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理想じゃないけど君が好き

risoujanaikedo kimi ga suki

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表題作理想じゃないけど君が好き

八坂新、ブランドトマト農家の息子、33歳
冴島光成、エリートサラリーマン、29歳

その他の収録作品

  • これからのはなし
  • あとがき(カバー下)

あらすじ

ゲイで肉食系エリート会社員の冴島光成は30歳を迎える前に身を固めたいと婚活をスタートさせる。付き合う相手が常にヒモ化していた光成が結婚相手に求める条件は、経済力・高学歴・安定の優良企業勤務の3点。なんと、そんな好条件の理想の相手に最初の婚活パーティーで出会えてしまった。相手は四歳上の八坂新。見事カップル成立後、その日のうちに体の相性も確かめられて光成は有頂天。でも、新にはひとつだけ光成が受け入れられない問題点があって…!?

作品情報

作品名
理想じゃないけど君が好き
著者
リオナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344849631
4.4

(115)

(61)

萌々

(43)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
507
評価数
115
平均
4.4 / 5
神率
53%

レビュー投稿数17

好きって素敵だ

何事もきちんと言葉に出して相手に伝えることができる、正直な人たちが繰り広げるやさしいお話でした。
うーん、素敵!好きなテイストのときめきが詰まっていたなあ。

30歳を前に、恋人ではなく結婚相手を見つけたい光成。
将来のための条件を挙げていたはずなのに、いざ目の前にまるで面食いな自分のための理想が服を着たような青年・新が現れた瞬間の反応がかわいいったらなかったです。
これは絶対面白いタイプの受けだと確信し、思わずにやりとしました。

顔よし、物腰よし、あらゆる意味での相性よし。
新という人は外見的にも光成の好みそのものなのだけれど、そこは理想と現実なんて言葉がぴったりなところでして。
現実的な部分での理想とは少々異なる背景を持つ新へ惹かれる気持ちはあっても、気持ちが良いほどにバッサリと切る光成のドライな一面におー!となりつつ…
それでもめげずに押していく新の一途さがまた良かったんですよねえ。

新の、やさしさとふわ〜っとした末っ子成分が絶妙に織り交ぜられた、庇護欲がわいてしまう完璧じゃないかわいらしさがずるくって!
しかもベッドでのギャップありときました。
これには光成も読み手もやられてしまいます。ああかわいい。
なんだかもう、2人の日常会話もデートも読んでいてすごく微笑ましくて楽しかったです。
胸がいっぱいになるようなときめきあふれる幸せが心地良く、光成の気持ちが少しずつ変化していく姿をわくわくしながら追いかけられました。

現実に直面した2人のやりとりにも恋愛パートが上手く効いていて、それはこの結論になるのは必然だよねと思えるもの。
この辺りはテンポを緩めてもう少しだけゆっくり読みたかったかなと思いましたが、全体的な流れと攻めと受けのキャラクター性がとっても良かった1冊でした。
正直な気持ちで相手にまっすぐ向き合う2人が好きだー…!

恋愛観と仕事描写。そして、登場人物たちがそこで生きていそうな奥行きを感じ取れる生活感と、家庭や家族の描写が満遍なく作中に散りばめられていたからこそ親しみを持って応援したくなるCPになったのではないかな。
彼らが出した答えも、その後のお話も含めて明るく前向きな気持ちになれて幸せです。
リオナ先生の既刊を遡って追いかけたくなりました。

1

ハラハラしながら読みました。

極度の面食いダメンズウォーカーな受けの光成が、三十路を目前にして心を入れかえ、ビジネスライクに婚活をしようと決意したものの、初手で理想の面を持つ攻め・新にコロリといってしまうというお話です。

商業BLだしラブコメだから最後は丸くおさまってハピエンだろうと予想ができるものの、読んでいてかなりハラハラしました。というのも、プロの婚活女子だったら即切りするだろうなと思われる残念な行動を、新が無意識にしまくるんですよね。たとえば、毎日送りつける謎写真系オレ通信とか、目的地までかかる時間が長過ぎるドライブデートとか。そもそも、婚活自体嫌々で本気度0ですし、プロフィールは都合の悪い部分未記入で白紙に近いとか。

いったい、二人は、というか光成は、新の地雷要素をどういう風に乗り越えていくのだろうか? まさか顔がいいから許す、でもハッピーエンド! みたいなご都合主義的な結末とか?

と、危ぶんでいましたが、それらひとつひとつを二人で話しあい、また、新が正直に真意を語ることで地雷要素が逆に好感度up要素に変化するのが、素晴らしいなと。

この転換が納得がいくものだからか、二人が付き合ってイチャイチャバカップルモードになっても読んでいて冷めないばかりかむしろ萌えるのかなと思いました。

ストーリーも面白いし萌えという点でも満足感が高かったです。

なお、おまけ漫画にやけにキャラの立った弁護士さんが登場するけど何かのスピンオフなのかなと思って作者様の作品一覧を見たら、やっぱり他の作品にメインで登場するキャラだったんですね。面白そうなので、そちらも読んでみようと思います。

1

眼福も読み応えもあるおすすめの1作

いやあ、面白かったです!
シーモアで出版社の大幅割引セールがあったので、ずっとカートに入れっぱなしになっていたこちらを購入。
主人公2人が地に足着いてる感じが良かったです。

30才を目前にして将来を見据えたパートナー選びを始めた光成。(29)。
同僚に勧められて参加した婚活パーティーで、理想の相手(新・33)に出会ってしまい…。

という出だし。
ジャンルとしてもわりと作品数が増えている「ゲイ婚活」ですが、こちらの作品が良かったのは、光成がかわいいというところ。
見た目は黒髪イケメンで、高学歴、高収入なハイスペ男子なのですが、性格がかわいい。
初対面で「好きです」って言っちゃうのもかわいい。
自らだめんず育成してる自覚があって、そこに自嘲気味なのも良い。
光成が魅力的なので、「光成がんばれ!しあわせになってー!」という気持ちで読み進められます。

対する新は、スーツ姿でも最初「光成より年下?」と思ってしまいました。
スパダリと呼ぶにはちょっと滲み出る包容力が不足してる感じ。
包容力よりもやんちゃっぽさが前面に出てる感じとでも言いましょうか。
でも面食い光成が一目見て告白してしまうほどのイケメン。

婚活パーティーでの新のプロフィールで空欄だらけだった部分も早々にバレるし、バレた内容も想定内。
海外事業部ゆえに家族帯同が有利な光成の条件や、どうしても譲れないこだわりのようなものが絡まって、「好きだけじゃ勧めない」状況に2人がどう対処していくかが、現実味を持って読めるのは、テーマがやはり婚活だからなのか、リオナ先生のキャラ作りが成せる技なのか。
こういう作品だとわりと受けがテンパって突っ走っていくのが面倒くさくなったり、ご都合主義でまとめて大団円〜みたいな終わり方が多いような気がするのですが、この作品はそうじゃなかった。
向き合って、考えて、悩んで、でも譲れないものは何?と、しっかり考えた結果に出した答え。
たしかに同性パートナーをしっかり認めてくれる企業側の体制なんかは、まだまだ夢物語的な部分ではあるかもしれないし、海外赴任ありきの光成と一緒に歩んでいけるような職業は専業主夫じゃないと厳しそうとは思うけど、この先、本当に海外赴任に行くことになる頃には、2人できちんとした形になってそうだから、明るい気持ちで読み終えることができました。

問題が起きてもパニックにならない、ヒロインっぽくない光成、愛せます。
おまけのシャツガーターも微笑ましかった!
1冊でこれだけ満足感が得られる作品に出会えたのは久々なので、ぜひおすすめしたいです。

2

恋は理屈じゃない

大団円!!!!最高!!!!

めちゃくちゃ現実的で仕事にも恋(婚活)にも一生懸命な受ちゃんを全力で推しながらも、受ちゃんの語りとは結構違うイメージの家族(ダメダメみたいな語り口だけど、お母さんはお父さんのことダメなんて思ってなさそうだし、何より家族仲が良さそうなのが良き)との和解もほしい、、という欲張りセットを完璧に叶えてくれるラスト・・・!

あんなに結婚相手の条件出してたのに顔とカラダが好みだからコロッといっちゃうんじゃないかな?とか、攻くんな変な漢気出してフランスついてって何故かすぐ仕事が決まっちゃうとかいうむちゃくちゃハピエンかな?とか、いろいろ素人妄想したんですが、、最高のラストですごく幸せな気持ちになりました_(:3 」∠)_

全てのことが御都合主義でスルッとうまくいくより、こんな感じでドタバタしたほうが感情移入できるし萌えますね・・・好。

気になったのは、攻くんのスマートさ!!あれは、相当遊んできたよ?ってことなんでしょうか?それとも太めの理解ある実家でのびのび育つとあんな感じのスパダリになる??

神にものすごーく近いんですが、欲を言えばもうちょっとセクシーなシーンが!ほしいです!!(大声

もう一周してきます♡

1

結婚するなら好きな人がいい

リンクスで連載している時から大好きでした。
結婚と恋愛は別物か。結婚は一生のモノですからね、好きという気持ちだけでは決められませんよね。
今回の二人は結婚は考えてないけど婚活に参加したゲイとビジネス結婚でもいいから結婚したいゲイの話でした。
光成くんが肉食系だけど、結婚に対しては慎重だし、シビアな目線で結婚を考えている割には新さんが好きで迷っているところが好きです。農家が嫌いなのに、軽トラデートでも「仕事帰りの逢瀬っぽくて良い」って思ってしまったり、結構受け入れてますよね。
新さんがちゃんと光成君を大切にしているのが伝わっているからかもしれませんね。
結婚目的だったけど、ちゃんと恋愛をして、ますます好きになり結婚する。素敵だなあ。
結婚って「好き」だけじゃダメかもしれないけど、「好き」な気持ちがないのに一生を共にするのは無理だと思う。
両家の家族に祝福されながらの結婚。すごく爽快感のあるお話でした。

1

みなぎるポジティブ

ラブコメ作家さんの中では最も好きな方のひとりリオナ先生!!!いつも今度は苦手に感じてしまったらどうしようと怯えつつ読んでやっぱり好きなので安心します。ほんと、何がこんなに他のラブコメと違うのか。相性が良すぎる。こちらも絶対くっつくし結婚するって分かってるんだけど面白い。
以前もなんでリオナ先生がこんなに好きなのか考えましたけど、今作も主役達がちょっと格好悪くて、そのちょっとの格好悪さごと愛せる2人でした。
光成(受け,エリート会社員)の上昇志向の強さは素敵で、でも人を学歴や年収で判断してしまうところはやや格好悪い。それも明確な人生設計に基づいてるので一概に否定もできないけど。新(攻め,農家)はデートに軽トラの素朴さが格好悪さと良さの表裏一体。でも優しさは本物。年上なのに"しゅん"なんて可愛いところもありセックスは最高。これらの魅力が説明的だったりテンプレ候としているのではなく漫画の中で流れるように描かれる…そんなところがリオナ先生の作品の良さ!ポジティブな読後感も大好き!今作も良さを再確認させてくれました。

まさかの上甲弁護士登場に沸き立つ

シーモア カバー下あり
電子限定おまけ 光成の髪型候補

2

ちゃんとしてる二人

予想を超えておもしろかったです!!
オチ:結婚するっていう作品は、なぜか式の場面で萎える傾向があって…基本的に好きじゃないのですが、こちらは萎えませんでした。最後まで楽しく読めて、ほのぼの幸せな気分になれました。

ゲイの婚活パーティで、あまりにも好みの顔に出会って、しかもカップル成立になって浮かれる受さん。だけど相手の職業は受け入れがたいもので…。。
攻さんの第一印象=”好き”!と前のめりな受さんが可愛いです。攻さんが第一次産業の人と知ってから、さてどうする?という展開がいいんですよね。”もっと話し合えよ~”のすれ違いBLも好きなんですけど、こちらは真面目にきちんと話し合うんですよ!お互いの意思と目的を確認しあって合意して、改めてお付き合いスタートする二人♪お互いを知れば知るほど、もっと好きになって、、という展開。お互い大人で時間をやりくりしてデートしたり…、楽しそうすぎて、にやにやしてしまいました。

軽トラデートからの久々のえちえちの件は、特ににやけました!いいよ、いいよ~こういう日常にある特別感、壁になりたい!
が、受さんが幸せを噛み締めているところに、タイミング悪く海外赴任の打診があるわけです。ここから、”ちゃんと話し合えよ~”なすれ違いBLも悪くないんですが、この二人はきちんと現実的なところを踏まえて話し合うのです。もう、ほんと尊い。ここから”好き”の勢いあまって…の展開が始まるんですけど…、その先の結末の安定感が半端なくて、めちゃくちゃ心が温かくなりました。

書き下ろしは、受さんのシャツガーターと靴下止めのえちえち!!!ありがとうございます!!スーツを着ててもセクシー系美人な雰囲気のある受さんにガーターがはハマります(最高!)。ここのターンはご褒美でしかありませんでした。

2

お幸せに…!

ゲイの婚活パーティーで出会った新と光成。
その日のうちにカップル成立、身体の相性もバッチリなふたりでしたが恋愛や結婚に対する価値観の違いからギクシャク。
それでもお互いに理解を深めていき、幸せなところに辿り着くお話でした。

同性同士の結婚というと今の日本ではまだ現実的ではない部分はあるのだけど
それを踏まえた上で会社の仕組みや結婚への思いが描かれているので矛盾なく最後まで楽しめました。

なかなか難しいテーマな気もしましたが、とても優しい世界でのお話で誰も傷つくことがなく
新も光成もすごく幸せそうなラストになっていたのが本当に良かったです。

2

なんかすごくよいお話でしたこういうの好き!

主人公2人がとてもイケメンです。リオナ先生の画風がとても美しくて目の保養になりますね。光成はイケメンなのに美人!そして同性婚活パーティーがリアルでした。
いきなり好きですは笑いましたが、でもこの婚活パーティー顔面偏差値が高すぎ
そしてついに運命の人新に出会ってそこからはきゅんが止まりません
どうしても受け入れられない問題点って新の職業だったのね~でもそれ以上に新に対する愛が勝って良かったです。
2人の両親がとてもよい人たちで、特に新の両親は小さい頃から人とは違うことに気がつき向き合って、否定することなく受け入れててなんて素晴らしい両親だろうと思いました。
このお話は嫌な人が全く出てこなくてそこも良いですねストレスなく読めます。
好きなシーンは、海岸デートで、新が光成の手を引いて歩いてるとこです。冬の海がとてもキレイで、寒いけど心の中は温か…こちらも幸せな気持ちになりました。
空港でのプロポーズも良き♡

これからのはなしで男性用のシャツガーターなるものがあるとは初めて知りました。早速ネット検索したらワ-オって感じて色っぽ~ガーターH最高でした。

5

理想と現実

結婚の理想と現実がテーマに描かれているお話し。

結婚をビジネス絡みで考える現実的な光成が婚活パーティーで顔面が果てしなくど好みな新に出会って…。

リオナ先生の作品を読む度にキャラクターの人となりが確立しているのが素晴らしいなあ、と思います。
人物像や背景がしっかり描かれているのでお話しに入り込みやすい。

ブランドトマト農家の息子の新とエリートリーマンの光成。
はじめの出会いから最後までで新と光成の印象がいい意味で変わりました。
新は見た目のクールさとは裏腹に愛され末っ子気質なのが愛おしいし、エッチの時の雄セクシーさもズルい。
光成の多方面に対してどこまでもシビアなところも潔くて好きだし、新に出会って幸せを感じている姿がかわいかったです。

1話の表紙とラストの1コマ。
同じポーズをしているのが粋ですし、ふたりの表情の違いがまたいいんですよね〜。
こういうの大好きです。

そして、描き下ろしの光成のシャツガーター+ソックスガーターのコンボがエロかった〜。
社会人の嗜みがエロい。最高。
新のおねだりの仕方もかわいくて、めちゃくちゃ食いついちゃうのわかる〜!ってなりました。

9

令和のスパダリと平凡スパダリ

面食いが祟って気が付いたらヒモ彼氏を養いがちな受けが、顔より安定性!!将来を共にできるしっかりした相手を探そうと婚活をする。だけど結局超ド好みなイケメンにメロメロになってしまう話。タイトルから攻めが受けの理想ではないのは最初からわかってたので、攻めの問題点が何か予想したりワクワクしながら読みました。条件的な問題点だけじゃなくて、二人の結婚に対する意欲の差や結婚観などの違いもありご縁がなかったと受けが判断するところがとても婚活ぽかった。それでも諦めず粘る攻めに健気で可愛いとキュンとしちゃって結局合理的に相手を選べない受けに恋愛の醍醐味を感じる。年上でスマートなイケメン攻めが可愛さを出してくるのはズルい。時々垣間見える末っ子のあざとい可愛さが良かった。お互いをくん付けさん付けで呼んでるのも好き。

5

絵柄とテンポのよさが最高でした

ランキングで見かけて、絵柄が好みだったのでクーポンを使って購入。
初めて読む漫画家さんでしたが、お話のテンポとノリが気に入りました!キャラクターもみんなすごく愛着のわく感じで憎めないよさがありました。
サバサバしている受け、一途の攻めの組み合わせっていいですよね・・・大好物です。
最後に出てきた個性的な弁護士さんが気になって調べてみたら、他の作品に出ているキャラクターのようなので、この機会に読んでみたいと思います。見事につられました!

3

攻めの健気な一途さが与える影響

発売前から楽しみにしてました。

先の読めない展開で読んでて新鮮で面白かったです。
それに若干ギャグテイストで、ちょこちょこ笑える箇所があるのもよかったです。

ただ最初、新の職業を知ってからの諦めの早さにはビビりました。
歴代ダメ彼氏たちを経験している光成にとっては確かに最重要ポイントだったんだろうけども…職業だけではい論外としてしまう光成はサバサバ系の極みで少しだけ怖かったです。

しかしだからこそ、攻めの一途さが超絶に効いてました。
一途な新と関わっていくことで、光成もだんだん考え方が変わって行く…!
この光成の価値観が変わっていく成長っぷりがいいなと思いました。
しかも新は新で将来像を見据えるようになったりと、お互いにいい影響がある感じが素敵でした。うまくバランスのとれたカップルだなぁと思います。

プロポーズシーンが一番のお気に入りです。

7

ドキドキさせる天才攻

リオナ先生の作品を丸々一冊読んだことがあるのは「傷つけないでね」だけでした。

こちらは雑誌で第一話だけ読んだことがあって、続きがとても気になっていた作品だったんです。

最近ではゲイの婚活を扱った作品を結構読む機会が多いのですが、こちらの作品はちょっと違っててカップルが成立になってからが面白いんです。


初めは自分の仕事のステップアップの為に結婚しようとしてた光成と、従兄弟が申し込みしたものの婚活に消極的だった新が正に運命の出会いを果たすのです。


ちょっとした行き違いの後に二人が真面目に結婚について考え出した時に、光成にフランスへの海外赴任の話が持ち上がって…というお話でした。
どちらもイケメンで素敵なんです。そして攻の新が光成を何度もドキドキさせるくらいに良い男でした。


新がやっと決心したシーンも感動したし、光成の出した結論がもの凄く良かったんです。


新の家族がとても理解があって暖かくて素敵でした。
そして、新との結婚を決めた事がきっかけで、光成は父親とのギクシャクした関係を改善する事が出来ます。


結婚式の写真の前撮りの二人がとても幸せそうで素敵でした。

そして描き下ろしでは「その恋、成立なるか」の上甲が、光成の会社の顧問弁護士として登場してました。


リオナ先生の絵は色っぽくて大好きです。

9

好みの顔って大事ですよね!

恋人にする人を顔で選んでしまって、ことごとくダメ男にしてしまう受けが、婚活で好みの顔の攻めに出会うお話しです

受けの家族に対して抱えているものとか、両方の視点で話が進んだりとか、攻めと受けのお付き合いの価値観?とか色々描かれていました。
サクサク進んでいくのでちょっと物足りなさはありましたが。

えち描写も少なめなので、軽めで顔がいいアラサーの2人が恋愛してハッピーエンドを迎えるお話しを読みたい方にオススメかなと思います。

6

欲しがりさんを満たす攻めっていいよね

30を目前に焦り婚活

リオナさんらしいテンポで幕を切るんだけど 主人公たちの設定勝ちだわッ!こんなの

顔一択で選ぶがために次々ヒモ化する恋人山のごとし
付き合う分にはよくっても目指すは結婚 欲が欲を増し 理想はエベレストを軽く超えるか?


もうね 頁をめくる度に展開が読めるのに 彼らの一挙一動に クスッとしてしまう


タイトル通りですッ!
顔は好みど真ん中なのに 自分が想像する職業と彼の職業がかみ合わない挙げ句は 父親の影響で彼の本職を受け入れることもできない そんなところからすれ違いズレていくふたり?

いやいや ポンコツと男前と健気を持ち合わせた 新(あらた)が真摯に立ち向かってくれるので すれ違ってズレてるのは光成(みつなり)の頭と心だけ

顔と職業と年収に拘りすぎて 挟まれてぐるぐるして チョロいんだかチョロくないんだか 自分の中身が二転三転w


出会いから堕ちてるんですよ 落とされてるんですよ
なのに自分の理想と現実の折り合いをつけたいがためにグダグダ言ってる だけなんですよ 光成が

農家ナメんなよ?的なドライブに見る彼の優しさがね もうカッコよすぎて

ちっちゃな幸せをいっぱいくれる人
一緒にいられることこそ 自分が求めたものだった そう気づけた矢先の転機

選ぶ未来の不安に 切ない距離
考えれば考えただけ空回りする

あのさ あたしここまでリオナさんに胸しめつけられる逆転劇喰らうとは思ってなくて ちょっと窒息するかと思った いやまぁ ポンコツ展開でもあるんで直ぐ正気は取り戻しましたけどね


発売日のせいもあるのかな? 慎ましく内省する日に読むにはもってこいなお話だったな……

って 最後の最後で上甲(じょうこう)出すんかいッ!

なんなんだ この茶番はwww
※ 【その恋、成立なるか】の中の人出てくるけど 本編にいっさい影響ないのでご心配なく

7

イケメンさんたちの恋のお話。

作家買い。
リオナさんの描かれるイケメンさんがドツボなのですが、今作品もそのイケメンさんが満喫できる、そんな1冊でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はエリートリーマンの光成。
ゲイではあるが、30歳までに結婚したいと婚活を始めた。彼はエリートゆえに経済力があるが、それ故か?付き合う恋人たちがヒモ化してしまうという過去があった。だから、お相手に求めるものは経済力。年収800万以上のスペックを持つ男性だけの婚活パーティーに参加することに。

自他ともに認める面食いの光成にとって、顔良し、収入良し、優良企業勤務、という条件はハードルが高いだろうと思いつつ参加した婚活パーティー。ところが彼は出会ってしまう。理想の男性・新に。そして無事、新とカップル成立。その日のうちに身体の関係を持ち、身体の相性もバッチリ。このまま幸せになれる。そう思う光成だったが、実は新の仕事が―。

というお話。

早々に恋人、というかカップルになってしまう新と光成、という展開で、え、これどうストーリー展開してくのかな?と思いつつ読み進めました。

光成がエリートリーマン(収入良し)である理由。
相手に経済力を求める理由。
そして、新の仕事に拒否感を示す理由。新の仕事はですね、決して卑下されるものではありません。むしろ将来性がある仕事です(何なのかは書きません.手に取って確認していただきたいですがヒントは表紙にあります)。

それが過不足なく描かれていて、なので光成の心情に寄り添えるっていうのかな。新のことを好きなのは本当…、でも、という。
そして、ちょっと腰が引けてしまう光成に、新が諦めることなく攻め込んでいくのも良い。ガッツがある。

しいて言うと、そこから二人がくっつくまでが若干あっさりしていた感も。もう少しモダモダしてほしかったなあ、と。まあこれは個人的な好みの問題かと思います。

で。
終盤に、リオナ作品の『その恋、成立なるか』の上甲先生が登場しています。上甲さん大好きなので、めっちゃうれしかった!相変わらず色黒で優秀で、カッコよかったです。

リオナさんの描かれるイケメンさんたちが堪能出来て眼福。
次回作も楽しみに待っていようと思います。

8

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