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原作未読です。CDドラマを聞く場合、
原作ファンから聞く場合と、キャストのファンで聞く場合とがありますが、
思いっきりキャストファンで聞きました。
ですので、こういったシリアスで、重厚なストーリーが少々苦手なので、神には出来ないのですが作品自体のクオリティーは相変わらず非常に素晴らしいものだと思いました。
重厚なストーリーで、体力を使い軽いのりでは聞けないとは思うのですが名作ですので気になる方は聞いてみることをおすすめします。
(出演者の方々もフリートークで重い作品と何度もおっしゃってたのがやっぱりそうなんだわと笑ってしまいましたw)
1作目を聞いた時は、何の前情報もないまま、聞いたので、あまりの設定、ストーリーの重厚さにびっくりしたのですが、今作はわりと政治絡みの話が苦手な私の頭にも入ってきやすかったです。
そして、掴み所のなかった、冬貴にスポットがあたっており、聞き所がたくさんありました。
濡れ場を語らずして、この作品は語られないと思うので、あえてそこをコメントすると、恐らく今まで聞いたBLの作品のなかでもかなりの上位に君臨するほど台詞の一つ一つが卑猥でした。
あんな台詞やこんな台詞を人生において声に出して言うことがはたしてあるのか!
仕事とはいえ、こんな台詞を神谷さんに言わせてる作者はある意味ドSだと思ってしまいました(笑)
私はよくBLCDをYouTubeで聴きます。無料で聴けるのでラッキーと思いながら。でもこの作品は中古ですがしっかりとお金を払って買って聴きました。
視聴後、この作品はお金を払わなくてはいけない作品だと、お金を払って聴いてよかったと心から思わせてくれる作品でした。ここまで震えたBLCDは今まで、きっとこれからもないなと思います。
YouTubeで探して聞こうと思っている方、他の声優陣ももちろんですが、特に冬貴役の神谷さんが本当に魂をけずって演じていたのだろうなと、いや、演じていると思わせられる作品です。できることなら買って聴いて下さい。無料で聴いたらきっと申し訳なくなると思います。本当にそれくらい魂を奮い立たせられる作品でした。これからも繰り返し聴こうと思います。
声優の方々、特に神谷浩史さん。本当にお疲れ様でした。
1巻→原作→2巻の順で嵌りました。BLCDは声優さんの美声を楽しむ耳の癒しと思っていたので、原作を読みたくなったのは本作が初。この世界観が音でも文字でもしっかり構築されていることに驚きました。CDではどの声優さんのも低めのトーンで一番色っぽい声音を選択していて、本当に胸が締め付けられる思いを何度も感じました。下手なBGMでの誤魔化しは一切なく、必要最低限。神谷さんと遊佐さんの息遣い、ため息、薄い笑み…すべてが耳に響きます。2巻のお気に入りは義康が冬貴に対する「好き」の気持ちを包み隠さずだだ漏れになっているところ。とにかく甘い。甘やかしまくり。赤面する場面の数々。何度聞いても気持ち良い作品です。
原作既読
素晴らしい演技たちに冒頭からグイグイ惹きこまれていきます。
特に今回は冬貴のセリフが多くて、何考えているのかひどく掴みにくかった彼のいろんな面が新たに見えて、不思議な一作となっております。
1が伏見のターンとしたらなら、この2はまさに冬貴ターンで。
冬貴が「守る」ということはどういうことなのか?
ある意味最強なのではないかと思います。
BL(時には少女マンガでも)では時折レイプシーンが出てきます。
それを見て「女性は本当はレイプされたいと思っている」と勘違いする男の人がいるらしいけれど、それは大きな間違いなのだ。
そういったセックスファンタジーは存在するけれど、本当にレイプされたい女性なんているわけがない。
昨年『アウトデラックス』という番組内でロマンポルノを撮られている女性監督さんが出演されていたのですが。
その時矢部さんが件のごとく「女性ってレイプされたいっていう欲望があるのではないですか?」という質問を彼女にしたとき。
即座に監督が「本当にレイプされたい女なんているわけないでしょ」と一刀両断してくださって、本当に胸のすく思いがしました。
では何故、BLではレイプシーンがかなりの頻度で登場するのか。
彼らはどんな酷い目にあっても、どれほど傷ついても、それでも最後には立ち上がって幸せをつかんでいく。
あるいは新しい一歩を歩んでいく。
その姿は美しく気高く、何一つ汚れてはいないのだ。
その生き様、その存在こそが私たち女という犯される性を持つものを救うのだ。
犯されて、身も心もボロボロになっているのに、穢れと呼ばれ、忌み嫌われ、訴えれば、周りの無理解なセカンドレイプにあい、酷い時には殺されたり、望まぬ妊娠というさらに惨いループにみまわれてしまう。
そんな私たち、女という性に苦しむ人間にとって。
BLに出てきてひどい目にあう彼らの。
踏み躙られ、それでも汚れず、凛とたつ姿は、私たちにとって、希望であり、救いであり、癒しであり、生き抜いていくための一本の糸なのだ。
だからこそ、どんなに犯されても、その魂が一切穢れることのない冬貴。その躰を使って、他者を圧倒していく姿はどんなに激しいHシーンであっても、聴けば聴くほど、むしろ私には神々しく映りました。
いっそ清々しく、美しく、強く、けれど儚く愛らしい冬貴の精神に、ストーリーが進むうちに、いつのまにか救われていくのです。
神谷さんの演ずる冬貴とは私にとってそういう存在なのです。
遊佐さん演ずる伏見は相変わらず、めちゃめちゃ素敵で格好良くって。
早く双子たちに「伏見のおじいさま。」と呼ばれるのを早く聞きたくてたまらなくなりました。
三木さんの貴久はまさしく清徹であり、幽玄といおうか、人ならざる者というか。その凄味がくせになります。もっともっと聴いていたくなる。
秋元さんの嵯峨野はもうさすがの貫録と好々爺のフリした化け物感が凄く大好きです。
大典さんの嵯峨野は若さが溢れてて可愛かったです。
柴崎役の花輪さんがまた素晴らしくって。スピンオフが聴きたい。
本当に素晴らしい作品でした。
ただ、全体の演出というか効果というか音楽の感じが今までとなんか違うなあ。印象が今までと違う気がするっと思ったら。
演出家が変わってました。前のクラッシク感満載のメロウな少し昼ドラ風な演出が大好きだったので、そこが唯一残念でしたが。
でもこれも好きです。
早く続きが聴きたいです。和貴の三人の養子ちゃんたちのバージョン、待ち遠しいです。キャスト妄想しながら首を長くして待ってますからね!