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幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6

youseiryu wo kainarase

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表題作幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6

竜嵜可畏、T・レックスの遺伝子を持つ竜人で高校生
沢木潤、動物の感情読み取る能力持つ高校生、18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

恐竜の影はないけれど、生後一か月で一歳児並みに成長!! 未知の能力を秘めた双子を可畏と立派に守り育てる──!! 決意を新たにした潤は、大学進学を控え子育てと進路に悩んでいた。可畏をパートナーとして支えるか、モデルに挑戦するのか──ところがある日、双子がクリスチャンの眼前で水と重力を操る能力を発動させてしまった? 研究対象に目の色を変える父親に可畏は大激怒して…!?

作品情報

作品名
幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6
著者
犬飼のの 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
ISBN
9784199009358
4.2

(129)

(77)

萌々

(28)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
12
得点
542
評価数
129
平均
4.2 / 5
神率
59.7%

レビュー投稿数12

一冊まるまる子育て編、ほっこりな6巻

シリーズ6巻です。
遅ればせながら本シリーズを読み始めて、5巻まではどんどん読み進めてきましたが、6巻は時間がかかってしまいました。
というのも先生が後書きで書かれているように、6巻は「ベビーと一緒に休める幸せな一冊」となっており、バトルなしです。一冊まるまる二人の子育てが描かれているんですね。

バトル大好き(特に恐竜の)で、しかも子育てBL苦手な自分には、なかなか読み進まない作品でした…くぅ。

でも双子ちゃんたちはとっても可愛いんですよ。潤を「マーマ」、可畏を「パーパ」と呼んで、たくさんおしゃべりできて、とっても可愛いんですけどね。あと潤と可畏も、若いのに立派に親になっていて、精神的にすごく成長していきます。

さて今回は、新たに竜人の「組織」の存在が明かされました。世界中の竜人を管理している団体です。
可畏の父クリスが、この組織に双子について、また潤の身体の進化についても知っていることを明かしてしまいました。
それが7巻以降の展開に影響するようなので、新たな展開が楽しみです。

6巻では潤と可畏が高校を卒業します。卒業式後のプロム(パーティ)の描写が楽しいです。
またその後、沖縄近くの島へ卒業旅行に行きます。恐竜化した可畏の頭の上に三人が乗り、みんなで美しい夕暮れの空と海を眺める場面(口絵に素敵なイラストあり♪)が、臨場感あふれる描写で、また四人が仲睦まじい様子で、すごくいいシーンでした。

終盤、潤の母にトラブルがあり、結果双子を紹介することに。一家団欒でほっこりシーンでした。

ラストは「組織」絡みで、また戦いが始まることを匂わせて終了。またバトルが始まるって事でワクワクします♪

次巻は潤の大学生活が始まるのかな。異能の力をつけてきた双子たちの今後も気になるところ。もちろんバトルもどうなるのか。7巻も楽しみです♪

2

双子を差し出せと通達してきた本部

笠井あゆみさんの表紙絵が、物凄く可愛いので、
1-5巻を飛ばして、6巻から読みました。

人と竜人の混血。妊娠して、二カ月目で胃から卵を取り出したらその一か月後に孵化して生まれた双子。
成長速度が人と違って速いのと、能力発揮も異常に速い。ハイブリットな竜人の赤ん坊を育てるのって、大変なんですね。
おもしろいので、ドップリ小説の世界感に嵌りながら楽しんで読みました。

双子の能力を分析したいので、差し出せという「本部」
本部から家族を守るために、戦いを決意する若いパパ。新な敵は手強いみたい。

読み進むと、今までの経緯がやっぱり気になるので、過去のシリーズも買おうかなと迷ってます。多分買うと思う。絵がきれいなので、紙本で買うつもり。

---
爬虫類型の人間というと、聖書に「智慧を授けた蛇」が登場するので、意識するんでしょうか。
医学で言うと、哺乳類の脳の進化起源「爬虫類脳」を指すらしいのですが、なんだか恐竜型人類という設定は、興味をそそられます。

2

子育てBL編

表紙からしてかわゆい、
2人の双子の息子、慈雨くんと倖くん。
卵から孵化して1ヶ月で1歳児ほどの見た目と言動。高校3年生卒業間近に家族が増えてめまぐるしい竜嵜ファミリー。
18歳にしてパパママになった可畏と潤。
可畏は、家族を守る為にどんどん立派に頼もしい存在に、潤は今までは順応性があって大らかだったのが逆に心配性でくよくよするようになってるのが面白い。

子育てメインのほのぼの回ではありますが、しっかりときめきもアリ。
卒業式後のプロムパーティーで可畏と潤のダンス。笠井あゆみ先生の挿絵もステキです。
潤の夢みるような笑顔が溜まりません。
その後の、可畏のスピーチも家族を守る為の宣言で痺れました。

エッチシーンは、なんと言っても初潮吹き。
すんごい恥ずかしそうな潤と、満足げな可畏。
「漏らしてもかまわねえし、黄金水を俺にぶっかけてもいい。お前のなら喜んで飲んでやる」ってw
体液自体が竜人にとってはご馳走と言えども恥ずかしいよね。
2人のやりとりにニヤニヤでした。

母と妹に息子を何とか紹介出来たのもよかった。
NASAの技術で男同士でも子どもが出来るって理屈が通る2人でよかったw

今回は、双子の可愛さと2人の成長物語でした。
ただ、ラストが不穏なムード。
次巻では、大変な事が起こりそうな予感。

0

トラブル極少甘々巻

今回の表紙と巻頭カラー絵が2枚とも大変好きです。

作品としては断然1巻の殺伐とした感じが好きだったので、丸くてふにゃふにゃで温かくなりすぎてしまい、好みからどんどん遠ざかっています。
シリーズ物は乗りかかった舟で読んでしまうタイプなのと、皇帝竜まで一気に大人買いした故に読んでるところがあり、評価を下げて申し訳ない。せめて4巻ぐらいの殺伐さが欲しい。
ただ皆さんの評価はすこぶる良いので、少数派なんだろうな。シリーズものでここまで着いてくるのは、そりゃ大好きなファンですよね!

丸くてふにゃふにゃで温かい双子ちゃんはとても可愛いです。挿絵のほっぺむちむち加減が可愛くて、それはそれで嬉しいのですけれど!BL小説に求めているものではないのだという葛藤。

3

双子の今後の成長が楽しみです!

物語としては特に大きな進展も無く、
パパとママの子育て日記なんですが、
今後の波乱を予感させるエピソードも⁈

正直、ちょっと物足りなさを感じはしましたが、
シリーズをずっと読み続けているファンには
美味しい一冊ではあります!

昔はこういう夫婦的な子育て物語は、
わざわざBLでやらないで、
男女でやればいいじゃない!と思っていたのですが、
最近は、男女でも男男でも女女でも、愛し合う二人が
大切なものを一緒に愛しみ育ていきたいと思うのは当たり前!(拳)
……と思えるようになりました!

今後の展開は、ホント、また嵐の予感ですが、
可畏と潤の関係はますます深く確かな物になっているので、
その点は安心です!

気がつけば、恐竜特集のテレビ番組とか録画して、
Tレックス見ながらニヤニヤする危ない人になっています。
ここまでこのシリーズを読んでいらっしゃる方々はきっとお仲間かとv

評価的には、もう少しびっくりとかどきどきとか欲しかったかな
……という感じで、「萌×1」で!

0

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