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表題作氷竜王と炎の退魔師 3

竜嵜慈雨
15→16歳,四年生→五年生(高等部二年生)
是永ルカ
17→18歳,五年生→六年生(高等部三年生),退魔師

同時収録作品氷竜王と炎の退魔師 3

森脇篤弘
34歳,人間で蛟の恋人
汪束蛟
34歳,スピノサウルス竜人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

沼津湾にスピノサウルスに似た怪魚が出現!! その正体は、慈雨(じ/う)の血が原因で突然変異を遂げた慈雨の眷属!? 竜人の秘密を守るため、父親の可畏(か/い)から怪魚スピノの抹殺を命じられた慈雨。苦しみながらも責任を果たすけれど、その夜以来、人間離れした速度で身長が伸び始めた!?竜人だとバレないように慈雨は転校を決意して!? 一年後、雄獣のように逞しく変貌した慈雨が、再び学園に降臨する──!!

作品情報

作品名
氷竜王と炎の退魔師 3
著者
犬飼のの 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011443
4.5

(53)

(38)

萌々

(9)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
236
評価数
53
平均
4.5 / 5
神率
71.7%

レビュー投稿数11

挿絵の有り難さを特に感じた今作

表紙絵が解禁されてとても衝撃でした。
えぇ?!慈雨くん?!変わっちゃった…。
あぁ、あのかわゆい慈雨くんがもういなくなっちゃうのか、どんな話なのかなと楽しみ半分不安半分で読み始める。
そうくるか!自分の不甲斐なさを感じて早く大人になりたいと願ったからか急に成長しだす。一晩で2センチ身長伸び始める。成長痛が半端なくて泣きながら吐いてる。
2日連続で2センチずつ伸びちゃったし顔つきも変わってきてしまってこりゃ人間界の学校にいてたら怪しまれてしまうと早々に竜人専用の竜泉学院に転校決めてしまう。
成長がおさまった一年後に聖ラファエル学園に戻ると決めて。
まぁ、一年位あけたら見た目変わっててもビックリはされても違和感は感じないもんね。
大好きなルカ先輩と離れてしまうけど竜人の秘密を守る事を優先した慈雨くん偉いよ!

しかし、成長痛の痛さで悶えてるところを倖くんが気付いて心配でさすってくれたのを嬉しく感じずに嫌悪に感じてたのが驚き。高校進学前は倖くんを好き過ぎてヤバいから離れたくらいだったのに、今はルカ先輩にマッサージして貰った感覚を上書きされたくないから倖くんを拒否するまでになるなんて。
恋のチカラってスゴイ。

扉絵の竜嵜家の勢揃いのイラストはこの時に撮った家族写真なんだなと感慨深い。慈雨くんが毎日成長するから写真に残しておこうと毎日撮ってたんだって。この時の慈雨くんが着てるスーツは潤くんのなんだ。あぁ、倖くんがかわゆい。数日前までは慈雨くんも可愛いかったのに。あー、複雑だよ。可愛い双子ちゃんが好きだった身としては。

前半は慈雨視点、後半はルカ視点で物語は進みます。高校生活が始まって3巻前半までは2ヶ月しか経過してなかったけど、ここで1年後の話に。
慈雨くん成長した姿で学園に戻ってきましたよ。
今まではルカが高嶺の花でみんなの憧れの的だったのが、慈雨くんのが上位になったような感覚でルカくんがめっちゃ焦ったり心乱されてる。心移りされたらどうしようって。
見た目男っぽくなった慈雨くんだけど中身は変わってなくて安心。悩みながらも高校生らしさのある初々しい2人が可愛くて可畏と潤とは違ったカップルだなぁと思います。

森脇&蛟カップルと可畏パパ&リアムカップルの近況が知れたのもよかったです。本当は彼らのメインの話も知りたいところですが。それぞれ仲良くされているようで良きかな。

今回は慈雨くんの急激な成長を描いたお話だったので笠井あゆみ先生の挿絵がある事でより楽しめました。

次作も楽しみにしています。

5

慈雨ー…!! 泣けて泣けて、最高に萌え滾る3巻

あああ…最高の3巻だった…!!
読み終えた直後の今、興奮冷めやらず。

興奮そのままにレビューを書き殴る感じになってしまうため、見苦しいところが
あったらすみません。。

何よりも最高だったのは、今までずっと攻め・慈雨視点で書かれていたお話が
今回、前半部分・慈雨、後半・ルカと両視点で書かれていたこと!!
ルカ様(なんだか自然に”様”を付けたくなります)が後輩くんへの嫉妬に苦しむ様に
たまらなく萌えてしまった…

2巻でも幽霊エピソードにおおいに泣いたのですが、この3巻は序盤のスピノのお話で
ボロ泣きでした。。
思いがけないところで自分の行為の責任を取ることになった慈雨。
自分をただただ慕ってそばに寄ってきてしまう眷属が、人間に脅威を与え
その存在が竜人たちの平穏を脅かすものとなってしまった時、どうするのかー

責任を取った慈雨の心の苦しみ、痛みがこれでもか!と伝わってきて、
読みながらぼろぼろ涙がこぼれました。。

2巻まで萌えの対象だった”慈雨の方がルカを見上げる”という体格差が、
この巻で一気に逆転したのも最高にたぎったーーーー…!!!!!
それもただ”人間じゃないから成長しました”というのではなく、急な変化にも
先述のスピノが絡んだ理由があって…

ずっとずっと「ルカ先輩に追いつきたい、大きくなりたい」と望んできた慈雨だったけれど、
望まぬ形での急激な成長、体の成長と心の成長の乖離に悩む様子が痛々しかった( ; ; )

成長痛のシーンも、痛む足をさすりながらトイレで毎晩泣いていた昔の記憶が
呼び起こされ、手に汗握りながら読みました。
実家に戻っても母にさすってもらうことはせず、黙ってひたすら耐え忍ぼうとする
姿に、
”大人になりたい””心も成長したい”という慈雨の悲壮な決意が見え、胸が熱くなりました。

ルカ視点で描かれる、後半の水棲竜人の霊の事件もシリアスで本当にドキドキ、
最後の最後まで(本当に!!)気の抜けない展開。
やっとやっと、最後のページで安心できました。

やむなく人を殺した直後に平気な顔でお茶を飲む蛟や竜人たちを見て引いたルカだったけれど、
「付いていけない」と思う部分はありつつもそれでも「付いていく」と決意する姿が
最っ高にカッコ良かった…!ルカ、大好きです。。

そしてルカ推しの自分としては、”待ってましたっ!!”の終盤の二人の初体験、
乱れる姿に感謝の念と幸福感しか湧いてきませんでした・・・
笠井あゆみ先生の絵がまた美しすぎて、ため息。

いやーーー、1巻・2巻では想像もできなかった。
筋肉モリモリマン(言い方)になった慈雨が!!駅弁!!!なんて!!!

体は大きくなってすっかり変わってしまっても、ルカにとにかく優しく優しく接する
姿には心奪われました。

はあ…これからルカが大学生になった後、二人の関係はどうなっていくのか。
今から早く4巻、続きが読みたくてたまらないです。

作中に出てくる篤弘と蛟の関係性もまた、めちゃくちゃ気になってしまう。
切なさと深い深い愛が伝わってくるカプ、馴れ初めが知りたいです。

そしてツァーリって?弟が一人だけロシアで暮らしてるのはなぜ?といったところも、
実はずっと引っかかっている。。(スピン元を1巻までしか読んでいないため)

これはスピン元「暴君竜」シリーズも続きを読まなくては!と思い、
急ぎ2巻を購入したところです。

氷竜王シリーズと、暴君竜シリーズ、どちらもこれから最初から読み返しながら、
物語の世界に浸って浸って、浸りたい…!!

最高に泣けて、たぎって、萌えるシリーズ3巻。
その余韻にまだまだ酔いしれながら、スピン元2巻を楽しみたいと思います✨

3

氷竜王と炎の退魔師3

待ちに待った3巻目!
今回で父・可畏に近づいてきたかのような
慈雨が嬉しい‼️
ファミリーも登場するし、ファンとしては
ありがたい、の一言です❗️
赤ちゃんの時はひたすら可愛いかった慈雨君が
いきなり成長著しく、きっと慈雨ファンを悶絶
させているのではないでしょうか…
試練も乗り越えてルカ先輩と一生イチャコラ
しておけぃ‼️と満足して読み終わりましたよ
犬飼先生、次は続編ですか?
倖君のお話もぜひよろしくお願いします
潤と可畏メインも読みたいです!わがままですみません‍♀️

2

ついに…

待ちに待った続編
2人がついに♡
暴君竜シリーズと言えばバトルシーンが読み応えがあり心霊プラス恐竜バトルの組み合わせは他には無く本当に面白いです。
4作目も待ち遠しいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

2

大変身!

犬飼先生の作品は、いつも私の想像を予想もしない方向で超えてくれるのですが、今作もそういう仕掛けがたくさん散りばめられていて読んでいる時間がひたすら幸せでした。
暴君竜のパパとはだいぶ違う方向性の慈雨くんで、あれこれ悩んでいる姿も見せてくれるのがよかったです!おもしろかった‼︎続きも出てくれるとうれしいです!

2

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