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友人から借りる機会があったので読みました。内容は結構好みでしたが、キャラクターの癖が強いので若干引っかかりました。清居の良さも分かりますが、どうもあの荒い口調が好きになれません。清居は表情に出ないので何を考えているか全く分からないので共感できる部分もありませんでした。私はどちらかと言うと小山くんが好きなので必然的に清居が好きになれないのだと思います。しかし、清居はこれから平良と関係を深めていくにあたって可愛く見えてくるそうなので4巻に期待したいです。
小説版読んで、もちろん実写ドラマも観てました。実写ドラマは枠が短いので、脚本、監督さんが愛をもって原作ストーリーを切り貼りしてましたが(それはそれで素晴らしかった)、この漫画版は原作にかなり忠実に描かれていて、しかもこの3巻はあの名シーンが、雨上がりでさらに瑞々しくエモく描写されていて、あれだけでも読む価値あったと思いました。
ストーリーの進みはゆっくりですね。完結が待ち遠しいです。
コミカライズ成功例の一つだと自信をもっておすすめできるので、小説読んだことない方はもちろん、原作ファンも是非読んでください〜
前半の平良の行動には首をかしげることが多かったかな。学校が離れた、どちらかが県外へ転校したとかならともかく、同じ学校でクラスが別れたくらいで今生の別れのようにもう会えないんだと独白を繰り返す彼に、今までの引くほどの積極性はどこへ消えたの?と思わずにはいられませんでした。ちょっと歩いたら会えるじゃない、と。高校卒業の時も、清居が「またね」と言ったのに背中を向けられただけで永遠の別れと受け止めている平良を見て、ああ彼は自分のことばかりで清居がどういう気持ちでいるかを全然考えていないんだなぁと。本当に一方通行なんだなと思いました。
ただ、大学生活の始まる後半からは、平良の狭過ぎた世界が少しずつ広がり、交友関係も増えて少し生活が健全になったようで、この雰囲気の変化には好感を覚えました。小山の好意への向き合い方も、自分の悪い所をちゃんと自覚していたし、一旦は誠実に応えようとまで考えたりしていて、そういう常識的な感覚が備わっていた所は嬉しかったです。清居と再会してまた危うい世界に戻ってはしまうけれど、一度他の世界を知った上でなら、高校時代よりももっといろんな角度から清居との距離感を測れるようになるんじゃないかな。清居は冷たそうな外見とは裏腹に案外素直に動いていて可愛らしいので、彼を振り回さないようにして欲しいですね。
清居が動き出した回。
なのに、相変わらず伝わらない平良。
平良が「じゃあまたな」の意味を小山から訂正してもらえてなかったら、ひらきよは再会出来てもすれ違ったままだろうなと、小山の重要性を改めて感じさせられました。
小山、いいやつ!ありがとうね。