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いとしの猫っ毛 小樽篇

itoshi no nekokke otaru hen

猫毛般的可爱软发

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表題作いとしの猫っ毛 小樽篇

高校生 花菱美三郎(みいくん)
高校生 お隣に住む同い年の 沢田恵一(恵ちゃん)

その他の収録作品

  • いとしのねこっけ~the Long way home~(カラー口絵)
  • あとがき

あらすじ

「いとしの猫っ毛」の主人公、幼なじみのみいくんと恵ちゃんの高校時代編。
小さい頃から恵ちゃんに抱いてた気持ちが、恋心だとはっきり自覚したみいくん。
しかし完全にノンケの恵ちゃんに、気持ちを伝えて関係が変わるのを恐れ、絶対に言わないと心に決めたのだった。
思春期の好奇心を丁度良く満たしてくれる大人な相手もいるし、恵ちゃんとは、このまま友だちのままがいいかもしれないと思い始めたみいくん。
しかしある日突然、恵ちゃんに彼女ができたと告げられ心が乱れてしまう…。

(出版社より)

作品情報

作品名
いとしの猫っ毛 小樽篇
著者
雲田はるこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
シリーズ
いとしの猫っ毛
発売日
ISBN
9784799712511
4.6

(223)

(180)

萌々

(23)

(10)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
37
得点
1028
評価数
223
平均
4.6 / 5
神率
80.7%

レビュー投稿数37

とにかく切ない

小樽編はとにかく切ない…。みぃくんが、けいちゃんと別れよう、離れようとする姿に涙が出ました。みぃくんはけいちゃんがいないと甘えん坊なクズの子ですよね。
でも一途にずっとけいちゃんを思っていて、ホントに切ない。
くもはる先生のタッチもこの哀愁をすごくすごく倍増させてきて…。
猫っ毛シリーズの中で、この小樽編はグスンとなって、でも心が洗われるそんな巻です。

0

昔、小樽であったこと

これは初めて読んだ時、衝撃だったなぁ…
私個人は、シリーズ作を読む時は発表順に読みたいヒトなんで1・2巻読んで本作を読んだんですけど、作品内の時間軸で言うと本作を最初に読む、というのも有りだとは思う。
私は順序通りに読んでいて、みいくんがだらしなさそうな男だな、と思ってた。
まず服装が。
そこに反映されるような心の持ち方が。
なんかズルズルしてて、恵ちゃんに一途なのは確かにそうだけれど、なんか危うさ的な節操のなさを感じてた。
その真相が腑に落ちたというか。そこの根源が見えたんですよね。

みい/美三郎の、根無し草のような寄る辺なさ。その理由が描かれている。
父は既に亡く。
地に足が付かないような母と暮らす。
美三郎は母が嫌いだ。(そして多分女全般嫌い)
小さい頃から恵ちゃんが好き。でもどうにもならなくて、発散だけをする…
自分の方が大人の清水さんを利用して、と思いながら。
美三郎はよく泣く。
ぐじゅぐじゅした子だなぁ。私はそんな風に思ってた。
でも。
美三郎の生きづらさ。苦しさ。哀しさ。
そして起きる悲劇。
これは衝撃だった…

こんなことがあったみい。
そんなみいを見てきた恵。
その歴史、その重さ、その切なさ。それらがぎゅうぎゅうに詰まって、でもさらさらと、しんしんと読み進める。そんな小樽篇。

0

小樽編。

泣けたー。アパートに着くまでにこんなに色んなことがあったんですね。

主にみいくん視点が多いですね。

さびしんぼうのみいくん。恵ちゃんが大好きだけどずっと絶対言えなくて。懐いてたお父さんが亡くなってしまい。
お父さんと恵ちゃんが恋しくて苦しくて泣いちゃって。

そしてお母さんも亡くなって、父方の祖母に従って東京に行くしかなくて。

早熟で美人のみいくん。さびしんぼうだから色んな人に慰めてもらって。
小樽編を読んだらもう怒れないよ。

恵ちゃんはいつまでも子供でかわいいアホちゃんだと思ってたら…。
でもそんな恵ちゃんだからいつもするっとみいくんのそばにいて、涙を拭いてくれたり、くっついててくれたりしたのかもね。

東京での甘々ほのぼの生活の前にこんなに悲しいことや寂しいことがあったとは!

恵ちゃん男前だね!みいくんの好きな人や言いたいことを言い当てて。恵ちゃんありがとうね!

1

みぃくんにけいちゃんがいて良かった…

発売日順に1.2巻の後読みました。
泣いたというレビューが並んでおり、涙腺ガバガバの私にはそんなもん耐えられるはずがなく…。
常に鼻の奥がツーンとした状態でした。

みぃくんとけいちゃんが出会ってから、一巻の始まりまでのお話。
巻頭のカラーの幼少の2人がとにかく可愛くて♡みぃくんがこんな美少年だったとは。
高校時代のみぃくんも綺麗な顔立ちで女子からモテているらしいが、興味はけいちゃんにだけ。
一方けいちゃんには彼女ができます。
けいちゃんをただただ好きだけど、気持ちを伝えるのはけいちゃんを不幸にすることだから、とひたすら気持ちを隠すみぃくんが切ない。

寂しさを紛らわすためにお母さんの仕事仲間でゲイの清水さんと関係したりするのがいたたまれない気持ちでしたが、性癖や気持ちをさらけ出して甘えられる唯一の人だったんでしょうね。

けいちゃんに気持ちを伝えるつもりはなかったのに、寝ているけいちゃんにキスしたのがバレてて告白してしまったみぃくん。
けいちゃんはよく分からないけど、断りたくなくて付き合うことにする。
2人に起こる悲しい別れをみぃくんが1人で迎える事にならなくて良かったと思いました。

もうみぃくんが甘えられるのはけいちゃんだけになってしまったのに、2人も離れ離れになるなんて…なんて残酷なんだろう、と泣きましたね。不憫すぎて…。

けいちゃんの居ない日常にも慣れたけど、寂しくて北原さんやハルくんとその場しのぎの関係なっちゃうんですね。どちらともやった事あるって言ってたの3Pだったんかい!

けいちゃんに別れを告げに会いにいきますが、涙で言葉が出ないみぃくん。
けいちゃんは見た目よりずっと男らしいですね。みぃくんがこういう性格だから、必然的にそうなったのかもだけど、みぃくんが考えすぎるのを寸前で引き留めてくれる。
けいちゃんだって色々大変だと思うのに、みぃくんのために引っ越して来てくれるんですよ…愛だね、愛。
この時はまだ同情や友情なのかもしれないけど、大丈夫だよ、うまくいくよ、2人ならって教えてあげたくなりました。

2

みいくんの過去と恵ちゃんの絆と

二人が子供の頃に出会いずっと一緒で、みいくんはずっと恵ちゃんが好きで、高校生で片思いするいじらしいみいくんがたくさん見られて私は萌え萌え。
みいくんの過去が知られて、大人の彼をより理解できた気がする。清水さんとのことはちょと複雑だったけど。
 
でも清水さんいい人でよかった。自分の経験からみいくんにいいアドバイスしたげてた。

高校生のにこいちが萌え〜。青年みいくんがまたいいお顔。ちびみいくんも

恵ちゃんの唐突な話の切り出し方笑う。大胆w 翻弄されるみいくんかわゆゆ。でもその恵ちゃんがキーなんよね。
本編につながる話…感動。

あと、もちろん絵が全部よくて。
扉絵もどれもとてもステキ。

脇キャラでは久保くん、恵ちゃんのお義兄さんもいい味出してる。
雲田先生作品は、ほんとに悪い人が出てこないとこも好き。クセはあっても心底嫌な人がいないのが愛があるなと思う。

0

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