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表題作幻惑の鼓動(10)

塔谷一臣,武道一族の跡取りで、神将の生まれ変わり
天野晃一,「邪眼」を持つ高3,神将の生まれ変わり

あらすじ

「天野(あまの)」本家の魅耶(みや)に、晃一(こういち)の子を 生ませる――血族総意の元、「神生(かみお)」の 次期当主・彰(あきら)の策略が密かに進行。 けれど、血族を出し抜き晃一の獲得を狙う彰は、 ある日晃一を自室へと誘う。そこで薬を盛られ、 体の自由も意識も奪われた晃一。 その気だるい表情に煽られた彰は、 「俺を誘うおまえが悪い」と強引に抱いてしまい…!?

作品情報

作品名
幻惑の鼓動(10)
作画
禾田みちる 
原作
吉原理恵子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
幻惑の鼓動
発売日
電子発売日
ISBN
9784199602276
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

はじめてのBL的展開なのに…

晃一と一臣の神魔将だった前世が明らかになります。
晃一は天野家の御神体を取り込み神魔将の美しき長だった”羅鬼”に、一臣も塔谷家の御神体を取り込み剛の神魔将”刀邪(トーヤ)”として覚醒します。

その覚醒には神霊との誓約も伴いますが、神魔将の生まれ変わりではないのに、贄から黄泉がえりして、”羅鬼”の伴侶だった”呀雷”の神霊だけが宿っているのが葉月です。

神生家は、蓮の結界が危うくなる度に力を強めるため、贄となってきた家系。
力を持った弟の葉月が贄となったため、兄の彰が棚ぼた式で神生の当主に収まることに。
弟の葉月にコンプレックスを持ち、野心家な彰は、極上の精気を持つ晃一を我が物にするため、薬で晃一を朦朧とさせ力づくで抱いてしまう…

初めてのBL的展開がレイプというのが悔しくもありますが、この後、一臣が覚悟を決め、一臣と晃一の関係にも大きく関わってくる出来事なのです…

1

まさかの展開!

壮大なミステリックホラー物語の10巻です。

今回は、読んでいて胸が痛かったです。だって、晃一がレイプされちゃうんです(泣)攻め以外からのレイプ系が苦手なので、辛かったです。

その忌まわしい事件は、晃一の力が欲しいと画策していた葉月の兄の彰が起こしました。催淫作用のある香を焚いて、お茶に薬を混ぜて動けないようにして、無理やり犯します。
でも、晃一は、相手が葉月で、いつものように自分の気を食べてるだけだと勘違いしているので、痛くても辛くても邪眼の力を出さないように我慢しています。その姿が痛くて痛くて…。

朦朧とした意識の中で、塔谷を呼べば、やっと塔谷が来てくれて。やっぱり、塔谷は晃一のヒーローですね。ホント、カッコイイです。
まぁ、彰も、魂が身体から抜けるという代償を負ったんだけど…。いや、塔谷じゃないけど、もっと重い罰でもいいと思います。その後の、晃一の後遺症(トラウマ)も辛そうだし。
そんな傷ついた晃一を癒すのは、やっぱり塔谷で。ますます絆が強まった二人に萌えながら、11巻に続きます。

4

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