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◾️セス×灰頭若葉
序盤に勢揃いシーンこそあれ、ほぼ一冊丸っとこの2人です。ここまでのセクピスで1番しっかり描かれているCPかもしれない。本筋にはほぼ関係ない感じだけど、何か繋がるのかな。若葉とすずめちゃんは楽しく暮らしてるだろうか。
長持がいいキャラしてます。だいぶ不憫なのにいいキャラすぎて悲壮感がないのが面白い。シリーズ振り返るとみんな当て馬というか、選べる別の相手がいますね。それでもなおこの相手を選んだという演出のためなのか。他にお相手がいなかったのは…シマちゃんぐらいかな?シマちゃんもモテそうだけど。
登場人物が一同に会して楽しそうです。
誰と誰がどういう関係か…複雑でやっぱりよくわからないけれどw
青桐王将が出てきた!と思ったら、あれ、もっとイケメンだった気が(1巻見返したらやっぱりそうでした)
王将が米国をたきつけるのいいですね。
ヤキモチやく米国もいい。
そして新キャラ登場、灰頭。
そしてもう1人の新キャラの登場シーンが見せ場で、セスのかっこいいこと!とテンション上がりました。
が、そこから先は灰頭がコウモリらしく、どっちつかずで。
斑類だから、貞操観念低く、生殖を優先させるのはわかるけど。でもその理屈は見ていて楽しいものではない。
作者さんはそこを分かった上で、2人がそれだけではなくちゃんと恋愛するところを描いて下さりよかったです。
第5巻の始まりは、第3巻に登場した「ハブとマングース」の2人、大将とシマがついに結婚し双子が生まれました、というお祝いの席の場面です。
シマちゃんはアノ国政たちの実家の女将・カレンの甥っ子なので、国政・米国・英国・愛美・ノリ夫・藤原・デイビッド・マクシミリアン・カレン・巻尾・ウメ(シマの双子)・天将の勢揃い。
その席に「男出産仲間の灰ちゃん」が、2才の息子・すずめ君を連れてやってくる。
本作はこの灰ちゃん・灰頭若葉が主人公の、かなりドラマチックな物語。
いきなり車で乗りつけてきたアラブの男性。彼は灰ちゃんを迎えに来たという。
彼はセス。
体だけの関係の相手。
それは「根絶した種」同士の磁場の引き合い。軽種の蝙蝠である若葉には到底抵抗できなかった。
何度も何度もセスに抱かれ、アンドロジーナスになった若葉。
惹かれているのに釣り合わないから逃げようとする。でも中東に拉致されて「翼主」である自分の子を産めと言われ。しかしお腹の中のセスの子供に勇気をもらうように何もかも吹っ切れる若葉。
そんな時、セスの抵抗勢力が若葉を襲い……
…とまるで映画のような波乱展開と、セスと若葉の悲恋的な展開が絡まっています。
セスはフランスと中東のハーフで美形。若葉は可愛らしいタイプ。
セスの国は若葉にとって不安定だからと日本に戻され、セスとは音信不通。風の便りで元々の婚約者と結婚したと聞いてセスを諦め、シングルマザーとして暮らしていた若葉。
そんな若葉をセスは第2夫人として迎えようとします。
一応感動だけど…正妻のサラーム(彼もアンドロジーナス)の心を思うと何とも複雑。
本作は国政や米国の話はなく、ひたすらセスx若葉の物語でした。
絶滅種やアンドロジナス設定なども出てきて、益々世界観は深くなっていきます。
続刊を読んでから振り返ると、ここで一区切り…いわば第一部終了なのかなぁと思う第5巻です。この巻までは斑類の世界感×BL的萌えをシンプルな気持ちで楽しめると思います。
ほぼ丸ごと一冊、斑目家と血縁ではない新登場のカップルのお話です。「翼手」と呼ばれる、絶滅してしまった斑類――重種である鷹の魂元を持つセスと、軽種である蝙蝠の魂元を持つ若葉。出会ってしまった二人は惹かれ合い、やがて舞台はサウジアラビアへと移ります。
寿たらこ作品としては珍しくいわゆる中東モノの雰囲気たっぷりで、この一冊だけ読んでも完結しているのでオススメしやすい作品です。傲岸不遜に見えて一途なセスがたまりません。分かりやすく相思相愛、幸せなカップルのお話で、和みました。…だってほら、他がああだから。
このエピソードでは「アンソロジーナス」という一種の女体化の秘技と、斑類の種はかつてもっと多く存在したということが明かされています。うーん…奥が深い。
ファンブックまで買ってしまった、このシリーズ。不思議な世界観に引き込まれます。
◎青桐×シマ
ゲイ婚で、とうとう子供ができました。まさるくんとしまこちゃんの2人なんだけど、大きさの違いにビックリ。まさるくんがしまこちゃんを握りしめてます(笑)娘にデレデレな青桐の親ばかぶりにニヤニヤします。
◎米国×しろ
しろの幼馴染に嫉妬する米国。でも、違うことで怒っていると思っているしろ。うん?ちゃんと上手くいってる?
◎セス×若葉
お話は切なくて、好きでした。好きなんですけど、一夫多妻がどうも苦手で…。サラームも若葉も可愛そうだと思っちゃうんです。
そんなこんなで6巻に続きます。