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兄弟エラー

kyoudai error

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表題作兄弟エラー

吉田→清水タツヤ
高校生→バーの店員、マサキの義兄弟、25歳
清水マサキ
高校生→会社員、25歳

その他の収録作品

  • 二人でただいま

あらすじ

死ぬほど好きで、死ぬほどイラつく

「おにーちゃん 久しぶりー」
そう言って6年ぶりに、
義理の弟で親友だったはずの男
タツヤが目の前に現れた。

清水マサキと吉田タツヤ。
最初の出会いは高校だった。
いいヤツで、友達になって、
キスされて──…
『恋』になる前に、家族になった。

兄弟はキスもしなければ、恋もしない。
そのはずなのに、大人になったタツヤは
『兄弟』のフリさえやめて!?

【電子限定のおまけマンガ(1P)を巻末に収録配信!!】

作品情報

作品名
兄弟エラー
著者
パース 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784813034568

ちるちる評価ランキング

38

4

(49)

(22)

萌々

(14)

(6)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
189
評価数
49
平均
4 / 5
神率
44.9%

レビュー投稿数12

幸か不幸か恋になる前に、義兄弟となってしまったお話、、ら

DK時代、マサキはいいヤツだと思っていたタツヤと友人となり、やがてキスを交わす仲となったが、
なんと親の再婚により、義兄弟となってしまい、、、というお話。


正反対な性格のふたり。
不器用すぎるマサキは、タツヤへの感情を義兄弟になったことで曖昧にしてしまいましたが、
ホントは大好きで。
出逢ったことすら後悔してしまうほど想いが強く、マサキにウソをついてまで六年ぶりに近付き、執着するタツヤとある意味お似合いなふたりだなあと感じました。


義兄弟となったことで、ふたりの関係は遠回りしてしまいましたが、それも時間の問題だったのかもしれません。
というのも、マサキもタツヤへ特別な想いを抱いていて、結局こじらせ同士だったんだなあと♡!
義兄弟なんて結局は赤の他人で、それよりも恋心のほうが先に生まれていたので、このタイトルは納得の作品でした♪


紙コミックスの修正は、白抜きです。

ちなみに、コミコミさんの8P小冊子特典は、妹のお迎えをお願いするマサキに、タツヤが、、、という、不意打ち名前呼びのお話///!!




0

あともう少し、一歩早く

同学年の義兄弟もの。
執着弟攻め×真面目兄受けかなぁ。

義兄弟や実兄弟ものは普段あまり読まないのですが、試し読みしたら妹目線から始まって興味を惹かれたので購入してみました。
パース先生気になる作品は多いのですが、読むのは初めてです。

家族になる前からお互いに気持ちがあった2人。
妹目線では見えない、兄弟2人だけの時の空気感にドキドキしました。

6年後に再会して、曖昧だった宙ぶらりんの2人の関係が決着つくまで。
頑なな受けがちょっともどかしいけれど、作中でも言っているとおりド真面目な彼の性格を思えば仕方ない気もする。。
攻めがそこまで執着を持つ理由が少し弱めだった気もするけど、アイスの棒にはグッときました。受けと共に。

義兄弟の恋というシンプルなストーリーだったこともあり、
あともう少し、一歩早くくっついて恋人同士になった2人のやり取りを見せてほしかった気もします!

0

義兄弟の最高な拗らせラブ

親友のマサキとタツヤはお互いの親の再婚でまさかの家族に。マサキの妹と両親と皆での生活が始まるけど、タツヤのマサキへの態度はおかしくて。
自分への欲求を隠さずにぶつけてくるタツヤを受け入れられないマサキ⋯。

現在と過去の時系列が交錯して語られるのだけど、家を出て海外へ行ってしまったタツヤがある日突然戻ってきてから急展開に!
長年抱えていたタツヤの想い、目を逸らしていた自分の本音とやっと向き合うマサキ。
「おにーちゃん」ってタツヤがマサキを呼ぶ裏にあった気持ちを思うとたまらない〜。
義兄弟の拗らせからの成就が最高でした!

0

No Title

親が再婚して家族になったふたり。マサキがなかなか自分の気持ちを認められないのツラいですね〜。でも実際なっちゃったら家族を壊すことになりかねない(性別関係なく)抵抗あるよね。

タツヤのグイグイ加減が好きでしたね。死ぬほど好きで死ぬほどイラつくってセリフが好き。自分の気持ちを持て余して海外行ったんだろうな〜。でも吹っ切れなくて、でもまた拒絶されて。そこで引くのがいい。

やっと気持ちが通じあったふたりのえちは良かったですタツヤが好みの攻めでしたね。絶対自分のこと好きだろ?って攻め込んでいくのがいいわ

0

No Title

高校時代、お互い惹かれ合っていたタツヤとマサキ。
しかしまさかの“親同士の再婚”で義兄弟になってしまい、想いを封じるしかなくなった二人。

それでも構わず距離を詰め、気持ちを隠さず手を伸ばすタツヤ。
対してマサキは「兄弟だから」と必死に拒み、距離を置くために彼女まで作る。
ショックで家を飛び出し、海外へ放浪したタツヤが――6年ぶりに戻ってくる。

海外で死にかけ、「もし本当に最後なら伝えたい」とやっと“好き”を言葉にしたタツヤ。
からかいではなく、ずっと本気で自分を想っていたと知ったマサキ。
どれだけ距離を置いても、結局“好き”は誤魔化せない――そんな二人の強さが胸に刺さります。

特に、親の再婚以来ずっと拒み続けてきたマサキが、ついにタツヤへ向き合い、タツヤも抑えきれない気持ちをぶつけるシーンが本当に良かった…!
一見チャラいのに、実は捨てられないほど重くてまっすぐな恋心を抱えていたタツヤが最高。

正直、くっついた後のいちゃいちゃをもっと読みたかった…!という気持ちも。

ただ、妹が実兄のマサキに最後まで厳しいままなのは少し残念〜
あれだけ母親代わりに面倒を見てきたのに、その辺りが報われないのはちょっと切なかったな

2

兄弟だけでいいじゃない

あぁぁぁ なんかタイトルが気になって買ったんですが ちょっと苦手な女子児童による第三者目線で

なにより いちいち説明要らんから黙ってくれ

と なんにも悪くない女子児童を心が何度も拒絶しちゃって その度に本を閉じるような中断を強いられ
なんですかね バブバブ言ってるくらいならいいんですけど 大人の感情を先読みされると ウゼッ って

ほんと性格腐ってて申し訳ないッ Orz”””””


再婚で出来た兄弟もの ってのはわかる 当時同じ学校の同級生だったことも
でもなんでいきなり手をだしたか それからどうしてそうなったかわからないまま社会人編に突入
この頃には妹目線ではなくなったもののなんだか話のぶつ切り感とよくわからないエピや展開が続いて

んんん なんかはじめましての作家さまなのに大変心苦しいんですが 苦手意識がぬぐえないのが

兄妹と新しくできた兄
新しくできた兄を慕う妹と 妹の兄にちょっかいかける新弟
で 兄もたぶん弟に対してまんざらでもないものはあるんだろうけど そこを読もうとすると兄溺愛の妹が邪魔しにはいるみたいな

しかも たぶん? きっと? 笑わなきゃいけないところなんだろう兄の変顔にも雄叫びにもめんどくささしか感じられず
義弟の執着や愛憎はいい 彼がどんなにめんどくさい人種でも許せる気がする なぜならグズグズしてないから
その 例えどんなに嫌われても自分を押し通すところに潔さがある気がするので

なんだけど兄がダメだ

何かのせいにしてキモチを偽って 誰かのせいにして偽っているものを正当化して
ごめんなさい あたしの苦手なタイプの受けすぎました

いやそれだけじゃないな

妹の存在以上に25歳の娘の未婚を嘆くちんちくりんな客のおばさんがなんのために出てきたのかまったく理解できなかったし 妹とちんちくりんおばさん入れるくらいなら中途半端に挿入されてるエピをもう少しなんとか と
あれですね またあたし “には” 難しすぎるおだったんでしょうね うんそう きっと


今のあたしには まッッッたく!合わないところだらけでしたが 徐々に自分のキモチを整理し 事実を受け入れていく受けのお話を読みたくなったときにもう一度 性根を据えて読み直してみます

5

No Title

兄弟ものは大好きで
パース先生なので一味ちがうものが読めそう
ってのと帯の煽りにつられて購入しました。
うーん。妹目線の1話とか作者さん
ぽかったですがなんかありきたりに感じてしまいました。試し読みの1話が一番良いってパターン。
死ぬほど好きとか感じられんかった。
攻めが受けを好きになったのって
自己肯定感爆低のところをいや違う
断言するって言うとこだと思うんですが
そこもあんま響かなくて
受けの良さ、かわいさ?よくわからなかったです。
一途に愛するにはエピソードも弱いというか。
ちょっと期待ハズレでした。

5

再読で表紙の左下画にグッと来ました(*˘︶˘*).。.:*ジーーーン

妹のヨリコちゃん視点で始まる導入が面白過ぎました!!
映像化された作品の第1話のナレベースとかみたいな感じで脳内再生されました♪

関係性としては、、、(ヨリコちゃん視点だと…)
ヨリコちゃんとマサ兄は実の兄妹
父の再婚で出来た新しい兄がタツ兄
同い年の2人だけど誕生日差で長兄がマサ兄(マサキ)、次兄がタツ兄(タツヤ)

更にヨリコちゃん評だとタツ兄はまさに理想のお兄ちゃん♡「がんめんも全ぜんちがう」wし「お兄ちゃん度もちがう」ww←子供の素直さという辛辣さwww
ヨリコちゃんから見たマサ兄は口うるさいお母さんみたいに描かれてますwww
だけどマサ兄は何よりもヨリコちゃんが大好きな超絶シスコンお兄ちゃんなんですwwwマサ兄カワイソ(´艸`*)フフフ

そんなちょっと楽し気な雰囲気多目で描かれたキャラの関係性紹介を含めた序盤は2人が高校生で始まりますが、急な場面転換で一気に6年の時が経ち社会人となったマサキの元にふらっとタツヤが現れる所から本格的なBL的展開が始まって行きます
え?タツヤ家出てたんだ…Σ(゚Д゚)という衝撃ナドありますがそのまま進んで行きます、、、

すごい作品トーンが複雑になってると思います
特にヨリコちゃんが居る時と居ない時のピリピリギスギス感が大違い、、、

コミカルさとシリアスさがかなりの近距離で並んでます
この不思議な読み心地の原因は明白で、再婚を機にマサキとタツヤは初めて顔を合わせた訳ではなく、その前からお互い同じ学校で何なら他の友達よりも親密な仲だった2人なのです

だけど、、、2人の仲がギクシャクしてしまうような行動をタツヤがマサキにしてしまったようで、、、Σ(゚Д゚)‼⁉
そこからマサキはプリプリしたまま家族となってしまったようなので、どうにもモヤモヤが残っているみたい

そんなプリプリマサキにも臆さずしれっとイイ男味を醸しながら過ごすタツヤ
明らかにタツヤはマサキに好意を持ってるようなのに、揶揄うように2度目のキスをします

この序盤の時の2度のキスをしたタツヤの気持ちもマサキの気持ちも深層心理を汲み取り切るには材料がとにかく薄い。。。
だからこそ、どうやって2人を見守って良いのかの方向性をイマイチ決め兼ねてしまう。。。
このふわっとした気持ちが作品への没入感を堰き止めて、焦れモダするよりもキリキリ感を増していたのかな?と思いました(。・_・。)

ん???ドユコトなんだろ。。。???
と思いながらも、分からな過ぎて心が離れるギリギリ手前でシリアスさを回避させたりするので、結局そのまま読み進めてしまいます

で、、、結局蓋を開けてみたら???!!!
という夜明け的な展開な訳ですが、、、
ちょっとグワッっと盛り上がるような雰囲気が漂っているので、初見では「おぉ…!キタキタ(๑´ڡ`๑)フフフ」とお互いの昂りにドキドキして読めたのですが、、、
ぃゃ。。。ちょっと待って、、、(;◔д◔)。。。と2度目に読んだ時にナニカが引っかかります。。。

そう。。。
やっぱりいくら何でもタツヤの過去の行動は幼稚過ぎだし、そもそもマサキに想いを伝えてないんだから、、、
マサキが罪悪感を感じて「ごめん!逃げてた」って言うのは何か違う気がやっぱりするし。。。
勿論問答無用でタツヤの言い分を聞かなかったマサキも可愛げなかったと思うけど。。。

んーーー。。。
2人共拗らせた想いが通い合わない間は「彼女」を作ってたのも結局同性が好きって事では無く、お互いだったから好きって事なんかな?とここもいまいちスッキリはしない

そして、、、なんで海外行ったの???
何か意味あったんだろうか???
親の勘当って言うのもあんまり重さの無い話?
マサキの会社のお得意様の清水様?はスポット出演?ちょっとエピソードの捻じ込みが雑では???
そしてあれだけ活躍していたヨリコちゃんは後半一切出演ナシ???

という、、、どうにも序盤から中盤の楽しさ引力の強さに対して終盤の畳み掛けの内容の薄さが私には気になりました。。。
イマイチ回収し切られてない感じがどうにもモヤモヤしてしまいました(ㆀ˘・з・˘)

これだけ引っかかってるんで正直評価は悩みました。。。(¯―¯٥)
でも!やっぱり楽しかった時間もあった事と、アイスの棒のエピソードのエモさは狙ってる!と思わなくはないけれど、それでも不器用な十代の恋を慮るには十分素敵なお話しだったので♡素直に萌えた部分として評価を残させていただきました(しかも!ココ表紙になっていましたね~♡)
そう!やっぱり作画は好きです!!
コミカル画も良いし、タツヤのカマーベスト姿とかテッパンだけど萌ゆる(〃∇〃)という作画加点はあります!!

修正|白抜き+薄ーーーーーーいグレー枠線があるように見える…そんなに修正が気になる濡れ場ではなかったです

⚠ちょっとだけ流血描写ありますよ⚠

3

マサキのことをひたすらに想い続けた攻・タツヤに共感

パース先生の新刊、とても、とても良かったー...

タイトルには「兄弟エラー」と
”エラー”=「誤り」「間違い」という意味の言葉が入っており、
義理の兄弟になってしまったことが「エラー」と捉えられるのかもしれないけれど。
(または、義理とはいえ兄弟になった二人が恋人関係になるー
それこそが起こるべきでない”エラー”なのかな)

読み終えてみると、この二人の関係は決して”エラー”ではなく、
遠回りはしたけれど、義兄弟になったからこそ結びついた
強い絆なのではないかな、と感じました。
...うーーんなんだか上手く言葉にできなくてすみません;

意地っ張りなマサキに振り向いてもらえなくても、
高校時代からひたすら想い続けていた攻・タツヤの想いに共感。
切ないすれ違い描写に、心がきゅーっとなりました。

ほぼ全編受けのマサキ視点だけれど、受け・攻めどちらの視点に立っても
それぞれの葛藤が胸に迫ってくるところが、たまらなく良い…!

親同士の再婚によって”家族”になった、
高校同級生の二人のお話。
一応「義兄弟」という関係性ですがもともと高校同級生ということもあり、
そういった背徳感は希薄だったかな?

「友人」→「特別な友人」→「恋の相手」へと思いがステップアップする中での
戸惑い、拒絶感ー
そんなものがメインに据えられているように感じました。


一話目が、二人の妹(受・マサキの血の繋がった妹)ヨリコ視点で描かれる
ところが特徴的で面白い!
で、この出だしから早くも切なさを感じ、惹きつけられました。

おせっかいだけど妹想いのお兄ちゃんなマサキのキャラ、
とても好きです。

どシスコンなマサキが、不意打ちのタツヤからのキスを受けて
思わず殴ってしまう。
そしてそれを目撃したヨリコに「マサ兄なんていなくなっちゃえ!」と言われて…

自室でひとり涙を流すマサキと、
タツヤに促され謝りに来るヨリコ。

義兄弟の二人の恋愛模様に引き込まれると同時に、
兄妹の関係性、結びつきにもグッときたなあ…

自分には兄がおらず、かっこいいお兄ちゃんがいたらなあー…と
昔から憧れていたので、より一層羨ましく、キラキラ輝いて見えるのかも;

タツヤとマサキ、高校時代の”アイスキャンディぱくっ”からの
キスなど、甘酸っぱくくすぐったい思い出に彩られながらも、
「好き」という確定的な言葉にはせず、
曖昧で危うい空気を孕んだ関係が続いていきます。

そして徐々に広がるすれ違いからの、6年ぶりの再会。

ここで、いよいよ決定的な別れか…!と思いきや、
ずっと”追いかけられる側”だったマサキの一念発起、
覚悟を決めた姿が男前でした✨

やっと告白の返事がもらえる、と知り
焦って家に駆け込んでくるタツヤから伝わる必死感にもグッとくる…!

いつもスマートでカッコ良くて男前なタツヤが、
汗だくなんですよ。。
はあっはあっと息も荒く、それだけ待ちきれなかったんだな...と分かるシーンに
きゅんが爆発してしまう。

返事も聞かず、勢い余ってマサキを押し倒しちゃうところも
たまらない。

やっと互いを捕まえ/捕まえられて、
「逃がさない」とマサキの体を押し戻すエッチも良い...

注ぎ込まれる6年分の想いは深く重く、読んでいる私の心を
萌え/燃え上がらせてくれました。

切なさの続く展開の末に、ついに訪れる夜明けのカタルシスだったけれど、
気になるのは妹・ヨリコが二人の関係を知ることとなるのか?
一体どう思うのか?というところ。

知られずにいて欲しいような、知って応援して欲しいような、、

番外編か続編などで、新しく始まった兄たちの関係を
ヨリコ視点で見てみたいな、なんて思いながら余韻に浸りました☺︎・:*+.


★修正:tn白抜き(電子シーモア)
綺麗な白抜きでしたが、描写自体は少なめのため
それほど気になりませんでした☺︎

3

一見チャラい攻めの一途な執着に萌えた

先生の『姉と俺と先輩と』が好きな作品。
本作も試し読みして面白かったので読んでみました。全253ページ。以下ネタバレありますのでご注意下さい。

親友だった高校生のマサキ(受)とタツヤ(攻)は親の再婚で義兄弟になった。陰でキスしてくるタツヤをマサキは拒絶する。その後タツヤは家を出て海外へ。6年後会社員となったマサキの前にタツヤが現れて…というお話。

まず初めに、こちら義兄弟ものですが、親友同士がたまたま義兄弟になってしまった感じで、義兄弟の背徳感は私にはほぼ感じられませんでした。

冒頭はマサキの妹ヨリコ視点でコミカルに始まりますが、ヨリコが寝て二人きりになると、タツヤがマサキに覆い被さってキスしてくる。突然のエロスにドキドキします。

先生の描くイケメンな攻めが好きなんですが、本作のタツヤもすごく好きです!
シュッとしたビジュもいいですが、チャラい外見なのに、実はマサキのことをずーーーっと好きという執着はたまらないものがあります。迷子のヨリコを助けてくれるような優しさも良き。

お互いに好意を持っていたけど、親同士の再婚で義兄弟になる。家族として同居してからタツヤはマサキに迫るけど、マサキは拒絶。
そのうちタツヤは当てつけみたいに彼女を取っ替え引っ替えするように。
マサキは大学に入ると彼女を作り、タツヤはそれがショックだったのか、大学中退して海外へ。そして6年後タツヤは帰国してマサキと再会、同居する。
とこんな流れなんですが…。

マサキは高校の頃から、明らかにタツヤを意識していて好きそうなのに、なんでこんなにも拒絶するのか、いまいち共感できませんでした。
いくら義兄弟になったとはいえ、血が繋がってるわけじゃなし、タツヤを拒否する理由としては弱い。
終盤にマサキが“自分に自信がなくてタツヤが自分を好きになるはずなんてない、と信じようとしなかった”というようなことを言っており、これが拒絶した理由のようですが、あんなグイグイ迫られてキスされてるのに、そんなこと思うの?と、やっぱりしっくりきませんでした。

というわけでタツヤの、外見はチャラいのに実は優しくて一途な執着攻め、というギャップのあるキャラは大変刺ささりましたが、マサキのずっとタツヤを好きなくせに、タツヤがあんなストレートでかっこいい告白をした後も、うじうじしてタツヤを家から追い出して、そのくせタツヤが家に戻らないことにまたうじうじするという…ちょっとマサキが自己中に感じてしまい、いまいち好きになれませんでした。

とはいえ良かった部分もたくさんあって…

・タツヤが何考えてるかわからない感じなのに、言動の端々からマサキへの想いが感じられて、その執着に萌える♡ 特に不意打ちのキスにキュン!

・タツヤ働き始めたバーの制服姿が、めっっちゃ似合ってかっっこいい‼︎♡ マサキも見惚れちゃうw

・再会後のタツヤの「好きだ」の告白シーン。真っ直ぐな告白にキューンとする!マサキ真っ赤っかw

・タツヤの「あの子でさあ 童貞捨てた?」
執着攻めの嫉妬、良き!

・高校時代、タツヤがマサキに「優しくていい人間だ オレが断言する!」と言われて、多分恋に落ちたシーン。タツヤがとても素敵な表情で、キューンとしました♡ アイスの棒ずっと持ってる一途さにもキュン!

・終盤のマサキの告白シーンは「やっとかい!」と思ったけど、タツヤの嬉しそうな顔が可愛いから良し!

などなど…

マサキはあまり好みではなかったですが、タツヤはかなり好みの攻めで、概ね楽しく拝読できました。

描き下ろしと電子限定描き下ろし(1P)は、その後の二人がイチャイチャしててほっこりしました♡

電子 白抜きorトーン修正(濡れ場はラストに1回で修正箇所は少なめ)

2

コメディとヒリヒリの塩梅がたまらない!

大好きなパース先生の義兄弟もの。

恋人になる前に家族になってしまった二人のお話です。

吉田タツヤと清水マサキ。
タツヤが高校で編入してきて出会い仲良くなっていきました。少しずつ周りの友達よりも距離が近くなっていってお互いにお互いが好きだとわかるくらいの時に家庭の都合で親同士が再婚、友人以上恋人未満の状態で義兄弟になってしまいました。

母を闘病のすえ亡くしたマサキは母の遺した言葉に囚われ、「家族」を大切にし、家族であることを重視し自分の気持ちから目を逸らすようになり、
タツヤへ冷たい態度をとるようになり、タツヤは大学を中退して家を出ていってしまうんですよね(涙)

でも、マサキは家でもタツヤに対してなかなか吉田呼びから変えられないんですよ。
やっばりほんとは好きなのに、家族にならなきゃという気持ちが強いのかなと。

でも社会人になった頃、ある日フラッとタツヤが帰ってきて、マサキの一人暮らしの家に転がり込んできます。

6年もの間、離れていたけれど、タツヤが帰国した理由も、やはり最期の時を考えたらそうなるよなぁとジーンとしました。

マサキは頑なだったけれど、決してタツヤが嫌いなわけではないものタツヤはわかっていたから、諦めずにアプローチし続けてくれたのだと思うと万感の想いです!

6年分の想いを込めたエチは眼福でした!

そしてヒリヒリするような義兄弟の拗れた関係をマサキの妹ヨリコちゃんの存在で明るく、面白くしてくれてるのがとても良いです!ヨリコかわいい!
普段は実兄よりタツヤ贔屓なところも笑えて好きです(笑)

2

諦めないでくれてありがとう

これ、マサキ視点だからギリそっち側に感情移入して読むことができるけど、タツヤ視点だったら悲惨だったろうなと思いました。

好きな相手と兄弟関係になる。家族になった途端にすげなくされる。アプローチを仕掛けるもことごとく撃沈。めげずに攻め込むも激しく拒否される。彼女を作られて海外に行く。帰国後再びアプローチを開始するが、またも拒否られる。そして殴られて視界から消えろと言われる。

タツヤが可哀想で見ちゃいられなかったです。

マサキがタツヤのことを心底嫌ってるなら、強引に迫られるのは迷惑行為にしか過ぎませんが、マサキは本当はタツヤが好きで、タツヤはそれを見抜いてるから敢えてしつこく迫っていたんだろうなと。
マサキは素直じゃないし、頑固だし、何より"家族"という関係に囚われていて、それが2人の関係をずっと足踏み状態にしています。
マサキにとってタツヤは"家族"。家族とそんな親密な関係にはなれないというのがマサキの考えのようですが、それなら何故タツヤを旧姓の吉田で呼ぶのか。「吉田」呼び1つで、マサキの本心が見え隠れする伏線がとても面白いなと思いました。


いつか本心を言ってくれるのではないかと期待しながら、何度も拒否されても、それでもマサキを諦めないタツヤの気持ちに胸が締め付けられそうでした。
ずっと好意を否定されてきたタツヤの心境はいかばかりでしょうか。マサキのガードが固すぎて本当に困りました。
焦れ焦れの対応をしていたマサキの行動を途中からため息混じりで読んでましたが、5話の終わりから潮目が変わり、そして6話で全部不安が一気に吹っ飛びました。

コレコレコレコレ!!この展開を待ってました!

これはタツヤの執念勝ちといった方が良いんじゃないかな。
秘めた恋心を失わせなかったタツヤのリトライに次ぐリトライに感謝しなければ(笑)

6話の評価が全ての評価です。最高の結果とエンディングに大満足でした。
タツヤの何を考えてるか分からない雰囲気と、マサキを離そうとしない執着に終始引き込まれた物語です。
彼のマサキへの愛の重さは読み進める上での大きな拠り所になりましたし、マサキを諦めないでくれてありがとうの気持ちでいっぱいになりました^ ^

4

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