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暴君竜登場の1巻、翼竜の出てきた2巻、そしてこの3巻では水竜!
表紙イラスト、蛟(みずち)の影が素晴らしすぎる…
最高にドキドキハラハラ、映画のようにドラマチックでとても面白かったです。
蛟の運命、抱える切なさに共感してしまい、今のところ3冊の中でベストと言えるかも。
のの先生の暴君竜シリーズ、スピンオフだけ全巻読む…という
変則的な読み方をしてしまっていました;
シーモアで10巻全てお安くなっていたため(1/8まで)
未読のものを一気に購入、2巻を読み返してからこちらの3巻を拝読。
今回もスピノサウルスやタラルルスなど、出てくる恐竜の名前で
画像検索しながら楽しみました。
それにしても、人間と比べた時の恐竜の大きさには息を呑みます…
襲われたら一溜まりもないな、と直感で分かって震える。。
2巻で潤がキメラ竜人で翼竜王・リアムに酷い目に遭わされた直後のお話。
可畏の父・クリスチャンの研究所から何者かが可畏・潤のデータを盗み出し、
潤を水竜たちの島へと連れ去り…
という展開です。
まず、スピンオフに出てきていた蛟!!ここで初登場だったのね!!とひとり興奮。
ティラノサウルスの強さには敵わないものの、蛟の操る特殊能力の数々に
読みながらもう夢中!
映画のように鮮やかに描かれる戦闘シーン、その臨場感と迫力にも大興奮です。
蛟たち水竜が「普通の人間」の生活、親というものに憧れる気持ち、
孤独な残りの寿命をぜひ潤と共に過ごしたい…と焦がれる気持ち、
十分に理解できるだけに彼らを憎むことはできず、切ない思いで胸いっぱいになりました( ; ; )
可畏と潤との絆を分かっていても、どうにかして振り向かせたい…と頑張る蛟、
やり方は間違っているけれど健気で一途で、助けてあげたくなるよー...
恐竜姿での可畏との対決、水竜たちの隠してきた”秘密”を
クリスチャンが知ってしまったーという顛末には
「一体どう決着つくの!?」とドキドキハラハラしましたが、
クリスチャンの「私欲ありあり」とはいえ希望の見える未来、
決着の着き方にはひと安心。
潤を突然奪われ激しく怒り狂い、また不安になる暴君竜・可畏の姿にも
胸締め付けられたー...
互いの片手を手錠で繋ぎながらの終盤のセックスに、
可畏の気持ちが溢れてたなあ。
蛟たち水竜の寿命問題の解決の可否、クリスチャン×リアムの子は生まれるのか、などなど気になるポイント盛りだくさん。
この先の物語も、ドキドキわくわくしながらじっくり楽しみたいと思います…!✨
シリーズ3巻目です。2巻のすぐ後のお話。
今回もとても面白かった!
冒頭から、少々不穏な雰囲気で始まります。水族館へ行って少しいい感じになるかな?というところで、ある事件が発生!
潤は可畏から離れ、新キャラの蛟(みずち)と共に水竜人の島に滞在することに。
この蛟がロシア人とのハーフですごいイケメン。また性格も可畏とは違いジェントル。潤に穏やかに迫ってきます。
3巻はこれまでとは趣が違い、謎深い感じでお話が進んでいきます。潤が可畏との関係を葛藤したり、蛟に絆されそうになったり、2巻とは違った意味でハラハラします。
新たに登場した水竜人は、力強い竜人とは全然違い、かなり薄幸な感じで切なかった。特に水竜王である蛟の運命は過酷でした。
蛟に迫られ絆されそうになっても、可畏への想いを募らせ再認識する潤が、健気でキュンとします。一方で潤に懸命に縋ろうとする蛟が、哀れで切ないです。
そして1、2巻に続き、本作でも大型恐竜同士の闘いが!先生曰くシリーズ最長のバトル、ということで、今回もかなりの迫力でした!先生の恐竜愛を感じるバトルシーン、大好きです!
「だいたいこれ以上お前と離れてたら、どのみち死んじまうだろうが」
戦闘中に照れながら言う可畏のこのセリフ、すごく好きです!最高のデレですね、萌えます♡
最後は無事にハピエンで良かった!
可畏が潤と普通に会話してるだけで、幸せを感じている様子にほっこりしました。
蛟は今後も登場しそうな予感…。
4巻も読もうと思います。楽しみ♪
今作も後に重要な役割を果たす事になる人物の、王束蛟が登場します。
でもでも蛟の状況が如何に気の毒でも、彼がやった事はとても許せませんでした。
のっけから可畏にとっては辛抱ばかりで気の毒で可畏贔屓の私には可哀想で仕方なかったです。
先ずは携帯ショップからの潤の友人の森脇の挑発でした。あの水族館でのシャチショーでの事なんか私がビンタしてやりたかったですし。笑
あのやり取りさえ無ければ蛟につけ込まれる事がなかったんですが、潤にもホウレンソウの徹底を説教したかった。
だって潤が死んでいたら可畏は復讐し終わったら死ぬ覚悟だったんですよ!
でもでも、潤が生きて戻った事に感謝して全てを許した可畏に感動しました。それなのに可畏は潤に謝ってたんですよ。可畏は更に成長してて良い男になってて、もっともっと大好きになりました。そしてリアムといい、この時の許しが可畏と潤を救って行くんですよね。
でもこれで潤も可畏が絶対に自分の意思で潤を手放さないと信じた事と、絶対に別れないと意思を固めた事も良かったです。(まぁ老齢で狡賢なあの方が後に悪足掻きするんですが)
実は蛟の話よりも後半の沢木家での母親と澪に引っ越しを勧める可畏と潤の姿が印象深かったです。
豪邸を無償で提供すると言う話に激昂する潤の母親と、その反応に固まる可畏。一か八かの一世一代の演技をする潤。その時に繋いでいた手をテーブルの上に出してしまい、母親と澪の視線が手に集中してたとあって爆笑してしまいました。
そしてようやく条件を出して納得してくれた母親に可畏が頭を下げるんですよ!
潤じゃ無くてもぐっと来ました。愛する者と愛する者が大切にする者を守るために暴君竜が頭を下げたんです。生餌達が見たら怒り狂ったに違いありません。
後に潤が蛟を叩いた姿を見て自分に置き換えて考えるようになったとあるんです。潤と潤の母親に嫌われる事を恐れるようになるなんて何て可愛いのと思ってしまいました。
小説Chara Vol.35に王束蛟メインの番外編が載ったのですが、読んだ記憶があるのですが雑誌は処分してしまったので、番外編が出た時に一緒に収録して欲しいです。
今回は寝起きから可畏がヴェロキアにオコだったので潤が「ぴと虫」になる暇がありませんでした。
◾︎可畏(暴君竜)×潤(共感ベジタリアン) 高校生
◾︎蛟(水竜王)
翼竜王と同じ疑問が渦巻くシリーズ3巻目です。
なぜお互いをもっと信用しないのか、第三者からの互いの情報を聞くし信じるのかっていう疑問なんですけど。よく知りもしない蛟の言葉に従って、可畏を裏切る潤の行動が不思議で仕方ない。
この状況で蛟にときめきかけてる潤を見ると、"かけてる"であって、すぐに否定しているとはいえ相変わらず三歩で忘れる子なのかと残念に思う。
可畏は3巻かけてだいぶ好きになってきたのですが、潤の魅力がなかなか伝わってこない。
恐竜モノという特異性による面白さはありますが、心理描写は今ひとつ…というのが翼竜王、水竜王を読んだ後の感想です。この巻は可畏の登場シーンが少なかったことも、いまいち楽しめなかった理由の一つかも。ラプトル達もほとんど出てこない。
あと蛟の能力が多すぎて、インフレ化してます。ここまで盛らなくてもよかったのでは。
終盤の水竜人のちっちゃい子達の動きは完全に日本のホラーでした。学校の怪談。日本のホラーは水が好き…
暴君竜を飼いならせシリーズの3冊目です。
攻め様がティラノサウルス・レックスの竜人で受けちゃんがベジタリアンで人間、今回登場したのが水陸両生のスピノサウルス!
前作に引き続き、か弱い人間の潤にもろもろ懸念や試練が襲い掛かります。
もって生まれた優しさと可畏からもらったちょっと変わった肉体と愛情で頑張る姿が健気かつエロくて最高です。
そして可畏ですが、落ち着け可畏!やりすぎるぞ可畏!そんな姿がかわいいぞ可畏!
潤と可畏、違いや困難があろうともお互いもうすでになくてはならない存在であることに気づく愛深い一冊でした。
出てくる竜人も多種多様になってきて、生物的な楽しみ方も出てきました。思わずどんな恐竜か思わず調べてしまいます。
