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表題作偲べば恋

森哲也,美容師,元バイクチームのカリスマ
梶本寅之介,25歳,美容師

その他の収録作品

  • 左手(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

あらすじ

その強い視線と、誰よりも先を走る姿に惚れていた---。
単調な毎日に飽いていた寅之介。地元のバイクチームのカリスマだった哲也に「来いよ」と手招きされたのは16歳の夜――
-哲也の後ろに乗れる事が何よりも誇らしくて嬉しかった。
だが、「特別」を作らないというチーム内の暗黙の掟を冒し、哲也に可愛がられる寅之介の事を面白く思わないチームメイトと不和が生じて…?

作品情報

作品名
偲べば恋
著者
ゆくえ萌葱 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
睨めば恋
発売日
ISBN
9784796407847
4.4

(122)

(70)

萌々

(36)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
537
評価数
122
平均
4.4 / 5
神率
57.4%

レビュー投稿数13

イイトシした大人の拗らせ具合に切なキュン♡

現在pixivコミックにて1話が試し読み出来ます。
プロローグの男臭さとニアな雰囲気だけでドキドキしちゃいました。
念のためスピン元から読んだのですが、ほぼ関係無かったですw
(ただスピン元は違った萌えがあるのでオススメ)

良くも悪くも大人で子供なんですよね。
大人だから、忘れたフリして何事もなく日常を過ごす。
勢いでぶつかれない、突っ走れない。
子供だから、怖くてぶつかれない。
どうしていいか分からなくて、逃げるしか術がない。

臆病な2人の過去と現在がとにかく切なくて萌える(つД`)ノ
気持ちは一緒なハズなのに想いが重ならないのに胸がキリキリします。

寅は哲也のことを最初は純粋な憧れで見てたのに、いつの間にか特別になり
バイクの後ろでギュッとしがみついてるトコとか
初めて部屋に入れてもらって部屋いっぱいの匂いに赤面して俯くトコとか
勢いで体を繋げた時のモノローグとか
健気で純粋で可愛くてキュンキュンが止まらないぃぃぃ(つД`)ノ
10年前に初めて入って抱かれた哲也の部屋に、大人になった現在は怖くて入れないなんて繊細過ぎて萌える。

攻めの哲也は、気長に待ちすぎるトコを除けば、目力と言葉に引力があってカッコイイ!!一夜の過ちを後悔してて
「お前に好きだっつてから、抱けば良かった」
このシーンは(///Д///)ウヒャーで床ローリングした。
そんで俺様な風貌とは反面、エッチはユックリユックリ抱くのが萌え禿げる。(あとゆくえさんが兜合わせを描くと思ってなかったから、おもわぬtnkにビックリした)

過去を引きずって拗らせた大人の切ない恋愛が楽しめる1冊でした。
切なキュンや拗らせ具合など、好きな要素が詰まってたので神です!
まるっと1冊一つのカップルのお話でジックリ描かれてるのは良いですね♪

8

ホットロード的な・・

硬派で一途なのに、どこかよそよそしくって、思い通りにいかない現実に気持ちを振り回される思春期真っ盛りの寅の恋物語vvv

こういうの大好きです!!

私は上に姉が二人いるんですが・・
まさに、昔、お姉ちゃん達の同級生とかが男の子同士でくっついて歩いてて、甘々にちょっかい出したり振り払ったり、足蹴にしたり、揶揄ったり、髪ぐしゃぐしゃにしたり、そこに彼らだけしか入れない空気の壁があって、遠巻きに見てたのを思い出しました。うろ覚えではありますが、何となく、いい意味であのホットロード的な雰囲気。

それが・・!
それの・・!
まさに、BL版なんじゃないでしょうか・・!
そこ、めっちゃ欲しかったヤツですよ〜〜っ!

一つでも掛け間違えたら、全部が崩れ落ちてしまいそうな、透き通った琥珀のような脆さと、あの年代特有の情熱や嫉妬、相手に認めて貰いたい自分の存在意義やそれに対する諦め。
そういうものがトロリと絡み合っていて、その切なさや苦しさに奥歯を噛み締めました。
でも・・ちょっと再会してからの展開に時間が掛かり過ぎじゃないかと「5年って!」と声に出してツッコんでしまいましたが・・。

これ、私の中では『神』以外の何ものでもない。
あと、哲也の上半身がモロ好みでした。めちゃ眼福。
いいモノ読めたワ〜〜・・(うっとり溜息)

5

題名どうり!

地味なんですが惹かれる作品です。

竜さんの兄さんで寅さんと美容師・店長の話!
こんなに長~い年月熱い想いを内に秘めながらも互い心を言葉にしなかった!
題名どうり『偲べば恋』ですね。

恋愛に関しては弟・竜さんの方が表現豊かなので、恋のお相手様の行動力もあり兄さんより早いハっピ~エンドでした。
真逆の楽しみ方で拝見出来ました。
続編も結定したとの事なので楽しみです。

3

少年時代も大人になってもかわいい。

こちらの作者さんの漫画は初めて読みました。
派手さは少ないかもしれないけれど、キャラ描写が丁寧で好感が持てました。
受けの寅之介くんの少年時代の純粋さと大人になってからの素直になれない感じがたまらない!
あと攻めの哲也さんのむっつり執着具合も萌えでした。
実際抱えている愛の重さが一見した時と違うのはいいですね…。

欲を言えばエロがもっと欲しかった!
二人の関係に萌えるだけにページ数もっとー!となってしまいました。
この辺は2巻に期待したいと思います。

2

シンプルで心地よい漫画です。

絵も話もすっきりとしていて読みやすく、素直に心動かされました。

主役二人に焦点をあて、共通の過去を振り返らせることで、互いの気持ちを辿ってゆくという、わかりやすいお話に好感が持てます。

陰影を抑え、主に線だけで描かれる表情は、感情の揺れが良く表れていて、とても艶っぽく、萌心をそそります。

単純なものこそ、ごまかしが利かないとすれば、ゆくえ先生は相当な手練なのでしょう。

普段、凝った絵や奇抜な話に天才を見て感動している私が、粋な芸に一本取られたようで、痛快でさえあります。

1

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