華麗なる紳士のウェディング

華麗なる紳士のウェディング
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レビュー数
4
得点
19
評価数
9件
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
竹書房
シリーズ
ラヴァーズ文庫(小説・竹書房)
発売日
価格
¥571(税抜)  ¥617(税込)
ISBN
9784812431276

あらすじ

恋人だったリシャールと別れて10年。アンリは、いまだ忘れられない想いを秘めながらも、逃げるようにリシャールとの再会を避けていた。絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血をひいていることを言い出せなかったアンリは、嫌われることを恐れたゆえに、別れるためにひどい裏切りを行ったのだ。しかし、そんなアリンの前に10年の時を経てリシャールが姿を現す。動揺するアンリは拉致同然に連れ去られ、ホテルに閉じ込められて―。

表題作華麗なる紳士のウェディング

リシャール/企業間取引や契約交渉のプロ
アンリ/米国大手スーパー「ウェルネス」CEO

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レビュー投稿数4

じっくりしっとり

 アンリが恋人だったリシャールと別れてから10年が経った。
 アンリは未だにリシャールを忘れられず、想いを引きずっているもののリシャールからの「会いたい」という連絡を拒み続けていた。
 なぜなら、絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血を引いていることを言い出せないためであった。
 しかし、そんなアンリの前に、10年の時を経てリシャールが姿を現す。
 再会を拒み続けるアンリに対して、交差点で止まっている車の前に飛び出すなど、おおよそリシャールらしからぬ行為に、そして、「アンリが来るまでそこをどかない」と言い張るリシャールにアンリは渋々、連れ去られることを了承するが、リシャールに連れて行かれた先はホテル。
 とりくつしまのないアンリにじれたリシャールにアンリは抱かれてしまう。
 心はリシャールにあるアンリには、それを拒みようがなくて……

 という話。
 物語の「今」としては、アンリとリシャールが再会して、アンリが結婚を発表する日までのたった4日間。
 ただそこに、上手にアンリとリシャールの出会いから今までを絡めてあるので、とても濃い話になっていました続き
 それと、この話は「駆け引きはベッドの上で」の番外編のようになっているようで、そちらの登場人物の名前もチラホラ出ています。
 ただ、読まなくても十分に面白いので、問題はなかったです。

 最後はキレイなハッピーエンドになっていて(ちょっとだけ出来すぎたドラマのようでしたが)、いい終わり方でした。
 ただ、前編を通して、慎重派で考え込みやすくリシャールのことに関してはネガティヴなアンリ目線で物語が語られるので、少し、鬱々としていて肩が凝るといえば肩が凝るかもしれません。

0

回想シーンが良かった~

ラヴァーズ文庫は奈良絵が多くていけない...
ついつい奈良絵だとストーリーを見ずに買う傾向にあります。
だからと言って、おもしろくなかったわけじゃないんですけどね。
ただ、シリーズ作品だったみたいで、ちょいちょい出てくるヨシュアと
この物語の登場人物との人間関係が気になって気になって...
でも、この本単品でも十分楽しめるストーリーなので、
こちらを先に読んでも全然大丈夫です♪

10年前に別れた恋人(リシャール)が突然目の前に現れ、
無理矢理ホテルに監禁し、ひたすら体を求めてくる。
その一方、アンリは彼との出会いから別れまでを回想しつつ
話は進んでいきます。
現在の方は延々と濡れ場が続き、その合い間合い間に回想シーンが
登場するのですが、英国のパブリックスクール+寮という設定に
目がない私はとても楽しめました♪

20年以上も前の2人の出会いはアンリ15歳、リシャール13歳。
少しずつ距離を縮めていき、その出会いから2年後に結ばれます。
生々しい描写がないにもかかわらず、今の2人の激しい濡れ場描写より
興奮しました。
でも、その数年後にリシャー続きルの浮気が原因で2人の関係も終わって
しまうのです。
そして、彼らの共通の友人であるヨシュアを愛しているとウソをつき、
リシャールの前から去るアンリ。

そのウソを信じて諦めていたリシャールですが、
ヨシュアから真実を聞きアンリの前に現れるのが冒頭の場面。
愛のない結婚をしようとしているアンリを再び手に入れるため、
必死に体を張って愛していると訴えるリシャール。
アンリはとまどうものの、リシャール20歳の誕生日にプレゼントした
十字架のネックレスをまだ持ち続けていたこと。
それに、白人至上主義だったリシャールがアンリに流れる日本人の血の
存在を知ってもなお愛していると言ったこと。
それにより、アンリはリシャールを再び愛する決心がついたのです。

ラストはたたみかけるように駆け足で展開したのが少し残念ですが、
回想シーンでは幼くてピュアな恋にちょっぴり切なくなり、
今現在の成長した2人では濃厚でドラマチックな展開に
キュンとなりました。
ただ、ラヴァーズ文庫なだけあって、濡れ場の描写が多すぎたので
もう少しそこを減らして心理面を深く書き込んで欲しかったなぁ...
と思います。

0

そこそこ

攻めの身勝手さや傲慢さにどこがいいんだと突っ込んでしまいました。まぁ、惚れた弱みってやつでしょうが・・・。個人的には上級生だったアラブの王子様の方が絶対幸せになると思うんですけどね。でも肝心の王子様はそっち好なのかは謎でしたけど。

0

そう簡単には変わりませんわな(苦笑)

※この作品は米国大手スーパーチェーン「ウェルネスマート」に関わる人物を主人公にしたシリーズ作品の5作目となります。

10年前大学院の卒業を目前にしたアンリは、ある事情がきっかけで恋人のリシャールに突然別れを切り出します。それから10年間リシャールの前から姿を消していたアンリでしたが、現在「ウェルネス」のCEOであることがリシャールに知られると、再会を果たそうと直接押しかけた上、3日間だけ話をする時間がほしいとアンリを強引に連れ出してしまいます。すれ違ってしまった過去を取り戻そうとするリシャールに対し、もう終わったことだと突っぱねるような態度を取るアンリでしたが、本心では追いかけてきてくれたことを嬉しいと感じていました。しかしアンリはすでに結婚が決まっていて…

全体としては「ウェルネス」シリーズになるのですが、その中でも今までの4作はヨシュア×遊佐、ティエン×高柳それぞれが主人公のシリーズが2作ずつあって、今作は新たな主役(リシャール×アンリ)という形になっています。ヨシュア×遊佐のシリーズ2作目(「蜜約はスーツを脱いで」)でリシャールは結構重要な役として登場しており、ラスト続きで10年前に別れ行方が分からなくなっていた恋人・アンリの現状(「ウェルネス」のCEOだったこと)と、別れるきっかけになったある事情を知り愕然とする訳ですが、今作はまさにその後を描いた話となっています。

英国のパブリックスクールでの出会いから、その後お互いを認め合った上で恋人として愛し合うようになり、大学院卒業を目前に分かれてしまうまでの過去と、リシャールが強引にアンリの元に押しかけ、話をしたいと3日間独占する日々を描いた現在のエピソードが交互に挿入されます。

まぁ何というかリシャールと付き合っていくのは大変だろうな…と読んでいてしみじみ感じてしまいました。とにかく傲岸不遜で気難しい性格だし、白人至上主義で差別的な考えを持っているし、恋人への独占欲は強いし…と見かけは王子様(もしくは天使)の様でも中身は全く違っていて、大らかで優しい性格のアンリだったから付き合えたんだなとつくづく納得したのですが、そんなアンリも自分の出生に関するある事実をリシャールには言えずにいて、ついには別れを切り出すきっかけになってしまいます。10年後、その事実を知らされたリシャールは「アンリだったらそれでも良い」と、彼なりの妥協案でアンリに復縁を迫るんですが、好きな人だけは特別だけど後は今まで通りという考え方がリシャールらしいな(苦笑)と思ってしまいました。基本的にリシャールはあまり好きなタイプのキャラではなかったのですが、プライドを投げ捨てアンリを取り戻そうと必死になるリシャールの姿には、ちょっと心を動かされました。

3

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