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表題作月神の愛でる花 〜空を憧る雛鳥〜

レグレシティス,サークィン皇国の37代皇帝
日下佐保,レグレシティスの最愛の皇妃で稀人

その他の収録作品

  • 今日の爪切り
  • 今日の仔獣
  • あとがき

あらすじ

ある日突然、異世界サークィンにトリップしてしまった純朴な高校生・佐保は、若き孤高の皇帝・レグレシティスと出会い、紆余曲折の末結ばれ、皇妃となった。 レグレシティスに見守られ、信頼のおける臣下たちに囲まれながら、幸せで平穏な日々を過ごしていた佐保は、お忍びで【高等学術院】に通うことになった。身分を隠し通う学院で新たな出会いを得る佐保。その出会いは、佐保に何をもたらすのか――? 珠玉の異世界ファンタジー、前作からつづく学術院編第2弾!

作品情報

作品名
月神の愛でる花 〜空を憧る雛鳥〜
著者
朝霞月子 
イラスト
千川夏味 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
月神の愛でる花
発売日
ISBN
9784344845060
3.5

(11)

(1)

萌々

(6)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
38
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数2

学びの園に忍び寄る暗雲

本シリーズは毒の皇帝と呼ばれる皇帝と界渡りした稀人の皇妃のお話です。

高等学術院に通い始めた受様の日常と学院内に迫りくる危機と
受様を巡る宮廷人たちの悲喜交々な日常を描いた番外編を収録。

本編をご紹介します♪

受様はごく平凡な日本の高校生でしたが、サークィン皇国にトリップして
稀人と暮らす中で、数奇な縁から賢帝と評されながらも半身に残る痣故に
「毒の皇帝」と呼ばれる攻様と出会い、彼の妃となります。

受様の1日は夫である攻様の腕の中で目覚める事から始まります。普段の
受様は攻様の後に目覚めるのですが、その日は珍しく受様が先に目覚め、
絶妙な力加減で自分を包む攻様のぬくもりに心までも暖められて心地よく
なり、結局攻様の口づけで目覚める事になります。

受様は黒髪の皇妃として有名な為、学術院に通うにあたって波打つ癖のあ
る紅茶色の鬘を付けています。今日の受様は筆頭侍従によって大きなリボ
ンで後ろ側だけ項より高い位置を結ばれ、いつもの皇妃とは異なる雰囲気
が作り出されました。

仔獣達に別れを惜しまれながら馬車に乗り、一層まで下りた後は学術院に
地城門にて護衛につく副団長を乗せて学術院に向かいます。副団長は攻様
長さ馴染で気安い性格なので、受様の学院生活についてもあれこれ助言を
くれます。

今日は受様の困りごとなどを訊いてくれますが、皇妃になって改めて色々
と学んでまだ1年の受様にはまだ読み書きがスラスラな域には行けない事
もあり授業に慣れないと感じている事や、迷子になりかけてしまった事を
話すと「誰もいない状況を作らない様に」と言った攻様同様、「人気のな
いところには絶対に行くな」と念押しされます。

構内には受様だけで護衛はおらず、そのための変装でもあるので大人しく
行動する事こそが受様の順調な学生生活の鍵になる事は、受様自身もよく
わかっています。

そうした受様自身の努力もあり、友人達にも恵まれた受様は特別聴講生と
してつつがなく学園生活を送り始めます。そして1年生の必修科目である
校外学習にも参加する事となるのですが、校外学習の行われた王都外での
森に魔獣が出現したのです!!

受様は大陸最強との武人と名高い団長が詰める城がすぐそばにある言わば、
長の縄張りに手を出す人や獣がいるはずがないと思いますが、5頭もの
魔獣がこの場に現れた事が偶然であるはずはありません。

魔獣をあやつる者達の狙いは受様なのか!?
果たして受様は無事に愛する攻様の元に戻れるのか!?

異渡りして皇帝の妃となった受様が、攻様に相応しい皇妃となるために頑
張る異世界トリップファンタジーです♪

既刊では攻様が陰謀に巻き込まれたり、受様が狙われたりといろいろあり
ましたが、14巻目にあたる本作「学術院編」は皇妃様として落ち着いてき
た受様が、妃教育の一環も兼ねて学術院に通い始めるお話になります。

基本は学校なので受様が授業や友人達との日々に戸惑いながらも頑張る系
なのですが、学術院の学外イベントに参加した受様達にありえない事件が
起こるところで、以下続刊となっています。

当初の告知では本作のみで「学術編」は終了だった様ですが、諸事情で
後半部分は以下続刊となったのかなと思われます。新作は嬉しいのですが、
山場で切られた悶々は半端ないかも!?

長いシリーズとなので色々あるのでしょうけど、お話と関係ない所で悶々
させられてしまいました (>_<)

個人的には、同人誌もフルコンプで読んでいるので後半の受様のほのぼの
王宮ライフに癒され、笑わされ、萌えさせられたので「萌2」としました。

番外編は下記の通りです。

「今日の爪切り」
受様が攻様の爪を着る練習をしたいと本宮の護衛騎士の爪切りを始める
お話です。

「今日の仔獣」
幻獣ラジャクーンの幼獣であるグラスとリンデンと城の人々との関りを
描いたお話です。

続刊を楽しみにしています (^O^)/

4

サホは変装して学園の聴講生になる

Unlimiで、最初と最後の巻が出ていたので、とりあえず読んだ。
・・やっぱり意味不明箇所が多くて、内容を楽しめない。
間の巻を読もうと思う。

--
結婚式で火事、神花が咲いてサホを守る。
それから一年後、学園に聴講生として通うサホ。
聴講したかったのは、オーランド = ベア 教授の国花「神花」の講義。

●幼獣ラジャクーン:神花を食べる、グラスとリンデン。

●アンゼリカ:双子の姉/●クリステン:双子の弟 文官志望。
寮暮らし。宰相と皇国軍 将軍 サナルディアの親戚。

●アルフリート:外政官長の甥。サホが皇妃だと知る少年

●エイクレア:迷子のサホを二回助けてくれた騎士科の最上級生。

●マイルトルテ:美貌の国文科の最上級生。文官志望。善い香りがする人。
「昨年、神花に纏わる大きな出来事があった」と語る。

--よく練りこんだ世界観だなーと思った--
●ベア教授の講義内容:
「月神は人々の前に姿を現さ ない。 しかし代わり に 多くの 神 獣や幻 獣が遣いとなっ て人々の目の前に 実態 を 持って顕現 する。」
「月の名 を 冠する 月神の眷属たちの瞳を通して 月神は、人の世を知る」

★犬型魔獣:
サホが参加した野外授業の「深くない森」で現れる。
猟犬タイプの魔獣の後から、敵の襲来があり、「次号に続く」

他短編二篇は、全然別の話題。

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