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臣は崎谷作品最強の淫乱誘い受けだと思います。ホント最強です。崎谷作品の中でも特に人気が高い作品。今も続く私の大好きなシリーズです。
この作品は天才画家・秀島慈英(23)×刑事・小山臣(27)のお話。二人はある事件をきっかけに被疑者と刑事として出会います。出会いから別れ、そして再会までが慈英視点。続編の『さらさら』からは臣視点です。
慈英は幼い頃から絵の天才として育ち、芸大を卒業した後も順調な道を歩むかと思われましたが、初めての個展が失敗。なんのために絵を描けばいいのか分からなくなった慈英はフラフラと旅行へ出掛けます。
そこで出会ったのが、ラファエロ前派の絵画に描かれているような信じられないほど美しい顔立ちをした青年・臣でした。
臣は色気垂れ流しの美人です。崎谷作品によく出てくる「普段は清楚だけどベッドでは淫乱になっちゃう受け」ではなく、臣は常に淫乱誘い受け気質。それは過去のトラウマと豊富な経験から来るものだと思います。
で、事件に巻き込まれた慈英は犯人に腕を切られ怪我をしてしまいます。責任を感じた臣はとても落ち込み、慈英をホテルまで送りあらためて謝罪を。しかし慈英は笑うばかり。あなたを見ているとなんだか気持ちいいのだと、臣の笑顔や明るさ、そして時折見せる不思議な色気に慈英はすっかり魅せられていました。
そしてこっから!ここからが臣最強伝説。私が臣を最強の誘い受けとするゆえん(笑)
慈英の言葉と笑みに心臓を撃ち抜かれて欲情しちゃった臣。抱きついてベッドに押し倒して身体を擦り寄せます。「なぁ、これ、勃ってる?」とストレートに聞く臣にこっちがくらくら。「気持ちいいこと、しない?俺、本当に上手いよ?」とか鼻血吹きそうでした。
この二人はキスシーンもすっごくいやらしいです。その後のフェラも。「ここでおまえの美味しいの、食べていい?」と超絶技巧を披露する臣が最高。慈英も臣のテクの前では形無し。臣の見せる「慣れ」に嫉妬する慈英もよかったです。
なんかエロしか語ってないですけど、それほど強烈だったんですよ臣という受けが!(´Д`)同人誌になると更にパワーアップします。エロすぎるぞ臣…。
でもでもこのシリーズはエロだけじゃないんです!天才と言われる慈英が抱える歪みや薄暗い執着、臣の幼少期の家庭事情、トラウマ、恋愛遍歴、セックス依存症などセンシティブな問題が多々あったりします。それを乗り越えていく二人の強い絆を感じていただけるといいなと思います。
慈英×臣のシリーズは長い間続いています。巻を追うごとに二人も年齢を重ね、今月の新刊では臣が33歳、慈英が29歳になっていると思います。そんな二人の始まりをぜひ読んでいただきたいです。
最初の方、なかなか世界観に入っていけなくて読みづらさを感じていたのですが、慈英が恋を自覚したあたりからどんどん引き込まれていきました。
ほかの作品でも思いましたが、崎谷さんは視点を変える面白さを熟知していると感心します。攻め・受けの視点もそうですが、スピンオフなどで脇からの視点も交えて描くことでキャラが立体的に見えるような気がします。これも、前半の慈英視点と「さらさら」の臣視点で全く違った雰囲気になっていて、(執筆時期の違いもあるのかもしれませんが)やはり面白いなぁと思います。
慈英視点だと、臣の思惑はわかるようでわからずミステリアスだし、臣視点だと慈英がとても大人できれいでしっかりしている。それぞれが違ったものを見ながら互いを大切にしようと不器用にもがく様は、どこかリアルさを感じました。
不器用さだったり愛情を受けることを知らなかったり、抱えているいびつさを描きながら単にドラマチックにするための要素としてでなく、あくまでそれを肯定し励ますような愛のある表現で、だから崎谷作品は暗い設定であってもどこか明るい優しさがあって読後感がやわらかなのかな、とふと思いました。
臣は淫乱キャラなんですが、なぜかちょっとままごとぽくて(いい意味で)優しい印象のお話で、しみじみと温かかったです。
ドラマCDがとてもよかったので、原作を購入。
それまで殆ど崎谷はるひさんの本は読んでいなかったので、
まず原作本のブ厚さに吃驚しました。
CDと絡めた感想で恐縮ですが。
臣さんの喘ぎが原作の文章そのまま、
CDで表現されていたことを確認して。
声優さんの匠の技に脱帽です。
東京で個展に失敗した天才画家・慈英が、逃げるように長野へ。
そこで殺人事件に巻き込まれ、地元の美人刑事・臣に出会う。
熱血で、喧嘩っ早くて大食らいで明るくて。
くるくると表情をかえる臣に、知らず知らず惹かれていく慈英。
絵のことで思うところがあり、精神的にやや荒んでいた慈英を、
臣は自覚もないですが救っていくんですよね。
そんな二人の距離感が可愛くて、胸キュンだったのですが。
後半、雰囲気が一転!
明るい元気な刑事の顔から、淫乱に変化した臣へ翻弄される慈英。
セックスすることでしか、人と繋がる術を知らない臣の生い立ち。
お互い相手のことが好きなのに、
肝心なことが伝えられない・伝わらないもどかしさ。
二人の擦れ違いっぷりが痛々しくて、読んでいて辛かったです。
エロと精神的な萌えをガッツリ楽しめた作品で、堪能しました~!
この作品との出会いはまだ新装改訂前で、続きが死ぬほど気になった記憶があります。
今は次々続編が発売されていて幸せだ、、、
臣さんのツンデレ?具合が可愛くてせつなくて臣さんの虜になりました。
過去のトラウマから卑屈に自分をおとしめる臣さんがシリーズ通して慈英に愛されることで関係がどんどん深まる流れをぜひ!あまあまです。
え!?もうこんな時間!?一気読みしたらこうなります。速読術が欲しい・・・ついに崎谷先生の
慈英×臣シリーズに突入してしまいました。
なんか楽しみにとっておいちゃったんですよね・・・
しかもドラマCDを先に視聴しようとしたらやっぱり内容しらないとなんか状況がつかめないな・・・
という展開になり、これを機に読むかと。
久しぶりにがっつりエロが読めて満足です!
崎谷先生の受様は恐ろしいくらいに淫乱になりますがそこが潔くていい!
臣さんは襲い受という素晴らしい受様で。
しかも懐見せちゃったらもう甘えっこというドストライクな受様ですよっああ、可愛い・・・
年上受ですし・・・言うことありません。
こんな可愛い受様を焦らしたヘタレ攻様・慈英氏にはこれから臣さんをどんどん
甘やかして頂きたいと思います。
崎谷先生の文章は好きですね~特にイチャイチャの時の括弧の中の台詞。
あれは結構独特ですよね。
せつなさも程よくあり、甘甘になったときのこれでもかの甘甘っぷりが流石です!
刑事なのに男遊びしてて大丈夫だったのかと、臣さんのことが心配になりますが
細かい所は突っ込まず濃厚な愛の駆け引きを楽しんで頂けたらいいなと思う作品であります。