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人間は、いつも俺を捨てる。 お前だって、きっと
CDを聴取する機会があり、久しぶりに再読しました。
新刊が出るたびに1巻から読み返しているのですが、改めて見たらなんと13年以上前の作品。
携帯電話のタイプが古いのが時代を感じさせるくらいで、今、読んでも古さなど全くありません。
猫科人間、という架空の生き物がメインの二人。
一流俳優でヒョウの圭市と、元捨て猫、捨て子の家猫の真悟が仕事の映画撮影現場で出会います。
芸能人で猫科のなかでも上で強いヒョウで、美形で金も名誉もあるゆえか、圭市がえらそうで、上からで、思いやりを欠く言動をします。
興味を持ったから、なびかなかったから、と画策し、媚薬(マタタビ)を使って不合意性交、上から見下ろし好き放題、ドン引きの悪行ぶりです。
そのあとも、真悟に懐いて(?)まとわりつく圭市。
真悟も体の関係だけなら、と応じるようになりますが、圭市の言動のひどさはまだ続きます。
個人的に、嫌だな、きらいだなと思ったのはこの2つ
たかがセックス
真悟だったっけ?
後々、こういう言葉遣いが、圭市に跳ね返ってくるし、ハッピーエンドになるのですが、それがわかっていても、再読すると心が痛みます。
こういうやつだからこそ、長く続くシリーズになりえたわけですが・・・
真悟は体を征服され、付きまとわれかまわれ、シャーシャーやってた警戒心の強い野良猫状態から、だんだんとほだされていきます。ときどきハッとしてまたシャーシャーしたり、またみゃあ、となったり、葛藤したり、まあ、いいか、となったりしていく様が、まさに気まぐれな猫、という感じがとてもします。
ついに真悟に対して、圭市が愛の告白
きみが欲しい、ずっとそばにいてほしい、好きなんだ、好きだ
に対し
俺も あんたとのセックスはわりと好きだぜ?気持ちいーからよ
と真悟が答えるところ
真悟の意地や防御なのでしょうが、最初の圭市のひどい言葉があったので、それくらいは我慢しとけ、と思ってしまいました。
真悟の育ちや経験から、なかなか人が信じられない、自分に向けられている愛情を信じられないのは仕方のないことで、1巻まるまる使ってゆっくりじっくり、時には後退しながら、圭市が真悟の愛を得るまで奮闘します。
かわいらしいハッピーエンドなのですが、今後、まだまだばたばたしそうで目が離せない2人になりました。
クロネコ彼氏のさわり方
両想いになって、体の攻守はそのままだけど立場の攻守は軽く逆転した(行為中以外は)雰囲気の可愛い2人のいちゃいちゃです。
修正については、ソノモノをじっくり見たいとか、形を感じたいとかいう趣味はないのですが、EbookJaoanの消し方はへたくそな子どもが大きく塗りつぶしたみたいで、周り絵を浸食し、ページ全体の雰囲気も崩れてしまい、いただけませんでした。興ざめします。
本棚整理をしていて久しぶりに読み返し始めてしまい、夢中になって再読したこちらのシリーズ。
本来、始まりが無理矢理…(というより意識がない時に襲われている)というストーリーは超絶苦手なのです。が!!なぜかこちらの作品にはハマってしまい、シリーズを紙本で揃えました。
人間じゃなくて、猫設定だから受け入れられたのかなあ…?いや、エロに振り切っているからかも。
正直なところ攻めがそこまで受けに執着するようになる過程は抜けている…と思う。
思うけれども!!
とにかく受けを溺愛する攻めが大好きなので、その執着見たさに読破した感じでしょうか。
それにしても真悟のクロネコ姿、本当に可愛い❤︎もっと猫姿になってくれてもいいぐらい ( ฅ•ω•)ฅ
普段の意地っ張り具合との猫姿のギャップがね…たまらないのです。セッッの時に可愛くなっちゃうのも、最高。
「クロネコ彼氏はどこから読めばいい⁉」というちるちるの記事を参考に本作から読み始めました。
およそ10年前と結構前の作品なので、やっぱり絵も古めですし携帯とかもガラケーで時代を感じる作品でした。
ケモノ系もエロエロもドストライクじゃないんですが(何故読んだ?って感じですが…)、結構良かったです。
イエネコ科の真悟が何度も捨てられた経験から、もう人を信じない、人はどうせまた捨てるからという考えから恋愛なんて全くする気が無さそうなんです。
賀神に好きだと言われてからも、まだ信じられずに自分の気持ちをセーブしてるのでしょうけど、手強い猫チャンって感じが出てて良かったです。
ヒョウは逃げると追ってくる、追われるうちは捨てられない、っていう発想があざといようでいて、そんな風にしか関係を築けない真悟が哀しいなって思いました。
賀神はもう完全に真悟にハマっちゃってますね。
すごい執着心でどこまでも執拗に追いかけて欲しいです!
俳優×裏方で、極僅かな猫科が人間化できる世界です。
タイトルが数字ではなくタイトル違いとなっており、発刊の間にスピンオフなどを挟みますが「クロネコ彼氏」のみだけでいうと順序は以下の通りです。(2021年6月現在)
①クロネコ彼氏のアソビ方
②クロネコ彼氏の甘え方
③クロネコ彼氏の愛し方 (1)
④クロネコ彼氏の愛し方 (2)
⑤クロネコ彼氏のあふれ方(1)
⑥クロネコ彼氏のあふれ方(2)
⑦クロネコ彼氏のあふれ方(3)
⑧クロネコ彼氏のあるき方(1)
⑨クロネコ彼氏のあるき方(2)
そして今作が一巻目。
意外とエロ多めで驚きました。
攻めも受けもセフレの関係から始まります。
受けは猫の時に捨てられた経験からトラウマで、人と深い関りを絶っていました。
段々攻めに惹かれていくのに本気になるのが怖い、という切なさもあって良かったです。
攻めはヒョウで雄らしさがあり、地位的にも容姿的にもスパダリ。
多少腹黒くて策士なとこがありつつ、ヤキモチも妬く…。
受けはリバなのですが、攻めの雄さが上回っていてカッコイイところがとても良かったです。
最初は遊びだった攻めが意識し始める連れて、すれ違いが起きたり…と一筋縄ではいかない展開が読者を飽きさせず面白い!
それとなんといっても絵が綺麗!
最後はちゃんとハピエンで、続巻もありその後の二人を楽しめます。
このシリーズのファンになり、もちろん最初に読んだのですが、圭市と真悟の心の動きが自分にはしっくり来なくて、何度か読んでいました。
ここからは自分なりの解釈です。
圭市はちょっと気に入った真悟に、すごく惚れてしまったと。真悟は圭市のことは好きになってしまったけど、捨てられる恐怖があって踏み込みなくない、と思っていたところへ、圭市もまた猫科人間(豹)と分かって少しずつ心を寄せていく…。
真悟がイヤイヤ言っていても実は嫌じゃない、というのがなかなか自分には慣れないのもあって、まだまだこのカップルの行方を読まないと分からないです。エッチは多いですね、ほんと。
猫好きとしては、猫の真悟可愛いので、もっと出て来て欲しいです(笑)