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この作品は、きっと最初から慈英臣を追ってきた人にだけ納得できる部分が多いな、と
原作を読んだ時から感じていました。
私自身も、初読時は、慈英と壱都の会話・慈英が腑に落ちた流れが掴み難くて、何度も何度も読み返しました。
最終的に『しなやか』から読み返して、聴き返して。
嗚呼、慈英という人だから。
そうか、臣という人だから。
そうして、
彼からが重ねてきた時間の重みに触れた時、
あの誓いの噛痕にとても納得できた自分がいました。
単作では、評価は低いのかもしれない。
お布団場面も少ない。
けれど、人が人と人生を共に歩もうと決めたときに必ず
訪れるだろう、自身の存在意義と「大切な人の幸せ」を秤にかけて
「しまう」瞬間を、このジャンルでは不必要な位リアルに描いて
いると思います。
目を背けたくなるほど繕わないからこそ、慈英臣は紙の上でもCDの中でも
「生きている」と感じました。
はるひさんには珍しく、次作に続く今作です。
彼等のその後、幾らでも待ちましょう。
どういう「形」を成すのか、見守りたい。
でき得るならば、微笑ましい形を。
小林さんの壱都、私はとても好感が持てます。
みっくん・・・と呼べるかは次作に持ち越しですが(笑)
支えを得た三島の行く末も然り。
キャストに関しては申し上げることは何もありません。
お二人が何の違和感もなく慈英臣でいらっしゃることに
感謝の念すら覚えます。
「萌え」も「お布団」も味気ないかも知れないけれど。
それより深い「人と人との結びつき」を考えさせられる
作品です。
今日も、長野の山奥で、汗をかきかき警邏に勤しむ臣さんと、
それを穏やかな眼差しで見守っているだろう慈英の
幸せを祈ってやみません。
原作の内容密度が盛りだくさんなので、このCD、2枚組たっぷり使い切っても、本編の筋を追うのが精一杯な感じがどうしてもしちゃう。
それでも、よくここまでまとめきったと思う。
それにしても、三木さんの慈英!
臣の記憶がなかった時の、子どもっぽぃ慈英。
記憶を取り戻しても、すべて元通りとはいかず、ちょっと遠慮がある慈英。
そして、本当に元に戻った慈英。
その時々の慈英を、繊細に、鮮やかに演じられていてさすがです。
小林さんの壱都も、性別を超越した感じで、非常に納得しました。
記憶の戻った慈英と臣の物語ですね。
が、まだまだ今までのようにしっくり言ってるとは言えず。
どこかぎくしゃくしていて。
慈英が抱えている焦りや不安のようなものが、その根底にあるような気もするのですが。
それを臣になかなか明確に言葉にできない部分もあって分かり合えない。
どこまでも臣が大事な慈英とそれがいつか臣に負担になるのではないかと思ってしまう慈英。
臣と慈英の関係だけ見ても問題山積みな感じの今回。
そこに更なる案件を持ち込んできたのが三島。
以前とは違う三島が依頼したのは教祖である壱都の保護。
自分が動く間の壱都の安全を確保するために慈英を頼った三島。
その理由が壱都の口から途中で明らかにされますが、なるほど納得といった感じ。
三島の方が壱都のことをすごく崇めているように感じられる反面、ラストの方ではその思いが三島の一方通行でないようにも感じられて。
互いが互いの拠り所となっているようでした。
慈英はあいかわらず独特の雰囲気を醸していて。
それでいながら、不安とか焦燥とか時には激情のようなものが出ていて。
ホントこの慈英は三木さんにしか演じられないようなぁとつくづく思います。
お話的には後を引く感じになっているのが気になるところ…。
原作未読です!
レビューを拝見して、ストーリーが若干わかりにくいとのご意見があったので、
注意深く頭を整理しながら聴きました。
その甲斐あってかなんと置いてけぼりになることもなく、理解できました。
まさかまさかの関さんこと三島の再登場にとてもびっくりしましたが、
一番びっくりしたのはあんな役だったのにまさかの再演の依頼がきたご本人なのでは?
本編のストーリーは原作のレビューにおまかせして、ネタバレなしのレビューを
したいと思います。
なんやかんやでシリーズものとはいいながらも一話である程度完結してくれていた
イメージですが、今作は思いっきり次回作のあでやかなとつながっていると思われます。
ですので、あでやかなをいきなり聞くとストーリーがわからないと思います。
この2作品はセットで聴くことをお推めします。
慈英が記憶を取り戻し、以前のような生活を取り戻すかのように思っていたのが、
以前の自分と記憶を失っていた時の自分が共存しているかのような
二重人格のような一面を垣間見せ、苛立ちを隠せず、臣に怒鳴りつけるシーンが
あり、いつもの臣さんと優しく話しかける慈英があまりいません。
なので、甘々なストーリーが好きな私としても聴いていてつらかったです。
ストーリーはミステリーな要素をからめつつも本人の生い立ちや今後に関わる
ようなストーリー展開にシリーズの終盤なんだなと思わせる展開が聴きどころです。ちょっと全体的に前回同様重い内容に舵をきってしまっていますが、
この作品のおまけCDが甘甘なので、是非とも一緒に聞いてみてほしいです。
原作未読。
前回、記憶喪失になった慈英(三木さん)と、それによって散々傷ついた臣(神谷さん)に感情移入しすぎて号泣したわけですが、今回はそのふたりの絆を強固なものにして入籍、そして大団円を迎える……と思ってました。
それがなんということでしょう!
まさかの光輪の導きと三島(関さん)が再登場(笑)
あー、やばい、これ長く続いたシリーズものの、いけんやつだよ、と。
たしかにちょっと長いシリーズですし、毎回ぐるぐると臣が卑屈になってる話で、そのたびに事件と並行してふたりがすれ違って、愛を育くみながらのラブラブエッチという水戸黄門も裸足で逃げ出すようなお決まり展開なんだけど。
でも、前回は毛色が違っていたので、いよいよかと思ってたら、更にふたりの仲がこじれて、ついには宗教問題にまで……ここにきてさらに風呂敷広げるって凄いなオイ。
人気が出て終わらせて貰えなくなった少年漫画という印象です。
しかも三島は2作目であれだけ悪役に徹していたのに、すっかり良い人になってるというダメっぷり。
今作はメインカップルが完全に刺身のつま状態でした。
キーパーソンである教祖様?の壱都は、20歳の大人の男なのに、なぜかもの凄くハイトーンな女性声優さんというオマケ付きで、普通に聴いてたら喋り方、立ち居振る舞いから完全に男だということを忘れてしまいます。
原作を読んでいないので、女の子だと思って途中から聴いてました。
見た目13,14歳くらいに見えるというなら、宮田さんや村瀬さん系でもいいのではと疑問が浮かびます。
そして記憶を取戻しても、未だに人格にぶれがあると懊悩してる慈英が、ちょっと軽く宗教に傾倒してるっぽいシーンがあって怖かったです。
え? 慈英ってそんなキャラでしたっけ、と頭が混乱しました。
身内とも言える存在の臣が「大丈夫」と言ってるのにそれは信じられず、教祖様の「大丈夫」だとすんなり心にしみこんでくる、とか、それってカルト宗教に嵌り込む典型的なまずいパターンですから!
慈英戻ってきて、と本気で思いました。
三木さんも神谷さんも演技に関しては、もう何も言うことないです。
長く続けてきて、変わらず同じキャラを演じられるというのは、それだけで凄いことなんだと思わされました。
今回はとかく、三木さんの「あいしてる」がいつもよりも刺さって、何だか切なさに泣きたい気分になります。
神谷さんの慈英を見守ろうとするような大人な態度も、初期の頃と比べると格段に柔らかくなっていて、7年の歳月を感じさせる声音の柔軟化がたまらない。
そして絡みなんですが、相変わらず甘い。
このシリーズ自体、かなり濃厚なエロが楽しめるのですが、今回は本当に悶え狂う。
そろそろ慣れても良さそうなもんですが、だって神谷さんが、神谷さんがっ!
どんだけ気持ちいいんですか、と下世話な興味が湧いて聞いてみたくなるほど、神谷さんが気持ちよさげ~に、とろっとろんになって喘いでます。
三木さんの変態すれすれの掠れた声がまた腰に響くしで、最後のエッチシーンばっかりリピしてました。
やっと入籍かと思いきや、今度は臣の母親が出てきそうな雰囲気になって終了という状態で、まだまだ続きそうです。
このシリーズ大好きですが、だれる前にそろそろ2人を幸せにして終わらせて欲しいと切実に思いました。
内容は中立なんですが、三木さんと神谷さんの濡れ場があまりに素晴らしかったので、萌です。