BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
本の内容も、主人公2人の関係も、とても満足のいく心から面白いと思える1冊だったように思います。
初読み作家さんだったのですが、言葉の表現の仕方が綺麗で、またそれが隠れ家的お店や脩一の醸し出すオーラとマッチしていて…。
この1冊だけで他の作品も読みたくなってしまう、好きな作家さんになりました。
この本のオススメするポイントとしては、(あくまでも私的主観ですが)久しぶりに主人公2人ともに好感を持てました。
攻めさんの脩一さんの包容力の大きさに、読み手としても何回惚れそうになったか…。
今まで読んだ攻めさんNo.1の包容力と言っても過言ではないと思います。
本当に本当に終始かっこいいに尽きる、素敵過ぎる攻めさんでした。
そんな攻めさんを陥落させたのが受けさんの救命救急医でもある昌。
帯に子犬と表現されていたので可愛い系かと思いきや、そんな感じでもなく。
仕事に対する責任感も凄く持っていて、適当に力を抜くこともせず上を目指しながら日々頑張っているので、自分自身を疎かにして倒れてしまうくらいの仕事人間。
上司に言われて行ったお店で脩一と出会うことによって、心に余裕が生まれ、また一段と医者としてかっこよくなっていく姿は、脩一も言っていましたが本当にかっこいいの一言に尽きます。
見た目が子犬っぽい感じなので可愛い見た目とのギャップに、密かに院内で人気あるんじゃないかと思ってます笑。
そんな頑張り屋で弱味を見せない昌が唯一甘えられる存在に出会え、可愛く翻弄してるシーンは普段が真面目なだけに、いくら脩一でも理性崩されるよなあ…とニマニマしちゃいそうでした。
この2人は割と早い段階でくっつくのでこの先の展開は?と、思いながら読み進めましたが、昌が医者として大きく成長するきっかけが2件舞い込んでくる中盤のシーンは、本当に医療系の小説を読んでいるようでハラハラとドキドキとやり切れない昌の思いとがふんだんに伝わってきて、のめり込んで読んでいました。
そんな昌をさりげなく支えてくれている脩一が本当に素敵で!
この2人は出会うべくして出会ったんだな、と読み終えた今はそう思います。
脇役として出てくるトムや森住なんかも、この本では欠かせない人物で。
あとは、脩一が出す家庭的フレンチ料理が美味しそうで…その辺も見どころです。
あらすじに関しては、実際に読んでもらって楽しんで欲しいと思うのでほぼ省略しましたが、買って損はないと思うので、本格医療系の本を、でも恋愛要素も盛り込んであるものを読みたい方には是非オススメしたいです( *´︶`*)
楽しく読める医療ものお仕事BLでした。
春原先生の医療ものはいくつか読んでいますが、それらは主に病院内だけで起こることだけが描かれている話でした。それに対し、今回は病院近くにあるカフェバーも重要な舞台になっているので、話に変化と厚みが出ているように感じました。
人の命に関わる仕事で疲れたり追い詰められたりしたお医者さまが、癒されにいく「繭」、素敵ですね。
最初読み始めた時は、主人公の恋のお相手は上司か同僚なのか?と思いましたが、読みすすめると、素敵なお店の素敵なマスターと甘い雰囲気に……。
表紙イラストの主人公くんは、ちょっとかわいい女の子に見えすぎる気もしましたが、悩みながらもきちんとお仕事に励む主人公と個性的な周囲の人々が良い感じのストーリーでした。描写が深刻になりすぎないところも良かったです。
とうとう手を出してしまった恋する救命救急医シリーズ。電子書籍で一気買いしました。
恋する救命救急医、晶視点です。
も〜甘いよ〜!何これ?こんなに甘えて甘やかされて美味しいご飯にデザートに餌付けされて、いつでも待っててくれて。なにこのご褒美!?
ボロボロになるまでギリギリで頑張る晶を見かねて隠れ家を上司篠川に紹介され…。
不思議なお店ですね。そこの美丈夫店長が素敵なお方で。
最初のエッチの部分が夢の中のようで、え?いいの?な感じで進みましたが、晶は大丈夫のようでした。なにこの甘えたなエッチは!
一目で愛してしまうなんて〜!素敵すぎる!
医療もしっかり書かれていて、でも重いところを店長に話すことでこちらも救われるというか。
仕事の悩みまで話したりこんなに甘えていいの?なんて羨ましい!
店長の過去も、そうだったの〜!?
ベテランの先生だけあって、定番の医者ものでは安定感あり
主人公の受けは、がんばりやさんのけなげ系
めぐまれてはいるけれど、けっこう不遇な生い立ちで、医者になった経緯も悲壮感があって、どんなてんかいになるのかと思っていたら、そんなに波風立たずに攻めとまとまってしまって、やや肩すかし。それでも、よかったね、とおもえる、ほんわかあまあま系でしょうか
悪くはなかったです
イラストが、まさに主人公の受け、こいぬちゃんでした。