おまけ付き電子限定版
作家買いです。
ホストたちのゆるく軽いノリがいい。
めちゃくちゃちょうどいい心地よさ。
ギラギラぎすぎすしていないどころか、ふんわり爽やかさまである。
ホストの源氏名が武将で、クラブ名がOKハザマなの笑いました。
脇キャラも皆ご機嫌ニコニコで品がありやさしくて。
先生が楽しく描かれているのよくわかります(京極家シリーズもそうでしたが)
アラサーのホスト三成がいいですね~。
ゆるふわいい感じで、でいてしっかりしていてとても好き。
黒岩の一途さに、まいった×3、リップクリームをプレゼントされてときめく姿に萌え~でした(周りのホストたちにも)。
黒岩は行動と思考が極端で、どういうことなのかな~という感じで私は見ていて。
三成が過ごしてこなかったであろうアオハルを三成に感じてきゅんとしました。
もちろん黒岩の若さゆえの不器用さやまっすぐさもアオハルですね。
三成の過去や色恋営業をしない理由が気になります。
続編楽しみにしています。
のっけからホストクラブ"OK ハザマ"で心掴まれちゃっいました。
木下先生のクスっと笑ってしまうセンス大好きです。
ホスト×高校生
住む世界は全く違うのに、ほっこりハートフルなのも楽しい。
脱・童貞!のためにホストクラブを訪れ、迫る突拍子のなさ!
新鮮な気持ちを汲み取ってくれる人々が優しい。
光成さん、適当だけど無下にしきらないとこ優しい。
これはどんどん絆されちゃいますよね。
真っ直ぐぶつかってく一途な気持ちにときめきました!!
続きますよね?楽しみです!!!
鬼気迫る決意の冒頭。
商店街のホストクラブのナンバー3ホストを指名し、DTを捨てさせてほしいと懇願するぶっ飛んだ主人公、宗悟。
実は彼、家族のなかで唯一普通の道を歩む(それでもエリート校在学中)DKでした。
そんな彼がロックオンした相手は、アラサー。
三成という源氏名(店名が戦国時代で面白いし、他のホストたちもイエヤスなどの源氏名)しか知らないホストでした。
が、彼は枕営業などしない派で、、、
そんな彼と出逢い、ホスクラの未来のために東大受験を決意。
結果、時間もないところでの無謀な挑戦が実を結ぶことはなく、、
けれど、リベンジを決意した宗悟。
恋も含め、彼の伸び代がめちゃくちゃ気になった一巻のラスト。
当然、えちえち展開などはないのですが、アラサー年上ホストに体当たりでぶつかっていく押しの強さは読んでいて爽快で、また、三成ではないですが、さりげない気遣いなどにドキキュン(←なんだこの短縮言葉!)させられました。
冒頭では痛いなあ、、と、頭を抱えることも多かった宗悟でしたが、読み終える頃には次巻がとても気になるほど今後の宗悟の動向と成長が今からとても楽しみです♡!
タイトルのアオハル、なぜ片仮名?と思いますが、読み終えると、青春、ではなく、アオハル、のほうがイメージに合っていたなと納得しました。
目新しい言葉でないのに、こうやって印象深くタイトルにした言葉遣いの巧みさがすごいと思います。
高校生とホストのお話なのですが、そういう身分、から思い描く一般的な高校生、ホスト、でないのがおもしろいです。
純情でまじめ、不器用な高校3年生、黒岩宗悟が、三成を見つけて、知り合って、恋をしていく様子がとても愛らしいのです。
最初は勢い、その後はうまくいかない、上手にできない、言動の数々が、朴訥としていて不器用で、思わず応援したくなります。
ホストクラブの常連、上客や、ホスト仲間が、陰ながらではなく、表立って応援していくのが納得できます。
恋されるお相手のホスト、三成は、歌舞伎町ではなく、商店街の8人しか所属していないゆるいホストクラブの、ナンバー1でもナンバー2でもないナンバー3、アラサー、ほどほどに適当で、ほどほどにホストらしくて、ほどほどに人が良くて、本音があまり見えません。冷たくするわけでも親身になるわけでもないので、こういう対応をする人は、実は一番、振り向いてもらって両想いになるのが難しいのではないかと思います。
高校生の黒岩宗悟が、恋愛テクニックが使えるわけもなく、大人のように時間とお金を費やせるわけもなく、愚直に、実直に、ひたすら気持ちを伝え続けて行く様子に胸がきゅんとします。
ふんわりと愛らしいラストでした。
続編に関するお知らせはありませんでしたが、2人のこの先がとても読みたくなりました。