文庫版イラスト&書き下ろし付
レビューで「連児がかわいい、かわいい!」とよく見かけたので、気になり読んでみたところ。
見た目はコワめ、デカめ、シックスパックの連児のかわいいことよ!!
嫌い嫌いも好きのうち、を地で行く高校生の連児と未成年の教え子に手を出しちゃダメと思いつつ抑えが利かなくなってしまった元プレイボーイの夏目先生。
途中途中ハラハラポイントがあるんだけど、そこは小中先生、最後は間違いなくラブラブハッピーエンドだと安心して読めました♡
卒業後のふたりもいつか読みたいな♡
連児は受けで高校生ながら、ものすごく男前。それでいて、自分の外見が攻めの好みじゃない、と思い悩んだり、ライバルにもウジウジと嫉妬心を持つのでなく、素直に美貌をみとめて、困っている時には手をさしのべて、清く正しい乙女心の持ち主です。
一方攻めの夏目は10歳くらい年上の教師です。受けの事を真剣に思っているのですが、余裕のあるふりをして受けをからかってばかり。そのくせ受けの気持ちに甘えていて、蔑ろな行動をとって受けを悩ませます。
受けは、攻めがライバルに乗り換えたと誤解して(実際そう思われてもしたがない)別れ話を切り出しますが、その時もヒステリーを起こしたり、攻めを罵ったり卑屈になったりしません。自分の気持ちをはっきり口にして
「今までありがとう」
このセリフで、目頭が熱くなりました。年下の高校生のこんな事を言わせるなんて、たいがいにしろよ、攻め!と言いたい。
攻めを含めた大人達があまりもいい加減にかかれていて、そこが展開に無理があるかな、と思いました。
とはいえ、受けが高校生らしく恋に悩んでるけなげさが、可愛くって、いじらしくって、なんども読みかえしています。
後書きにて、小中先生のデビュー前の投稿作を修正した作品なのだと知りました。
受け様は、高校生の連児。
シックスパックの水泳部員で、目つきの悪い子だけど、根は真面目で優しいいい子ですよ。
攻め様は、連児の高校の数学教師の夏目。
密かにカラダの関係ができている2人だけど、夏目の元カレである中性的な美形の音楽教師、大森が気になる連児。
夏目にとっては、自分はセフレであり、本命は大森なのだと思い込んでて。
そもそも元カレである大森を家に泊めるって!
連児が、大森が元カレだって知ってるって分かってるのに( ˘•ω•˘ )
いくら困ってる友人だからって、デリカシーがないにも程があるわヽ(`Д´)ノ
これが、まだ大人同士ならともかく、連児はまだ高校生なんだよ。
連児の好意に甘えてると思うんですよ<(`^´)>
2人がヨリを戻したと思った連児が、夏目に切り出した別れのセリフがよかった。
意地をはったりしてなくて、素直に自分の気持ちを告げていて、そのピュアさにきゅんきゅん(≧∇≦)
可愛くてすごく好き( ^ω^)
なので、連児から別れを切り出された夏目の慌てぶりを、心からザマァ( ´゚∀゚`)でした。
夏目の気持ちの強さを知れて、にやにやできたのでした(・∀・)
そんな感じで、最後まで夏目に対しては、好きと好きじゃない、が行ったり来たりでした(^_^;)
小中さん初めて読みました。デビュー前の投稿作を改稿との事だからか読みやすく、キャラも魅力的でした。
お話の流れがちょっと変わってて、二人の出会いからとかでなく、付き合ってからの年齢差や自身のコンプレックスで悩んだり嫉妬したりがいきなり始まるのでいきなり萌えました!
そこに出会いの回想や先生の遊んでた過去などを挟みつつ、すれ違いやエロが入ってきて。
美しい大森先生を挟んで夏目と連児の双方が“大森を好きになったんじゃないか”とヤキモキしてるのが良かったし、自分の男らしさを気にしている受が好きなので連児が可愛過ぎました。夏目がお尻舐めるの分かる…
電子版のイラストの方が男らしくて良いですね。
先生がベタ惚れの割に連絡忘れてたり心配させるんですよね。強面でも繊細な連児を悩ませた分、仲直りは少し生温く感じました。捕まるのを覚悟してるとはいえ生徒に手を出すならもっと苦しんでほしい(笑)
卒業後の制服とスーツでのHが少し変態ぽくて良かった。ボクサー破くの流行ってほしい。
電子書籍で発行されていると知って、小中先生の作品の中でもずっと読みたかった気になっていた作品でした。
買ってよかった!読んでよかった!またふと読みたくなりそう!
と、後味も悪くなく脇キャラ含め登場人物ほぼほぼ好きになれる人ばっかりで、ストレスなくテンポよく最後まで読めました。
この作品は大まかに4章(?)に区切って構成されているのですが。
章を追う毎に目に見えてわかるほど、受けさんの連児が精神的に成長していき、2人の関係も徐々により確かなものになっていくのが分かるので、微笑ましく感じていました。
連児が本当にかっこいいのに中身は意外にオトメンなとこもあり可愛くて…!
見た目にそぐわず一途で健気で真っ直ぐで。
こんなたくさんのギャップ萌えを持った連児に惹かれないわけがない(´ー`)
攻めさんの夏目先生は流されて付き合った感じで始まるので、最初は軽薄だなーという印象。
でも、時間の経過と共に連児を離さないように必死になる姿をちらほら垣間見れたり、好きだからこそ大人の余裕も駆け引きも考えずに真っ直ぐに気持ちをぶつけるシーンでは、読んでいて惚れ惚れしました。
最後の章のみ夏目先生視点での出会いから卒業までが書かれていて、こんな時こんな風に思ってたんだ!と分かり、最後の最後に濃密なえっちシーンが待っていたのでお腹いっぱいです(^^)
あとは脇を固めるキャラもなかなかのキューピッドに徹してくれてて。
大森先生しかり、水泳部の部長と田辺しかり、ほんの少しだけの登場の間男しかり。
味方もたくさん居るようでこの先の2人も心強いんじゃないかなあ…と、プラチナリングを受け取る時まで(もちろんその先もずっと)、連児と夏目先生は幸せに過ごせそうで安心です。
1冊で満足できるのですが、是非社会人になった連児と夏目先生の同棲シーンがいつか読めたらいいな、と思います( *´︶`*)
それくらい好きです。