「甘やかさせてよ」

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プレイアフターコール 2

play after call

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表題作プレイアフターコール 2

倉科 ケイ
高校3年生、Dom
一色 隼人
高校3年生、Sub

同時収録作品プレイアフターコール side羽澄 前編

(攻め受け不明)瀬尾 一成
17歳,高校生,Sub
(攻め受け不明)羽澄 葵
17歳,高校生,Dom

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

自身のDom性にコンプレックスを抱く倉科は、クラスメートで生徒会長をしている一色と紆余曲折の末、プレイのパートナー兼恋人同士に。
高校生活最後の一年、受験も差し迫るなか進路を定められない倉科とは違い、一色は将来のことをすでに見据えている様子。

焦燥感とは裏腹にどこか淡々と日々を過ごす倉科だったが、元カノである早瀬が突然「一色のことが好き」だと言い出し――?
それを聞いた倉科はずっと見ないふりをしていた、一色の選択肢を狭めているのは自分自身だという考えに囚われてしまい……。

揺れ動く心と第二性に翻弄される青い春――。
センシュアルDom×Subユニバース、待望の第2巻。

養護教諭の羽澄の過去を描いたサイドストーリー[プレイアフターコール side羽澄 前編]も収録。

《収録内容》
◆『プレイアフターコール』6~10話
◆『プレイアフターコール』side羽澄 前編
◆描き下ろし9P

作品情報

作品名
プレイアフターコール 2
著者
オオタコマメ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028776

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34

4.5

(46)

(30)

萌々

(11)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
209
評価数
46
平均
4.5 / 5
神率
65.2%

レビュー投稿数12

丁寧に描かれてゆく二人の関係

私のドムサブユニバース観を形作り、ドムサブユニバースを好きになるきっかけとなった作品のひとつである「プレイアフターコール」の続編を読めて、とても嬉しいです!
倉科と一色のおかげで、Dom/Subのプレイには必ずしも性的接触が必要なわけではない、ということを意識しました。
結果的に、パートナーであり、恋人となった二人は、性的な触れ合いやコマンドも使うようになるわけですが、それありきではないというか、プレイと恋人としての触れ合いとがとても自然。
プレイを通して恋心を知り、恋心とともにプレイをする。
そんな二人が好きです。

1巻でも擦れ違っていた二人ですが、2巻でもまた擦れ違う。
でも取って付けたようなものではなく、倉科と一色、それぞれの性格や考え方、行動に添ったものなので、「そうなるよなぁ~!」と、もどかしくなる。
倉科も一色も、それぞれに人として魅力があるので、引き込まれるし、応援したくなります。

羽澄先生も魅力的だなぁ、と思っていたら、スピンオフ作品が収録されているではないですか…!
でも前編だけ!後編が気になる!
羽澄先生の高校生時代のお話を読めるなんて、嬉しいです。
羽澄先生を苦手な倉科が実は好きです。倉科の魅力はそういうところにもある。
意識的無意識的に関わらず、より良い人間になろうと思っているからこそ生まれる苦手意識だと感じます。
おそらく、一色が気付いた、倉科が女性のSubとパートナーになれない理由にも通じるものだと思います。

受験生の進路を軸に、倉科と一色の事情が描かれ、二人の関係性もまた一歩深まり、前進していく。
続きが気になる2巻でした。
3巻をお待ちしております!

1

4年ぶりの続編 今回は続きものでした!

4年ぶりの続編。1巻が結構好きだったので読んでみました。今回は続きものだったんですね!完結せずに3巻に続きます。電子で184ページ。以下少々ネタバレあります。

1巻はデビュー作でしたが、4年経ち作画が美しくなりましたね。ただ攻めの倉科が1巻より可愛くなってますね。1巻の方がもう少し男らしかった気がします。(個人的に苦手な)美人×美人なCPになってしまいちょっと残念。

気を取り直して内容について。
高校3年生ということでまずは進路について。一色は大学進学を決めてるけど、倉科は一人親家庭ということもあり色々悩み中。
倉科の母や姉も登場。姉とは幼い頃色々あったみたいだけど、今は母とも姉ともいい関係みたいでほっこりでした。

後半は、なんと倉科の元カノ千鶴が当て馬として登場、ちょっとびっくり。
当て馬は嫌いではないけれど、女性はあまり好まない。しかも千鶴は一色に好きって言ったり、実は倉科が好きだったり、ちょっとめんどくさすぎる。この子に二人が振り回されるような展開はあまり好みではなかった。でも気立のいい子だったのは救いでした。

1巻で倉科が強めの独占欲や執着を見せてくれて、今回もそれを期待したのだけど、2巻ではあまり強い執着などは見られなかったのはかなり残念でした。
千鶴が出てきた時も、嫉妬するどころか、自分が一色から選択肢を奪ってるのでは、と反省してるし…。倉科すごくいい子だけど、私の求めていたDomとは違っていました。もっと自分のSubに執着して欲しい…。(「全部欲しい」と言うシーンはあったけど物足りず…。)

二人の関係がいい感じになったところで「To be continued」になったので驚きました。続くと思ってなかったのでw

そして145ページから、羽澄先生の高校時代のスピンオフ(前編)が!美人の羽澄、ちょっと好きなキャラなので嬉しい。
高校時代はますます美人。お相手は男前で素行不良の同級生瀬尾。かっこよくて本作で一番好み♡ 明らかに瀬尾が攻めっぽいけど羽澄はDomだよな…と思ったら、瀬尾はSubで、どうやらSub×Domですね、いい!
二人がキスしていい雰囲気になったけど…というところで終わり。(プレイはなし)
正直メインCPより断然好みでした!(失礼)
早く続きが読みたい!


メインCPは、ちょっと求めていたような感じではなかったですが、お互い大切に想い合う二人は好ましかったです。

プレイは1巻も軽めでしたが、2巻はさらにプレイ自体が少ない感じです。進路や当て馬の話で紙面を割かれたかな。性行為もなしですね。倉科宅で少しプレイした時の、攻めフェはエロチックで良きでした。

3巻は夏休みのお話かな。お泊まりするみたいだから濡れ場あるかな〜?

(評価は萌と萌2で悩みましたが、サブCPがかなり好みなので萌2とします)

シーモア 薄いトーン修正(修正箇所は少なめ。白抜きに見えるくらいの薄ーいトーン修正)

1

待望の後日談

前作が発行されたのが2021年ということで、
とうに諦めていたところに続編が刊行されて歓喜してしまいました。

待望の恋人編です。
主に二人の世界を中心に描かれていた前作とは異なり、
今回は登場人物が増えたり、周囲の人々とのやりとりなど
二人を取り巻く世界かぐんと広がった印象でした。

もちろん倉科と一色の間に流れる甘やかさも増し増しです。
特に倉科は一色への好きがダダ漏れすぎていて、
ちょっとしたすれ違いなどでも一喜一憂してしまう姿が
なんともいじらしくて微笑ましかったです。

一方の一色も前回はクールなイメージだったのに対して、
今回は倉科に想いを寄せる元カノに嫉妬してしまったり、
それが原因で倉科に八つ当たりしてしまったりと
感情的な一面が見えてきて変化を感じられました。

そして、進路選択なども目前に迫り、
それぞれの将来を見据え始め葛藤する二人。
Dom/Subユニバースや恋愛作品としてだけではなく、
思春期の中にいる二人の揺らぎなども描かれており、
読み応えを感じました。

苦難を乗り越えて、パートナーとして、恋人として、
お互い以外はあり得ないと想いを深め合った二人。
夏休み目前というところで終えてしまいますが、
まだ続くということで次巻をお待ちしたいと思います。

また本編も未完ではありますが、
養護教諭の羽澄の学生時代を描いた過去編も収録されておりました。
そちらも今回は前編のみの収録ということで続きがあります。
ただ、本編では羽澄は倉科からのペートナーの有無の質問に対して
「パートナーはしばらくいません」と答えているので、
まさか後編では…?とちょっと今からドキドキしています。
続きが待ち遠しい!

1

4年ぶりの続編は、まだまだ続く?!! 嬉

Dom性にコンプレックスを持つ倉科と、実はSub性である生徒会長の一色とが恋人同士となったその後のお話です。

相変わらず、眼力強い目周りの描写がお綺麗でした。(そして、受けがメガネぇ!!)

そんな今巻は、、
受験を控え、進路を決められない倉科ととうに進学先を決めた一色。
そして倉科の元カノで、現在は生徒会で一色と一緒に活動をしている早瀬が絡んできます。

早瀬に、ふたりが学校でこっそりちゅーしているところを目撃され、関係を問われます。

ウソのつけない一色。

そして、早瀬と倉科の過去にモヤモヤし、結果、倉科ともぎくしゃくし、体育祭などもあってプレイをができず、体調があまりよくない模様、、

大きくすれ違っては互いに修正しようと奮闘するのですが、空まわってしまい、なかなか修復できず、見守り隊であるまりあげは(モブかよ!笑)ハラハラドキドキ固唾を呑みながらその行く末を見届けたわけで、、、

個人的には、一色の初めての嫉妬がかわいい///! となったのと、倉科の見た目に反して重い真面目な愛がよかったなあ♡ という感想でした。

正反対っぽいふたりなのですが、実は根っこのところで重め、真面目なところが似た者同士のようなあ??


また、養護教諭の羽澄のDK時代のエピソードもあり、本編同様ラストではTo Be Continued、、 表記になっておりました。
ということは、、、
4年ぶりのこちらの作品をまだまだ読めるのですね??!
そりゃ、まだ始まったばかりの関係だもんね??! と、予想外の幸せに震えたまりあげはでした。



甘さとピュアさ、アオハルドムサブ(読みやすいです!)が読みたい方には、とてもオススメな1冊です♪



1

続刊でも安心する世界観

BLで読むジャンルはどちらかと言うと現実的なものの方が多いです
なのでファンタジーやバース作品はそんなに多くは読まないので、続刊迄読む、読みたい!となるとかなり絞られて来ます

そんな私でも続刊を読んで「読んで良かった!」って思える作品です

Dom/Sub作品にも色々な作風があると思いますが、イメージとしては制約や契約があって成り立つ関係である事が土台にある気がしています
それが悪いわけでは全くないのですが、そういうのを読みたい気分になる時が少なかったな、という事でしたが。。。

この作品は「優しい」という評価を聞いて1巻を読んでみたのがきっかけで出会ったのですが、本当に優しさを感じる作品で、Dom/Sub作品に対しての印象が和らいだのを覚えています

それから自分なりにいくつかバース作品も読むようになってそこそこ耐性も付いたので、続刊も楽しみに読みました

そして改めて思いますが、この空気感が自分に取って本当に合っているな、という事

相手を気遣う手段のひとつにコマンドが存在する
メンタル優先のDom/Sub作品なのが凄く好きです
そして高校生らしさもありながらもどこか大人びてる所も第二性の影響があるのかな?と思うと性格への説得性も感じます

Dom/Subならではの特徴は程良く、2人の変化にしっかり焦点が合っているのがストーリーを読み込みたい私にはすごく心地よく響きます

続刊で大きくこの大好きな世界観が飛躍してしまったりする事がなく、ちゃんと最初に読んで「好きだな」って思ったこの作品の空気感が保たれていてまたまた「好きだな」って実感出来た読んで良かった続刊でした!!

あと、何と言っても作画が本当に素敵(*´▽`*)‼
作画から感じられる優しさがここにあります!

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行きすぎない高校生のDomSub

前作大好きでした~。続編が読めて嬉しい!
プレイとしても性的な面でも行きすぎない高校生のDomSubという感じが堪らなく良いんですよね。今回もちょっとアンニュイな午後の陽光のような雰囲気そのままの世界観でとても素敵でした。

Subの一色がプレイ不足で体調悪くなるまで我慢して、Domの倉科がケアしに来るとこ最高に好きです。前作より恋人&パートナーとして付き合いだした2人だから、そこに愛も乗っちゃって。
特に描き下ろしの俺がお前とプレイしたいからと伝える告げるDom攻め、堪らんかったです。ちょこちょこケアしてるのも萌えたのですが、2人のガッツリプレイも見たいな。

好きな人の一挙一動に振り回されたり、言葉足らずや伝え間違えちゃったり、意地張っちゃったりDKのたどたどしさと一生懸命さが素敵でした。

それから、サイドストーリーの羽澄先生。元々あまり好きじゃなかったんだけど(笑)すごく興味湧きました。後編はよ~~。

まだ3巻へ続くなんて嬉しいです。楽しみにしています!

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2巻すごく良かった

1巻読んだ時も、とんでもねぇもん読んだなって思ったけど2巻すっっっっっごく良かった。

元々お上手な絵が2巻で更にお上手になり、イケメンが増し、バッサバサまつ毛も健在でした。ウホウホウホー!!ドコドコドコ、ドンドコー!!←喜びのドラミング

2巻、Domの倉科(くらしな)の元カノ、早瀬千鶴(はやせちづる)が登場します。BL作品において女性が嫌な存在として設定されてるとそれだけでテンション下がりまくるタイプな為、元カノが登場した時点で「わわわっ!大丈夫かな!?」という不安からガタガタ震えました。この足の震えでうどん踏みました。

身構えながら読み進めると全然大丈夫でした。どんな風に大丈夫だったのか読んで味わって欲しいです。このあたりの描き方も含めてほんと作者様の才能すごいなと唸りました。

Domの倉科、Subの一色(いっしき)どちらも賢い2人なので何か問題がおきても大声出してブチギレたり暴れたりすることなく冷静にキレて冷静に落ち込み冷静に話し合います。その様子がまた良いんだよね、憧れます。サイン下さい。

更に読み進めていくと........

えっ、終わっちゃうの!?やだやだやだー!!まだまだ2人のこと見ていたいよーーー!!と全力で駄々をこねていたら........

続くそうです

やったーーーーーーー!!!!!

「side 羽澄 前編」という作品も収録されているんですがザワザワ、ヒリヒリする内容で胸が苦しくなりました。こちらも続きが気になります。

シーモアで読みました
修正は白抜き

2

絵もお話も丁寧で美し〜〜〜〜

続編が出てめちゃ嬉しいです。前巻に引き続き西陽のような日差しが人を包むのが美しくて、柔らかくなった人の描き方や相変わらず丁寧なお話と感情の運びが読んでいて悦でした。恋人になっていたるところでキスしてるのがかわいい。
一色は元カノが出てきたり将来に悩んだりしつつも性格は素直だし倉科好きなのは揺るがないし甘やかし系Domのは変わらない。毎度プレイで最初がハグなのも、間違っても痛いことしないの一番好きなD/Sです。
二人の真面目さや見た目のギャップが好きで、家庭環境からの性格や成長の仕方が自然で、でも魅せ方がドラマティックでエモくてもう感動です。眼鏡好きの人も大必見です。
保険の先生のアナザーストーリーも読む前はちょっと…でしたが読んでみると続き読みたくなりました。

2

待望の2巻。

まずは4年越しの新刊おめでとうございます&ありがとうございます。
大好きなプレイアフターコールの世界を、倉科くんと一色くんの時間を紡いでくださったことに感謝しかありません。

2巻では恋人同士になった2人が、高校生らしい甘酸っぱさの中で悩んだりすれ違ったりしながら、また少し相手への核心に触れていくような時間を過ごしていました。

1巻の時からですが、この2人は本当に相手のことをよく見ているし、基本的に感情だけで発言せず、一旦自分の中で考えて噛み砕かいてから相手に言葉を伝えようと努めれる子たちなのが本当に素敵です。

倉科くんの愛の大きさが最高で、温かくて優しくて甘い。その愛で溶けていく一色くんも本当に艶やかで。
そして今回もナイスアシストの羽澄先生と土屋くん、ありがとうございます。

今回の2巻は3巻への繋ぎというところもあるのかなという印象で、イチャイチャなどはやや抑えめ。3巻に期待。

この2人の大学編や、社会人編、、、
同棲とかもしちゃうのかな〜、
ずっと見ていたいです。

ずっと大好きです。
3巻を楽しみにしています!

3

まつ毛美人大量発生

いやはや大変です
生ものに若干の苦手がとかいいながら今週購入(予定を含む)3冊が学生ものだったんです

ビックリしたぁ 無意識にポチりすぎてて
てか3冊とも続きだからなにはなくとも?なにはともあれ?買いはするんですけどね


Dom/Subものってのが読みはするんですがイマイチ理解おっついてなくて 誠に遺憾なんですが このお話は好きだったんですよね
強気受けってのもあるんだけど Domの彼が優しい子だからですかね?

あッ!あれだ
プレイはあってもきちんと人間の話になってるからだ たぶん
このお話で言えば 倉科と一色がパートナーではあるんだけど学生として個々のを生きてるのがわかるから

か? ちがうか?

Dom/Subのプレイは派手な方が萌える方 ないよ?
むしろこれをDom/Subものとして読んでもいいのか?ってくらい真面目に青春してるし
いや 内容にふれるのは止めておきます でもよかった
ふたりの仲が深まったからこその苛立ちやすれ違い ここがメインだったおかげでプレイが少なかったってのもあるんだけど 学生ものの続きアルアルな体育祭がはいっても迷子にならずにすんだので

ただですね

諸悪の根源の姉や母まで突っ込まれたメインのお話が長かったおかげていろいろ次に持ち越しになっちゃって
あぁでも次があるんだ ってのがすぐわかったので安心したんですけど 主役を乗っ取られなきゃいいな っていうすんごい美味しそうな奴らがその前にでてきちゃって

そう!そこ!
実を申せばあたくし 1つのお話の中で複数組絡むお話に流れが及ぶと途端に読むのに滅入る傾向が←日本語あってますか?
もし後から出てきたsideBの彼らの話が次の巻頭にくることになったらと

いやいやいやいやいやいや 余計な想像はやめましょう
ほんとこの巻 ふたりのすれ違いが青くて苦しいながらも愛しいものだったんだから うん ソウソウ
てか 同クラの彼もそうだけど 皆さんまつ毛ばっさばさで なんか自分にまつ毛がうぶ毛に見えてくるんですが

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若くて優しいDom/Sub

高校生DomxSub続編!
初めての恋、初めてのパートナー。どぎついシーンの無いセンシティブなD/Sです。

さて、続編とくれば甘々か波乱か。
こちら甘々な部分も波乱の部分もありつつ、2人の高校最後のアオハルをきっちり描いて下さっています。
私個人は、学内であれこれするのは好みじゃないんだけど、恋人になってからも用具室でコソコソっと…
とはいえ、エロエロの〜ではなくて一色が信頼しきって柔らかく身を預ける、みたいな優しいコマンドプレイなので安心して読める。
波乱の方は、まず進路。
2人の間の波風というよりは、心の揺れというか不安定さを際立たせる効果あり。
そして、元カノ登場!
私は「女はイラネ」派なのでうぇ〜〜っとなったけど、現実的に考えると女子と付き合ってたっていうのはリアル。
倉科と一色の間に入る余地無しなのは明らかなので、ちょっと弱いエピソードだと思いました。

今回、養護教諭・羽澄の過去編、しかも前編が収録されています。ニクいわ〜。
こっちもかなり気になるカップリング!ワイルドなSub・瀬尾は今どうなっているのか⁉︎
続きも期待しかありません。「萌x2」で。

2

受験生の彼ら、甘さ&エロはやや控えめ。センシティブDom/Sub続編

どこか静謐な雰囲気を持つ、高校同級生同士のDom/Subシリーズ。
楽しみに楽しみに待っていた続編です!☺︎

…パートナーで恋人同士となった二人の、甘く濃厚なひととき!!!
を期待していたのですが、思っていたのとはやや方向性が違ったかな..?;
勝手に自分が”あまあま”を予想していただけなのですが;

この巻では濡れ場はなく、攻め・倉科の中学時代の元カノが登場し
倉科×一色の間にすれ違いが生じてー

というのがメインのお話。
(※女性の当て馬が苦手な方、ご注意ください。)

女子キャラ、どちらかというと苦手な方なのですが
今作に出てくる早瀬には、一部共感できる部分があり
そんなに嫌な気持ちにはなりませんでした。

共感した点というのは、中学時代に早瀬が倉科にフラれた際、
告げられた理由に傷ついたー
というところ。

「女のSubは無理」と別れを告げられるのですが、
そんな振り方ってないよーーー!!

”早瀬自身”を見ておらず、「女だから」という点だけで
切り捨てられた早瀬の姿、その傷ついた心が切なかったです( ; ; )
(倉科は倉科で、いっぱいいっぱいだったんだろうな、とは思いつつ)

で、倉科にまだ未練を残していた早瀬が、
なぜか一色の方に告白!!

もちろん一色は即座に断るのですが、
それを知った倉科がまた、弱気な対応をするものだから…

「俺を選んでよ」って言っちゃいなよー!!!
なんで、「選ぶのは一色の自由だからよく考えて」なんて言っちゃうのかなー!!
と、読みながらちょっとフラストレーションを感じたシーンでした;


倉科の煮え切らない態度には「うーむ」となったものの。

初めての恋をし、湧き上がってくる嫉妬心や
尖った言葉をぶつけてしまう自分”など、
自分の知らなかった”嫌な自分”の姿に戸惑う一色の姿、
この描かれ方がすごく良かった…!

好きだからこそ、許せない。
特別だから、むかついてしまう。

↑一色の話を聞いた早瀬が心の中で思ったこと、なんですが、
本当にそのとおりだよなあ…と。

初めて見る”嫌な自分”の姿に戸惑いながら向き合い、
”嫌な発見も、存外悪くないかも…”と思えるようになるまで。

終盤、体育祭のリレーで疾走しながら
そんなふうに思う一色の姿、成長を感じさせる姿がとても印象的でした。

エロ目当てではないけれど、二人が体を重ねるシーンが
なかったのは、ちょっと残念だったかな。。(キスと攻めフェラはあります)
まあ受験生だし、忙しいし、仕方ないよね..ということで、
その点は3巻に期待!!

で、こちらの2巻、養護教諭・羽澄の高校時代のお話(前編)が
同時収録作として入っています。

本編の中で「今はパートナーはいない」と倉科に語っていた羽澄。
どんな経緯があって、瀬尾と別れる?ことになったんだろう、、

前編だけではまだ二人はパートナーにも恋人にもなっておらず、
謎が深まります。

で!!!!!
個人的にどびっくりしたのが、このカプ、攻め受けどちらがどちらか
まだ不明なのですが恐らく、瀬尾(Sub)×羽澄(Dom)っぽい…!です。
(瀬尾→羽澄の発言内容より)

変則Dom/Subカップル、彼ら二人がどんな経緯で
パートナーになり、どんな経緯で別れるに至ったのか…
本編の二人のその後と共に、気になるところです。

★修正:tn形の分かる白抜き(電子シーモア)

3

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