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もうすぐ6巻が発売になって、とうとう完結してしまう『P.B.B.』。大好きな作品なので新刊発売と彼らの結末を見るのを楽しみにしていましたが、終わるとなると寂しいものです。
『P.B.B.プレイボーイブルース』は1~3巻まででひと段落、4巻から新章が始まりそれが今度発売の6巻で終了するのですが、3巻までは各話が読み切りタイプのお話になっているので、初めての方はまずは1巻だけを試してみるのも良いと思います。
ストーリーもキャラも男らしいところが魅力のしうこ先生ですが、この頃の作品は最近の絵柄と比べると全体に線が太くてゴツくより雄々しくて、ちょっと古臭く見えるかもしれませんが、この雄々しい感じがたまらないんですっヾ(≧∇≦)ノ"
特に1、2巻はエロもかなり濃厚で、修正の甘さ(てか、ほぼ無い)もあり、エロOK、BLのTHE男同士ってところが大好きという人には、全力でお勧めできます!
つい濃厚エロに目が行きますが、キャラもとても魅力的です。元NO1ホストで現ガテンの忍、現NO1ホストで元老舗旅館の跡取り息子の純佑、ガングロに金髪のいかにもチャラ男という見た目の忍の、隠した本心や優しさや、純佑のホストらしからぬ性格や態度も、二人のキャラの背景がチラリチラリと描かれるから、彼らの行動や台詞やモノローグに深みが出てきて感情移入してしまいます。
そしてやっぱりエロが素晴らしい!筋肉×筋肉!男×男!体を繋いでからの彼らの葛藤と絡んだバトルのようなガチンコHに、すっかり夢中になりました。
第1話の雑誌掲載が2001年ということですから、実に15年越しの大団円なのですね!
最終巻が発売される前に1巻のレビューをしておこうと思います。
このシリーズが始まった00年代前半といえばまさにホストブームの全盛期。
城崎仁さんをはじめとするカリスマホスト達が連日テレビを賑わせていたっけかと、後追い組の私はタイムスリップ気分で読みました。
登場人物たちは15年経っても若いままですが、舞台裏(ホストクラブ事情)には時代性が結構ちゃんと反映されていて一気読みすると面白いんです。
兎にも角にもこの1巻のレビューで言っておきたいことは、
「00年代前半のしうこキャラはオスのフェロモンが強烈過ぎる!!」
硬派な見た目の〔純佑〕と、軟派な見た目の〔忍〕。
全く種類の違うカッコよさで、それぞれにすごくセクシーです。
二人の出会いのシーンで忍の手から肉を食らう純佑の野獣感よ…!はぁ~かっこいい(//∇//)
忍はトーン肌の裸体がとにかくセクシー。
「男×男」って感じで、大好きなカップルです!
ちなみにこの作品、1~3巻と4~6巻の間にスピンオフ作品の「Punch↑」が挟まっているような感じで、直接ストーリーが繋がっている訳ではないものの結構リンクしていたりするので、「Punch↑」も合わせて読むほうが楽しめると思います。
(+忍があて馬で初登場する「GATENなアイツ」も読めば尚良し)
刊行順は以下の通り。
P.B.B. 1巻・・・2003年8月
P.B.B. 2巻・・・2005年5月
Punch↑1巻・・・2006年12月
P.B.B. 3巻・・・2008年2月
Punch↑2巻・・・2009年2月
Punch↑3巻・・・2010年2月
Punch↑4巻・・・2011年2月
P.B.B. 4巻・・・2012年8月
P.B.B. 5巻・・・2014年4月
P.B.B. 6巻・・・2016年7月
忍さん、第2話で牧さん(from「Punch↑」)と浮気してます。
牧さんもチャラさ全開ですが、コータンと出会う前だからまぁ許してやろうw
「P.B.B.」自体は、3巻までが【純佑×忍】のお話、4巻以降が【ハルト(No.2ホスト)×能成(純佑の弟)】の新章という構成になっています。
忍の本業はガテンですが、お話の舞台は純佑が働くホストクラブです。(忍は第3話以降バイトでホストに返り咲いてます)
なので、ガテン姿の忍が見れるのは「Punch↑」の方が多いかな。
こちらではほとんどがドレススーツか裸です♪
男の勝負服はドレススーツか裸だろ!!と思っている人間(私)には、目の保養過ぎる素敵な作品でもあります(//∇//)
大好きなシリーズです!
まず表紙にやられました。
この作品はすべて持っているのですが、買ってしまいました!
攻めっぽい受けが好きな人には絶対おすすめです。
SEがとても色っぽくて自然なかんじがとっても萌えます(笑)
お互いが両思いになる過程もそんなに無理がないので読みやすいのでは
ないかと思います。
絶対一度は読んでほしい作品です!!!
ESCAPEの一条元基x早乙女麗士に似ている気がします^^
ちなみにESCAPEもおすすめの作品です☆
ゴリゴリの体育会系年下ホストと寂しがり屋のチャラ系ガテンの恋は、今2018年に読むと猛烈に濃い。
今の世のBLといえば、オメガバースあり、子育てBLあり、メスお兄さんあり、etc…百花繚乱の設定があってBLの世界が大きく広がってますよね。そんな中でこの「P.B.B.」、古典的とも言える2人の関係性の濃さが、逆に今新鮮すぎる感がある。
No.1ホストの忍にスカウトされてホストになった硬派な男前・純佑(じゅんすけ)。
肝心の忍はあっさりホストを辞めて、今は建設現場で働くドカチンに。
軽やかに他人(お客)との距離感を縮めたり離れたりができる忍を尊敬し、憧れ、いつしか惚れた純佑は遂に忍を抱く。
一方忍は、抱かれたから好きになった…っていう感じもなきにしもあらず。
寂しがり屋で惚れっぽい忍。だから純佑も忍の事になると嫉妬深くなったり疑ったりで、すごく怖い男になっちゃう。
ほとんど笑わず、1人でいつも何か考え込んでるような純佑。
何かに固執することのない明るい忍。
2人は多分合わない。
でも運命の2人な訳で、そんな2人の物語が今はじまった…という1巻です。
鹿乃しうこさんのカッコいい絵柄、人物の描き分け、それぞれの小さなエピソード、もちろん濃いエロシーン、そのエロにはことごとく深い想いが詰まって重苦しさすら感じさせる所、すべて読み応えの満足感につながります。
さすがの名作。全てのBLファン必読。
わたし、本来ガタイのいい受けに萌は感じなかったんですよ。
高身長でも線の細い人だったり、それこそ綺麗でかわいい子だったり。
だけど好みは変わるもんですねぇ…。忍くん、エロい。あんたいい味してるわー。
カッコイイ男たちが愛と夢をくれる場所、『club DANDY』
No.1は客に媚びない硬派な男、純佑。
純佑をスカウトしたのは元No.1の忍で、その忍はふらりと職を変えガテン系に。
捕らえ所のない忍。もどかしい純佑は忍に対してキスをし、そしてエッチまでも。
と、そこで意外な事実。
忍がホストを辞めた理由は、『異常に惚れっぽい』だった。
まだこの巻では、お互い探り合いばかりで素直に感情を出していませんが、確実に惹かれあってます。
忍がいるだけで場が明るく華やかになり、おバカで寂しがりで、でもキメるとこはキメて、そして色っぽいところに悶えました。
案外乙女な忍くんもいいです。
そして純佑の微妙に曲がったSなところがツボでした。