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P.B.B. プレイボーイブルース 5

playboy blues

忧郁的花心男子P.B.B

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表題作P.B.B. プレイボーイブルース 5

安芸能成,大学生・クラブ「DANDY」のバイト
周防新(アラタ),大学生・「DANDY」のホスト

同時収録作品P.B.B. プレイボーイブルース (5)

安芸純佑,クラブ「DANDY」のNO.1ホスト
菱谷忍,ガテン・「DANDY」でホストのバイト

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)
  • ホスト便りーautumn号ー
  • P.B.B. にゃんデレ☆ホストvハルト
  • 疑惑の男(描き下ろし)
  • 文吾さんの回想録

あらすじ

充実したホスト陣を有す「club DANDY」で能成までもが
ホストデビューし衝撃が走る。
そんな中、能成はロッカールームでキスをする純佑と忍の姿を見てしまう。
兄がホストを続ける理由は忍だったのだ──。
「あんたも男試してみる?」
とハルトにキスを仕掛ける反抗的な能成だが、
ハルトのヘルプに付いた時に事件は起きた…!  
描き下ろしショートも同時収録!

作品情報

作品名
P.B.B. プレイボーイブルース 5
著者
鹿乃しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
Punch↑
発売日
ISBN
9784799714683
3.8

(56)

(15)

萌々

(23)

(15)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
215
評価数
56
平均
3.8 / 5
神率
26.8%

レビュー投稿数12

成長のチャンス

 いつも新刊が楽しみなシリーズなので、手に取った時の薄さにしょぼーんだったのですが、BL展開が戻ってきましたよー\(^o^)/話は更に重くなって来ましたけどね^^;
 4巻で説教してやりたいとレビューした能成ですが、アラタの純佑への復讐に利用されたことを知り、今度は逆にそれを利用して兄を潰そうとしたり、純佑と忍の関係を目撃して忍を奪おうと考えたり、拗らせまくっています。ネガティブなことしか考えていません。そのために男の抱き方を知りたいとタケルにまで迫る始末。口説き方も中々堂に入ったものでしたが、タケルには断られてアラタの所へ向かうという節操のなさです。
 忍が能成に堕ちるわけなんてないとわかっているから、ぽっと出の少年が都会で調子こく姿はかなり滑稽で、見ているこちらが恥ずかしくなってしまうんですが、ちょろっと見せる幼い素顔が可愛くて、この子が全力でデレたらどんだけ可愛くなっちゃうの!?と期待に胸がときめきます。だけどデレる前にまずは少し大人にならなきゃ駄目なんでしょうね。
 アラタ×能成はアラタが色んな意味で可哀想過ぎて、私的には萌えはゼロ。やはりハルト×能成なのですが、ハルトは能成への気持ちはすでに自覚しているようですね。だからヘタレだろうと逃げだろうと、あそこで止まれたのはよかったと思います。あのまま抱いてしまったら能成は成長のチャンスを逃がしてしまったんじゃないかな。
 能成が「東京に来て一つでもいい事あったのかな」と思ったときに浮かんだ顔はハルトで、孤独な時に訊ねてくれたのは忍だった。この時の忍がとてもよかったです。やっぱり忍が好きだなぁ。カッコいいよ。そこに帰宅したハルトは能成を慰める忍を見て背中を押されるのか?…と言うところで6巻に続きます。
 そして何よりも気になるのはアラタの姉の件です。何といっても『P.B.B.』は純佑と忍の物語、姉の話は純佑のホストとしての根幹に係わるような問題です。真実を知った時にどうなってしまうのか。彼らの未来が楽しみだけどちょっぴり怖くもあるのです。
 

4

ayumunarumi

「あのまま抱いてしまったら能成は成長のチャンスを逃がしてしまったんじゃないかな。」
素晴らしいコンメントだと思います。4巻からは能成が成長する物語りの可能性が高いです。ハルトが自分の気持ちをおさえたの理由は、同僚と能成の兄さんの純祐のことと、少年の能成のことを気をつけるだけだと思った。。。でも「成長」の考えはやっばり、能成のことを大切にする大人なハルトらしいですね。

キャラがつかめた

前巻は読み進める度に思った方向には行かず、かなりモヤモヤしてシコリが残った状態だったのですが
今作も続きものにもかかわらず、かなりスッキリしました。
落ち着かない能成の感情や態度も話の流れから理解できましたし、何より前巻で憎しみさえわいたアラタと能成が可愛いかったり格好良かったりとで感情移入出来るようになりました。これぞ先生のマジックだなと。先生の描かれるお話に悪い男の子は居ない!

今後の展開も全く読めず、能成も誰に落ち着くのかわからない状況ですが、とても美味しくいただけることだろうと変な自信があります。どんなストーリーでも入り込んでしまって、気が付けば先生の色に染まっていると思うので(*/▽\*)
次巻が楽しみ!

書き下ろし、剛ちんの妄想コンビニレポがツボでした(*´艸`*)

2

みんな大好き

たまたま、P.B.B.2のドラマCDを聴く機会があって興味が湧き、コミックを全買い〜この漫画、ずいぶん前の連載だったのですね。BLにハマり出したのが昨年からだったので、こんな面白い作品があったのだと鹿乃先生の大ファンになりました。

この作品、懐かしさ感がハンパない。先生の描く世界観も大好きだし、キャラクターみんな、私好みのイケメンで、いい意味で個性がキツイ!私個人的にはホストのお話は苦手な部類だったのですが、めちゃくちゃハマりました。誰が1番好きか…誰を指名する?いや、甲乙つけるのもおこがましいほど、キャラクター、みんな大好き〜♡

現段階で物語は、能成中心にお話が進行しているわけですが、歪みまくりで我儘だけど、大人の身勝手で振り回されている感が否めない気がして。純佑、能成の苛立ちだったり葛藤…跡継ぎだったり、背負うものがあると気持ちに焦りがでてきて、その場から逃げたくなったり、苦しんでもがいて自分探しに翻弄したりする。そして、能成の兄純佑に対する劣等感にしがらみ〜能成のジタバタ感、子どもから大人へ成長する過程〜同様の立場だった昔を思い出し、能成の言動に同情して涙した場面もありました。放っておけない子です。

とにもかくにも、忍っちがいい味出してる。存在自体が癒しなんです。今回もやはり1番の萌えシーンは純佑&忍っち!更衣室での2人のとろけるようなキス!もうこのシーン何度見てもヤバい!ヤバすぎる!純佑の手が…忍っちのとろけるお顔がヤバい!

見た目だけで言うとハルトが1番タイプになるのかな〜ハルトのブラックスーツ姿にきゅん萌え〜♡あんなにかっこいいのに、ハルトの能成に対する執着と言動が笑えるし、いちいち可愛くて…にゃん佑って…本当にお育ちのいい生粋のお嬢や御子息に弱いハルト〜♡

アラタは…実姉の復讐から自ら仕組んだ仕打ちで逆に能成に…「憎まれる」「憎む」という感情がどれほど辛く、くだらないものか理解できたようで、なんだかホッとしましたが、一方で能成の傍若無人っぷりがかなり危い。今後、ハルトと能成、純佑と忍っちの関係性がどう変化していくのか…次巻で明確になっていきそうです。

彼らは色々な経験を経て、今日があるのでしょう。ここぞというときに、受容できる大きな器を持ち合わせている。こんな人間味溢れるホストがいるお店なら行ってみたい気がします。

何度も繰り返し読んでいますが、まったく飽きない。まだまだ、じっくり読んで最終巻の感想を書き記したいと思います。

0

あれですな。弟君の受ってものっそ萌えると思うの(*゜▽゜)ハァハァ
今から胸が高鳴って仕方ないのだけれど、ちゃんとそっち系で収まるのよね?ね?

というわけで、長くなってますこのシリーズ。
弟君編ですな。
田舎から上京してきてもろもろあって。
なんだかいろいろズレてきちゃってる感じは否めませんが
時々見せる子供っぽい雰囲気とか。
愛情を欲してショウガナイ感じとか。
なんだかかわいく見えてしまう。
誰か一人にものっそ甘いのもらったらころっと更生するタイプかな~と思うのよな。
これから先がすごく楽しみな1冊になりました。
ハルトに乳吸われてる顔が目に焼きついて離れない。

個人的にはハルトさんに頑張ってほし~な~

2

主役が表紙にいない理由について考えてみる。

【ハルト×能成編】と思って読むより【能成編】と思って読む方がしっくりくるくらい、能成の独擅場状態でお話が進んできている新章2冊目です。

初読後に表紙をぼんやり眺めて、5巻の表紙はなんでこの3ショットなんだろうなぁって思ったんですよね。
ハルトはいるのに能成はいなくて、代わりにいるのは純佑と忍。
元々の「P.B.B.」の主役である純佑と忍+新章のメインキャラである能成という3ショットならまだ分かるのに、なんで能成じゃなくここであえてハルトなんだろう?と。
じゃあ能成は何処にいるのかというと、折り返し部分にアラタと二人でいます。

この表紙のおかげで、少しブレだしていた新章の読み方を上手く軌道修正してもらえたなぁと思っています。
4巻以降を別物のお話として読むのではなく、やっぱりここは1巻から順に読んだ上で「ついにラスボス現る!」的な心持ちで読みたいお話です。
「P.B.B.」は、純佑と忍のBLでありながらも、ホストクラブ「club DANDY」を舞台にした群像劇でもあって、それが面白いんだと2巻のレビューに書きましたが、そういう風に捉えるなら、能成もまた「club DANDY」にやって来た人間の一人に過ぎないと。
彼が「club DANDY」に集う人達から何を学び、どう成長するのか。
ストーリーの焦点はやっぱりそこになるのでしょう。
が、いかんせん能成のキャラがマジでラスボス的厄介さ!
ガッツリ2巻使ってようやく!5巻のラストでようやく!!大人への一歩を踏み出す為の段階に来た、という感じです。
な、長かった………
さすがツンデレ搭載型の中2病拗らせ男子ともなると手強いっすな。

で、最初の表紙の話に戻りますが、表紙にいるこの3人(純佑、忍、ハルト)は三者三様の目線で能成を見守ってる3人だよなぁと。
お子ちゃまな時には気づけないけど、大人になった時にようやく有り難みに気づけるような、そんな存在。
対して、折り返しにいるアラタは、一緒にいてもただ傷を舐め合うくらいが精一杯の、能成と同じお子ちゃま。
そして能成がいるのはまだこっち側(お子ちゃま側)であると。
この5巻の表紙にはそんなストーリー内の構図が現れているのかなと思ったら、この新章をどういう目線で読むと面白いのかが分かりやすくなりました。

アラタはこの巻で先に一歩を踏み出しました。
傷を舐め合ってくれる相手にすら置いて行かれた能成が「自分の居場所はもう何処にも無くなった」と人生を悲観して泣くところまで、なんかもうどこまでも期待を裏切らないテンプレ中2ボーイなんですが、まずは忍がカッコいいところを見せてくれたところで、最終巻の6巻へと続きます。

2

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