電子限定かきおろし付
ようやく両想いに!ここからはもうハッピーイチャイチャ祭りじゃやっほい~ ( ゚∀゚)
って思いきや、まさかの感涙モノ。
妊娠に向けてピルの服用をやめる倫。しかし、抑制剤の報告されていない副作用で記憶障害を起こしてしまう事に。物忘れが徐々に悪化していく中、いつか大我をも忘れてしまうんじゃないかと恐れる倫は、とある決断を出すのだが…
号泣っていうより、気付かないうちに涙がポロっみたいな。
まさに真愛。
せつない系は好きなんですが、やっぱり夜明けの人間なので、最後に4人の幸せな未来が見れて本当に嬉しかったです。
素敵な物語をありがとうございます。
切ない・・・っ!
2巻の終わり方からして、また2カップルが運命でモヤモヤするのかな?と思ったのですが、想像とは違う方向の切なさでした・・・映画なの?ストーリーが天才ですほんとうに・・・!
でも、未来がある。希望がある。
多数派の、力を持つ側の行動によってしか変えられないことがあり、「そんなの無理だ」「そんなの必要ない」「おかしい」と言われてもそれに立ち向かう人がいて、、!
2巻に引き続き萌ではないんですが、涙あり、幸せありな素晴らしい一冊でした。
愛か、運命か。
オレか、オレ以外か。
みたいだけど。
とりあえず表紙絵の美しい白と2人の笑顔で、多分「良い終わり」になるのは分かりつつ読む。
薫とゆかCPは子供を授かった。
大我と倫CPは番った。
だからもう収まったでしょ、とはならないのがこの3巻。
全ての発端、あの時運命のぶち壊しをした大我に、負のドラマが降りかかる…
…という展開。
大我にはまあまあザマァ。
でも倫には。
これがあるから読者にも「倫(そして大我)、幸せになって!」が発生すると言ってもいい。
そしてこの残酷がこの2組だけの閉じた話にならないところが本作の素晴らしい着眼のように思います。
つまり、薫(α)が抑制剤の副作用をきちんと調べ、Ωがもっと自由に生きられる世界を形作らなければ、と動く所なんです。
そして世界は動き出す。
薫とゆかの子供は無事に生まれ。
大我と倫はまた初めから愛を重ね。
運命、よりも自分の選択。
自分の愛も未来も、自分が選べるんだ。そういうエンディングになったのだと思います。
最後は、薫もゆかも、大我も倫も、みらいくんもランとレンちゃんも、笑顔のエンディングです。
三巻一気に読みました。1巻だけ読んだら佳作でしかなかった印象です。オメガバース作品に共通なのは本能によって結ばれる相手こそが運命なんだという謎の設定を、この作品は見事に覆してくれてます。運命の相手と出会いながら違う相手と番になります。本能をも凌駕する愛こそが運命の番だと、ドラマチックではなくドラスティックに描くことに因って物語の奥行きが広がっています。1巻で運命の相手であった友人のゆかをレイプしようとした大我とセフレのΩの倫の2人の過酷な運命と、運命を乗り越えようとする直向な誠実さと痛み全てが愛おしいです。薫のゆかへの愛も、αであるからこそΩに出来る最大限の努力の成果も全てが本当に読ませてくれます。akabekoさんはシリアスモードからファミリーものまで幅広い方です、小説でいうなら凪良ゆうさんみたいな感じに思いました。控えめに言って最高以上なので最上です。
3巻を前にして、やはり1巻からもう一度復習しました。
最初に読んだときは、あれ、akabekoさんなのに今一、とか思っていたのですが、読み返して、特に2巻などなんて泣けるいいお話なんだろうと感慨を新たにしました。
3巻は、表紙から受ける印象そのままに、暖かいお話。
どこまでも一途なアルファ、薫と、その愛を受け入れるゆか。子供も授かり、本当によかったなあと。
そして、薫がオメガの社会的な立場を変えるというお仕事のストーリーもgood。
1巻では哀愁漂う悪役、2巻ではクールなむっつりになった大我ですが、3巻ではクールさはそのままに愛の人へと変貌を遂げました。
なぜか運命の相手が交差してしまったけれど、誰よりも幸せなカップルが二組見られて、やはりじんわりと泣かされました。
記憶喪失になった倫ですが、1巻からは想像できないほどの大きな、そして一途な愛で倫を包む大我に、心の底から応援したくなりました。
いつか倫が記憶を取り戻し、大我の大きな愛をすべて知る日が来るといいなと思います。