イラスト収録
本シリーズは毒の皇帝と呼ばれる皇帝と
界渡りした稀人の皇妃のお話です。
攻様達が追っていた違法薬と
受様が通う高等学術院での事件が絡み合い解決するまで。
受様はごく平凡な日本の高校生でしたが、
サークィン皇国に界渡りし、稀人として暮らしていました。
とある事情で亡国と皇国の国交問題に絡み
賢王で名高いながらも幼い頃の暗殺事によって
半身に残る痣から「毒の皇帝」と呼ばれる攻様と出会い
彼の正妃となります。
愛する攻様に相応しくあろうと日々努力を重ねる受様が
興味を示した学術院に特別聴講生として通う事となります。
事情を知る友人達の協力を得て楽しく過ごしていましたが
1年生の必修科目として参加した王都外の校外学習にて
生徒達が襲撃される事件が勃発、
襲撃者達が王都には立ち入れないはずの魔獣を5匹も
連れていた事であわやの惨劇が予想されましたが
演習にでていた騎士科の生徒と帯同する騎士達が援軍となり、
襲撃者達を撤退させることに成功します。
この襲撃事件はすぐさま攻様へと伝わり
襲撃事件の背景と目的が調査される事となるのですが
人探しをしていた受様は偶然から生徒達が隠れて
不穏な会話を耳にする事となり・・・
賢王と名高い攻様の皇妃となった受様の
異世界トリップファンタジー第15弾になります♪
本作は13巻から始まる学術院での「雛鳥編」の完結巻で
13巻が19年、14巻が20年、本作が24年と時間が経っていて
思い出しながら読み進む事となりました。
たぶん先生の中では雛鳥編の大筋は決まっていて
形にするだけだったと思うので
伏線も綺麗に回収されていの大団円でしたが
読了迄時間がかかってしまいました ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
シリーズとして確立しているので
主要キャラの言動は問題なく入ってきたのですが
受様と共にいる生徒で受様の正体を知る人と
知らない人の違いが曖昧になっていて
ちょっとうぅん!?となる場面もありましたが
お約束どおり否応なく事件に巻き込まれていく受様に
受様の周囲の人達と同様ハラハラ&ドキドキ下ながら
楽しく読ませて頂きました。
いつも新キャラが一癖も二癖もあって楽しませて頂きますが
今回も(本人達にはその気はないのに)
攻様のライバルが爆誕していてムフフッてなりました。
新章も楽しみにしています (^-^)/