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表題作ファインダーの虜囚

麻見,裏社会の実力者
秋仁,好奇心旺盛なフリーカメラマン

同時収録作品ファインダーの虜囚(ネイキッド・トゥルース〈香港編〉)

飛龍,香港マフィアのボス
高羽秋仁,フリーカメラマン

その他の収録作品

  • 勤労カメラマン高羽秋仁の華麗なる一日

あらすじ

「まさか麻見が貴方を愛しているとでも思っているのですか?」
飛龍によって香港にさらわれた秋仁。監禁され、陵辱されながらも思い出すのは自分のために傷ついた麻見の姿だった…
大人気ファインダーシリーズ第4巻! 特別大量描き下ろしアリ!!
(出版社より)

作品情報

作品名
ファインダーの虜囚
著者
やまねあやの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
ファインダーの標的
発売日
電子発売日
ISBN
9784862631978
4.2

(106)

(60)

萌々

(24)

(16)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
18
得点
446
評価数
106
平均
4.2 / 5
神率
56.6%

レビュー投稿数18

秋仁の強メンタル

漫画だからって言ってしまえばこんな状況はファンタジーなのですが、一般人の秋仁がマフィア相手にも折れないし、マフィアのトップ相手にもヘコヘコせずに対等に話しをするし、なんなら飛龍は麻見に執着していたのに飛龍も権利書はいいから居てくれと言う始末だし、コミュ力というか、天然の人たらしというか。そういう所に麻見も惚れてしまったんでしょうね。
飛龍は綺麗系、秋仁の見た目は後に分かりますが可愛い系で麻見のタイプは綺麗系ではなく可愛い系が好みっぽい。(ファインダーの標的で一番最初のページで秋仁の写真を見てニヤってる)後は芯の強さと、真っ直ぐで、媚びないし、自分の事では泣かないけれど、人の為に涙を流す所でしょうね。私は秋仁好きだし秋仁に溺愛する麻見が好きです。

後はこの巻を読めば、麻見が秋仁が連れ去られて離れてるうちに好きは好きだったけど日本での自分の立場や仕事放置して怪我も治ってないのにそれくらいもっと好きになってしまっていたと無自覚に気づいたんでしょうね。
麻見は色んな人からモテモテだったでしょうから、いざ意外と本気で自分から好きになったら不器用でクールぶってても心が熱くて、心よりも体が動いてしまうんでしょうね。麻見にとってもこの俺が焦りかっていうくらい未知の領域なんだと思います。
秋仁も離れてる間も、犯されてる間も麻見の顔が出てくるくらい、身体も心も麻見にハマってはいる感じです。

みんなプライド高くて不器用な男達の恋愛物語は今後も楽しみです。
現在は11巻まで出てるのですが、フィナーレまで自分が生きてるかどうかの方が……。ページ数も少ないので数年に1巻とかガラスの仮面でしょうか。そこだけはキツいです。

0

切ない…ネタバレあり

今巻は正直、読むのが辛かったです。

前巻から〜展開は日本から香港へ〜
秋仁と麻見のそれぞれの慕情、思いがとても切なかった。とくに、秋仁が…ある意味、2人にとって本気で相手と向き合う時間になったのかな。そして、怪我を押して、香港に向かった麻見の秋仁を守り抜く真摯な姿に心打たれました。

一方でそんな麻見の思いを知る由もない秋仁は飛龍から「奴はあなたを愛していると言いましたか…」の言葉で不安に苛まれ、惑わされてしまうのですが、自らを庇い怪我を負った麻見の血液がついたシャツを見つけて、麻見を想い、泣き崩れながら、思い直し、麻見を信じようとする秋仁の姿に心を締め付けられました。そして、どんな状況下に置かれてもいつも前向きで人に対する優しさを失わない秋仁、本当に健気で愛しい子だ。

とにかく、香港に来てからの秋仁への仕打ちが酷すぎる!殴られたり、血尿が出たり…とくに飛龍の慰めものになっている秋仁が可哀想すぎて…欲望を満たすだけの行為…麻見を想いながらじゃないと割り切れないよね…ただ、徐々に飛龍が秋仁の人柄、人間性に触れ、少しずつ変わっていく様には安堵しました。

飛龍の片腕、配下にいながら、ボスである麻見の手ゴマである葉が複雑な立場だったけれど、秋仁を見守ってくれたのには感謝でした。さすが抜け目のない麻見だわ。

私個人としては、秋仁と麻見のそれぞれの心のうちのエピソードで救われた感じです。ただただ、秋仁を無事に奪還、救出した後のラブな2人の姿を見れることを期待して次巻へGOです!

0

ザ・BLですな

ザ・BLですね!
飛龍にさらわれた秋仁。傷ついた飛龍と麻見。
巻頭のストーリーを見てようやくこれまでのお話を理解できました。マフィア物は難しいです。

飛龍に囚われてご奉仕させられちゃうのもザ・BL展開ですね。髪の長いだけの男じゃありませんよ(笑)

飛龍の組織も一枚岩ではないようで、せっかく秋仁とカジノの権利書の取引が行われるというところで飛龍の部下が暴走?してしまいます。どうなる?

秋仁のまっすぐで折れないところがいいですね。麻見もそこに惚れてるのでしょう。
秋仁が飛龍と麻見の関係を想像してズキッと来ますね。
飛龍もそんな秋仁に側にいて欲しいようでまだまだ因縁が深まるのか?

勤労カメラマン高羽秋仁の華麗なる1日では仕事を取られ助手扱いされてる所に麻見が居合わせます。
絡み酒からお約束の気がついたら致してる!
秋仁は麻見を警戒してるんだか心を許してるんだか。隙だらけですね、でもそこが秋仁です。

0

秋仁の魅力を改めて感じられる

 今回は香港編ということで、麻見と秋仁はずっと離ればなれのままです。2人の絡みが見れないのは寂しいですが、飛龍の秋仁に対する評価が徐々に変わっていく所と、麻見がいかに本気で秋仁を取り戻そうと考えているかが分かる所が主な見所ではないかと思います。

 秋仁は最初こそ飛龍に麻見の情夫としか見なされず、脅されてただ従順に奉仕することを強要されます。この頃はまだ飛龍も、麻見が可愛がっている人物を自分が奪い支配していることに優越感を覚えているだけだったのでしょう。とことんまで麻見を恨み、一方で執着している様子が窺えます。しかし秋仁のどんな時でも利害より先に大事な人のために行動できる姿勢や、正直に生きている姿を間近で見て、「麻見の情夫」としてではなく「秋仁自身」の本質を知り彼に感化されていきます。恋愛感情とまではいかないのでしょうが、秋仁を本心からこのまま側に置いておきたいと思うほど、当初の印象から変化したのはとても嬉しく感じました。秋仁は第一印象こそ能天気で子供っぽく見えるかもしれませんが、長く付き合えば闇組織のボスの考え方さえ変えられるくらい素晴らしい長所を持っているのだな、と。それを最初から見抜いていた麻見はさすがですね。飛龍のことを想って涙を流す秋仁には私も心を打たれました。

 麻見のモノローグもとても読み応えがあり、秋仁のことをこの目で確かめたいという気持ちは愛しているとか好きだとかいう言葉がなくても、十分に愛を感じられる言葉だと思いました。また、飛龍と麻見との間で二重スパイ的な役割を担っている新キャラ葉もキーパーソンなので、彼の動向も気になるところですね。

 最後に番外編で麻見と秋仁のストーリーがあるので、シリアスな本編の後にささやかな癒しを得られます。

1

Sakura0904

>ハルハル0531さん
コメントありがとうございます^^
大好きなシリーズなので、拙いレビューですが素敵と言ってもらえてとても嬉しいです。

ハルハル0531

とてもステキなレビューありがとうございます!

飛龍と秋仁の切なエロ

 香港にさらわれてしまった秋仁。離れたことで麻見との関係を見つめ直す時間にもなっているようです。麻見と秋仁の気持ちの変化が見どころの今巻。俄然盛り上がって来ました!
 麻見は折角手に入れたカジノの権利書を渡しても秋仁を取り戻したい、一方飛龍も一時は権利書を諦めてでも秋仁をこのままそばに置いておきたいとまで考えます。秋仁すごいですよね。正直な素直さが闇の世界に生きる男を虜にしてしまうんだろうか。
 飛龍に弄ばれながら「男が男を組み敷くということは見下していると言うことだ」「(麻見は)愛していると言いましたか?」と言われた秋仁は答えることができません。だけど自分の為に怪我をした麻見を思い出して飛龍と麻見は違うと思うのです。そして飛龍も秋仁と過ごすことで、秋仁に対して愛情の様なものを感じるようになります。
 酔った飛龍(めっちゃお酒に弱いw)が秋仁を無理やり抱くシーンが切なエロいです!飛龍は「慰めろ」なんて言うし、秋仁は麻見を思って感じちゃうし…。
 後半では麻見のことばかり考えてジリジリする秋仁が見ものです。あとがきによると、秋仁は麻見と離れて溜まっているそうですよ(笑)飛龍では秋仁を満足させられないのですね。
 飛龍と麻見の関係や、自分と麻見の関係は?麻見は本当に助けに来てくれるのか?とぐるぐる考えて気持ちが最高潮に盛り上がって来たところに、問題が勃発して続きます!!

3

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