ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神78
  • 萌×219
  • 萌6
  • 中立7
  • しゅみじゃない7

201

レビュー数
10
得点
491
評価数
117件
平均
4.3 / 5
神率
66.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784062868150

あらすじ

龍神の寵を受けて神子になった薔は、その事実を隠して陰神子として生きる道を選ぶ。恋人の常盤と過ごせる儀式の夜を心待ちにするが、謀略により追い詰められて!?

表題作ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事

常盤,教団御三家西王子家の嫡男で龍虎隊隊長,30歳
薔,教団・王鱗学園の高等部3年で贔屓生,18歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数10

多少甘さも出てきてBLとして楽しめる

犬飼ののさんはとてもBLらしいBLだと思う。
BLのための特殊設定を嬉々として編み出している。
今作もそう。1巻はその設定に終始していたが、ついにストーリーやキャラが動き出した!と思う2巻目。
多少、甘さも出てきてBLとして楽しめる内容。

面白いんだけど、薔があまりに拙い…。
突っ掛かるくせに、自分の感情を表現できない。
短絡的なのは、まだ18歳だからまあいい。
が、思っていることとは裏腹に、反射的に言い返して、ぐるぐる悩む…の繰り返しに飽きる。
キャラの台詞で話を展開させないと!漫画的小説なので。

269P
「駄目だ…もっと、しっかりしないと…そんな夢は、ただの破綻だ」に薔の成長を感じた!
これが一番印象的でしたね。

続き物なので、今回はこれくらいでしょうか。

1

蜜。やっとほんのり甘口に…

1巻が椿の謎で終わりましたが、2巻でそれを知り得た状況が早速解明されたのはすっきりしたのですが、椿の怖さを感じました。
並外れたプライドの高さと内面の荒れ狂う思いを微塵も感じさせない意志の強さにも感嘆しました。
背徳に苦しむ者を黙って眺めていたいというのもゾッとしたけれど、わかる気がします。純粋培養で育った身でも、外界で何年も過ごし隠された事を知り得る立場になれば余計に、自身の不運や得られない多くのものに対して腹いせにも似た気持ちになってもおかしくはないでしょうから。
そういう意味では親近感を感じます。
外面菩薩、内心如夜叉と自認している通り怖い人です。
手のひらで転がされる剣蘭のリベンジはあるのかな。

3度目の逢瀬、降龍の儀で常盤背徳に目一杯甘い言葉をくれるのに、ツンデレ薔ちゃんは愛されたいし可愛いと思われたいのに嬉しがらせる言葉も可愛いことばも口にできない自分を歯がゆく思いながらますます溺れていくモノローグがすごく可愛かったです。
恋する乙女ですね。
儀式以外に愛の行為をしたいと考える薔と常盤をこのまま幸せにしてあげたいとは思いますが、それでは話が終わってしまう続きという気持ちが勝ちますが…。

でも、白菊復活の時の悩める薔はいただけませんね。
薔の正義漢や優しさは好ましいのですが、自分だけが楽をしている狡さを自己嫌悪し罪悪感から逃れたいがための行為に多くを傷つけそのことにまったく気がつかない傲慢さに怒りが湧きました。
そんな薔へのお仕置きはかわいそうでしたが常盤に賛成です。
でも、薔を傷つけようとしている椿の企みはまだまだ続くんでしょうか。そんなことをしてしまう椿の心情を思うと許せないけど哀しい。

2

最強のナンパ師!?

これまで犬飼ののさんの作品は初期のものを中心に何点か読みました。
文章はきらびやかだし、独特の世界観も確立されてるのですが
①さしたる必然性も感じられないところで攻めが受けに暴力をふるう
②同じく、受けが女装する
③途中で攻めがヘタレる
   などの点でいまひとつ趣味にあわなかったためしばらく遠ざかっていましたが・・・

 このシリーズは文句なく面白かった!普通年の差カップルで育ての親子とかだと、
どうしても若紫願望が鼻に付くというか、攻めが受けを自分の好みの色に染め上げようとするのがヤなんだけど、こちらの主人公2人にはあまりそれが感じられない。むしろ若い薔のパワーと予測のつかないはねっぷりに、一回り上の常盤が引きずられ気味で、でもなにしろベタぼれなのでそれすら楽しんじゃってますよね。

 薔はまだまだ成長しそう。本来の資質はとても伸びやかで、閉鎖的な学園や教団に収まりきれそうにない。常盤という最強の相方を得て、陰神子という残酷な運命にも果敢に
立ち向かってゆくことでしょう。

 当面最大の謎は、誰がなんのために赤ん坊の薔と剣蘭をすり替えたのか。椿と楓雅の関続き係も気になります。次作が待たれるところですが、これまで二巻で四月から七月までしか時が流れてませんので、12回の儀式を終えるまでには単純計算でもあと四巻?・・・長い!

 高評価には当然ながら彩さんの美麗すぎるイラストの力も多分に含まれます。
あれだけ大勢の美形を描きながら、すべて見事に描き分けてて、しかも文章から
立ち上ってくる各人の面影をひとりもはずしてない。常盤と椿の軍服姿なんて
下手な絡み画像より百万倍エロティックです。できれば次回は黒羽二重でもろ肌脱ぎの
常盤もぜひお願いしやす。

 それにしてもこの二人、すべての始まりは18年前、生後間もない薔が、中学生だった常盤の指をギュッと握ってニコニコニコーっと笑いかけた、その瞬間にもう勝負あった
って感じ。これってナンパですよね!?史上最年少にして最強のナンパ師、おそるべし、薔!








5

スルメ本

読めば読むほどハマっていきます。
自分はかなり速読でバーっと読んじゃう方なのですが、この本は設定が凝っていて、人間関係も複雑だし、それだとだと上っ面しかつかめないんですね。
で、もう一回読み直すと
「あれ?あそこってどういう設定だっけ?」
とか、「あの時のあの人の感情表現をもっと深く掴みたい。」
ってなって、結果的に何度も何度も読み返してます。
伏線もいっぱいありそうだし、色々妄想してしまって、気づくとすっかりハマってました(笑)

個人的な萌えポイントとしては、受け様と攻め様の年の差ラブ感です。
受け様は反抗期というか、ちょっと素行不良ぶってるのですが、元々がイイコなのと世間しらずなのが滲み出ていてカワイイんですよね…。
環境や、自分の感情や、運命。色んなものに翻弄されながらも必死に向き合っている様子がいたいけです。
クールで、厳しくて、策略家で、黒い部分も持っている大人な攻め様が、世慣れしていない子どもな受け様を全力で大事にしているところに萌えます。

4

波に乗れないぃぃ

うーーーーーーーーーむ。
世界観に入り込めなかった……というのが、率直な感想です。

学園物のヒエラルキー(親衛隊とかキングとかそういうの)が個人的に超苦手なことがまず一点。
そして、そもそも教団の前提がファンタジーなのかカルトなのか。その辺の踏み込みが中途半端なため、どういうスタンスで読んでいいのか戸惑ったのが二点目。
もっとファンタジー色が強ければ気にせず読めるあれこれも、学園生活や制度描写により比重が傾いていた続編では、中二病的な要素への苦手意識が刺激されるばかりでした。

んじゃー、中二病的要素がとにかく嫌なのか?って言われるとそうでもなく、作品を面白くするファクタの一つとして大アリだと思ってるわけで(CLAMP世代だし)……何だろうな?何があかんのだろうか。
あ!設定に対して登場人物達が受身なのが気になるのかも。受身というか、設定の中でのみ動いている感じで、スケール感が損なわれているような。
(今のところ)設定を活かしてストーリーを膨らませるというよりも、設定に萌えて愉しむに留まっているのが物足りないのかもしれません。
読みながら、「薔よ、常盤の愛情を試し続きてる場合じゃないっしょ!常盤におんぶに抱っこじゃなくて、外への世界へ行くために自分でも努力せんかーい!」とか、「常盤は教祖を目指すより教団をぶっつぶせー!」とか思っちゃうのが止められませんでした。
ああそうさ、少年漫画で育ったさ。好きな少女漫画は「BASARA」さ。

まとめると、
萌えてナンボのこのシリーズに乗るかそるか!
……乗れなかったーーーーー!(ガクッ)
ということなのでした。

13

キャラが秀逸

実は…前巻読んでないんです。
前々から気にはなっていたので、2巻発売の勢いと表紙の美しさにひかれ…
ま、2巻からでもいいよね〜っと安易に手を出した私が悪いのはわかっています。はい。

ストーリーは凝っていて伏線はありまくりだし、登場人物すべてが魅力的です。しかし、前巻を読んでいたらもっと世界に浸れただろうと確実に後悔しました。お話の奥が深い故になかなか状況がつかみにくい。虚実が入り組んでいる上に、登場人物の思考も明確には書かれていない。とくに、椿!あーた何考えてんのよ。深い、深すぎるわよ。。

と、消化不良気味にはなりつつも、彩先生のイラストとキャラ一人一人の素晴らしさに✩3つ!今から1巻読みます。次巻出たら読むかな〜(´∀`)

4

淫祀教団続編

淫祀教団の2作目、龍を神と崇める宗教集団、それも幼い時から完全に下界と
隔離されて純粋培養で教えを叩き込まれる怖い学園ものです。
感覚的には教師と生徒、そして次に兄弟禁忌、宗教が絡んでいるから背徳感。
この作品は完全シリーズものなので単独で読むのはちと辛いでしょうね。

サスペンス要素も推理要素もあって前作はかなり楽しめた記憶が蘇ります。
受け主役の薔は御神託を受ける神子でありながらその事実をひた隠し陰神子として
教団を欺きつつ、自分を神子の運命から助け出そうとした兄でもある龍虎隊隊長の
常磐と背徳的な関係ながら恋人になった前作。

前作で常磐といとこ同士で同じく陰神子である椿の動向が気になっていたのですが、
やはりというべきか今回もますます気になる存在です。
それに学園のキングと呼ばれていた薔をこの上なく可愛がっている先輩が
かなり重要なポイントになる雰囲気ありでますます目が離せませんでした。
陰神子のこともただ、秘匿し続けて運命から逃れるような簡単なことではないのだと
かなりシリアスな意味合いが感じられます。
それでも1作目ほどのパワーは感じられず、続き小休止にも思える内容かと思います。
今後の問題点を浮き彫りにして、更に複雑な人間、一族間の思惑までが現れそう。
次回作への期待を込めてのダブル萌にしてみました。

9

面白い、面白いんだけど…

複数の人が同時進行で主人公になるタイプの小説の宿命なので仕方ないですが、
スポットをあてた人物が多過ぎてどの人についても物足りないと言うか、
各人についての記述量が少なくてちょっと中途半端に思えます。
その割にはどの人も皆核心部分を担う様な重要人物の扱いなので、どこかアンバランス。
2巻もまだほとんどの事柄や人物の心の裡がベールに包まれたままなので、
何が事態を動かしているのかが見えづらく、読んでいてすっきりしないのが
ちょっともどかしい気分です。読めば読むほど謎が深まると言うか。
設定年齢が思春期後期頃の子達なので気持ちもまだ定まっていない
(特に剣蘭と白菊)のも、実世界なら解るけど物語だとはっきりしてと言いたくなる。
まあ今回は常盤が剣蘭にその辺を厳に戒めていてすっとしましたが。
人物達が何を考えているのか見えて来ないので感情移入も出来にくいです。
いや、書かれてはあるのですが、それが必ずしも本心ではない様なニュアンスを
そこはかとなく感じさせるので、文面をそのまま受け取ることは出来ないなと。
薔薇シリーズも謎が沢山だったけれど、少なくとも登場人物達の感情続き
さらけ出されていましたのでこちらも参加するような気持ちで読めましたが、
このシリーズは違うな。水槽の外側からただ眺めていることしか出来ない感じです。
特に最重要人物である常盤という人が一番よく解らない。
登場回数も記述量も格段に多いのですが、どうにも掴みどころがなくて。
椿との曖昧な関係性や兄弟云々や血の繋がりがどうとかでどこまで引っ張るのやら。
小出し小出しにしていく感じがあまり好きではない自分としては、
完結してから読むべきだったかなと今少し後悔しているところです。

批判ばかり書きましたが、面白いのは面白いです。
中立は、ただこういう進行が自分には合わなかったというだけの事です。
でも今回はどちらにしても薔を痛めつける場面が嫌だったな。
いくら必要だったとしても。

8

あまあま年の差ラブ、御馳走さまでした。

◆あらすじ◆

「ブライト・プリズン 美しき学園の生け贄」に続くシリーズ第二弾。
龍神崇拝の教団が経営する学園で寮生活を送る薔(18歳)は、竜神の寵を受けたことを教団に隠しつつ、実の兄(ただしこれについては前巻参照)・常盤(30歳 龍虎隊長で教祖候補)との逢瀬を重ねます。
龍神の寵を受けたことを隠す「陰神子(かげみこ)」であることを教団に知られれば、悲惨な運命が待ち受けているにもかかわらず--
学園内に渦巻く、権力の座をめぐる思惑や愛憎の渦の中で、襲いかかる試練を乗り越え、愛を温める二人の姿が描かれていきます。

◆レビュー◆

風雅に兄、椿に妹がいることが分かったり、家庭科の美人教師(もちろん漢!)・山吹が新たに登場したりと、帯コピーのとおり「新キャラもぞくぞく登場!」。
また、学園内には実は地下鉄もあり、娼館まで完備している…など、学園の空間的な構造もまだまだ奥深いことが判明。
どこまでいっちゃうんですかね?この学園。もはや都市レベルと言っても過言じゃありません。

あとがきに「少しは学園物らしくなってきたかと~」とあるように、今回は、学園生活の描写がひと続きつの目玉になっています。
調理実習に、七夕や体育祭など、夏の学校行事も盛りだくさん。
一見普通の学校生活を無邪気に送る生徒たちを描きながら、一方では食事や外界のニュースまで全て教団に管理されている学園生活の異様さや、龍虎隊員との淫猥な儀式を義務付けられた「贔屓生」たちの苦悩、さらには神子や教祖の座をめぐる家どうしの黒い駆け引き…など、禍々しさに彩られた学園の雰囲気がこまやかに描写されています。

でも、なんといっても一番のメインは、常盤と薔の切なくも禁断の激甘ラブっぷり。
うゎ、あ ま・・・(*ノωノ)・・・てな感じです。
今回の常盤サンは黒い一面も顔を覗かせてきたものの、二人の関係に限って言えば、とにかくあまあまあまあま∞
年の差カプという上に、兄弟ものならではの濃密さが加わって、ハンパない熱気に。
あまあま好きな人にはたまらないと思います。
今回の萌えは、薔と風雅の仲の良さを語る椿の話を横で聞きながら、嫉妬を隠すように隊帽のツバを目深に下ろす常盤にいただきました。
30男が子供みたい(*´з`) でもそこがカワイイ♪
前巻に引き続きおいしいしぐさ萌えをくれる人です。

ただ、今回は大きな展開はなかったような?
薔は何度か危機に陥りますが、基本学園内では最高権力者である常盤に護られているため、緊迫感はいまひとつ。
椿は味方?それとも敵? 動き出しそうで動かない彼の謎めいた言動にもじらされ。
全体に、今後の波乱に向けての仕込み回という印象でした。

そう言えば表紙絵も、隊服の常盤と制服の薔、そして椿の花が描かれている点というでは前回と同じ。
前巻表紙買いした作品なので、同じ雰囲気全然OK!なんですが(笑)
もっとも、赤い椿に混じって前回はなかった白い椿が描かれてる辺りに、さりげなく今回っぽさが反映されてるかと。この意味深さがイイですね。
薔よりも常盤派の私としては、常盤のカメラ目線も嬉しい(´艸`*)

物語はまだまだ続きそうです。次回はついに白椿本格始動か? 

8

群像サスペンスとしての面白さが増す

シリーズ第二弾。
伏線が張り巡らされた群像サスペンスな展開と
美麗絵に魅了され、一気に読み終わりました。
早くも続編が待ち遠しいです。

まず何といっても常磐と薔のラブラブラブシーン。
「アンタ」呼びから「常磐」へ、心の中では「兄さん…」と呼びかける薔に萌♪
常磐は相変わらず硬派でカッコよく、そして薔にベタ惚れ。
濡れ場の盛り上がりもいいけど、むしろ後始末で
イチャつく二人の方に萌えましたv

物語は、色んな人たちが謀略をめぐらしますます複雑に。
薔は、罠にハマって隊員に襲われたり、
「身体検査」として杏樹に指を突っ込まれたりと
性的にかなりの屈辱を味わうのですが、
自分のことより常磐を思いやって気丈に振る舞います。。。
偽善者などと非難されるシーンもありますが、
タフさと優しさがとても魅力的なキャラだと思います。

怪しい人が多すぎますが、特に気になるのは「椿」「剣蘭」「楓雅」。
常磐に執着し、薔をこころよく思わない椿は
これからどんどんブラック化しそう(もう十分してる?)。
そして、椿に執着する二人の男―楓雅と剣蘭。
剣蘭が父または兄と続きして記憶している、金髪の若い男は
楓雅か楓雅の病身の兄(二人とも金髪)と関係あるのでしょうか。

常磐は、楓雅の出生についてどこまで知っているのか。
エピローグの言葉はどこまで真実なのか。
もしや常磐が一番黒いんじゃないかと背筋が寒くなるラストに
ますます謎が深まり、続刊が待たれます。

10

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