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表題作マーキングオメガ

日高慧(?),高校教師
吉田灯里(Ω),高校教師

その他の収録作品

  • 「オメガの仕返し(描きき下ろし)
  • あとがき

あらすじ

―――俺の番はもう決めている。
高校教師の吉田は、発情期のない“出来損ないのΩ”だ。周囲を惑わすフェロモンがでない…だからこそ教師としての信頼を得てきた。ところがある日、βの臨時教師・日高と手が触れあった瞬間、初めての発情期が訪れる。そして吉田のフェロモンにあてられた日高から襲われ、事故のようなSEXをすることに…! 事後、吉田の額には大輪の薔薇の紋様が浮き出ていた。それはΩが粘膜接触すると身体のどこかに現れると言われるマーキングマーク…しかも日高が実はαだということがわかり…?

作品情報

作品名
マーキングオメガ
著者
藤河るり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
マーキングオメガ
発売日
ISBN
9784796413800
4.3

(182)

(96)

萌々

(63)

(21)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
797
評価数
182
平均
4.3 / 5
神率
52.7%

レビュー投稿数20

読み直し

久しぶりに読み直しましたがやはり最高に良かったです。
普段この手の受けはあまり得意ではないのですがるり先生はストーリーの運び方はもちろん濡れ場もしっかりと描写し尚且つその描写が丁寧に描かれていることもありどの点をとっても最高に良いです。
また、マーキングの跡が出てくるという独特な設定のオメガバースものに新鮮さすら感じ、攻めもアルファの雄らしさというのが、ひしひしと伝わってきてそこも含めてたくさん楽しませてもらいました(=^・^=)

0

あまあま王道ストーリーって最高じゃん。

好き!
2人の顔や体の描き方が好き!
王道なオメガバースのストーリーなのかな?ラストまで乱れることなく安定の甘さに酔いました。
もうサービスカット満載です。灯里の股関節がバレリーナ並みに柔らかくて180度開脚なので、2人の大切な箇所がこちらに丸見えです。

βには見えない謎めいた日高先生が最初は上から目線でちょっと嫌な奴なんですが、彼の素性を考えるとガードが固く簡単に他人に隙を見せなかっただけなんだと徐々に分かります。
この攻め慧は一見クールですが意外なシーンで責任感のある態度や優しい言葉で灯里と真摯に向き合います。
お互いにどんどん好きになっていく様子が素晴らしい。言葉で確認してないけど、もう付き合ってるのと同じじゃない?ってくらいラブありました。

トラブルを乗り越えてのシーンではお互い初めて名前を呼び合います。これは大正解。やられました。

1

傲慢アルファに嫌気

人気ですね。2巻が出たときに連日ランキングに入ってたので気になってました。

オメガバースもので、粘膜接触するとマークが出るという設定ですね。

うーん。途中からは良いお話なんですけどね…。
最初がねぇ。日高が吉田を見る目つきやオメガなんですよね?みたいな態度。ちょっと嫌でした。
そして手が触れて日高が発情して、いきなりレイプ!いやいやいや、いきなりベルト外してきてぶっ挿して本能だとしてもちょっと…。
あげくに事後タバコ吸いながら態度が急にえらそうになって。
ここがどうしても嫌でした。

その後は吉田のためにセフレしたり、心配したり良かったんですけど、ひねくれた自分には恋人気取り?と思えちゃって。

どうしてもあのレイプ前後の日高がひっかかって、その後がどんなに良いお話でも上がりませんでした。

2

これぞ作家買いということ

アルファと粘膜接触したオメガにはアルファの所有マークが浮き出るという、若干特殊設定のオメガバースです。

【一度もヒートが来たことのない『出来損ないのオメガ』である吉田灯里が教師として働く学園に、日高慧というベータの教師がやってくる。しかし実は日高はアルファであり、吉田の突然のヒートによって身体を繋げてしまう。アルファのマーキングが額にくっきりと現れた吉田は、フェロモンをコントロールするため日高とセフレになるが…】

ヒートが来ないオメガ、突然のヒートでアルファと事故、身体だけの関係、気持ちが通じ合って番にーーと、オメガバースとしてはありがちなストーリー展開です。2巻でオメガの当て馬が出てきますが、こちらも予想通りの展開といっていいでしょう。マーキングという特殊設定はありますが、大筋に影響はない範囲と思います。

では何を評価するのか?私は…藤河先生の絵が大っ好きなんです…!!好みの絵で描写される王道展開。これに勝るものはありません。表情も好きだし、身体の描写も色っぽい。受けは他作品と被る感じもしますが…それでも好きなので構いません。

なので、藤河作品を読んだことのない場合は、まずは試し読みで好みを判断してほしい。その上で王道展開でも読みたい、オメガバース大好き!であれば、おすすめします。

5

濡れ場がすごい

読み返し。

こちらの作品はオメガバース作品なのですが、
最初のページでシカさんが詳しく「シカ流オメガバース講座」を開いてくださっているので
オメガバースのことを知らなくても大丈夫です(*´ω`*)


ある意味事故のような形で身体を繋げた二人。
そこからお話が始まっていくのですが
身体の関係から始まった二人が
心を通わせていく様子がすごくよかったです。
普段はツンツンしてる灯里がエッチの時に
グズグズにされちゃうのも素晴らしいです…!!!


ヒートのときの灯里の気持ちがすごく切なくて
番になりたくなかった理由もそこでわかります。
このあとどうなっちゃうんだろう…と思ってたけど
二人にとってのキューピッドは山崎くんでしたね。
山崎くんが電話した相手が慧でほんとに良かったと思いました。
その後の慧はすごくかっこよくて男らしくて素敵でした。


もともと藤河先生が描く濡れ場がすごく好きなのですが、
今回の濡れ場も最高でずっと見ていたい気持ちになります。
ただ、両思いになってあっという間に終わってしまうので
二人の甘い話がもっとみたいなぁと思っていました。
なので、2巻の発売はすごく嬉しかったです。
今から2巻を読むのがすごく楽しみです♪

0

愛の証

オメガバースが流行り始めて早、、何年?だいぶ浸透してきて、そろそろDomSubと世代交代か?と思っていましたが、まだ新しいオメガバがあったんですね!!

愛の証、マーキングマーク。粘膜が接触すると出てきて、相手のアルファの力が強いと大きくて、接触が濃いと濃くて????なにそれ!すごい!!

設定の素晴らしさだけではなく、美麗イラストで、ケイはほんとにアルファ中のアルファ!という感じだし、トウリも美しくて、、眼福です

ヤマザキくんとトウリの関係性もよかった。勇気が出るし、愛に溢れたオメガバース。オメガバ好きな方は必読かと!

1

1話の掴みからして凄いもんね

藤河るりさんは「最高の小説家」が大好きなのです。男性のスッとしつつ安定ある体躯と清潔感ある風貌、色気とタレ目…!
少女漫画的雰囲気もありますが、作品としてのまとめ方が段違いで、読後感心地よいです。

1話の痺れる日高登場シーンから、生徒から慕われる頼れる吉田先生の哀愁、そして我慢出来ない匂いとヒート、そしてタトゥー出現…と怒涛の展開、面白い〜‼︎とニヤニヤが止まりません。
吉田先生の髪の毛のふわふわした感じやとろんとした表情もいつまでも眺めてられるし、牙を露わにした(※比喩)日高の雄みも堪りません。
オメガバースでαがΩを後ろから抱きしめて眠る図、首や匂いへの固執が感じられて最高ですね。

相手に向けた言葉が自分に返ってくる、覚悟を決められるという生徒とのドラマ部分もホロリときて、充実した一冊でした。
少しだけ欲を言うと、バラの模様がもう少し紋章っぽいと良かったなと…自分も職業柄、バラのマークを使っていて“素材”感が気になってしまいました。

藤河さん自身のガン闘病のエッセイも読ませていただいたので、今作シカキャラでオメガバース解説で登場されているのを見てグッッと目頭にきてしまいました。楽しませてくれる先生方がいつまでも描いて下さるのが当たり前ではないと気付かせてくれます。しんみりしすぎですね
そして後書きの、担当さんがオメガバース資料を〈ネタバレ〉という‼︎読みながらギャーと叫びながら笑いました(笑)

7

圧倒的カッコよさ

日高先生がかっこよすぎる…
そりゃあ周りからαだって噂されても仕方ない。
最初はちょっとニヤニヤした嫌な奴っぽい感じなのに
エッチしちゃってからは紳士な感じを出してくるのがたまらないです!

吉田先生の額にバラが出るっていう設定も
他のオメガバース作品にはない新しい感じで良かったです。

この後ちゃんと教師として復職できるといいなー続編希望…!
バラの一族以外にもマークが色々ある設定みたいなので
スピンオフ作品も読んでみたいです!

7

マーキングマーク

〖DMM電子書籍〗
修正 : 白線
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : ありver.となしver.の両方
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : 描き下ろし漫画1P
備考 :
ひと言 : 表紙で受けの額見て思わず笑っちゃったんだけど、Ωのマーキングマークという設定は流行ったら面白そうだなぁと思いました。

〖紙媒体〗
未読

0

マーキングが

藤河先生の色っぽい絵が大好きで、しかも今回はオメガバと知って直ぐに予約しました。

でも読んでみてデッカい薔薇のマークが額に現れて、ちょっと違和感感じてしまったんです。その為に額を出したキャラだったと思うんですが、何だか間抜けに見えてしまって。でも額を隠す為に前髪を下ろしたら好みの雰囲気になりました。

攻めの日高(慧)はもろ好みでした。厚い胸板がとても素敵で、冷たそうに見えながらも優しいところが最高でした。

額のマーキングが学校側にバレた時はどうなるかと思ったし、実は日高(慧)の母親だった理事長が灯里との仲を反対した時もどう乗り切るのかと期待してたんです。

それがアッサリ解決してちょっと肩透かし食らった気分になりました。
まあ反対を押し切ってオメガの教師を採用したのが理事長でしたしね。

校長達と話し合う前で終わってたのも中途半端でした。その先が読みたかった。

描き下ろしの灯里が頸を噛んで、思わず真っ白になってしまった慧が噛み返してしまうのが良かったです。

1

エロシーンよりも……

ベッドシーンがエロいんですが、それよりも薔薇の額の方がエロい……。

攻のお兄さんもすごくイケメンだし、目が喜びました!

4

オリジナル要素も魅力的なオメガバース作品

Ωは粘膜接触で相手の血統のマークが体に刻まれ、それは愛されシンボルになる。それがもう凄く読んでいてワクワクしました(((o(*゚▽゚*)o)))
ヒートを知らぬ、頑張り屋のΩ教師、吉田先生。先生のまっすぐな考え方と、"Ω"を理由にしない強さ、すごく惹かれました。自信があるとかって言うよりも、教師として生徒に恥じない生き方をしているように感じました。
そんな吉田先生の高校に赴任してきたβの日高先生。紳士的で落ち着いていて、"βらしくない"雰囲気。βらしさとはなんじゃいって言われたらあれですが笑、何か秘密がありそうな匂いがプンプンします(#^.^#)彼はβと偽るαで、のちに分かりますが、理事長の息子さんでした。

日高先生は吉田先生の心の強さに惹かれ、吉田先生は日高先生の優しさに惹かれ、両想いなはずなのに、踏み込むことが出来ません。その葛藤というか、意地というか、心理描写にキュンとしました(*^▽^*)2人はエッチはしていましたが、番ではありませんでした。最終話で、めでたく結ばれ番になりますが、この流れがまた素晴らしくて…!!!ヒートで苦しむ吉田先生が"番になりたい"と願う感情、それはヒートで苦しんでいるからだけではなく、心からの日高先生への求愛からくるものだと感じで胸が熱くなりました。苦しむ吉田先生のもとへ駆けつける日高先生も、もう迷いや躊躇いはなく、日高先生の感情のままに、"ただ お前が好きなんだ"と、番になりたい愛を告白します。胸がいっぱいになって泣いちゃいました( ; ; )
2人はもともと、"ヒートがこない" "Ωだけど教師" 、"βと偽るα" "番はいらない"、と双方に訳ありな状況でした。どうそれを超えて結ばれるのか、なかなか分かりませんでした。リスクのある愛はそもそも燃えますが笑、これらの問題は、歩み寄りの姿勢だけではなく、自身の中の問題として解決しなきゃいけない部分もあり、悩む姿が凄く魅力的でした。愛されシンボルも、隠したい感情と、心のどこかでよりどころにしていたり、他にないオリジナル感にめちゃ萌えしました( ◠‿◠ )βと偽っていたこと、親との確執、そして"欲しいもの"のために親とも自分とも向き合う姿勢、日高先生の感情の変化も凄く素敵!(あ、ちなみに日高先生は本当は英という名字です)

凄く魅力的で素敵なオメガバース作品でした(((o(*゚▽゚*)o)))

7

薔薇模様は愛された証か、所有印か

今回は英国帰りの英語教師とクラス担任の現国教師のお話です。

オメガながら教師をしていた受様が攻様との出会いで発情し、
それぞれが今までとは違う生き方を選び取るまでと続編短編を収録。

この世界には男女の性の他にアルファ、ベータ、オメガという第2の性が
存在します。

希少種であるアルファ生まれつき秀でた能力をもつ者が多く、社会的、
職業的地位が高い高いものが多く、一番人口が多いベータは発情期もなく
オメガのフェロモンにも理性を保てる種です。

絶滅危惧種とされるオメガは、定期的に訪れる発情期は激しい性衝動に駆
られる為にまともな日常生活を送ることが難しい上に、番のいないアルフ
ァを惹きつけるフェロモンを発する事から、周囲から敬遠されがちで、
社会的立場が未だに弱い種なのです。

受様は高校で教師をしているオメガです。受様の勤め先の高校は理事長の
第二の性に関係なく門徒を開くという理念の下で初めて迎えられたオメガ
の教師となります。

未だに発情期を迎えた事が無い受様はオメガ特有の症状のない特殊な体質
と認識されていて、努力家で面倒見が良い先生として生徒にもベータの
同僚からも信頼されています。

受様は2年生の担任を任されていますが、副担任が産休に入り、代替の臨時
教師としてイギリス帰りだと言う男性を紹介されます。この代替教師こそ
今回の攻様になります♪

攻様はオメガの教師を初めて見たと好奇心を隠しませんが、受様がオメガ
と知っても握手を求めてきて珍しいベータだなと好印象を抱きます。

今、女子高生の間ではマーキングタトゥーが流行っています。オメガが
アルファと契るとアルファの血統によってアイビー、スノー、ローズの
いずれかのマークが身体に現れるのを真似たモノのようです。

受様にとってはアルファのマーキングマークは呪いのように思えますが、
女生徒にとってはそれは「愛されている」証のようで、シールを貼って
喜ぶ生徒を見つけた受様は校則違反と注意します。

その後、ヒートになった生徒の救護をした受様ですが、教師の中にもオメ
ガを入学させることを危惧している者もまだまだいます。受様は発情期が
ない"出来損ないのオメガ"と言われていますが、それ故に就職できた面も
あるので複雑です。

その後、受様は鍵に難があって開けにくい音楽準備室を攻様とともに開け
に行くのですが、なかなかうまく開けられない攻様と交代しようと攻様の
手を握った途端、攻様に押し倒されてしまうのです!!

いったい攻様に何が起こったのか!?
そして押し倒された受様の運命は如何に!?

藤河先生の初オメガバースは発情した事が無く、番関係も望まないオメガ
の受様と自分の第二性を偽る攻様の恋物語になります。

アルファに愛されたオメガにはマーキングマークが出る、しかもアルファ
の力がそのマークサイズにまで及ぶっていう設定が面白そうだなと手に
した1冊です♪

なんと攻様はアルファで抑制剤を飲んでいたにも拘らず、受様の放つ甘い
匂いに当てられて発情してしまい、本能のままに受様を押し倒し、犯して
しまうのです。

結果、受様の額には大きな薔薇模様のマーキングマークが刻まれた上に
発情しないオメガであるが故に務まっていた教師生活もままならないかも
しれなくなります。

アルファだという事を隠している攻様にも何やら事情が有るようで、受様
にセフレ関係を提案してきます。受様は攻様の提案を受け入れて、今まで
発情期を過ごすのですが、身体を重ねるうちに知っていく攻様の人となり
に少しづつ惹かれていくのです。

こんな2人に受様の担任のオメガの生徒や攻様の母親が関わり、番関係を
拒否していた受様が攻様を番とするまで楽しく読ませて頂きました♪

俺様な攻様が受様を噛みたいのに踏みとどまって我慢するシーンにかなり
萌え萌えさせて頂きました♡

オリジナル設定のアルファの血統でオメガにマーキングマークが出る設定
以外は王道路線です。受様が発情しないオメガではありますが、オメガ性
を持つと周りに認められにくい事、番となった2人は死んでも関係が切れ
ない事、抑制剤によって発情はコントロールできる事などは定番で、読み
やすいオメガバだと思います。

マーキングマークの設定はなかなかおもしろいと思います。今回の受様は
額の真ん中に大きく出ましたが見え難いところに出てオメガが隠し通した
りされたらMYツボど真ん中なので、他カプも描いて欲しいです (^_-)

2

額に出ちゃうのはちょっと…

藤河るり先生の絵柄はやっぱり綺麗だ!
この美しさに乗ってグイグイと読み進められます。
設定は基本的なオメガバース。
Ωは発情期(ヒート)がある事で社会的に低い立場であり、差別を受けている。
本作独自の面白い設定は…
『Ωは粘膜接触すると体に相手の血統のマークが出る』
出る場所は様々。濃いマークは愛されている証し…

さて、主人公はヒートが来ない「出来損ない」のΩ、吉田。
ヒートが来ないからこそ「教師」としての職に就けたわけですが。
そこに代替副担任としてやってきたのが日高という、βにしては見た目がαの長身イケメンで…

ですが、比較的序盤からヒートが起きないはずの吉田が日高といる時にヒートが起こり、と物語が動き、なんと額に巨大なバラのマーキングマークが浮かび上がってしまった。
ヒートのある普通のΩだった事がばれると教職が危うい吉田と、本当はαだと知られたくないという日高が、お互いの損得でセフレとなる。
ここからは正直ありがちな展開へと流れていきます。
セフレなんだけど、本当に好きになってしまう…
そこには吉田の、母親の記憶に伴う愛情のトラウマや。
いつも母親の命令に流されてきた日高の初めての自己主張や。
そんな障害が立ちはだかる…?かと思いきや。
筋立てには特にひねりもなく。
吉田の恋心は日高に通じ、エリートの日高も吉田の事は反対されず、のさらっとハッピーエンド。
そんなハッピーエンドにプラスして2人のエロシーンは甘く激しくですので大変美味しい。読後感は良いです。
また、Ωの吉田はすらりとした美人系ですが、しっかり芯のある男性という感じでそこも良かったです。

2

キレイ

額の薔薇キレイです。

2

すっ素晴らしい!!、、

オメガバースα×Ω大好物です!!
作品はあれこれ色々数あれど‥
久々にキター!!ヽ(^◇^*)/って感じのめちゃくちゃツボりました!!

黒髪、寡黙攻好きなのですが、日高さん!カッコイイです!
たまりません!(///▽///)(鼻血)
帝王のようなαだけど、決して理不尽な俺様ではなく。
受の吉田先生も、真面目で誠実で頑張り屋さんの素敵なΩさんです!

プライベートなところと教師としてのお仕事もバランス良く織り込めれていたし‥
オメガバースの設定も無駄なく生かされていたし‥
でも、Ωが酷く虐げるられるようなドロドロした描写はないので比較的ライトで読み易いです。

背景は種族差別を失くそうと常識ある社会を作ろうとしている世界ですが、まだまだΩを下等としてみる考えが根強く残る社会‥何だか現代社会の差別問題にもに通じるものがありますのでお話に引き込まれ易いかと思います。

この作品では今までになかったマーキングというタトゥーのような存在が新しくとても面白かったです!

序盤、早々にHに突入して、セフレになっちゃうんで‥これはまた無理やりのエロ過多オメガバかっ!とちょっと凹んだんですけど二人が惹かれていく過程を読み進めるうちに、この作品には特に「運命の番」設定は出て来ませんがそれまで無反応だった2人がいきなりって事は本能でも結ばれる関係だったのではと思います。

とにかく、何にも執着出来なかった攻と、過去にトラウマを抱える受。
そんな二人が距離を縮めて両思いになる‥ストーリーとしては王道かもですが‥二人のキャラや周りの生徒たちも素敵なので最後まで飽きる事なくじっくりと読めました。

というか、これは続きが読みたいです。
くっついてこれからってところで終わってしまった感じ‥。
両思いになって多分、吉田先生は教師を続けられるだろうし、それを見守る寡黙なくせに吉田先生にべったりな日高さん。多分塩対応のツンデレな吉田先生‥。
学校生活とプライベート。
この二人の甘々な生活は最高です。

真面目に続篇希望します!!

9

淫猥な痕は、額に付けないで。

やだー。巷にマーキング女子とか流行ってるらしくて。これはもぅ、「私のモノ」という他者への牽制以外の何物でも無いんだけど。
「コレは俺のΩだ。」という力強い淫紋を残すっていう。まあまあ荒唐無稽なお話し。
作中で、女子高生が「マーキングタトゥー」シールを身体に貼って遊んでいるけども。その方がずっと可愛くてオシャレ。エッチなマーキングだけに。それはうなじや胸や、もっと下の方のエッチな場所に付けて欲しい。おデコって…。
精力旺盛、αとしての力の強さを示す、トンデモなく大きなマーキング。それはステンシルで描いた薔薇の花の開花の様に、大きく赤く、吉田のおデコに鎮座する。しかも、マーキングあればこそ、番の無いΩは何とか体調を崩さずに生きて行けるというのだ。
まさにαさま様。けれど、吉田はそんな風に誰かに寄り掛かって生きて行きたくは無い。
Ωだって。自立して生きていたい。そんな一生懸命な吉田に魅かれて行く日高。恵まれた家庭に育ち、魅力的で、力を誇示しても良いくらいの α なのに、そんな身分に飽き飽きしていて、βを装い、半ば流される様に生きて来た日高は、良い教師でありたいと必死で頑張る吉田を尊敬している。その態度はふてぶてしい俺様なんだけど、吉田のそばに居て、力になりたいと思って行く。いやぁ、何よりイケメン同士の絡みと、日高が吉田を見つめるその熱さがたまりません!また、最初は突発的に起きた吉田のヒートを治める為と、セフレとして身体を重ねる2人ですが、うなじを噛まれてはならないので、Ωあるある首輪を着けてエッチする吉田がもぅ、男娼らしいエッチぃさ!煽情的なその姿にはクールな日高も煽られまくり。しかも日高に出逢うまで、ヒート知らずだった吉田は童貞処女。エッチの最中にあーんなにキスするなんて知らなかった、なんて言われた日にゃ、そりゃ日高もメロメロになりますって。何なのこのウブさ。可愛過ぎか‼︎ けれど、クーデレ × ツンデレですれ違ってしまう2人は素直に好きと言い合えなくて。ちょっとばかりモダついてしまいます。
そんな2人の告白はちょいと説明が過ぎますが、日高が男らしく頑張ったので良き。
エッチは濃厚です。貪りあっちゃう。修正は所々太め短冊。吉田のはぷるるん見えてますけど、絶倫系αの日高のはあんまり見えないかも。

0

さすが!!カッコいいぃ…

藤河るり先生のオメガバース!

すげぇ…凄いんです!
圧倒的な画力で、お話もドラマチックで最高じゃないですか。

紙で購入したのですが、きっと紙が良いと思います。電子はわかりませんが修正がどうなんだろ?
紙は、圧倒的なオメガバースのセックスが楽しめるんじゃないでしょうかね(個人的感想ですよ)


いつもの、オメガバースの世界観ページ。
アレ、この作品では藤河るり先生お馴染みの、シカ先生がシカ流講座で解説してくれています。
良いですよね。これが藤河先生のオメガバースに、どぷんとはまるレディネスみたいなもんです。

そして、αとセックスすると現れるΩの刻印のようなマーキング。
αの血統毎に、雪、蔦、薔薇のマーキング模様が身体のどこかに現れる。
何だこれ、もうわくわくして堪らない設定じゃないですか。

高校教師の吉田と日髙のヒートセックスが、んもっ…素晴らしい…
エロい…エモーショナル、ドラマチック。

しっかり読みごたえがあって、読み終わっても世界観から離れたくない。
詳しくは語れないと思いました。
もう、読んだらまだまだ藤河るり先生のオメガバースを読みたくなりました。

しかし、先生の描かれる男の人って、雄。
かと思えば、ジェントル。そして可愛さも有る。やっぱり、キャリアって凄いな!と、再認識しました。

18

Ωに現れる「マーク」

藤河先生の描かれる攻受のキャラクター性と情事のシーンがほんと好き。
藤河先生のオメガバースは初めて拝見したけど、独自設定が活きた世界で新しいオメガバースを見た。新しい設定がうまくストーリーと合致し、違和感なく読むことができるってだけで神。
ベースであるオメガバースに藤河先生オリジナル要素として「αとセックスしたΩに現れる愛された証」が現れる。これが「マーキング」の由来。これだけで、話の広がりが無限大だと思った。
今回は、出会って、告白するまでが話の筋だけど、この「マーキング」ってBL界におけるいろんな要素を広げるのにすごい役立つ気がする。

以下、ネタバレ。
自分でも出来損ないだと思っていたΩが、攻に出会って出来損ないじゃないことが判明。Ωに対する差別や偏見が少し薄まり、道徳として「Ωへの差別はいけないこと」という思想が広まった世界。(説明されずとも、そういうことがわかるってのが、藤河先生のすごいところ。)

そんな世界で生きる「ヒートが来ないΩ」って設定なんだけど、攻に会って「何が出来損ないだ。匂いがすげえ」的なセリフ言われるのほんとギュンってきた。
運命の番って言葉は一度も使われてないけど、運命じゃん。

ストーリーも設定も、完璧。キャラクター性は私の性癖。
この二人の続きももちろんだけど、この世界線で別のCPでも読みたいっ!!
続きあるなら、はよっ!!机バンバンって感じだ。

10

愛されている証が美しい

面白かったです。
Ωが粘膜接触すると、相手の血統マークが体に表れるという一風変わったオメガバース作品になります。
受けの吉田に出たマーキングマークが大輪のバラで、しかも場所が額というところがドラマチックなんです!
オメガバース講座があるので、初めての方でも読みやすいと思います。


発情期がないことを逆手に取って高校教師になった健気なΩ・吉田と、α性に振り回されることに嫌気がさしてβと偽る日高。
ヒートがなかった吉田が、臨時教師として赴任してきた日高と手が触れた瞬間、初めてのヒートを起こします。
吉田は、ヒートにあてられた日高にそのまま抱かれてしまい……

βだと思っていた日高はαで、なす術なく抱かれてしまう吉田。
ヒートを軽くするためにセフレになった二人が、セックスを重ねるうちに心も惹かれていく……という展開。
吉田の額のバラは抱かれた証であり、日高の独占欲の表れのように感じました^^

ポーカーフェイスな日高が、吉田が関わる事で少しずつ感情豊かになっていく様が凄くいいんです!
とにかく、日高のビジュアルが好き(笑)
長身短髪黒髪メガネ……4拍子も揃ってる!!
キスが多くなったり、抱きしめたまま眠ったりと、無自覚な溺愛ぶりにキュンキュンしました♡
吉田は可愛くて本当にいい教師で、日高が惹かれるのも納得。

マーキングマークの大きさは、αの力の大きさを示します。
大輪のバラを咲かせる日高は何者か?
吉田が番を拒む理由とは?

様々な葛藤や家のしがらみを乗り越えて結ばれる二人。
日高の必死の告白には胸打たれました。
ラストの両想いHは、藤河先生が力を入れて描いたことが分かる素晴らしい作画と見せ方。
余裕がない日高に萌えまくりです♡

とても素敵なお話だったのですが、一つだけ気になった所が……
それは、無理矢理抱かれた吉田が、ヒートにあてられた日高も被害者なのだと納得するところ。
私、Ωのこの思考が嫌いなんです。
世界観の問題なのかもしれないけど、とにかく嫌。
だって、これはレイプだよ!
どんな理由があっても、Ωが加害者だとは思えない。
とても面白い作品なのですが、ここだけが許せなかったです。

※シーモアが短冊でナイスな修正でした!

15

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