許されないほど燃える、欲情――。

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表題作レッドベリルにさよなら 2

小林昭彦、孤児院育ちの青年
津田和重、不死身の吸血鬼

その他の収録作品

  • 消えない温度
  • あとがき

あらすじ

天涯孤独の青年・昭彦と不死身の吸血鬼・和重は、共に過ごす時間が増え、急速に距離を縮めていた。
そんな中、和重を吸血鬼にした張本人である将門が現れ、二人を挑発する。
動揺するも、「共に生きたい」という気持ちを再確認する昭彦。
一方和重も昭彦への想いを自覚するが、過去の経験から幸せになることを恐れ、わざと突き放し――。

作品情報

作品名
レッドベリルにさよなら 2
著者
みちのくアタミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
レッドベリルにさよなら
発売日
ISBN
9784866571331
4

(133)

(47)

萌々

(56)

(18)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
520
評価数
133
平均
4 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数16

人間×吸血鬼の恋。ストーリーも恋も進む第2巻

こちらの吸血鬼シリーズ、攻め(人間)も受け(吸血鬼)も美しくて、眼福以外の何物でもありません✨

ストーリーもラブの方も一段階進んだ、2巻。

昭彦と一緒にいることがだんだんと心地よくなってきて、それを怖いと感じる和重。
このまま一緒にいたら、ずっと一緒にいたくなってしまう。でも、昭彦の血を飲んで吸血鬼にさせたくはないし、かといって妻・娘のように看取ることもしたくない。それならば傷の浅いうちに離れるしかないー

そんな和重の想いが切ない巻でした( ; ; )
異種同士の恋に立ちはだかる寿命の壁を、二人でどう乗り越えていくのか。
和重が一人取り残されることなく、二人ができるだけ長い間一緒に生きていくという夢は、果たして叶うのか…

そして、将門の住処に招かれた昭彦の危機…!! えええ気になる!というところで終わり、3巻へ続いています。

BがLする展開も、この巻でグッと進んでます◎
童貞の昭彦が必死に和重を求める様子、我慢できない感じがたまらなかった…
隣で目覚めて和重を見つめ、ニコッとする大型年下わんこ、可愛いなあ〜〜〜

0

欲情=愛し(むさぼり)たい

吸血鬼の体質である不死身のせいで過去に家族である妻と娘が自分より先に逝ってしまった和重さん。

そんな和重さんも妻と娘の墓の前で笑い話が出来るように。これも明るくて強くて真っ直ぐな昭彦くんと一緒に過ごしているから。

和重さんは自分の中の昭彦くんの存在が大きくなっていることに気づいたと同時にまた自分より先に逝ってしまう怖さにも気づいてしまいます。

しかし昭彦くんの真っ直ぐな想いに応えようと幸せになる覚悟を昭彦くんと和重さんが決めたシーンは感動もしましたが、やっぱりすごく切なかったです。

2巻では1巻には全然なかった肌色なシーンが多かったんですが、思いが通じあった後の昭彦くんが反動ですごく甘えたになってるのが可愛くて、それに負けて許してしまう和重さんも可愛すぎました。

読んでない方はぜひ読んでみてください。

0

とりあえずBがLしましたw

昭彦にキスされて一度は拒んだ和重。
二度目、昭彦の気持ちを聞きか拒みきれず?昭彦に顔を触れられキスされる和重が色っぽいです。

(こりゃあ やばいことになってきた…)と丸っこくなる和重に萌え〜です。

次のキスシーンもよかった。
さすがみちのく先生。

でも和重としては、昭彦と必ず別れが来てしまうので…という気持ちはわかる。
それを弱虫と言う昭彦の言い分もわかる。
と、和重の口説き文句で素直に和重は幸せになる覚悟ができたのは、話が早くてよかったですw

そして気持ちが通じ合ってのBがLするシーン。
みちのく先生の本領発揮。丁寧かつ長めにお送りして下さいました。

このシーンにくるための、今まで、という感じがするほど熱が入っていたように思います。

──このまま、時が止まればいいのに
ほんとそうよね。幸せな瞬間よね。でもそうじゃないのが切なくて。この先どうなるの?と期待させられます。

2人一緒に幸せになると決めた2人。
でもまだ終わらないのは将門の乱があるからですね。
一波乱あっての2人のほんとの幸せがどうなるか。3巻も楽しみです。

あとがきに、大阪の梅田周辺がレトロな街並みがあると書かれていて、そうそう!と嬉しくなった関西人です。

0

不老不死・・・

人間×吸血鬼のお話です。
テーマは不老不死。元々は人間だった和重(受)は吸血鬼に致死量の血を吸われ、自身も不死身の吸血鬼となってしまい、家族をみな看取りひとりぼっち。そんな中、施設育ちの青年・昭彦(攻)と出会い徐々に親しくなります・・・

そして昭彦(攻)が"そういう関係"を求めるようになるも、和重(受)はまた大切な人を失うことを恐れ拒絶します。

『人は誰だって幸せになるために必死で生きてます
だから幸せになることを拒まないでください
幸せから逃げるなんて間違ってます』
昭彦(攻)のこの言葉。とても響くものがありました・・・

0

隅々まで美…

2巻も美しい。
ため息がでるくらいに美しいです。

2巻は昭彦の気持ちが溢れ出して、和重にぶつかっていく所から始まります。
和重には拒まれるが、本当はお互いに離れたくない程大切な存在になっている…。
和重が離れたくないと告げた時の二人の表情がすっごく良かったです。

それから初Hね。
やっぱりみちのくさんのエロはエロいです!
和重さんの感じてる表情がこれまた最高。普段とのギャップ!
真面目そうな、清廉なキャラほど乱れて欲しいという願望が満たされた…。
1巻読んだ時あまり左右を意識してなかったけど、昭彦×和重は好みでありました。

将門さまと師夏の出会いなども気になりますね。
やっぱりそういう関係なのだろうか。
ショタは地雷なのでうまくボカしていただけるとありがたいなぁ。

書き下ろしのような幸せな二人が3巻でも見られますように。

0

お前さん

◾︎昭彦(表紙 年下)×和重(黒髪)
1巻に引き続き和重さんの素が見えるとキュンとする。将門もこの人間臭さが好きなのかもしれない。好きですよね?好きだから虐めたくなるんですよね?
"お前さん"ていうのが可愛い。しかしトマトのくだりで毎ページ"お前さん"が出てきてゲシュタルト崩壊しかけた。
本当はご老人ですからね、和重さん。もっと老成しててもいいぐらいなのに、顔と身体がが若ければ心も若いのか。
「俺がこっち側なのは想像してなかった」と思ってる和重さん…え?あっち側なら想像してたんですか?と読む手が止まる。いやいやそれもありですよウェルカムですよと、リバ好きを浮き足立たせる一文でした。期待はしてはいけない。

1巻でなかった分、エッチシーンも盛り上がります。和重さん普段はご飯食べなくて平気だから、腸内が綺麗そうで良いですね(下品)。

1

美しい

相変わらず誰も彼も美しいですね。
わりとサラサラっと読み終わってしまいました。

和重が昭彦を化け物にしたくない、誰かを失う辛さにさらしたくない強い気持ちが愛情故なんだなあ。
そして昭彦の喪失を恐れ今のうちにと別れを告げに行くも…。

昭彦も強いですね。幸せになることから逃げないで!何十年先のことに恐れて今別れるなんて。
そして二人は。

いやー昭彦が初めてなのにしっかりリードして萌えます。エッチシーンも美しい。和重もすっかりされる一方で感じまくって。

将門が昭彦に和重を残していく覚悟があるのか問います。将門は彼なりに和重に一人でいてほしくない、大切な人と共にいて欲しいと思ってるのかな?
和重を吸血鬼にしたのはそもそも偶然だったのか?その後の和重の様子をずっと見ていたようですが。

和重の昔のお話もありましたね。確かに化け物と言われ姿も若いままで妻を看とり慟哭して。
また和重に同じ目に会わせるのか?

実は3巻のレビューを見ちゃって最初の一行に思いっきりネタバレしてあって…。いや読んだ自分が悪いんですけど。それでも3巻を楽しみに読みます。

2

2巻を読んでほしい!2巻がクライマックス…!

レッドベリルのクライマックスは2巻だと思います。


※このレビューは3巻まで読み終わって遡って書いていますので
 完結までのネタバレがありますのでご注意ください。


3巻読み終わった後に感じるのはこの作品のクライマックスは2巻だった…という事です。
もちろん好みの問題ですが。


2巻ではコミックス1巻分を使って二人の葛藤が描かれています。
今ならまだ間に合う、今ならお互い傷付かないで済むから離れようとする和重。
「もう大事な人を作りたくない」という和重の悲痛な気持ちが伝わってきて切ないです。
和重は大切な人を失う悲しみを知っている。
知っているからこそ一歩踏み出せない。
奥さんと娘さん、そして詳しくは描かれてはいないけれど友人たち…。
大切な人はみんな自分より先に逝ってしまう。
あの時と同じような苦しみを味わいたくないという和重の気持ちは
パートナーを失った事はないけれど分かる気がするんですよね…。

悲しみを知っているからこそ昭彦を突き放す和重。

失う事を知らないから踏み込んでいける昭彦。

二人がお互いの本音をぶつけ合って、
和重は昭彦の想いを受け入れる事、
死が二人を別つまで共に生きる覚悟を決めます。
ここの二人がクライマックスなんですよ…!!!

今までアタミ先生の作品は1巻で終わる作品ばかりで(非BL除く)
想いが通じ合うまでが急展開だったり心より先に体から始まる作品が多かったので
あの美しい絵柄と表現力で心理描写をじっくり見てみたいと思っていたので
その願いが叶ってとても嬉しかったです。

知らないことが昭彦の強さだったけれど、
その強さ、信念が揺らぐ出来事が起こります。
喫茶店の常連さんが奥さんを亡くして来店するのですが
その姿を見て自分の決心が揺らいでいくんですよね。

昭彦は、自分が死んで悲しむ和重を見る事はない。
先に死ぬ昭彦は、大切な人を失う悲しみを知らないまま逝ける。

だから強くいられたけど、
大切な人を失うということがどういう事なのか。
昭彦はここで初めてちゃんと考えて想像したのではないかと思うんです。
失う悲しみを知っていて、それでも昭彦を受け入れた和重の方が強い人だと私は思います。

この2巻での二人の時間があったからこそ、3巻の和重の決断に感動するんです…!
3巻で昭彦の「死」に直面した和重が「必死に言い聞かせてきた願い」より
「もっと一緒にいたい。そばにいて欲しい」という心の底に封じ込めていた本心を優先した時
すごく嬉しかったんです。
二人には「別れ」しかないと思っていたので。

これは1巻冒頭のミスリードによるものです。
先生…思いっきり翻弄してくれましたね…!!そんな先生が大好きです!

1巻だけ読んで続編は買っていなかった方、
レッドベリルを読んだことのない方、
みちのく作品にしてはラブ要素が少なくて続刊を買っていない方、

ぜひとも2巻を読んでいただきたい!!
二人が結ばれるのに1巻以上かかったからこそ
初めて二人が抱き合うシーンは感動も一入です…!
年下攻めの昭彦の余裕のなさも良いですし、
抱かれている和重さんの表情は美しいです。
いつもとちょっと違うレトロな絵柄を意識した先生の
お布団Hは最高に素敵です♡

2巻買って下さい!読んで見て下さい!

3

続きが気になる2巻!

1巻から続けて読んでいます。2巻では、将門にあれやこれやちょっかい出されて、二人の関係に変化が…和重と昭彦のエッチは、和重が入れられるほう、という状況を受け入れるシーンが、とても面白くてエロかった(笑)みちのく先生の絡みの描き方は、構図のせい?とても色気があって大好きです。

永遠に生きることの孤独と辛さを知っている和重が、昭彦を吸血鬼にしないと選択するのですが…二人の日常が平穏で優しさに溢れているので、これからどうなるのか、大変に気になります。

描き下ろしの、コロッケを楽しみにしている和重さんも可愛いです。

0

色気は素晴らしいが、まだ2人の関係に入り込めない

 昭彦と和重がついにそういう行為に及ぶ関係にまで進むのですが、1巻に引き続き昭彦の一方的な押しが今回も強過ぎるように感じました。情事の描写はさすがといったところで、十分にエロいです。絵も本当に綺麗。でも、そもそもなぜこんなにも昭彦は手慣れているんでしょうか。恋愛経験が人並みにあるようには見えませんでしたが…。キスをしつこくせがむ様子なども好意の押し売り感がすごくて、ただただ和重が流されているようにしか思えず、あまり2人の関係性の発展に萌えられませんでした。一応、和重が昭彦に惹かれた理由はそれとなく仄めかされるんですが、後付けのように感じてしまいます。

 将門はまだ美味しく料理される途中段階という感じで、3巻で彼の好感度が上がるか下がるか現時点では未知数のキャラですね。なんだかんだ良い奴であっても結局悪役であっても、彼の調理法によって最終巻の評価は左右されるような気がします。ただ、やはりメインの2人について色々引っかかるところが多いですね。和重がそんなに簡単に昭彦に絆されてしまうのでは、彼の妻や娘が亡くなった時に感じた苦しい想いのやり場はどこに行ってしまうのかとも思ったり。ですが、今まで理不尽に辛い人生を送ってきた分、和重には幸せになって欲しいと心から願っているので、最終巻で彼がどんな結末を迎えるのか見届けたいと思います。

0

もうちょっと話が進めば良かった

相変わらずすごい画力です。
圧倒的な描写と繊細なキャラクターへの書き込み。どれをとっても素晴らしいです。
今回は1巻にないエッチシーンもあるので、待ってました!!という感じ。
シーンも長いし上手なのですが、何か物足りない感じ……。
やはりスパイスとしての将門が足りない!!もっと絡んでほしい!!

和重の過去が可哀想でつらいです。歳をとらないので、近所からはひそひそと噂され、実娘からは化け物と言われてしまいます。
そんな和重の人生をめちゃくちゃにした将門にも、何かスポットが今後あたると良いのですが…。


吸血鬼BLとしていまひとつ物足りなさがあるのは否めませんので、3巻に期待です…。

本当に絵は美しく漫画としても見やすいのですがストーリーの進みが遅いのでグダってる感じ。
もったいないです!

1

中弛み気味

2巻は皆さんも書かれていますが少し拍子抜けな感じでした。エッチシーンたっぷりでそう言うのに重きを置いている方には大切なんでしょうがストーリーとしてはとてもよくある展開で普通に予想できたものだったので、これで終わりでないとするならここからどう捻っていくんだろう?と期待してしまいます。

将門さまの思惑がイマイチわからないので、もしかしたらそこが展開の鍵なのでしょうか?
捻りがほしいと思いつつも1巻冒頭のお墓が昭彦のものであってほしくないと願うのは欲張りでしょうか?将門さまの提案、どんな意味があるんでしょうか?早く3巻が読みたいです。

0

もったいない…

この題材で。
この画力で。
なのにこのストーリー運びの普通っぽさ。
もったいない。

1巻のレビューにて、私は「良作の予感」と書きました。そして非常に期待していました。
はじめに。2巻は、勿論決して駄作ではありません。
ますます絵柄は美しく、
昭彦と和重は結ばれ、
順当な展開。
でも、その「展開」が普通すぎるように思えてしまいました。
和重が抱える苦悩。それは「吸血鬼・不死の存在」としてある意味当たり前の、家族が先に死んでしまう、自分だけが残される寂しさ。
昭彦の過去。孤児として施設で育ち、「だから」いじめられ誰からも暖かい愛情が与えられずいつも孤独。
これらはある意味定型的・記号的な設定で、深みが足りないように思えてしまいました。
でも、いくら設定は平凡で定番でも一つ一つのセリフやエピソードの選び方で印象は変わる。だからこれはストーリーテリングの力量の問題なのかもしれません。
一方、エロシーンは力が入っている。
綺麗な絵柄による素晴らしい美青年2人が、煽情的なアングルであんな絡みこんな絡み。
エロ補給としての意味合いなら満点ですね。でも。
シリアスで切ない物語、孤独な2人が愛を分かち合う話として読んでいるときに、良かったところはエロシーンです、だけなのはもったいないと思うのです。長い長い刻を独りで生きてきた和重がかわいそうだと思うのです…
次巻で完結かも、との事、将門のターンには期待しています。これはもう本当に期待。
将門の美しさ、将門の屈折、将門が捨ててきた全て、師夏を得る前も得た後も経てきたであろう凄絶な葛藤。
そんなものの凄みを本気で見せて欲しい。
それが無ければ、和重の、昭彦の、将門の人生たちが、ただエロ良かった〜に埋もれてしまう。
それはもったいないです。

1

ストーリーが見えてこない・・・

1巻に引き続き、辛口です。

1巻のレビューに書いた通り、1巻は起承転結なら「起」だし、序破急なら「序」、きっとこれから何かが起こるんだろうという伏線だけ撒いて【2巻へ続く】で全然オッケーだと思って読み終えてしました。
でも・・・2巻を読み終えてもやっぱり何も読めていない気がするんです。
1巻の冒頭に繋がっていくような何かも見えてこない。
そんな私の「???」感とは裏腹に、あとがきを読むと、和重と昭彦が無事くっついてひとまずの大きな山は乗り越えた感じで書かれている。
そして、この作品は次で完結するようなのです。

だとしたら、きっとこれは私が期待するようなものが読める作品ではないのだろうなというのが、2巻読了時点での率直な感想になりました。

色々考えてみたけど、もしかしたら1巻の冒頭3ページがなかったなら、ただ普通の異種間BLとして萌え脳だけで読めていたのかもしれません。

4

"幸せ"と向き合う喜びと恐怖

孤独だった昭彦(攻)と吸血鬼の和重(受)が、どうしたら幸せになるか、何が2人の幸せなのか、それを知りたくて面白いと感じている作品の第2巻です!!

愛するがゆえに"幸せ"を諦めようとする和重と、愛しているから共に生きて"幸せ"を共有したいと願う昭彦が、対照的で、でも行きつく先が"愛"である事が素敵だなと感じました(^^)

幸せになることを拒まないで
幸せから逃げないで
昭彦(攻)の言葉は真っ直ぐで、言葉の重みを感じました!

和重の気持ちも分かります。辛い過去に囚われて、今も苦しんでいる姿が痛々しい。さらに、和重を吸血鬼にした将門と秘密で会う昭彦…この状況を知ってしまったら…和重はどう思ってどう傷つくのが、次回が知りたくて、でも知るのが怖くなる、そんな気持ちになる2巻でした。

1巻になかったエロシーン満載(〃ω〃)キスして迫る昭彦はすっかりオトコの顔ですし、攻められてグズグズの和重がとにかくエロい笑!!!!和重が、自分がこっちかーって"受け"を受け入れるシーンがおかしくて吹きました笑。みちのくアタミ先生すごくエロ描写がエロい!!!!
でも個人的に、和重の怒鳴ったり怒ってキッてなっている顔がめっちゃ色気があって大好きです(^^)

長く生きてきて、大切なものを失い、再びそうなりたくない。同時に、自分のような思いはさせたくない。だから離れようとする和重。孤独で失うものなんて無かったけど、幸せを見つけ、幸せを与えててもらい、逃げずに現実とも向き合いたい。死ぬことよりも、吸血鬼になるよりも、和重を失う事が怖い昭彦。何を考えているのかまだ全貌が見えない将門と師夏(半吸血鬼)。
皆んなが幸せになる方法はないのかなぁ…続きが気になります。

1

二人の、相手を想う愛情に萌える

待ちに待った『レッドベリルにさよなら』の2巻。発売を楽しみに待っていました。
1巻は和重のイラストが表紙に描かれていましたが、2巻は昭彦のイラスト。麗しすぎる…!

ということでレビューを。ネタバレ含んでいますので、苦手な方はご注意ください。






将門に首を切られてなお、理性を失うことなくピンチを切り抜けた和重。そんな和重にキスをしてしまう明彦だが―。

というところで終わっていた1巻。
2巻はそんな明彦を本気で叱る和重の描写から始まります。

なぜ怒られたのかわからない。
キスをしたことが原因ではないと和重は言うけれど、それならなぜ?

そんな疑問を抱いた明彦は和重の元へ戻り、彼と本音で話をすることに。
そこで和重の想いを知る。

明彦が和重のために死のうとしたことが許せない。
そして、自分が血を吸うことで、明彦を孤独に生き続けることになる吸血鬼にはしたくない。

そんな、和重の、明彦への想い。

少しずつ、少しずつ、距離を近づけていく彼らの恋心に萌えが滾りました。

吸血鬼になったことで「化け物」と言われ、そして家族に先立たれ、ずっと孤独に生きてきた和重。
「家族」というものを知らず、愛情を受けることなく一人で生きてきた明彦。

二人の孤独な男たちが出会い、そして恋を知った。

和重も明彦も、どちらも強い。
その強さのベクトルが、自分のことではなく、相手を守ることだけに向いている。

明彦に惹かれていく想い。だからこそ、別れがつらい。自分の想いを認めた和重が、明彦に別れを告げに行くシーンに思わず胸が痛くなりました。
そして、それを受け止める明彦の男気にも。

想いが通じ合った彼らの濡れ場が、最高に綺麗で、そしてエロかった…。

けれど、不死身の吸血鬼である和重と、人間である明彦の時間軸は異なる。
先に生涯を終えるであろう明彦の決断は―。

1巻もそうでしたが、和重を吸血鬼にした将門の存在感が半端ないです。
彼の真意はいったいどこにあるんだろうか。
そして、将門に寄り添う師夏という少年も実にミステリアスで良いです。

1巻の終わりも「え、ここで終わり?」というところで終わっていましたが、2巻も良いところで終わってる…。
続きを早く読みたいです。

2巻は明彦と和重が恋人同士になる、という甘さもありつつ、将門の不穏な行動もあり、シリアスと甘々のバランスがめっちゃよかった。
そして描き下ろしの「消えない温度」の甘さが非常に美味しかったです。

あとがきでみちのくさんが明彦×和重のセックスに関しての小話を書いてらっしゃいましたが、これに爆笑してしまった…。

2巻も非常に萌える、神作品でした。

4

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