【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
先月発売の『ないしょのマリーちゃん 新装版』楽しく拝読しました。帯を見たら「春のkanipan 祭り」(某祭りのパクり?w)ということで3ヶ月連続刊行の3冊目なんですね。以下ネタバレあります。電子で216ページ。
人当たりのいい優等生の柊木恭也は、高校入学前に出会ってひとめぼれした春日光希と同じクラスになる。禁止されているバイト中の光希を偶然見つけ、一緒に過ごすようになり…というお話。
まず作画ですが、『ないしょのマリーちゃん』の頃とはだいぶ変わって、とてもすっきりと洗練された感じですね、好きです。
恭也は、人当たりよく、対人関係で物おじしないイケメンの優等生。周りに人が集まってモテるタイプ。光希ともバイトを目撃したのを利用してすぐに仲良くなる。腹黒ではなく天然でこれだから、すごい手腕ですねw
光希は、パッと見クールというかあまり愛想がないんだけど、実は人見知りの恥ずかしがりやさんかな。でも打ち解けると人懐っこくて、距離も近いし(若干バグってる?w)、可愛い表情をたくさん見せてくれます。恭也もメロメロで心の中で「かわいい」連発ww
1話で恭也が光希の笑顔(八重歯)に吸い寄せられて、うっかりキスしそうに!早々に好意を持ってるってバレちゃうけど、「まずは友達になろ」と、友人関係に。
恭也は光希を好きだけど、光希は恭也が特別仲のいい友達だけど好きとかはよくわからない、という感じでお話が進みます。
でも光希は恭也がクラスの女子と仲良くしてると、ちょっと胸が痛んだり(でも無自覚なんですよね〜)。
恭也の方は、光希が他の同級生と親しくなっていくことにやきもち焼いたり。お互い嫉妬心が芽生えてギクシャクしちゃうのが、じれったいというか、切ないというか…。
光希は家庭もちょっと複雑な状況で、そこでも人見知りして、自分のことガキだなって自己嫌悪しちゃう。
個人的に自分も対人関係に不器用な人生歩んでるので、光希の気持ちに少し共感してしまった…。もっとうまく立ち回りたいのにできないもどかしさよ…。゚(゚´ω`゚)゚。
10代の、気持ちがうまくコントロールできないもどかしさが、キラキラしたアオハル!という雰囲気で描かれていて、読んでいて眩しい気持ちになりました。
特に遠足で水族館に行くシーン、終盤に恭也の家で一緒に過ごすシーン、ラストの一緒に花火みるシーンが、二人とも可愛くてお気に入りです♡
kanipan先生と言えば『行方不明。』という作品で(こちら積んでいて未読なんですが汗)、ダークでシリアスなイメージだったので、こんなキラキラしたピュアなストーリーを描かれるとは意外でした。すごい振り幅ですね!(すぐに『行方不明。』も読まなくちゃと思いました(;´Д`A )
ラストでとうとう結ばれた二人。
恋人同士になった二人の今後もぜひ読んでみたい!
(恋人になった恭也はめちゃくちゃ光希を溺愛するスパダリになりそう。光希は恥ずかしくてキョドっちゃいそう。妄想が広がる…w)
続編を期待してお待ちしています♪
修正なし(キスまで)
春のkanipan祭り第三弾となる作品!『スイートハプニング』発売おめでとうございます♡これまで毎月連続刊行された作品の中で1番ピュアキュンが詰まっていてアオハルたまらん!っとなった作品です。
最初に!5月刊行の『ないしょのマリーちゃん』がえちえち切な甘い内容だったのに対してこちらは一切エロなしです!!でも!そこが堪らなく良い!!!この振り幅に毎回驚かされます。
クラス委員の恭也は高校入学前に一目惚れした同級生春日光希と同じクラスに。マイペースで大人びていて近寄りがたい光希とどうにか距離を詰められないか…と考えていた所彼の秘密を知って…!?
最初は警戒していた光希ですが、1度心を許すとゼロ距離でくっついてくる距離感バグり気味の男の子でとても可愛かったです。彼がバイトをしている理由もこの歳ばいの高校生男子ならなんとなく共感できる…こどもっぽいというより新しい人間関係の距離の詰め方が不器用で言葉足らずでどうしたらいいのか分からない所がわかるわかるとなりました。
対する恭也の、光希に対する「可愛〜」「甘やかした〜い」「恋愛的な距離に近づきたい〜」と打算的ながらも真っ直ぐに光希に向き合って想いを伝えて行く姿は安心感…というか付き合ったら溺愛してくれるんだろうな〜と思わせてくれる子で素敵でした。
恭也も光希もお互いに相手への独占欲が生まれてくる所が高校生ならではの人間関係(友達や女子達)との兼ね合いもあって表に出せずにモヤモヤしちゃうところの焦れったさも最高です♡
最後の最後、告白シーンも準備されたムーディさに恭也の彼氏感たっぷり感じられました♡♡
は〜!青春♡
とにかく可愛かったです。
DKもの ゆっくり進む恋愛がお好きな方にとても良いと思います。
心穏やかに最後まで拝読する事ができ、拝読後は幸せな気持ちになりました。
kanipan先生が描かれるはんなり柔らかい表情が可愛い主人公が大好きなのですが、光希君が今作ではそうでした。終始表情が可愛いくて色気があり最高でした。次はどんな表情の光希くんが見られるかページをめくるのが楽しかったです。
kanipan先生、素敵な作品をこの世に送り出して頂きありがとうございます。
このシーン、次どうなるのかなとか、この展開のあとはああなるのかな、とか。
いつもなら、頭の中に物語の未来予想図や、未来展開図を模索したり、キャラクターたちの言葉や行動を探り入れたりしながら、来たるべき展開に心の準備をしながら読むことが多いのですが、自分の主観や期待を最初っから入れ込まないで、目の前で通り過ぎていく2人の恋の行方をありのままに受け止めて読み終えました。
この2人がとにかく可愛くて可愛いくて、素直にこのストーリーに浸ってみたくなったのかもしれません^ ^
恭也と光希の焦ったくてムズ痒くて、トキメキとキュンがたっぷり詰まった2人の恋の世界に思いっきり落ちてしまいました。
イケメン優等生の恭也の恋から始まって、そんな恭也を意識していく光希の戸惑いに繋がって、どんどん2人の想いが同じ方向を向いていき、最後にはピッタリと重なっていくナチュラルテイストな青春BLが、私の萌えゴコロにドスンと刺さりました。
エッチはなし、キス止まり。
BLでは両想いとエッチまでがワンセットなことが多いですが、この作品ではそうした定番展開を特に気にすることもなかったです。そういや、エッチなかったねくらいで、物足りないともその先がもっと欲しいとも全く思いませんでした。
なるほど、これが雑念を捨てて純粋に物語に入り込むということかと、ちょっとした悟りの境地です。
この2人がこれまで大事に育ててきた恋心のゴールは、両想いになって彼氏彼氏になること。彼らの想いが嫉妬や独占欲のハードルを乗り越えて結ばれたときは、なんとも言えない高揚感と爽快感……!!
ドキドキフォーー!!でした(笑)
恭也の脳内ボイスは面白いし、光希の萌え袖は可愛いし、アオハルBLの極みどころ満載な作品でした。
光希が最初の頃と比べてふわふわキュートに変化していくところにもぜひご注目を。
家庭教師に恋愛相談する恭也の姿も微笑ましかったです^ ^
え『行方不明。』のkanipan先生でよろしかったでしょうか
同じ作家様とは思えない爽やかなアオハルものでした。
あま~い、ひたすらにかわいいふたり!
互いにドキドキして互いに臆病で。
わんこで気を引いたり、水族館でおそろいのかわいいものを買ったり、
学校行事や花火、きらきらした瞬間が閉じ込められている青春の宝箱。
光希のバイトの理由も特に差し迫ったことはなく
(借金苦じゃなかった)
家庭環境も特にヤバそうなこともなく
(義兄から襲われる心配もなかった)
急に闇展開に落ちることもなく平和な展開で安心(?)しました。
どうしても今までの作品の印象が強くて最後まで気が抜けなかったのですがw
こちらは正真正銘のアオハルピュアBLでした。
「友達?」「彼氏?」
八重歯にチューって可愛すぎるなあ~~!
せっかくかわいく両思いになったんですから、
イチャエチなふたりを続編でたっぷり見せてもらわないと!
期待しております。