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お前は俺の、すべて
おっ⁉︎
コウと日高編。イイネ。
…というわけで、私はコッチの方が読みやすいですね。
近親とか年の差がダメなわけではないけど、13才14才がイキってるのは…
な〜に言ってんだよ、少しは本でも読めや、となっちゃうの。どうしても。
一方コウと日高。というか日高。
彼は興味深い。
すごい無口。表面は。でも頭の中では色んな事喋ってる。
で、10年間の純愛。ん?純愛?執着?
なのにぃ。なんでこの均衡破れてしまった?
はじめはギャグっぽく描写されてますよね。日高の背後で爆発がおきたりして。
だからこれから日高はウキウキハッピー!
かと思いきや、ですよ。
コウのフリーダムさも不思議だな、と思ってたのに、コウもずるい部分があったのかも。
日高が就職して、近くなら続ける、離れたら離れる…っていう事なのかな。それがなるようになる、って事だと思ってたのかな。
でもさ。
今までの幾多の元カノたちと日高、その喪失感てのは比べ物にならない事が今更ながらにのしかかってるのではないだろうか。
そしてこの感情そのものが、日高を知らずとも苦しめていた日々への罰のように感じているのかも。
ワキの2人が主役の巻です。
友人だった二人の関係が動き出します。
片思いの物語をあまり読んでいないせいか、非常にグッと来ました。日に何度も思い出して泣いてしまうほど、美しい想いを見せてもらいました。
愛情だけではセクシャリティの壁は越えられない辛さをリアルに教えてもらいました。
のどかな雰囲気の島民やゆったりした学校生活が、新しい幸せを運んで来てくれることを切に願います。
長く続かなかったコウの恋愛にも、良い風が吹くと良いな。
3巻では影が薄かった日高。
今回はまるまる1冊コウと日高のお話です。
日高は無表情ながら心の中で喜んでいたりと
かなり健気な寡黙男子で、ずっとコウとの恋が実りますように…と応援してきました。
当の本人は別に付き合いたいとかじゃなくて、
コウの一番心の許せる存在ポジションでいいと思ってるんですよね。
最初から諦めてるんです。そこが切なかった。
でも、そこからもずっと切なくて、
コウと身体を繋げれるようになったのはよかったはずなのに、読んでて悲しくなりました。
4巻はちょっときついですね。
コウが悪いだけじゃないのはわかってるけど
完全にが日高サイドだから読んでるととてつもなく悲しくなります。
はぁ…つらい…。
あんなに泣く日高を見たくなかった…。
3巻の終わりで大人びた駿人にめっちゃ萌えてめっちゃ興奮してたのに!4巻は冒頭からサブカプの話が…なぜなのいきなりスピンオフ…。エピソードはすごく良かったんだけど、良かっただけに、こんな間に挟まれたものでなく落ち着いた状態で読みたかったです。
日高は本当にボタンの掛け違えって感じなのかな。タイミングのズレ…致命的な。あの時に覚えてさえいれば…!って後悔がすごそう。これは悔しくてたまんないだろうなあと思います。
コウには根無し草のようなイメージがあったので、それと誠実って両立するんだと思ったりしました。彼らの話はこれで終わりなんでしょうか。何とも言えない読後感。
とりあえずメインカプおあずけア゛ァァ…ってなってるので、早く次が読みたいです。
こんなにも素晴らしい作品に出会えて本当によかったです。
美しい絵と言葉一つ一つがこれでもかというほど胸をえぐってきました。
『10年ぶんのコウと過ごした時間。
その一瞬一秒は、永遠に忘れることはない。』
中学からの親友である日高くんとコウ。
このままでいいと思っていたはずなのに、状況は変化し欲望にかられます。
無表情な日高くんの中に渦巻く10年間の大切な大切な思い出と爆発してしまいそうなコウへの気持ちを想うと涙がでます。
落ちつけ落ちつけと自分を諭す日高くんの鼓動がこちらにまで伝わってきそうでした。
またコウにとっても日高くんは大切な親友で、どんな形でも関係を続けていたかったと思います。でも真剣に考えて、日高くんを想っての言葉ですよね。きちんと言葉にすることは残酷で、でもコウはそこから逃げていません。本当に優しくて、めっちゃいいやつで、とても尊敬します。だから余計に切なくもあります。
友達ならずっと一番近くにいることができたかもしれない。でもこれでよかったと、よくないけどよかったと。日高くんもきちんと自分と向き合っていて、とても立派で尊敬します。
うまく言葉にできませんでしたが、私は自分とも人ともこんなに向き合ったことがないので、2人に心動かされましたし羨ましいとすら思いました。
ちょっとまだ仕事は手につかなそうですけど、
出会えてよかったと心から思います。
ありがとうございました。