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表題作4月の東京は・・・ 上

滝沢和真、人事、25歳
石原蓮、デザインチームリーダー、25歳

その他の収録作品

  • 告白(描き下ろし)

あらすじ

「嫌か? 俺とセフレになるのは?」
新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、
会社で中学時代のクラスメイトで、
今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。
中学3年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。
親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。
相変わらず綺麗で、強くて、
和真は蓮と一緒にいるだけで幸せになれた。
けれど、蓮は不自然なほど中学時代の話題を避け、
仲のよかった元クラスメイトとして振る舞った。
それは蓮がゲイであることに負い目を持っており、
和真に拒絶されることを何より恐れていたからだ。
でも、ある夜、ふたりは再び関係を持ってしまい!?

作品情報

作品名
4月の東京は・・・ 上
著者
ハル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
4月の東京は・・・
発売日
ISBN
9784813032304
4.5

(431)

(317)

萌々

(72)

(17)

中立

(12)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
39
得点
1936
評価数
431
平均
4.5 / 5
神率
73.5%

レビュー投稿数39

改めて読み返し、始まりの巻と積み本の一気読み……読み応えが半端なかった…!

リアタイで購入したはいいものの当時私的にはアホエロ全盛期というか…切ない感じに浸かり切る余裕がなかったというか……上巻を読んだまま下巻は新刊自動購入のまま積んでしまったままでした。。。
この1年位でだいぶ環境も変わってどっぷりキューーーっと胸が切なくなっても浮上し易くなったのでシリーズを一気読みしました
(※今も尚アホエロは隆盛ではございますがwww←あ。聞いてないですよね?フフ)

シリーズとしてはこの「4月の東京は・・・」「東京ー四季ー」「東京ー臨界点ー」が作品タイトルとなっていて「4月~」と「四季」が上下巻、更にシリーズ番外編が1作の合計6作品が現時点では購入可能です

始まりとなるこの「4月の東京は・・・上」で各巻の詳細を書くような野暮はしませんが、これからもし、購入される方がいるようなら読む順番などの参考になれば、、、と思い簡単にあらすじやちるちるの作品詳細から確認出来る範囲で残しておきます

「4月の東京は・・・上」→「4月の東京は・・・下」はそのまま続けて読んでOKです
和真と蓮がメインのお話しです

次に、「東京ー四季ー上」「東京ー四季ー下」こちらは必ず上下巻続けて一緒に読んで下さい
カタチ的には「4月の東京は・・・」のスピオフになります
スピオフですが「4月の~」既読者はこの「東京ー四季ー下」に収録の「-春ー」は必見です
和真と蓮の続編と言ってもいい内容です
「東京ー四季ー上下巻」内には和真と蓮を含め計3組のお話しが描かれております

次に番外編となる「4月の東京は・・・ 2023」を読んで下さい
CP的には和真と蓮、八神と○○に会えるお話しです(一応○○にしておきます)

そして最後に「東京ー四季ー上」のみに登場していた神宮寺と恭平のお話しが描かれる「東京ー臨界点ー」という順番になります

CP別で言えば…
和真×蓮|「4月の東京は・・・上下」+「東京ー四季ー下」「4月の東京は・・・ 2023」+「東京ー臨界点ー」
※臨界点は本当に少しだけ…

八神×○○|「東京ー四季ー上下」+「4月の東京は・・・ 2023」+「東京ー臨界点ー」
※八神のキャラを知るには「4月の~」は読んだ方がいい
「東京ー臨界点ー」は必読!ではないですが2人に会えますょ♪

神宮寺×恭平|「東京ー四季ー上」+「東京ー臨界点ー」

となる感じです


順番は発売順に読むのが1番理解し易いと思います
「4月の東京は・・・上下」→「東京ー四季ー上下」→「4月の東京は・・・ 2023」→「東京ー臨界点ー」

改めて、、、
この「4月の東京は・・・上」に関して言えば後に続く壮大な「愛と生」のお話しの出発の巻です
始まりから続く常に付き纏う不安定な空気感が、先を読ませる役割でもあり、同時に先を急ぐのを躊躇させるような……この作品からしか得られない心のざわつきを引っ張り出します

とても読み応えがあるシリーズです
この2人の今と過去がとにかく気になって仕方ない上巻
ただ素直に言ってしまえばいい、ほんの少し耳を傾けたらいい、、、
このもどかしさとすれ違いが生む物語
「歯車がひとつ噛み合わないだけで回らなくなる」というシンプルな原理を目の当たりにする物語です

尚、、、濡れ場の描写がとても生々しい気がします
例えば受け攻め共に常に屹立した状態ではない描写もちゃんと描かれていたり、行為中の手の位置などが心理描写と連動していてとても臨場感に溢れているように感じてドキドキしたり苦しくなったりする絡みで印象的です

シリーズ通してずっと作品の雰囲気を壊す事の無い高修正なのも花丸満点です(シーモア)

0

十字架を背負って生きている

最初に好きになった人というのは、その後の人生で大きな意味を持つ、と思っています。
だからというわけではないけれど、最初の恋人や最初のキス、最初のセックスはとても大切だと思う。
初恋を拗らせると言いますが、創作の世界ではまあよくありますし、実際大好物です。
前置きが長くなりましたが、……拗らせ過ぎでしょう。素晴らしかった。こんなに拗らせた初恋のお話が、世の中にあっていいのかとまで思いました。
本当に素晴らしかったです。
いまドラマを放送中ですが、原作を先に読んだ方がいいのか、ドラマを先に見た方がいいのか、散々悩んでいまして、ドラマを録りだめたままで、結局原作を先に読むことにしました。
で、上巻しかまだ読んでいませんが、こんなに素晴らしい作品が、どんなドラマになっているのか、逆に心配になっています。
この上巻において、中学三年のあの事故とも事件ともいうべき、和真にとっては空白の時。
その取り上げ方によって、ドラマの出来は大きく変わると思います。
15歳という多感な時期だから、尊くもあり神々しくもある、二人の関係性と特別な時間。
それが、親と医者と警察に囲まれて、真実を告白した瞬間に、はっきりと禁忌になり断罪され外国に出され苗字も変えられる。
こんな恐ろしいことありますか。初恋なのに。下巻を読むのが怖いです。
恋心は終わってない。でも罪悪感と一体化している。こんなひりひりしたお話を読むことができて、感謝しかないです。ハル先生ありがとうございます。

1

幼い二人の愛

めちゃくちゃ面白かったです。まだ未成年で愛に純粋な気持ちしか持っていない二人の選んだ道がとっても素敵でした。とくに受け様の覚悟は半端ないですね。全てを犠牲にしてでも攻め様を守ろうとする姿にウルウルしました。大人になり再会した二人がすんなりとハッピーエンドにならないところが憎い!下巻はまだ未読ですが上巻の悲しみを吹き飛ばすほどの大・大・大ハッピーエンドを期待しています。美しい絵と美しいお話がハル作品には詰まっているので作者買いしてます。

0

苦しい愛に溺れる

も゛ぉぉぉ〜〜〜泣いた…泣きました。

作品の存在は知っていたけど、こんなにも苦しくて痛くて切ない過去を持った主人公のお話だったんですね。

好きな人を好きになってしまった後悔。
好きな人を命の危険に陥らせた苦しみ。
居場所を失った悲しみ。
好きな人と会うことができない痛み。
そして…また好きな人と再会した喜びと怖さ。

中学時代、大好きな友人・和真を命の危機に晒してしまった蓮の壮絶な過去に心を痛めながら読み進めるのが大変でした。

昔好きだった同級生に再会してトゥンク再来…みたいなテイストの話かなと思って読んだら、めちゃくちゃなカウンターパンチ喰らいました。
こんなに重くて苦しくて深い話だったのかと。

衝撃の波が収まらず、ただただ蓮の生きてきた過去に感情移入するだけで私の心も痛かったです。


この上巻では、同僚として偶然再会した2人の恋に浸れる段階にはまだないです。中学時代の事件がきっかけで、恋愛に進展することが許されない和真と蓮の密やかな恋がとてつもなく切ないです。
2人の恋愛を語るには過去に言及しなければならないため、見たくないけど見なきゃいけない。見たくないけど、2人の関係の根幹に関わっていくことなのでとても重要な回想シーンです。

チキンハートな私には心臓に負担ですが、恋人になってはいけない2人の再燃した恋を前にすると目を背けることが出来なかった。
大好きだった…そして今も大好きな人が側にいて冷静になれる蓮ではありません。ヤケになり想いを剥き出しにして、衝動的に和真と身体を繋げることになってしまう。

2人はこれから一体どんな道筋を辿るんだろう…。
蓮にとっても和真にとっても、このセックスが大きなターニングポイントとなるのは間違いなさそうです。


和真の蓮への思いが垣間見えて、ずっと蓮に会いたかった気持ちの強さを感じました。
それを受けての下巻の展開と進展が非常に楽しみです。
2人の恋愛の行方を見届けにいってきます!

0

ワンコ新入社員✕健気デザイナー

中学生時代の初恋の人で初めての相手と10年ぶりに再会するところから始まります。
以下、下巻まで読んでの上巻のみの感想です。

蓮がデザイナーとして働いている会社に和真が人事部の新入社員として入社してきますが、偶然の再会で済ますには蓮も和真も過去が重過ぎて飲み込めませんでした。

中学生の時の初体験で和真が急性肺炎で倒れますが、咳などの兆候もなかったのに?としか思えませんでした。
蓮が普段着で無菌室に入室するのは中学生だからといって許される行為ではないので気になりました。

ドラマチックな展開ありきでストーリーが作られており、初見では楽しく読めましたが下巻を読んでからもう一度上巻を読むと粗が目立った印象です。

シーモアは白刻み海苔修正でした。
再会後の初えっちで蓮が泥酔していたのは残念でした。
えっちにもつれ込むと思ったら過去の回想が挟まるので少々読みづらかったです。

1

若干こんがらがるけど良い!

内容も展開もすごくいいものでしたが,
なんか過去の話が大量すぎました笑
多分この作品は,過去から現在にかけての主役達の葛藤や変化に注目してみてほしいんだろうなと思います。けれど個人的には,過去の描写と現在が自分の中で上手く切り替えられなくて,あまりスムーズに読めませんでした。もっと過去話は過去話でバーンと出してくれたらとも思いましたが,それがこの作品のひとつの魅力でもあるんだろうなと。

キャラ2人が,お互いを大切に思っていることを強く感じさせられた漫画だったし,切ない感じのトーン,再開という設定も素敵でした。

2

昼メロBL

初見で「性欲」をよくもこんなに美しくも切なく描き切ったなと感心してしまった。

とにかく攻めが激重に一途だが、このカップルのやり取り見てると共感性羞恥が出てしまう。一途だけどちょっとバカげてる。
セックスで死にかけたのに親に赦されるとか、無理筋すぎる。

二人の恋愛にまつわるエピソードが過剰で、なんか昼メロ見てるみたいでした。

恋愛なんて共同幻想に過ぎないのだから、二人でずっと幻想を見てお幸せに、という感じでした。

私は逆に冷静になってしまうストーリーでしたが、ここまで描き切るパワーがすごいと思いました。

5

泣かないで〜!

すごい人気作なのでなんとなく読む勇気が出ず、セールでようやく買いました。

お互いに大好きなのに〜!
うん、まだ中学生だったもんね、上手く言葉に出来なかったし気持ちを言語化できなかったんだよね。
あのとき和真が泣いてる理由をちゃんと蓮に伝えてたら…。
まさかあの後そんなことになってたなんて…。

何も知らなかったのは和真だけだったのか。
二人とも大好きなのに悲しいですね。

でも蓮がフランスで立ち直って良かった。
二人とも会いたくて日本へ戻って無事にしかも同じ会社で再会できて。
今度こそちゃんと向き合って!!!

1

10年愛

上下巻通してのレビューです。

中学生の時に出会った蓮と和真の純愛ストーリーです。
上下巻通して一気に読んで、大満足です。
蓮と和真が離れ離れになってしまう原因になった事件や、再会してからお互いに素直に気持ちを伝えることができなかったり、辛くて切ない展開でしたが、お互いがお互い以外何もいらないと言い切れるくらい強い思いで全てを乗り越え、最後は穏やかなハピエンで幸せになれて良かった♪
それにしてもサナダムシはムカツク(怒)それを庇う社長もムカツク(怒)
こんな奴らの下で働きたくない!!辞めて正解です!!

1

約束と願い

大人になったふたりの空気感はカラリとしていて、その再会をお互い純粋に喜びあっているように見えたので
こんなにも心がずっしり重くなるような過去があるとは思わず…
お話が進んでいくほどに深さが増す作品でした。

中学生当時の出来事は離ればなれになるきっかけとしてツラい思い出になっているけど
和真も蓮もその時どうしたらいいか?というのを自分たちなりに考えてとった行動だったのに。
大人たちはその場面だけを切り取って否定して
いくら意思を示しても"中学生だから""子供だから"と聞き入れてもらえないことが
きっとたくさんあっただろうなとすごく切なくなりました。

これからどんな展開になるのか、これ以上ツラいことが起きないように願って下巻を読みたいと思います。

1

せつない…!

絵が好みでなくてずっと避けていましたが…これは買いですね!めちゃくちゃ切ない、、

お互いに思い合っていたのに、はじめてのセックスのあと、カズマが高熱を出してしまったために(何が原因なんだ?怖い病気やめて)離れ離れになった二人。アメリカとフランスにそれぞれわたり、連絡も取れなくなり、そして、大人になって東京で再会する

その間に何があったのか、これから明らかになっていくんだろうなあ。カズマとレンが受け止められるレベルの衝撃でありますように〜

1

ありきたりな再会、かと思いきや

下巻が出た時に話題になってたので購入。
上下巻一気に駆け抜けたので細かいところまでまだ追えてません。

中学生の頃、友達の延長線で好きになったが色々ありその後海外へ転勤。就職を機に日本に帰ってきてなんと会社で再会という流れで「よくあるやつねぇ」とふわっと思ってましたが、そんな予想を遥かに上回る人間ドラマです。

あれほど仲良かったはずなのにどうして中学生の時別れたまま10年以上連絡をとっていなかったのか、あの日何があったのかが明らかになっていき、爽やかなイメージから一気に深く重たくやるせない話になります。(やるせなさ過ぎて「幸せになるよな?!」と心配になって下巻まで一気に駆け抜けました笑)

メインの2人だけでなく、その周りの人達も事細かに書かれていて、すごく厚みのあるお話で、何回か読み直してもっとその深みにはまりたいなぁ!と思いました。

3

予想以上のやるせなさ

雲ひとつない晴れやかな青空にイケメン2人。
こんな表紙を見たからには、ときめきとあまあまをいただけると思うじゃないですか。

いや、重かったです。
予想していなかった分、ノーガードでストレートに喰らいました。

アメリカから日本へ。
初恋の人のいる東京へ。
和真は両親の離婚後、1年間だけ過ごした東京へ戻って来た。
ずっと探していた初恋の人に会うために。
その相手である蓮は、和真が入社した会社にいて…。

という始まりで、巻頭カラーも爽やか。
親の事情で会えなくなった相手に再会してのあまあまかなー、2人だけの約束があったりするのかなー、なーんて思ってました、自分。
あらすじを読まずに表紙だけで買うと、こういう盛大な勘違いが起こるわけで。

ページをめくるごとに重い…。
回想シーンがめっちゃ重い…。
何か悪いことがあったと予感させる因子がいくつも仕込まれているので、ずっとハラハラしながら読み進める展開に、「あれ…?ときめきは?あまあまは?」という戸惑いを隠せませんでした。

人には言えないけど、自分にとっては素晴らしく良いことがあると、直後に大きな落とし穴が待っているというのは、事の大小に関わらず経験がある方が多いと思います。
この作品では落とし穴が大き過ぎた…。
取り返しがつかな過ぎた…。
何も知らないまま、知らされないまま、アメリカの父の元へ送られた和真と、言い逃れのできない状況でたった1人で悪者になって、フランスへ追いやられた蓮。
「当時」に対する認識が違いすぎて、呑気に「初恋の相手にまた会えた!」と浮かれる和真の覚えている回想と、答え合わせのように後半で明かされる蓮の回想のギャップがすごい。
ここを埋めるにはきちんと腹を割って話をするしかないのだけれど、しないんだな。
相手には踏み込むくせに肝心なことは言わない和真に、回想と現実の両方でモヤッとします。

対する蓮も、和真の本心を知らないから言えないし、言わない。
暗い過去は全部自分だけで背負って、和真には明るいところにいてほしいと願っているのが伝わってきて切ないです。
好きなひととの初めてなんて、夢のような出来事だったはずなのに、それが重荷になるなんて、本当にやるせない気持ちになりました。

早く蓮の荷物を下ろしてあげて!
と思いつつ、下巻へ行ってまいります!

4

切なさの塊

泣ける作品のおすすめとしてどこかで見かけて読みました。
10年間すれ違ったままの初恋のお話。

3話までは攻めの和真目線で展開します。
10年前に渡米し、就職を機に日本に帰って来た和真が就職先で中学の時に急に姿を消した蓮と再会する、という始まりです。

4話から蓮の目線での展開となり、10年前に何があって離れ離れになったかが明らかになります。
この過去のお話が切なくて辛くて…。
お互い好きなのに運命のいたずらに翻弄され、子供だったために引き裂かれた形になってしまった。
特に蓮は自分のせいで和真があんなことになってしまい、自分の家族にも迷惑をかけてひどく傷ついた上、言葉も通じないフランスの学校に入れられてしまう。
和真の生死が気がかりで、和真の携帯に電話をかけ続ける場面は泣けました。

再会してまた身体の関係になるのですが、過去の事を知られないようにあくまでセフレとして触れ合わなければならない、それぞれの気持ちがすれ違ったままで辛い上巻のエンドでした。

こういうすれ違いは辛いですが、好きなシチュエーションで切ないお話が好きなので文句なしの神評価とさせていただきました。

1

切なきゅん!!

ハル先生の作品を読むのははじめてだったのですが、洗練された画風の美しさや澄んだ空気のような雰囲気を感じました。他の作者さんですが中村明日美子先生の御本を読んだ時にも同じ感想を抱いたので、今後の作品にも注目しなければ!と思わせてくれる作家さんだなぁと感じました。

読む前は、ブルーとホワイトを基調とした爽やかな雰囲気の表紙から胸キュン系、昔の同級生との淡い再会ラブというのを想像していたのですが...そしてそれはあってはいたのですが、2人の過去に起きたある出来事が想像の10倍シリアスでした。

ですが、途中で会社で一緒にお弁当を食べる描写や攻めの料理上手で几帳面な一面など可愛いエピソードも挟んであるので読みやすかったです。

1

上下巻まとめての感想です

そでの「二人の最後の話まで見守って頂ければ〜」の先生の言葉通り最後まで読みよかった。
愛の話。

展開ゆっくりで時系列の行き来が何度かあり胸ク◯悪くなる場面も少々あったけど二人の強い気持ちが成就できよかった。

蓮があの若さであの覚悟を持てるの凄い。
愛だ。

和真も蓮も同じ気持ちなのに素直に伝えられず、あんなことがあり離れ…大人になって再会後も気持ち的にスムーズにいかず…正直読むのしんどかったけどその分、どデカい萌えが必ずくると期待しますよねw

で、期待通りでラストの二人のいちゃいちゃがとてもいい。
らぶらふお似合い←これが見たかった!

1

せつない愛の物語

これは、せつない愛の物語だ。

もしも、世界で彼ら二人だけだったのなら、きっとただ愛し合って終わる。
何の苦渋もなく生きていけた。
けれど、人間が社会という枠組みの中で、人と人との関係を背負っている以上好きだけでは一緒にいるいられない。

いくつものドラマチックな出来事が彼らに降りかかる。
人によっては、ドラマ性が強すぎるというかもしれない。
けれど、その出来事によって振り回されることにより、この話はより抒情的に読み手を刺激する。

滝澤和真(攻)は中学2年のとき、両親の離婚によりアメリカから日本の学校に転校してくる。慣れない土地は、思春期の少年にとって恐怖や戸惑いを生んでいた。
そこに救いの手を差し伸べるのが、蓮(受)であり、彼らはこのあと激動に飲み込まれることも知らず、友好を育む。
そして、和真の転校から1年ほどして、2人は離れ離れになる。強制的に、そして罰せられるがごとく。
何があったかは、ぜひ読んでいただきたい。

中学からずっと初恋を引きずって、和真が再びアメリカに戻ることになったあとも彼は蓮を想っていた。偶然すぎる出会いは、彼に中学2年のときの感情を思い起こさせると同時に、大人になってから芽生えた感情も物語の進行と同時に殊更丁寧に描かれている。
すれ違い、嫌われることを恐れている大人たちが、今もなお少年のころの気持ちを忘れることができないで、右往左往している。
踏み込みたい和真と、踏み込んでほしくない蓮。嫌われたくないのに、わざと嫌われたいみたいに振舞って、そして二人は物語の終盤身体を重ねる。
蓮は中学のとき起こったことを忘れたい。それでも忘れさせてくれない。
まるで、運命みたいに絡みついて離れない2人の、せつない系BL。

下巻もぜひ一緒に購読してほしい。気になって眠れない。

5

上下巻一気読みがお勧め

評価が高い理由が分かりました。
下巻が出るのを待ってから読みました。

蓮が和真と再会した時に「あー 久しぶり」って素っ気ない挨拶をした時の気持ちを思ったら、読み返してうるうるしてしまいました。

中学生の時の1度だけのセックス。その後に和真に何があって、蓮がどういう決断をしたのを知るととても切なかったです。

幼いながらも蓮は一生を掛ける相手に出会えたのだと思いました。
無理矢理行かされたフランス留学で、繋がらない電話に掛け続ける蓮の気持ちが更に切なくて。友達に連絡がついて和真はアメリカに戻ったけれども、生きていた事を知って安堵のあまり崩れ落ちる蓮に泣けました。
そして新たな目標に向かって立ち上がった蓮がまた眩しい。

蓮の生き生きとした表情が魅力的でした。そして和馬が真田部長のパワハラにあいそうになると、助けに入る蓮がとてもかっこいい。

両片思いがどう決着つくか是非楽しみにして欲しいです。

3

幼い恋が愛に変わる時間。

上下巻揃うまで待っていた作品は、やはり噂にたがわず素晴らしい作品でした。
が…これ上巻を先に読んでいて下巻を待っている間の時間を考えると、ものすごいツラいところで続いていたなあと。
上下巻一息に読めた私でも、この展開は大層辛い経験でした。

中学の時に出会って別れ。
再び出会う確証もなく、出会える筈もない場所で偶然に再会する。
これはもう運命としかいいようがなく、その運命はふたりに何度も過酷な試練を与えるようで…読みながら何度も「もう幸せにしてあげてよおおお」となりましたが。幸せは下巻に持ち越しでした(泣)

ハル先生は表情ひとつで魅せる方ですね。
一コマの表情ひとつでたくさんの感情を読み取れてつらい…
傍からみたらどう考えても両想いなのに、幼い時に犯したたったひとつの過ちの為に、好きと言えないようになって。
『後悔はしていない』自分に言い聞かすような蓮の気持ちが辛い。

未読の方はぜひ上下巻を手に入れてからお読みください。

4

青春の蹉跌

下巻が近々発売ということでおさらい読み。
はじめ発売時に読んだときは、これ続きどうなるの?とえらく焦燥感を覚えたものでしたが…
もう下巻が来るよということで落ちついて再読してみたら、なんだか気分が暗くなっちゃった。
初恋のこじれ。
お互い(両片想いだったけど)キラキラした可愛らしい恋だったのに、あの衝動的な初体験が全てを変えてしまった…
でも一回の、行為の場所、によってすぐに体調急変とかあるんでしょうか。
あるのなら心底怖いし、創作上の設定なら…盛りすぎ⁇
アナルセックスでばい菌が入ったのでしょうか。なら受けの蓮の方が危ない気がするけど。
「被害者」としての和真は再び日本を離れ。
「加害者」に甘んじた蓮は学校から、家から、日本から追い出された。
蓮は自らそれを選んだ…
冒頭、蓮は有能で自己主張ができて、周囲から慕われて。和真もイケメンで前途洋々。だから後半にいくに従って隠されていた事情が見えてきた時の悲惨さ、そしてどうも間違った方向に進んでいきそうな2人の姿に胃が痛む思い。
これは下巻も暗い始まりになりそうだ…
多分、多分。ハッピーエンドになるはず。そう思って待とう。

4

切ないけど暖かい

まず一言、やられました。続きが待ち遠しくてたまりません。
取り敢えず読み終わったあとにもう1度読み直しました。

帰国子女 滝沢和真×中学時代の同級生 石原蓮
滝沢が日本の企業に新人として入社、そこで出会ったのは中学時代の同級生、石原。
中学生時の回想シーンの入り口が柔らかで、まるで自分自身の過去を思い出しているかのように自然と物語に入り込みました。
ゲイである事に悩んでいたであろう蓮と、慣れない地で優しくしてくれた蓮に対し自然に恋心を抱く和真。
2人の想いは絶妙にすれ違っているのに、想い合う気持ちと言葉の暖かさに何度涙したか分かりません。
下巻の発売日までの間、暫くはリピートが続きそうです。

4

完結するまではモヤモヤ

あーーーーこれ(上)ってことは続きもんだわ。(今更)
はいっ 見落としておりましたよ。最後まで読んでから気づきました。自分がバカ過ぎてガックリ。


いやストーリー的には面白そうかなって思いながら読みました。
最後の和真の心からの「会いたかった。」は続きへの期待とともに「へ?なんで?」でタイトルを見直して続くのかよとなりました。私が悪うございました。
なので現段階では判断がつかずにですね~しかし二人は両想いなわけでしょう?
続き面白くなかったら・・・・ということで本当に中立です。

ただ一つ間違いない感想は、絵が苦手。目が怖いよ。

6

んー…


神評価たくさんだったので、思いきって買ってみました。
画が綺麗で好みだったし、すれ違い系の切ないお話も好みなので、うきうきしながら読み始めたのですが…

申し訳ないけど、ちょっと「んー???」という感じ。
いつもは、小説やマンガを読んでいて気になることや、ご都合主義展開とか、突っ込みどころ満載なものも「フィクションだから!」と、あまり深く考えないのですが、こちらの作品は単純に物語を楽しめず、「え?それで?」とか「いやいやいや、それってあり?」とか、思ってしまってなぜだかトキメキませんでした。

素敵なお話だとは思うのですが…
もちろん、神評価が多いのでこちらの作品が好きなかたは沢山いるとは思いますが、私にはちょっと合わなかったかな。

11

下巻も早く読みたい

上巻ということはわかっていたけど、こんなにも続きがきになるなんて……両片思いで切ない良作。
ストーリーはよくあるかもしれないけど、丁寧につくりこまれていて涙なしで読めませんでした。

ぜひ読んでほしい一作。

5

あまりにも尊い初恋純愛物語

号泣に次ぐ号泣。
読後すぐにレビューしていますが、あまりの尊さに言葉が出ません。
再読しながら何度も修正していきたいです。
今言えることはただ1つです。

とりあえず読んでくれ。

5

重厚過ぎるのは苦手、という人には向いてるかも

 ストーリーは今まであまり読んだことのない展開で良かったんですが、この上巻だけではまだ2人の関係にはハマりきれませんでした。絵が今風でとても綺麗なタッチなんですが、その分さらさらと読めてしまい、場面展開も忙しいのでせっかく切ないストーリーなのに私にはあまり重たさが感じられず…。特に前半部分は唐突な偶然の再会が2度もあり、それによってリアルさが薄まったのが気になりました。偶然だからこそ運命的にも感じるけれど、なんとか相手の情報を手に入れて必然の再会を果たしたという方が、この作品の雰囲気を壊さず導入としてより印象に残ったんじゃないかなと思います。

 肝心のキャラクターについては、受けの蓮がその一身に背負った罪があまりにも酷だったので、下巻では彼がそこから解放されることを祈りたいですね。ただ、不衛生な場所でのゲイセックスによって相手を死なせかけるという壮絶な経験をしたにも関わらず、酔ったら結局相手に流されてしまうところはちょっと気になったかも。今まで相手のことを強く想い過ぎて止められなかったのかもしれないけれど、翌朝になって「セフレとしてだから」と牽制するくらいなら、迫られた時にもっと強く拒絶すべきだったのでは、とも思い。それも私の中で蓮の過去の重さが失われる原因になってしまいました。

4

みんなの中心にいるけど、寂しそう

すごく好きな作品です。
まだ下巻が出てませんが、今からとても楽しみです。一言で言ってしまえば、両片思いのすれ違いですが、そこには過去の出来事や傷があり、すごく物語があります。特に受けのレンはみんなの中心にいて、家も医者の家系で恵まれた存在と誰もが思いそうな存在ですが、彼の求めているものや、本当の幸せはそういう所にあるのではないという事が伝わってきます。過去に何があったかは上巻で出てきますが、まだ家の事で何かあったんじゃないのかなぁ?と思っています。レンに安らかな幸せが訪れますように。

3

切ない…

買ってよかった!
もうぎゅーってなっちゃう1冊です。
こんなに言葉にならないくらいの気持ちになった本は数少ないですが、明らかにここ最近では1番の1冊です。

下巻が出るまでうずうずします。
神本間違いなしです!

4

レビューの神率の高さは必然!!!

すっごくすっごくすっごく良かった!
レビューの神率の高さは伊達じゃないな・・・
と思いました。
同著者様作品の「アクマと契約」も所持しており、
こちらも、ストーリーがしっかりしていて、絵もきれいで満足度の高い作品
(こちらもおすすめです★)
なのですが、それを上回る「神」作品でした!!!
年間200冊以上コミックを購入しますが、
最近刊行のコミックでは間違いなくNo.1のお気に入りです!
下巻が楽しみでしょうがない!ため、下巻発売まで待つべきだったか・・・と、やや思いましたが、ペーパー付き購入のため、満足しています。
でも、本当に楽しみで楽しみで、下巻は発売日にすぐ買います!!!特典等のバリエーションが多いとうれしいなぁ
(※先生がレビューを拝見されるとコメントしていたため、お目に触れることがあるかも?とこれみよがしにアピール)

作品について、登場人物が2人共すごく魅力的。
ストーリーもぐぐぐ、と惹き込まれ、、、
胸がぎゅーーーーーーっと締め付けられるのに、
なのに、一辺倒ではなく、きゅんきゅんもして、萌もあります。
更に!!!!!
エロのときはちゃんと、エロを楽しめます。
(結構ガッツリなので、その点も充分満足できます!ブツの描写も結構ガッツリめです)
本当に最高なので、ぜひ購入をおすすめします!!
ネタバレのない感じで、レビューをしてみました!

6

切ない…はやく続きを…

下巻が出てから買おうかと思ったのですが、口コミが良かったので気になり買ってみました。まず一言凄く良かったです!!そして下巻出てからにすれば良かったです…笑
凄い切なくてもう続きか気になりすぎます!久々こんなに胸が締め付けられたし、いい作品に出会えました!
前半までは蓮の考えが分からず受けさんのことが好きにはなれなかったのですが後半の蓮の視点になってからがもう凄く蓮が好きになりました!切ないし、不憫だし、健気すぎるのオンパレード!!あー幸せになってほしい…
健気受好きな方には特におすすめしたいです。攻めさんも魅力的です!
ハル先生の絵も終始綺麗でストーリーも良いためこの世界観に引き込まれてしまいました!
下巻が出るのを楽しみにしてます♪
あまり内容のネタバレ見ずにまずは読んでみることをおすすめします!

4

一途な愛が報われてほしい

中学生の時、わずかな時間を一緒に過ごした二人が、社会人になって再会するお話。
ihr HertZレーベルらしい、とっても丁寧に綴られた作品。
無自覚な淡い初恋から衝撃の初体験、そして強制的な別離を経て、ようやく偶然の再会を果たした和馬。
和馬としては、ここから二人の新たな関係が築けると思っていたのだが、蓮は何かを隠しているようで、、、。

ザックリまとめちゃうと、両片思いのすれ違いのお話なのですが、蓮の「すれ違う理由」の根が深くて、体「だけ」の関係から、ちゃんと和馬の心を受け入れる関係に進めるのかどうか、っていう所でこの上巻はおしまい。
このまま一気呵成にまとまっちゃうのか、まだまだ紆余曲折があるのか、続きが楽しみ。

8

描き下ろし、電子限定おまけマンガまで最高!

『アクマと契約』が好きで、今作も楽しみに待っていました。
『アクマと契約』では作中に色を入れたコマが描かれており、ドキっとしたのを覚えています。
今作でもコマ割りが良く、相変わらず見せ方が上手いなと思いました。

初恋を引きずる2人のお話で、言ってしまえば両片想いです。
ちょっとした誤解と互いを思いやりすぎる優しさのせいでなかなか気持ちが伝わらない…というところが切ないです。
ついにはセフレになってしまうという気になる終わり方をしているので、先が気になって仕方ありません。

タイトルから上京ものかと思っていましたが、東京は2人の思い出の地であり、お互いそのものだということが分かり、そう思ってもう一度タイトルに戻るととても切ない気持ちになります。

電子で購入しましたが、修正も甘くHシーンも堪能させていただきました。
また、描き下ろしもさることながら電子限定の特典が非常に読み応えがあって良かったです。
こんなに長い電子限定特典を読んだことがなかったので、非常に感激いたしました。
どの場面も本当に丁寧に描いて下さっていることが分かり、ハル先生のことがもっと好きになりました。

以下、電子限定特典のネタバレです…

高校時代の蓮と和馬のお話です。
サッカー後で汗をかく和馬にハンカチを貸す蓮だが、和馬の肌にドキドキ。
洗濯されて返ってきたハンカチの匂いを嗅ぎながら抜いてしまい、自己嫌悪にかられ涙する…というもの。
そのコマで終了なのですが、なんとも言えない読後感に襲われました。
蓮の気持ちが現れていて、非常に良かったと思います。

待ちきれない気持ちを抑えつつ、次巻を待ちたいと思います。

13

切ない切ない両片思い

アクマと契約で作家様のストーリー構成の巧みさと綺麗な作画に惹かれての新作待ちの作家買い。

初恋再会10年愛。切ないんだろうなぁーとは思っていましたが想像以上でした。
※以下ネタバレありです。未読の方は閲覧注意。



無邪気なワンコは不慣れな日本で初めて出来た心を許せる友人に懐きめいっぱいの愛情表現をしてくる訳ですがそれは蓮の求めている恋愛的な好きとは違う類のもので蓮はどんどん苦しくなってしまう…BLでお馴染みのノンケに恋したゲイの葛藤です。
これは定石ですがこれだけでも十分に切ないのにハル先生更なる試練を2人にぶっこんできます。
紆余曲折ありつつ身体を重ね初恋成就かぁ?!と高く高く上げといてあの展開でドン底に落とすって…うぅぅ(泣)
まだまだあどけなさすら残る少年が身内の憎しみ世間の好奇の目を一身に受け苦しい嘘を吐いて全部自分だけで引き受けて、そこまでして守り通したい恋しい相手の安否すら確認する事も許されないとか…先生どんだけ受けに試練与えるんですかぁぁぁ
ようやく忍び込んだ病室で寝たきりの和真に好きになってごめん、と蓮が懺悔する場面で私の涙腺完全に崩壊しましたから!
その後厄介払いに送られたフランスでも知るすべもない和真の近況を心配し続ける日々とか不憫受け健気受けが過ぎる…

こうしてレビュー書いて改めて振り返ると生死を彷徨っていたとはいえ和真が寝ていた間の蓮の1人試練がハンパない…続きの巻で大型ワンコにむちゃくちゃ頑張ってもらわないと困るでしょコレ。
好きが過ぎるゆえの蓮の嘘で固めた心をちゃんと溶かして解して辛い思いをたくさんさせた分しっかり甘えさせてあげてほしいですね。ハル先生だからちゃんとハピエンにもっていってくれると信じています、信じさせて、信じたい!てかお願いっ。

15

エエーッッ過去!?って感じです

4月の東京… 上

上で良かったーーッッ!
1、とかじゃなくて上で良かったです。
次巻は中か下、ですかね?
最高でも3巻で完結するということが分かっています。
本当に良かったです。
というのも、凄いお話で、続きがめちゃくちゃ
気になるからです。

こちら、同級生の再会もので、
神評価が高いし読んでみようか!と気軽に購入しましたが、
攻と受にあったのはあらすじからは想像できないほどの重たい過去……。
(しかも、その過去を忘れている(知らないでいる)攻に
バレないようにと隠している受)
彼が好きだという気持ちも隠して……。
切なすぎる。
今すぐ、お互い、好き!と言い合ってほしい。
そして幸せになってほしいです。
次巻の発売が待ちきれないです。

個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★☆☆

16

切なさとじれったさの嵐

中学2年でアメリカから転校してきた和真はクラスメイトの蓮に恋をする。
ゲイの蓮も、和真に恋をする。

なのに運命とは恐ろしい。。。切ない。。。
中3でとある出来事が起き、
蓮はフランスへ留学。
和真はアメリカへ帰った。

大人になって再会した二人の
惹かれいるのにお互いのぎこちなさがたまらなかったです。
中3の出来事の蓮サイドの回想シーンは
本当に胸が詰まりました。

過去に縛られた両片想いの鎖が
早く解けるのが見たいです!!

15

ぐっと胸に迫る 初恋と再会と

ただ、ただ蓮と和真が愛しい。

中学生の出会いから、やっと東京で再会した二人。大人になるまでに、二人には年齢に見合わない出来事があって。

二人は、互いが好きで好きで、本当に人生をかけても大切にしたい存在なんです。

中学生の時の初体験。再会してから、求め会うセックスは、胸に迫る。

蓮が、敢えて和真を守るための嘘をついて。でも会いたくて恋しくて。

どうしようもない理由から、互いに離れるしかなくて。

二人が離れてから蓮が、どんなに苦しい日々を送ってきたのか想像に絶します。


ただ、苦しいけど和真の太陽みたいな暖かさを、ずっと救いに頑張ってきたのかな。

そして、二人とも社会人になった現在は、まだまだ困難が有りそうな予感しかないですが…

ハル先生は、『最後のページの最後のコマまで丁寧に描きます。』と単行本の扉でおっしゃっています。本当にそのまま、一読者として丁寧に読みたいと思いました!

蓮は、蓮の華みたいに泥からも綺麗な華を咲かせるのではないでしょうか。

和真の暖かさが、そうさせてくれると信じたいし、一緒に泥を掻き分けて進むのでしょう。

本当に下巻を、楽しみに待ちたいと思っています。

11

すれ違う二人が切ない…

ハル先生の待望の新刊!!
前作とはまた違った雰囲気の作品ですが、流石ハル先生です。買って損はありません。ただただ下巻の発売日が待ちきれなくなるだけです…(笑)

最初の3話までは和真視点、4話と5話は蓮視点で話が進みます。
中学の頃の過去回想を交えつつ話は進むのですが、同じ場面でも和真視点と蓮視点では印象がかなり違っていて、お互いのすれ違っている様が際立っていました。
お互いの気持ちが相手に伝わっていなくて、更に拗れて…ほんとに読んでいて切ないです。

3話までの和真視点であったある謎は、以降の蓮視点で語られます。ほんとそこからはティッシュ準備して読んだ方がいいです。蓮が一途過ぎて泣かせてきます。

これはほんとネタバレ無しで読んでほしいので、感想がむずかしい…
今回収録されているのは2019年5月号までに収録されている分なので、下巻はおそらく1年後…7月号には6話が載っていなかったので、コミックスの続きはおそらく9月号になるのかな?私は待ちきれないので本誌で追いそうです(笑)

21

互いが互いを思って

試し読みの時点ではいもうこれ神!!!!と確信し指折り発売日を待ち、やっぱり神でした……


もうお互い大好きなのに何故こうもすれ違うのか。涙が止まりません。

中学の花火大会の時、ラブホに入る前、初めてエッチした時、再会してから、どのタイミングでもいいただ「好き」と言えていたら、どちらかが踏み出していたら……違った未来があったかもしれないのに。
いやもう和真は中学時代の空白の一ヶ月間を知ってから進みたいと考えていて、蓮は絶対に知られたくなくて……いや!わかるんだけど!なんでセフレになっちゃうの……
まぁそう簡単に言えていたらこんなに拗れてないですよね。
そういう複雑な心情がひしひしと伝わってきます。
セックスからは特に……目を隠しながらキスをするなんて……せつなすぎる。

印象的なのが中学時代踏切で「彼女ができたらセックスしたい?」と蓮が和真に聞くシーン。
和真は蓮の表情やその時の空気がどうであったかを思い起こします。
対して蓮は「普通そうだろ」という和真の答えが強く刻まれています。
同じ出来事のはずなのに記憶の残り方は全く違っていて二人の歪みを感じました。


これだけ盛大にすれ違っているのに、二人の繋がりはとてもとてもとっても強いものです。

中学時代不衛生なラブホで蓮とセックスしたため和真は死にかけ、その責を全て背負うと決めた蓮。
病院長の孫であった蓮は周囲から非難されるだけでなく家族と縁を切られフランスへ強制的に留学させられます。
そして和真も一月経って意識を取り戻してから何も知らされることなくアメリカへ強制送還させられます。

ならなぜ二人は東京で再会できたのか。
それは二人ともまた会いたいと思っていたから。相手は必ず東京へ戻ってくると信じていたから。10年信じて努力してきたから。
「好き」の気持ちは読み取れないのにそこは信じて前へ進めるなんて、ほんとあなた達どれだけ泣かせにくるの……


蓮はレイプしたことになっているし、思いが通じ合ったセックスなんて1度もないし、泣かせにくるしでなかなか重く辛いお話ですが、合間合間に可愛いイラストや和む流れがあるからか、シリアスすぎて読んでいられない!とはなりませんでした。
お腹いっぱい幸せ読了感はありますが。


自分の全てを失っても和真を守ったことに「絶対に後悔なんかしない」と生きてきた蓮。
「俺にとっていつもお前がすべてだった」とずっと蓮を思っている和真。
早く早く早く二人が幸せに一緒になれる日が来て欲しい。
要するに続きが読みたすぎる!!!!!!!

25

早く続きをください…

紙本
修正…白短冊
カバー下…あとがき漫画、キャラ設定
カバー折り返し部分…コメント

6

この作品が収納されている本棚

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