電子限定かきおろし付
しずくは俺が守るんだ、αなんていらない
先生の作品をきちんと読むのは初めてです。
オメガバの超有名作ですが、子どもの出てくる作品は苦手でずっと避けていました。でもたまたま試し読みして、グイグイくる攻めに興味を持ち、とうとう読んでみました。こちらがデビュー作なんですね!
前知識なしで読みましたが、なるほどΩが差別されていて、生きるのが大変な世界観なんですね。
最近のオメガバ作品は、ライトな作風が多めなので、久々にこういった作品を読みました。
Ωの雫斗(なおと)には幼稚園児の娘しずくがいますが、なんと!この子は学生時代にレイ◯されて生まれた子!ヘビーだ〜。でもしずくはとってもいい子で救われる気持ちになります。
そして偶然出会ったαの葉月に「運命の番だ」と言われ、職場の高校で再会、なんとDKだった!そこから葉月の猛プッシュが始まる。いいぞいいぞw
雫斗のフェロモンは強いみたいで、この高校でもモブ生徒に襲われかけます。(抑制剤効かないの?!)
世界観がΩにシビアすぎて、読んでて引きます(汗)
1巻から当て馬的Ω女子も登場して驚きました。攻めたストーリーだな〜!
紆余曲折ありますが、しずくちゃんもグッジョブで、無事にくっついた、よかったよかった。葉月くん、男前DKだな〜。
終盤の濡れ場は、雫斗の「キスしたことない」にブチッとなった葉月のグイグイ攻めるエッチがエロい!「すき」って言って甘噛みする雫斗も可愛い♡
あと書き下ろしのお風呂エッチは、葉月が「ぜってえ孕ませる」と雄み全開に責めるのが、大変エロくて素晴らしかったです。
最後は3人家族でほっこり幸せなラストでほっこり終わりました。
さすがアワード1位。ストーリーに引き込まれて一気に読了しました。子どももそんなに抵抗感なかったです。
でもΩに過酷すぎる世界観は、そんなに好みでないかな〜。
2巻を試し読みしたら、葉月が男前に成長してるので、そのうち続きも読んでみたい気もします。
ちなみに1巻はキリ良く終わっています。
シーモア 白抜き修正
勝手に涙が流れてくるぐらいストーリーが良かったです。
オメガという性別のせいでかつてレiプされ、しずくちゃんを産んだ雫斗さんが、自分のことを運命の番と言う葉月くんと出会うお話でした。
葉月くんがすごすぎた。
雫斗さんからちゃんと言葉でも受け入れてもらえるまで理性を保ち続けた傑物でした。
そして、しずくちゃんがすっごくいい子でした。
しずくちゃんが水族館に行こうとしなかった理由(葉月くんの推測の方)がかっこいいと思いました。
あと、葉月くんのことが好きな結衣。
めちゃくちゃ嫌なやつかと思ったけど、葉月くんの幸せを考えられるいい子だった。女子高生らしい清さ。
結衣も幸せになれ。
私が最初に買ったオメガバースです。全然オメガバースを知らない私でも、とてもわかりやすく楽しめる作品です。ふたりの年の差もなかなか尊いものです。雫斗さんのαへの想いも、葉月くんの雫斗さんへの想いもなかなか尊いものです。途中でギスギスする場面もあったりで、切ないところなどもありますが、それも相まって感動します。最後になると想いが爆発する瞬間がとても大好きです。笑えるところもあって、いろいろな感情に襲われます。ラブラブ感も、ちょうどいい感じて、良きです。