残念ですが、
シリーズ完結に相応しい1冊だったと思います。 (^O^)/

本シリーズは商業ではまとまらなかったカプがもう1組、春イベントで
発刊予定だった同人誌に収録されています。こちらの受様はさらに大変
な目にあっています。ご興味のある方はぜひこちらも読んでみて下さい。

同人誌あとがきで「カーテンコール」も激押しされたので、読む余裕が
できたら手を出したいと思います。

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