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人当たりがよい主人公、みんなから嫌われてるデブで嫌味で怒りんぼな5歳上で30歳の上司と無人島に幻の薬草を探しにやってきて手違いで迎えがこない、そのまま2人きりで3ヶ月。。。
ラブコメでした。
前半は後輩の攻め視点、後半は救出後の上司視点です。
年齢と肥満体、マザコンな言動なんかで嫌なおじさんをイメージさせる前半。ずっと挿絵はイケメンな部下しかない。上司は絶妙に後頭部や後ろ姿しか描かれていない。
後輩くんは、ショタ美少年好きだから、年上の肥満体で性格の悪い上司の事は最初は大嫌いなはずだったのに、だんだん可愛く思えてきて欲情するまでに。究極の状態だとそんなことなんの???
えーーっ?!って思うけどまぁ面白いから良いです。
無人島から無事脱出して戻ってきたらあんなに相思相愛だった2人が1年半音信不通に。
突然姿消されたらそら探すよね、それでも見つからなかったのになんとすんなりであっちゃったのは運命の悪戯だわ。しかも、すっかり痩せて攻めの理想的なショタ美少年風に変身してるんだもん。32歳のおじさんなのですよ。
後半になってやっと挿絵が出てくるんです、痩せた姿になってから。32歳に見えませんよ。
でも、前半の諸々が私の中から消えないのでどうも受け入れられなかったです。あの嫌なおじさんが痩せたらこんなにかわいくなるー?って。あと、マザコンで母親に主導権握られてた男って事で32歳ですが非常に子供っぽいです。ピュアといえばピュアですが、ちょっとラブコメが過ぎる感はあります。
攻めは攻めで、オモテの顔と素の顔が違いすぎてコイツなー!と思う部分もありました。弟に対しての態度が酷い。あと、ショタ好きなので、痩せた姿は案外好みのど真ん中で剃毛プレイなんかもしちゃって割と変態的です。
私は攻めの友達なゲイバーのマスターが好きでした。
木原先生はエゲツない話ばっか摂取してたので、このゲロ甘な2人は意外でした。
痛い、辛い、切ない、の木原音瀬作品。
今回のはコメディですかね。
たまにどうしようもない受けが出てくるのも木原さんの醍醐味(笑)
ハゲやデブ、チビとありますが、受けの今蔵さんは「白ブタ」さんでした。しかも性格がイけてない!
最初は仕事の出来ない、見た目もちびデブ、さらにはマザコンとどうしようもない、救いようのない状態の人で書かれてます。
裕一は生粋のゲイで、若くて色白の男の子が好き。間違っても今蔵さんには惹かれる要素なし、なんですが…
無人島マジック!
不幸なアクシデント続きで、無人島に取り残され、サバイバルで暮らしていくうちに裕一が今蔵さんの“素“を引き出し(裕一も実はイケてない今蔵さんに素を引き出されたわけですけど)、なんと欲情してしまうという…
この辺の裕一のモヤモヤ、モゾモゾが面白いんですよ〜そして裕一は今蔵さんにゾッコンになってしまうという。
無人島から救出された後のエピソードに至っては、もう二人の好き好き状態が読んでるこっちにまで当てられてる感じなラブラブなストーリーになっています。
珍しいー。LOVE &CATCHと通じるものがあるかも知れないですね。
ただ、こちらの今蔵さんは、痩せて良い、可愛い男の子(しかし年上の30超え男)になってるんで、ある意味普通に王道ストーリーとも言えるかも知れません。
ファンタジーすぎるとも言えるかも。
貴重な作品でした。
「どこがよかったのか知らないけど、何かよくわからない僕の魅力に虜になってホモになっちゃったと思ったら、ずっと申し訳ない気がしてて……」
デブ受けと聞いていたのに表紙見て、痩せてんじゃんと思った瞬間「いた〜〜!」笑
100kg超えの巨漢でマザコンで性格最悪な(そして短小)今蔵、こんな受読んだ事ない&会社の後輩裕一と一体どうくっつくのか全く予想出来ないスタートがすごい。
今蔵の嫌味な性格と、裕一が事あるごとに「このデブ」「デプデプした」と毒付くの木原さんの作品読んでるなぁ〜という気持ちになりました。
無人島生活&性生活を謳歌しているの強い。
くっついてからは「裕ちゃん」と甘ったれた今蔵は可愛いし甘々な二人は良いのだけど、ショタコン気味の攻が短小を愛でるのも良かったのだけど、今蔵が昔の片鱗なさ過ぎて個人的にトーンダウンしてしまいました。今蔵は女性への未練は無かったのかな。
いやー、今回はキャラ設定強めで楽しかったです。
顔と外面が良いゲイでショタコンな部下×性格悪く超デブな重度のマザコン上司…。
一体どうなっちゃうの!?ですよね(笑)
序盤はもうほんと嫌~~な上司に耐えていた攻めの東山が本性を現しマウントとったところは爽快すぎて笑いました。
そのうえ好きになる要素が一つもないと断言できそうだった受けの今蔵も、可愛く見えてきてしまうんだなこれが。
読者に配慮しているのか受けがことごとく見切れている挿絵には純粋に凄いって思いました(笑)
不運が重なったせいで最終的には恋人になっている…
先生が書くこのかんじ……好きになった部分にアレコレな理由がなく、気付いた時にはもう手遅れ、好きだわ…と軌道修正できなくなっているとこほんと好みなんですよね~。
東山は家族にもカミングアウトしていて、家族内ピラミッドの頂点らしいので(笑)大きな衝突もなく…。
血筋が途絶えないよう弟にきちんとやることさせて、後は自分のゲイライフを楽しもうとしていたスタイルも新鮮でした(笑)
弟くんが一番被害者だった気がする…!
幸せになっておくれよ、って思いました(笑)
シリーズ最後の「男の花道」が面白かったので、こちらも読んでみました。
受けのスペックが劣悪すぎてすごかった。
チビで130kg超えの百貫デブ。
おまけに超〜マザコンでドケチで根性ひん曲がりのヒステリー。
そんなやつと無人島に取り残される羽目になった攻め。
何もしないくせにキーキーと喚き立てるしか能がない受けにイライラするのは当然なんだけど、良く耐えたと思う。
私ならいくら上司といえども、もっと早くに堪忍袋の尾が切れて
「こんの白ブタっ!これでも食っとけ!!!!」と泥団子を口に突っ込んでたに違いないです。
そんな最悪な上司と一緒にサバイバル生活を送るうちに、次第に……というやつなんだけど、私は無理だなぁって思った。
何がって、歯ブラシがない生活なのに、ディープキスしちゃうという点が…。
えっ、そこ?
ですよね……。
我ながらくだらない。
だけど攻めがディープキス好きということで、描写がリアルで濃厚なんですね。
受けの奥歯の表面を舌でなぞる描写を読んで、わぁ、歯ブラシもない生活だから奥歯だし歯垢たまってそう……みたいになってしまいダウンしそうに……。
我ながらくだらなさすぎる……(涙)
BLはファンタジーなのに、時々こういう点でつまづく自分が嫌になります。(ちなみにここは評価に絡めてません)
あ、お風呂は五右衛門風呂を作って入浴してるので問題なし。
最悪という感想しか抱けない受けだったのに、少しずつかわいく見えてくる……そこはさすがの木原先生。
後半の変わりっぷりはもはや別人レベルだけど…。