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(・ω・) パタリ(本を閉じる音)
(・ω・) ……。
(;ω;) ブワッ
↑情緒グッチャグチャ。もうね。これです。
一呼吸置いてからブワッと涙がこみ上げて…アカン…。
刈野に裏切られたと思い込んでいる梓。
エノの罠に嵌められたと知った刈野のその後の行動。
殺伐とした空気が漂い、苛立ちが隠せないクラス内。
まるで1巻の頃のようなヒリついた雰囲気なんですが、
昔に戻ったのではなく変化が少しずつ表面化していく。
刈野がキングになり、梓がターゲットになり、もうすぐ1年。
どれだけ貶められても絶対に折れない梓。
梓への執着で人間らしい変化を見せ始めた刈野。
それらはエノのような人間の負の感情を触発するけれど、
同時に歪な箱庭をぶっ潰すキッカケも出てきた気がします。
(もうね、知れば知るほどエノ達がしてることエグい…)
(他クラス・学年関係なしにターゲットにしてる…)
(つくづく梓は刈野に守られてたんだな~と実感する)
ここにきて膿を吐き出すキーマンになりそうな新キャラも登場し、
どうしようもないカーストゲームにメスが入る道筋が見えてきました。
というか、そうであってほしい!!(願望)
さて。文化祭後、刈野はエノと終始ベッタリ。
梓の殺気は日毎に増し、近づく者は皆殺す状態の尖ったナイフにーーー。
刈野に裏切られた心がずっと痛いと泣いているようにも見えます。
あれだけ嫌がらせされても学校を休まなかった梓が、
目の前で刈野がエノを守りイチャつく光景を見て学校から逃げるのがも~~~!!
何とも言えぬ切なさ!(と同時に渦く萌え感情←)
傷ついてる表情がね!も~~~~!!!(;///;)
(感情がうまく言葉にならないけど、梓が折れちゃうとこってソコなんだっていう…)
学校をサボる梓に一発入れたのは意外な人物でした。
(1番そういうことしなさそうで、当然梓の為じゃない)
(不本意ながら1周回って梓や刈野を助けてるっていう構図が好きだ…!)
1発入れられた言葉がジワジワ効いてくるのもすっごい良いんですよーー!!!
刈野に裏切られたって思い込んで何も信じられなくなってた梓がね、
もう1度刈野を信じてみようって。ね。ホントね。
刈野の顔を見て裏切ってないと確信した瞬間とかね。
もぉぉブワッときます…!!これでこそ梓だなって!!
あとですね。どんな危機でも守りに入らない強さ。
刈野は梓の危機を排除しようとがんばってるわけですよ。
けれどそれを弾き返して啖呵切って突っ走るとこね!!
はぁぁぁぁ…(胸いっぱいのため息しか出ねぇですよ…)
で。刈野なんですが。
前半は嫌な気分でした。エノにベッタリ刈野。うぇぇ。
中盤で本当の目的が語られてニヤニヤしました(;///;)
(わかってたけどね!わかってたけどさ!!)
エノが仕掛けた醜悪な鬼ごっこで
梓がやべーってなった瞬間に顔を歪めてるとこ最高。
刈野:「俺が作った穴は俺が埋める。次は失敗しない」
33話のこれ、巻末の描き下ろしを踏まえ咀嚼すると、
愛の宣言であり相当ゲロ甘なのでは…?(宇宙顔)になる。
私、この流れだけでキュン死にしてます。堪らん/////
梓が学校を休むキッカケとかさ、
梓を守ろうとする刈野のこのセリフとかさ、
はーー!お前らラッブラブじゃーーーーーん!!!!!
ってなるんですよ。とてもシリアスな空気感なのに。
ハピエン明言された通り光の道筋がみえてくるんですよ。
展開グチャグチャで情緒は持ってかれっぱなしだけど…。
7巻まで追い続けて1番感じるのが、
キャラブレすることなく心理描写が変化していく様子。
登場人物が多く、皆の気持ちが絡み合って、作用する。
人間の多面性を出しつつ本質を炙り出す魅力が詰まっているなと思います。
カーストゲームで生きた彼等のAnswerが楽しみです。
校内にカースト制度がある。
というぶっ飛んだストーリーのカーストヘブン。前巻の6巻がただただしんどくて、切なくて、どうなっちゃうのかなー、と思いつつ手に取った7巻。
エノという存在が学校の空気を変えていく。
恐怖と暴力で支配する彼に、狩野は引きずり込まれてしまうのか―。
んー。
素晴らしいストーリー展開、としか言いようがない。
これ、過去にトラウマのある方は非常にしんどい作品だと思うので注意が必要だと思うのですが、大人になっていく過程で誰もが感じるであろう閉塞感を見事に描き切ってると思うんですよね。
自分よりも「下」の存在を作ることで、自分の価値を見出す。
非常に愚かでバカげた行為なのだけれど、そこに溺れるか、はたまたそこから抜け出せるのか。友達がいて、愛する人がいて、大事な人がいて。そういう人は強いな、という。
「カーストヘブン」は、そういった閉塞感だとか痛みを、真っ向から描いている。
とことんまで梓は追い詰められますが、そこから逃げない彼の強さに痺れる。
そして、そんな梓を愛した狩野の強さにも。
狩野に裏切られたと誤解してしまった梓ですが、7巻が彼らの関係のターニングポイントなんだろうな。最後の、狩野が梓を守ろうと必死になる姿に萌え。「周囲から見られる自分」を演出してきた狩野が、その鎧を捨ててでも守りたい存在が梓なわけで。どうなっちゃうのかと心配になりますが、あつむとか、巽とか、そういった人たちもいるから大丈夫なんじゃないかなという希望も見える。
が、今巻から登場する新キャラもなかなか闇を抱えていそう…。
容赦ないレイプシーンとか凌辱シーンとかいじめ(いやもはや犯罪だと思うけど)の描写がてんこ盛りで萎え萎えな気分になることも多いのですが、それをはるかに上回る世界観が、「カーストヘブン」にはある。
どういう結末を迎えるのか、ずっと追いかけたいと思います。
1巻から追い続けてきて、ようやく7巻。
さっ、さささっ
最高かよ〜〜〜〜泣く〜〜〜〜
もう、やっと!やっと刈野が自覚しましたね!!もう!
読んでる私たちは1巻から既にアンタの気持ちに気付いてたわよ!
って感じなんですが。
ほんと、拗らせすぎてて逆に可愛いよ刈野くん。
梓は梓で相変わらず男前で理想的な受けすぎました。
「俺は庇われる側なんてまっぴらごめんだぜ」
びーえる史に残る名台詞だと思う、マジで。
最後の梓の愛おしげな表情にガチで泣かされました。
辛い描写とかも多いけど、それ以上にキュンキュンさせてくれる。
暗いように見せかけて、実はめちゃくちゃ甘い。
カーストヘヴン、全腐女子に読んでほしい。
ダラダラと続く番外編。の様なものに、しばらく辟易していた。
3巻までの。あの胸を掻きむしられる様なヒリヒリ感が恋しい。
4巻からずっと。主流では無いキャラが増えて、別のカップルの話が続いて行く。
もう、いいよ。刈野と梓の話に戻して欲しい。ずっとそう願っていた。
周囲の思惑を超えて。物語は突然疾走し始める。
読み手側にはついぞバッレバレだったが、刈野は自分のキングという権力を使って、彼なりに梓を守ろうとしている。自分でもそれが何故だかは気付き始めている。
6巻のラストで、梓には誤解されたまま。刈野はエノを女の様に扱い、エノの悪意を絶妙に梓から逸らしていた。そんな刈野の思惑を信じられない梓は変わらない。刈野をハラハラさせる。梓は自分の生きたい様にするしか無い。
エノが図った究極の「輪姦鬼ごっこ」から自力で立ち向かおうとする。
久世もあつむも。巽も。皆んな、そんな梓に協力している。
梓はきっと。がんじがらめに縛られた、窮屈な檻の中に居る彼等の自由の象徴なのだ。
エノの、いわゆる雌臭い、しょーも無さには心底ガッカリした。
ゲームを裏で操り、愉しむ側という彼は、ラスボスなどでは無く。もしかしたら、他の何処にでもある、例えば犬飼 × アンジ、とか。八鳥 × ゆかりちゃん、くらいの。ここに来て小者感が凄い。ただ人を操れる(のではないか?)という自分のしょーも無いマウントの為だけに、学生達を侍らせ、弱い者を虐める。刈野に堕ちて欲しいと乞うている。
エノの登場は、この物語の真髄に迫るものなのだと勝手に期待していたので、本当にガッカリした。
ただ、刈野は、エノがしょーも無い事を看破したからこそ。彼は自信満々に、自分の思惑を遂行させる。ゲームの終盤を前に、ひた走る彼等を見届けたい。
2巻のラスト周辺で、いみじくもあつむが言った様に。彼等はまだほんの10代の子供たちで。
皆んな同じ、なのだ。その苦しみも。焦燥も。自分でもままならないその気持ちも。
鬱屈していたかの様に見えていた巽の、大らかで美しい笑顔が見られたのも嬉しかった。
達観したかの様な彼の落ち着きは、頼もしい。腹違いの兄弟である、刈野との距離の縮まり方もいい。
ほっとさせてくれる。巽が何かと親しくしている神楽、留学先から帰って来て、良い意味で空気を読まない大昇、大昇の弟と見られる1年生のターゲット、陽斗。
彼等は亜流か、本流か。次巻へどう繋がって行くのか楽しみ。
ところであつむが次代の生徒会長に選任されているのはビックリ。生徒会にゲームは止められないかもしれないが、優しさは強さである事をあつむは知っている。彼がゲームを終わらせる結末でも良いなぁ。
普段は甘々な話を読むのが好きで、あんまりこういう話は好きじゃないんですが、まだ地雷を避ける能力が低かった頃に、人気があるから面白いのだろうとカーストヘヴン1~6巻をまとめて買うという暴挙に出てしまい、大変ショックを受けたのが緒川千世先生の本との出会いです。
正直5,6巻の甘くなってきた雰囲気がなければ続きを読まなかったと思うので、結果的には良かったのですがw
7巻では刈野とエノの距離が近づいて、梓と険悪になってしまいます。見てるこっちは刈野に何か考えがあるんだろうなとは察せますが、今までターゲットになってしまっても頑張っていた梓が学校に行かなくなってしまったり、荒れてしまったり、カーストヘヴンらしいヒリヒリした展開が続きます。
でも、1巻の頃のような絶望というわけでもなく、関わってきた人たちの中から味方が増えてきたなと安心出来るような描写もあって、そこまで辛くないです。
エノは本当に不気味ですね、この人は一体何があってこんなになってしまったのか?社交場のターゲットに対する仕打ちが胸糞!
鬼ごっこで捕まってしまった梓と対峙する刈野の表情がもうすごくいい!
そのシーンで思わず叫びましたw
次巻が最終巻だそうですが、続きが気になる~!
描き下ろしの刈野がすごく良かったです。カーストヘヴンらしい雰囲気もあるけど甘々が漏れ出してきてて、隠せなくなってる気持ちが良いです。
描き下ろしの前後を確認する為に、5巻を読み直すことにしました。
相変わらず地雷が多い作品なので、人には勧めづらいのですが、個人的にはすごく好きです。とは言えショックを受けないよう、地雷を覚悟してから気合を入れて読んでます。読む場合には地雷に気を付けて下さいね。